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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

「絶賛営業中!」の隠れ家的洋食店 神楽坂『MARIO』

2020年10月02日 | 洋食屋さん
以前記したが、昨年まで私は、飯田橋方面で日雇い労働をしていた。
ランチで利用するエリアは、飯田橋、江戸川橋、神楽坂の各駅周辺。先日の立ち食いソバ店に続き、
今回は、神楽坂の表通りから脇に入った、隠れ家的洋食店『MARIO』さんを紹介する。

そもそも、神楽坂というのはハイソな地域で、下記画像のように、異様に高い飲食店も多々ある。


もちろん、こんな高級店ばかりではないが、やはり割高なお店が目立つ気がする。
ある日、どこかお安い店はないかな…と探索していたときに発見したのがMARIOさんだった。
昔ながらの喫茶店のような外観で、黒板に記載されているランチメニューの価格が安くて感激。


写真がヘタで見づらいだろうが、Aランチが650円で、最高値の生パスタ使用のGランチでも790円。
さっそく入店した私は、ワンパクな組み合わせの「ポークカツナポリタン」を注文。
    
※以前、こちらの冒頭で紹介済み

サラダとスープも付いて690円。味もボリュームも、期待どおりのクオリティだった。
愛想のいい女性が接客担当で、厨房にはいかにも腕のよさそうな男性シェフと、お母様と思われる女性。
ご家族で営む、いい意味で神楽坂らしくない、家庭的な雰囲気のお店であり、
気に入った私は、職場からは遠かったものの、その後も何度か利用させていただいたのである。

2度目の訪問で注文したのは、「ハンバーグナポリタン」690円。前回とほぼ一緒やんけ。
    

ハンバーグもポークカツも当然ウマいと思ったが、下のナポリタンも負けていない。
麺の茹で具合も、トマトソースの酸味と甘味もすべてが適度で、「ああ、これがプロの味だな」と感嘆。
名前は出さないけど、大盛ナポリタンのチェーンがあるでしょ。店員がかったるそうに、大量の麺を炒めている店ね。
あのナポリタンも嫌いではないが、店員の態度も含め、プロらしさというか「気品」が感じられないんだよね。
と、料理に気品を求めるくせに、自身は昔から下品なままなのは、我ながらけしからんね。
この日もやっぱり、口の周りを下品なオレンジ色に染めたまま、満足気にお店を出た。

3度目の訪問時は、ご飯が食べたくなって、定食メニューの「チキンの唐揚」680円をオーダー。


鶏唐揚げはサイズこそ普通だが、8個もやってきた。


あと、お皿の右上にちょこっと添えられた、ペンネが意外とウマかった。オレンジ色はケチャップ&マヨネーズ?
唐揚げ4個とペンネを1本、さらにスープを残してライスがなくなったため、お替わりを頼んでしまった。
会計時、女性店員に「申し訳ありません、ライスの追加料金をいただいてよろしいですか」と告げられて驚く。
追加ライスの有料なんて当然だし、「申し訳ありません」なんて、丁寧な言葉遣いは必要ないのに。
ひょっとしたら、私がお替わり分のお金を持ってないと思われたのかな(笑)。ちなみに追加ライスは120円だった。

あるときは、仕事を終えたあとのディナータイムにお邪魔してみた。
メニューに定食はなく、一品料理とパスタが主体。店内照明はランチタイムより暗めで、ちょっと厳かなムード。
どうも、私には似つかわしくないようなので(恥)、生ビール(確か500円くらい)を1杯だけ注文し、長居せず帰ることに。
注文した食事メニューは、ランチでは見たことがなかった、大好物の「カルボナーラ」950円。


クリーミーなソースが、スパゲッティとよく絡み、ガツガツズルズル…と勢いよく食べていたが、
店内の雰囲気で【洋食で音を出すのはNG】というマナーを思い出し、途中から音を立てずに食べることに。
皿に残ったクリームソースを、舐めまわしたいのをグッとこらえて(←当たり前や)、「ごちそうさまです」。
自家製と思われる麺は4種類あるようなので、次回は他の麺も試してみたいと思ったよ。


さっき「スパゲッティ」と書いたのも、別に気取ったわけではなく、上記メニューの表記に添ったのである。

「次回は他の麺も」と計画しておきながら、その直後に日雇い労働を辞めてしまい、
さらにコロナ禍が重なったため、神楽坂方面に足を運ぶ機会がなくなってしまった。
つい最近、「食べログ」でMARIOさんをチェックしたところ、なんと「掲載保留」になっているではないか。
掲載保留とは、要するに「閉店の疑い」である。こちらはHPもないしSNSもやっていない様子。
電話番号も知らないし、実際にお店に行って確かめるしかない…と久々に神楽坂へ向かったところ、
ちゃんと営業してるじゃねえか!


当初の予定では、他のお店で食事をするつもりだったのだが、閉店していなかったことが嬉しくなり、
さらに店頭看板の「ふわふわオムレツのナポリタン」がメチャクチャ気になったため、急遽入店することに。


お店に入ると、テーブル席の間に飛沫防止のアクリル板が設置してある以外は、以前と変わらぬ内装。
店員さんも、いつもの3人が変わりなく働いておられたので、ひと安心。
注文は先述の日替わりナポリタンを、スパゲッティ以外の麺=「全卵フェットチーネ」でお願いしてみた。
しばらくすると厨房から、玉子を溶く音や、フライパンで炒める音が聞こえてきた。
数分後、「ふわふわオムレツのナポリタン・全卵フェットチーネ版」980円がやってきた。


うほっ、カツやハンバーグにも劣らない、素晴らしいビジュアル!
こちらは横からのアングル。要望どおり、麺がフェットチーネになっている。


さっそく食べようとお皿に顔を近づけると、トマトソースオムレツのバターの匂いが重なり、なんとも香しい。
私の好きな「きしめん」似(←一緒にするな)のフェットチーネは、歯ごたえのあるタイプで、
同じナポリタンでも当然、スパゲッティで作られたモノとは異なる印象。
オムレツは、商品名に忠実で「ふわふわ」だけれど、ちゃんと中まで火が通っている。


とろ~り流れる黄身ちゃんもエロカワイイけど、個人的には、柔らかく固まったタイプの方が好きだったりする。
久々のMARIOだが、相変わらず美味しくて堪能したよ。
もし可能ならば、分倍河原『ハッスル』さんの「ハッスル丼」(下記画像)のように、


ハンバーグ、ポークカツ、オムレツを同時に盛りつけたナポリタンを作っていただきたいものだ。
お会計は、外税に変わっていたものの、フェットチーネ変更料は特になかった。
ついでに、「ちょっと失礼な質問ですが…」と前置きし、休業した時期があったか女性店員にたずねてみたところ、
「特に休んだ時期はございません」とのこと。つまり、食べログの「掲載保留」は誤報ということになる。
これって、食べログ運営側は、放置してはいけない事案だよね。

そもそも、お店の意思に関係なく店のデータを掲載され、バカどもの的外れで誤字脱字誤記だらけの駄文を添えられ、
さらに無礼極まりない点数評価をされるだけでも迷惑なのに、閉店扱いまでされては、お店が気の毒すぎるよ。
情報元の人物、あるいはその情報の確認を怠った食べログ関係者を処罰し、
MARIOさんの掲載ページには、お詫びの文書を掲載すべきだろう。
帰宅後、食べログに「掲載保留を解除しろ、営業妨害だ」というメッセージを送ってみたけど、
現時点(2020年10月2日、15時20分)ではまだ、掲載保留のままだ。まあ、確認に時間を要するだろうから仕方ないが。
追記 10月7日16時、「掲載保留」が解除されたのを確認

食べログ閲覧者は、ひと月あたり約9283万人とのこと。30で割ると1日あたり309万人以上になる。
…閲覧者の規模が違いすぎて、思わずため息が出る(泣)拙ブログゆえ、たいして効果はないと思われるが、
神楽坂『MARIO』さん、絶賛営業中です!
と最大フォントで表記し、今回のブログタイトルにもしてみた。
これを読んだ方もよかったら、食べログに「やってるよ!」メッセージを送ってみてほしい。
ついでに「食べロガーのくだらねえ口コミと点数を廃止しろ!」という希望も添えてくれればベストだ。



MARIO(マリオ)
東京都新宿区矢来町138
地下鉄神楽坂駅から徒歩約2分、牛込神楽坂駅から推定約10分、江戸川橋駅から徒歩約12分、JRほか飯田橋駅から徒歩約15分、
営業時間 11時半~14時半、18時~21時半(LO21時)
定休日 土、日、祝日
※夜の営業時間と定休日は、昨夜確認したので間違いないです
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