先日、酩酊して立川に戻ってきたとき、たまたま南口をさまよっていたら、下記の看板を発見。
B1Fと表記があるように、地下にあるラーメン屋のようだが、いつの間に開業したのだろうか。
そういえば、立川を紹介するサイトで、「普段はウニ屋だが、たまにラーメン屋をやる店」の記事を見た記憶があった。
あとで調べたら、この場所は会員制雲丹料理専門店『丈寿(JYOUJYU)』という店舗のはずだが、
私の訪問時はどうやら、「たまにラーメン屋をやる」時間帯だった模様。
既出したように、この日は珍しく、泥酔ではなく酩酊状態だったので、ちょっと入ってみることに。
ただ、普段は会員制のお店だけあって、下りの階段の雰囲気がいかにも高級そう…というかボラレそう(苦笑)。
階段を下り、意を決して入店しようとしたら、突然入口ドアが開き「いらっしゃいませ」と声をかけられビックリ。
なので、下記の入口ドア画像は、退店時に撮影したものである。
私の来店を、店内のモニターか何かで見張られていたのだろうか。なんだかおっかないな。
ドアの向こう側には温厚そうな男性店員がいて、「おひとり様ですね、どうぞ」と招き入れてくれる。
店内は薄明りで、ラーメン店というか、やはり部外者お断りの会員制店舗という印象。
この応対や雰囲気、以前にも経験があるな……そうだ、新宿歌舞伎町のポーカー屋だ(詳細は割愛)。
そういえば、昔ここは雀荘だった記憶がある。料理屋とは偽りで、実は非合法カジノでは!?
などと妄想が膨らみ、怖くなってきたけど、とりあえず「ご案内します」という店員さんのあとをついていく。
下記画像は後日撮ったものだが、砂利敷きの通路が、場違いな店に来たようで、これまたおっかない。
「私はラーメンを食べたいだけなのに…」と半ベソかきながら、暗い店内を進んでいくと、
とあるドアの前で立ち止まり、「こちらへどうぞ」と、5人ほど入れる個室に案内してくれた。
念のため、店員さんに「こちらは、今の時間帯はラーメン屋さんなんですよね?」と確認すると、
「ハイそうです」と返答し、ドアを閉め去っていく。半信半疑のまま着席し、置いてあるメニューを確認。
独自のネーミングが付けられているが、要するに味噌、辛味噌、鶏出汁、油そばの4種のようだ。
ここでようやく、ラーメン提供時の屋号が『虜(TORIKO)』だと知る。
心配していた価格も、上の看板と同じオール950円。外の表示と店内では、値段が違う店もあるからね。
あと、ラーメンだけでなく、ドリンクメニューもあるようだ。
しばらくすると、さっきの店員が戻ってきて、お水とおしぼりを提供しながら注文をたずねられる。
飲んだあとなのでアルコール類は頼まず、麺類4種のうちから鶏出汁の「食べて恋して」を選択。
店員さんが出ていき、広い個室内で再びひとりになった。
寝っ転がろうと思ったが、ここもやはり、モニターで見張られているかもしれないので(?)自重。
テーブルには、メニューの他、お店インスタグラムなどへの案内や、
各種調味料が設置してある。ラーメン同様、これまたネーミングが独特である。
数分後、ドアがノックされ、さっきの店員さんと鶏出汁ラーメンが登場。
横アングルはこちら。麺量は140グラムくらいかな?
まずはスープをひと口。立川市内の鶏出汁ラーメン店『チキント』や『おや麺』と比較すると、
鶏のこってり加減は控えめだが、むしろ醤油の旨味が強い、しょっぱウマいスープだ。
麺はさほど個性を感じないが、スープに浮いた鶏の油ともよく絡む。個室なので、堂々とリフトができるのも嬉しい。
具材は、数枚を巻きつけて花弁に見立てた低温チャーシュー、味玉、メンマ、シメジ、ネギ、生姜、三つ葉。
シメジは、写真を見て今気付いたのだが(恥)、味玉は大きめかつ半熟で、美味しかったよ。
ネギの切り方や、生姜や三つ葉を添えるところなどに、普段は和食店であることがうかがえる。
途中でナナミちゃん(七味)を加え、スープ以外はほぼたいらげ、個室を出る。
入口付近で「お会計お願いしまーす」と声をかけると、さっきの店員さんが厨房と思われる場所から出てきた。
追加料金などを請求されることなく、お会計は950円のままであった。
鶏出汁スープの味自体も悪くなかったし、今どきのラーメンは、味玉入りで950円は珍しくない。
しかも、広々とした個室で味わえるのだから、この値段はむしろ安いと思える。
「ボラレそう」「非合法カジノでは」などと失礼なことを書いてしまったが、そんなことはなく、
味、サービス、居心地などすべてが満足できる、立川屈指のラーメン店に思えた。
支払い後、お店についていろいろ質問してみたので、その回答を以下にまとめる。
〇ラーメン店の営業は、基本は金、土の夜0時から5時まで
〇普段はウニ料理専門店だが、予約がないときに急遽ラーメンを提供することもある
〇臨時に営業する場合は、お店のラインやインスタグラムで発信している
私が訪問したのは月曜の22時台だったので、運よく開いていたのだ。
帰宅後、お店のインスタグラムを見たけれど、臨時営業の情報はどこで発信しているのか、わからなかった。
ラインはやっていないので、私の場合は、いつ営業するのか不明のまま。
なので、その後も何度かお店まで行ってみたが、残念ながら虜の看板が出ておらず。
初訪問から約1ヶ月たった先日、ダメ元でお店に向かってみたら、看板が出ている!
喜び勇んで階段を下りたが、この日はドアは閉じたままだったので、自ら開けて入店。
前回とは別の女性店員が出てきて、例のごとく5人用の個室に案内される。
この日のラーメンは、味噌味の「うちのみっちゃん」950円を選択。
横アングルにすると、中央の白髪ネギの盛り具合がよくわかる。和食の職人が刻んだのかな?
スープは、期待どおりの濃厚さだが、真っ先に感じたのが、白味噌由来の甘口。
これまでの人生で食べてきた、味噌ラーメンではもっとも甘いかもしれないが、
前回ブログで告白したように、私は甘党なので、甘いスープも甘い罠も、拒むどころかむしろ歓迎。
卓上のナナミちゃんやペッパーくんを入れると、甘さが少し和らいだ気がした。
麺は北海道ラーメンでよく使用される、プリッとした歯触りが特徴の黄色い縮れ麺。
もう少し柔らかい方が好みなので、しばらくスープに浸してみた。
具材は極厚のバラチャーシュー、味玉、青菜、ネギ、糸唐辛子、あと炒めモヤシも少々。
何度でも書くけど、チャーシューは低温レアよりも、醤油で炊くタイプの方が絶対ウマいよ。
他の店で飲み食いしたあとなのに、スープまで全部飲み干してしまった。
私はここの甘口スープが気に入ったが、苦手な方には辛味噌ラーメンを推奨する。
会計は、前回と同じ男性店員が担当してくれたのだが、
「この場所での営業は今月一杯で終了し、ラーメン虜は来月から、別の場所で新規オープン」することを教えてくれた。
私が訪問したのは26日だったが、今月一杯ということは、残りわずかではないか!
実店舗ならば営業時間が固定され、空振りの心配もなく訪問機会は多くなるはずだが、
私は、広々とした個室内で、やや後ろめたい気持ちを抱きながら啜るラーメンが好きだったので、
現在の個室店舗で食べられなくなるのは、ちょっと残念である。
個室を希望するなら、雲丹料理専門店『丈寿』に来ればいいのだが、私はウニが食べられないので…。
きまぐれラーメン虜(TORIKO)
東京都立川市錦町1-3-16 B1F
JR立川駅から徒歩約3分
営業時間 金、土の夜(つまり土、日の朝)0時~5時、4時半ラストオーダー
定休日 上記以外の曜日、ただし臨時営業あり
※文末で記したように、10月から別の場所で新規オープン
住所は東京都立川市錦町1丁目6-15です
※※10月3日追記 新店舗でのオープンは10月10日だそうです
B1Fと表記があるように、地下にあるラーメン屋のようだが、いつの間に開業したのだろうか。
そういえば、立川を紹介するサイトで、「普段はウニ屋だが、たまにラーメン屋をやる店」の記事を見た記憶があった。
あとで調べたら、この場所は会員制雲丹料理専門店『丈寿(JYOUJYU)』という店舗のはずだが、
私の訪問時はどうやら、「たまにラーメン屋をやる」時間帯だった模様。
既出したように、この日は珍しく、泥酔ではなく酩酊状態だったので、ちょっと入ってみることに。
ただ、普段は会員制のお店だけあって、下りの階段の雰囲気がいかにも高級そう…というかボラレそう(苦笑)。
階段を下り、意を決して入店しようとしたら、突然入口ドアが開き「いらっしゃいませ」と声をかけられビックリ。
なので、下記の入口ドア画像は、退店時に撮影したものである。
私の来店を、店内のモニターか何かで見張られていたのだろうか。なんだかおっかないな。
ドアの向こう側には温厚そうな男性店員がいて、「おひとり様ですね、どうぞ」と招き入れてくれる。
店内は薄明りで、ラーメン店というか、やはり部外者お断りの会員制店舗という印象。
この応対や雰囲気、以前にも経験があるな……そうだ、新宿歌舞伎町のポーカー屋だ(詳細は割愛)。
そういえば、昔ここは雀荘だった記憶がある。料理屋とは偽りで、実は非合法カジノでは!?
などと妄想が膨らみ、怖くなってきたけど、とりあえず「ご案内します」という店員さんのあとをついていく。
下記画像は後日撮ったものだが、砂利敷きの通路が、場違いな店に来たようで、これまたおっかない。
「私はラーメンを食べたいだけなのに…」と半ベソかきながら、暗い店内を進んでいくと、
とあるドアの前で立ち止まり、「こちらへどうぞ」と、5人ほど入れる個室に案内してくれた。
念のため、店員さんに「こちらは、今の時間帯はラーメン屋さんなんですよね?」と確認すると、
「ハイそうです」と返答し、ドアを閉め去っていく。半信半疑のまま着席し、置いてあるメニューを確認。
独自のネーミングが付けられているが、要するに味噌、辛味噌、鶏出汁、油そばの4種のようだ。
ここでようやく、ラーメン提供時の屋号が『虜(TORIKO)』だと知る。
心配していた価格も、上の看板と同じオール950円。外の表示と店内では、値段が違う店もあるからね。
あと、ラーメンだけでなく、ドリンクメニューもあるようだ。
しばらくすると、さっきの店員が戻ってきて、お水とおしぼりを提供しながら注文をたずねられる。
飲んだあとなのでアルコール類は頼まず、麺類4種のうちから鶏出汁の「食べて恋して」を選択。
店員さんが出ていき、広い個室内で再びひとりになった。
寝っ転がろうと思ったが、ここもやはり、モニターで見張られているかもしれないので(?)自重。
テーブルには、メニューの他、お店インスタグラムなどへの案内や、
各種調味料が設置してある。ラーメン同様、これまたネーミングが独特である。
数分後、ドアがノックされ、さっきの店員さんと鶏出汁ラーメンが登場。
横アングルはこちら。麺量は140グラムくらいかな?
まずはスープをひと口。立川市内の鶏出汁ラーメン店『チキント』や『おや麺』と比較すると、
鶏のこってり加減は控えめだが、むしろ醤油の旨味が強い、しょっぱウマいスープだ。
麺はさほど個性を感じないが、スープに浮いた鶏の油ともよく絡む。個室なので、堂々とリフトができるのも嬉しい。
具材は、数枚を巻きつけて花弁に見立てた低温チャーシュー、味玉、メンマ、シメジ、ネギ、生姜、三つ葉。
シメジは、写真を見て今気付いたのだが(恥)、味玉は大きめかつ半熟で、美味しかったよ。
ネギの切り方や、生姜や三つ葉を添えるところなどに、普段は和食店であることがうかがえる。
途中でナナミちゃん(七味)を加え、スープ以外はほぼたいらげ、個室を出る。
入口付近で「お会計お願いしまーす」と声をかけると、さっきの店員さんが厨房と思われる場所から出てきた。
追加料金などを請求されることなく、お会計は950円のままであった。
鶏出汁スープの味自体も悪くなかったし、今どきのラーメンは、味玉入りで950円は珍しくない。
しかも、広々とした個室で味わえるのだから、この値段はむしろ安いと思える。
「ボラレそう」「非合法カジノでは」などと失礼なことを書いてしまったが、そんなことはなく、
味、サービス、居心地などすべてが満足できる、立川屈指のラーメン店に思えた。
支払い後、お店についていろいろ質問してみたので、その回答を以下にまとめる。
〇ラーメン店の営業は、基本は金、土の夜0時から5時まで
〇普段はウニ料理専門店だが、予約がないときに急遽ラーメンを提供することもある
〇臨時に営業する場合は、お店のラインやインスタグラムで発信している
私が訪問したのは月曜の22時台だったので、運よく開いていたのだ。
帰宅後、お店のインスタグラムを見たけれど、臨時営業の情報はどこで発信しているのか、わからなかった。
ラインはやっていないので、私の場合は、いつ営業するのか不明のまま。
なので、その後も何度かお店まで行ってみたが、残念ながら虜の看板が出ておらず。
初訪問から約1ヶ月たった先日、ダメ元でお店に向かってみたら、看板が出ている!
喜び勇んで階段を下りたが、この日はドアは閉じたままだったので、自ら開けて入店。
前回とは別の女性店員が出てきて、例のごとく5人用の個室に案内される。
この日のラーメンは、味噌味の「うちのみっちゃん」950円を選択。
横アングルにすると、中央の白髪ネギの盛り具合がよくわかる。和食の職人が刻んだのかな?
スープは、期待どおりの濃厚さだが、真っ先に感じたのが、白味噌由来の甘口。
これまでの人生で食べてきた、味噌ラーメンではもっとも甘いかもしれないが、
前回ブログで告白したように、私は甘党なので、甘いスープも甘い罠も、拒むどころかむしろ歓迎。
卓上のナナミちゃんやペッパーくんを入れると、甘さが少し和らいだ気がした。
麺は北海道ラーメンでよく使用される、プリッとした歯触りが特徴の黄色い縮れ麺。
もう少し柔らかい方が好みなので、しばらくスープに浸してみた。
具材は極厚のバラチャーシュー、味玉、青菜、ネギ、糸唐辛子、あと炒めモヤシも少々。
何度でも書くけど、チャーシューは低温レアよりも、醤油で炊くタイプの方が絶対ウマいよ。
他の店で飲み食いしたあとなのに、スープまで全部飲み干してしまった。
私はここの甘口スープが気に入ったが、苦手な方には辛味噌ラーメンを推奨する。
会計は、前回と同じ男性店員が担当してくれたのだが、
「この場所での営業は今月一杯で終了し、ラーメン虜は来月から、別の場所で新規オープン」することを教えてくれた。
私が訪問したのは26日だったが、今月一杯ということは、残りわずかではないか!
実店舗ならば営業時間が固定され、空振りの心配もなく訪問機会は多くなるはずだが、
私は、広々とした個室内で、やや後ろめたい気持ちを抱きながら啜るラーメンが好きだったので、
現在の個室店舗で食べられなくなるのは、ちょっと残念である。
個室を希望するなら、雲丹料理専門店『丈寿』に来ればいいのだが、私はウニが食べられないので…。
きまぐれラーメン虜(TORIKO)
東京都立川市錦町1-3-16 B1F
JR立川駅から徒歩約3分
営業時間 金、土の夜(つまり土、日の朝)0時~5時、4時半ラストオーダー
定休日 上記以外の曜日、ただし臨時営業あり
※文末で記したように、10月から別の場所で新規オープン
住所は東京都立川市錦町1丁目6-15です
※※10月3日追記 新店舗でのオープンは10月10日だそうです