明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

元気が湧いてくるもつ煮の店 淵野辺『マボロシ』

2023年06月27日 | 定食、食堂
3月末、私が尊敬してやまない、母校・日大三高野球部の小倉全由さんが、監督を勇退なさった。
三高グラウンドで行われた、最後の練習試合を観戦したあとは、なんともいえない喪失感を抱いたものだった。
試合終了後は、さみしさを噛みしめつつ、写真の桜ロードを下り母校をあとにする…までは、このときに記した。


坂を下って向かった先は、ランチを食べる飲食店。さみしくても腹は減るからね。
お目当ての店は、『もつ煮の店 マボロシ』。屋号どおり、もつ煮の専門店だ。


相模原に『カレーの店 マボロシ』というお店があるそうで、こちらはその系列店になるようだ。

日によっては行列もできるようだが、たまたま席がひとつ空いていたので、座ることができた。
繁盛店にもかかわらず、接客担当の女性の応対が親切丁寧で、この時点で「来てよかった」と確信。
基本メニューはこちら。もつ煮単品と定食におみやげと、少数精鋭である。


酒などのドリンク類や日替わりメニューもあり、昼飲みもできるようだが、この日は自重。
注文したのは、お店自慢の「もつ煮定食」1100円をご飯大盛(無料)で。
大きなお鍋から、すくって即提供…ではないようで、そこそこ時間がたってから一式が運ばれてきた。


ご飯は並で約250g、大盛だと約350g。山盛のビジュアルがいいね。


もつ煮が味噌仕立てなので、汁物は被らないよう味噌汁ではなく、溶き玉子のスープ。ゴマ油が香って美味しい。


そして、メインのもつ煮がこちら。数種のモツと野菜、どのパーツもデカい


上記画像の大根だけでなく、人参も大きいし、


なによりモツも、ご覧のように大ぶりで食べ応え抜群!


モツはどの部位も柔らかく、色も濃いため、じっくり煮込まれているのはすぐわかったが、
その割には汁の脂分は少なく、味付けも濃すぎず、ドロドロではなくサラッとした仕上がり。
たぶん、モツなどの具材は汁とは別に煮込み、提供直前に合わせているのではないかね。
オーダーから少々時間がかかったのは、それが理由だろう。
しっかり手間がかけられており、1100円という価格が納得できる、素晴らしいもつ煮定食である。
大盛のご飯もすぐになくなったが、煮込みもスープもまだ残っているので、


当然ご飯を追加。ランチタイムは大盛もお替わりも無料で、店員さんも笑顔で応じてくれるのがありがたい。


2杯目のご飯も、煮込みもスープも残すことなく、「ごちそうさまでした」。
繰り返しになるが、1100円でも割高に思えない、味ヨシ量ヨシ接客ヨシの定食で、満足度は相当高い。
小倉監督の退任を悲しんでいるはずなのに、ガツガツとメシを食らった卑しい自分を反省しつつ、
食事と応対で元気を与えてくれた、マボロシさんに感謝しながら店を出る。

こちらのお店は、日大三高からは徒歩15分程度だが、我が母校はどの駅からも遠い。
マボロシさんも同様に、アクセスはよろしくなく、徒歩で来店する客は、近隣住民以外では私だけのはず。
今回タイトルでは、最寄り駅として淵野辺と記載したが、歩きだと40分以上かかる。
お店の前に「図師」というバス停があるが、淵野辺駅方面の本数は少なく、バスならJR&小田急町田駅からがオススメだ。

そして先日、またもや母校グラウンドで練習試合を観戦したのち、マボロシさんに2度目の訪問。
試合内容に不満を抱いたため(詳細は改めて)、ついお酒も頼んでしまった。周囲の客も飲んでいたからね。
こちらがドリンクメニュー。居酒屋と同等の豊富な品揃えである。


こちらは壁の一品メニュー。普段は夜しか提供していない串焼き類も、この日はランチタイムから販売。


私の注文は、「ホッピーセット・白」550円に、おつまみとして好物の「マカロニサラダ」350円、
串焼きからは「レバ」200円と「つくね」220円、さらにもつ煮定食のご飯普通・辛口バージョンも。
店内は前回以上に混んでいたが、ホール担当として若い女性が増員されており、不具合はなかった。
この女性の接客も良好で、調理だけでなく、従業員教育もしっかりしているのがわかる。
まずはホッピーセットが提供される。焼酎は一般的な居酒屋と同レベルの量かな。


続いて、「カレーチーズ味」との説明があった、マカロニサラダが登場。値段の割に量は多め。


らせん状のマカロニに、キャベツを絡め、粉チーズとスパイスをまぶしてある。


カレー味のマカサラには、S&Bなど市販の粉末を入れる店が多いと思うが、
こちらはクミンなどのスパイスを使用した、他店にはないテイスト。さすがはカレー店も兼業している店主である。
数分後、まずはレバが焼き上がった。普通のお店の1.5倍はありそう。


焼き方は「お任せ」と伝えたら、にんにく・ネギ・ゴマ油の塩焼きで登場。嬉しい誤算である。
新鮮なのがわかる歯応えで、中身は半レア。こんなにウマいレバ、久々に食べたよ


その後、「タレ」でお願いした好物のつくねが到着。こちらも美味であったが、レバの印象が強すぎた。


もつ煮も串焼きもそうだが、マボロシさんが良質な肉を仕入れるルートを確保しているのは間違いない。
煮込み・焼きトン好きとしては、夜の時間帯に訪れ、じっくり飲み食いしたいところだ。

いい気分になったところで、ホッピーの「中」300円をお替わり。おお、明らかにさっきより多いぞ。


酔っちゃいそうなので、焼酎は2杯でやめておき、完成したメインのもつ煮定食に挑む。


さっきの通常版との違いは、煮込みの中央に乗せられた、赤茶色の辛口ダレ。
ただし、辛さはそれほど感じないので(マカサラのせいかな?)、辛味を欲する方は、卓上の七味を利用すべし。
前回同様、大ぶりでウマいモツをおかずに、ホッピーをあおりご飯をパクつく、この幸せ。
途中で、レバのネギ&にんにくも加えたりして、まずは酒を飲み終え、続いてご飯も食べ切った。


さらにもつ煮やマカサラもたいらげ、シメに残しておいた玉子スープを飲み干し、大満足でお会計。
さっき書き忘れたが、退店時にはホールの店員さんだけでなく、厨房の店主らしき男性も、
「ありがとうございましたー!」と大声で挨拶してくれるので、こちらも厨房に向かって最敬礼。
ところで、入口ドアには「スズキ美容室」と「大日本~茶道教授」の看板があるが、お店との関係は不明。スポンサー?


素晴らしい食事と接客で、栄養と元気を与えてくれるマボロシさんだが、いかんせん駅から遠いのが難点。
淵野辺駅行きのバスは夕方まで来ないので、徒歩で帰ることにしたのだが、この日の気温は30度を超え、
しかも酩酊&満腹、さらに朝早く寝不足も重なったため、熱中症寸前のような、フラフラ状態に。
結局、徒歩40分の距離が、途中何度もしゃがみ込んで休憩したため、80分もかかってしまった。
これからさらに気温が上がるので、マボロシさんを利用する方は、徒歩での往来はできるだけ避けてほしい
正直、淵野辺駅まで歩くのは私くらいだろうが、さすがに今後は、夏の時期は町田バスルートで帰ることにする(笑)。
お店の裏には駐車場があるようなので、自動車での来店もぜひ。



もつ煮の店 マボロシ
東京都町田市図師町1887-1
JR淵野辺駅から徒歩約41分、古淵駅からもたぶんそれぐらい、神奈中バス「図師」バス停からはすぐ
営業時間 11時~15時、18時~22時、ラストオーダーは各45分前
定休日 月、火
※上記データはお店ツイッターから転記
※※『カレーの店 マボロシ』は、神奈川県相模原市中央区中央3-7-1で、現在は不定期営業
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新宿御苑前の「新.東京うどん」『切麦や 甚六』

2023年06月23日 | そば、うどん
年に数度、母校野球部の試合を観戦するため、神宮球場へ足を運んでいる。
通算では百回以上入場しているが、球場近辺の飲食店は混むし詳しくないしで、滅多に利用せず、
試合後の食事&祝杯は、JR千駄ヶ谷駅から中央線沿線の別エリアに移動することが多い。 ※祝杯ではない場合もあり
代々木や新宿くらいなら、徒歩で移動することもあるが、意外な穴場が新宿御苑前駅界隈
球場からは徒歩25分くらいで、秋大会の時期は問題ないが、クソ暑い夏大会は、死なないよう慎重に歩いている。

このエリアは、なぜかうどんの名店が多く、野球のない日に、わざわざ食べに行ったこともあった。
中でもオススメなのが、今回紹介する『切麦や 甚六』
店の外観は、正直客を選ぶというか、私のような薄汚い男を寄せ付けないオーラがある。


上記画像をアップにすると、白いノレンの右端に「甚六」の文字が刻まれている。


屋号の切麦とはうどんの古称であり、現代でも冷やしたもの=冷や麦として名を残している。
お店HPによると、日本全国の厳選した素材を一杯のどんぶりに集約した「新.東京うどん」を目指しております。とのこと。
今回タイトルにも引用した、その新ドット東京うどんを目当てに、恐る恐る入店したところ、
外観同様、モダンでトレンディ(←書いてて恥ずかしい)な内装だったため、個人的にはやや居心地悪し。

間接照明が灯されたカウンター席に案内されたが、接客は可もなく不可もなく、といった印象。
まずは蕎麦前ならぬうどん前として、「瓶ビール」650円を注文。
価格はHPを参照した(以下同)が、食べログによると、現在はもう少し値上げしている模様。
ビールは「サッポロ黒ラベル」と「キリン一番搾り」が選べ、私はキリンを選択。無料お通しとして、揚げたうどんも付いてきた。


おつまみとして、かしわと玉子の「親子天」400円+「キス天」200円に、


うどんトッピングの「塩鶏(大山地鶏)」をオーダー。


お店の方針として、うどんの「打ちたて」「切りたて」、天ぷらの「揚げたて」を掲げており、
揚げ立ての天ぷらは、玉子ちゃんは半熟で、鶏はほどよい味付け、塩鶏は塩分控えめで、さっぱりとした味わい。
アルコール類は、日本酒や焼酎は揃っているようだが、私の好きなウーロンハイなどはないので、
早くもシメのお食事を注文することに。なんか、すぐ近くの客が店員と揉めててうるさいし。
注文したのは、お店イチ推しの商品だと思われる、「ぶっかけうどん」650円。
数分後には、打ち立て・切り立てで、綺麗に盛られたうどんがやって来た。


麺だけアップ。中央には薬味のネギと鰹節に、ジュレ状になった出汁も乗っている。


ぶっかけにだけ付くジュレは、他のうどん店では見かけない、面白いアイディアである。
残ったおつまみたちも仲間入りさせ、付属のツユをぶっかけ、いよいようどんを啜っていく。


ツユをかけたあとなので、ジュレ出汁の風味はあまりしなかったのは残念が、
うどんは讃岐よりも硬くなく、のど越しがいいため、スルスルと胃に収まっていき、あっという間に食べ終えた。
お会計をお願いしようとレジに立ったが、さっき書いた、客と店員の揉め事はまだ続いている。
どうも「会計を間違ったのに謝罪がなかった」のが原因のようだが、さすがに客がしつこすぎる(苦笑)。
外観から受けた第一印象に反し、料理はそんなに高くもなく、接客もお高く留まっておらず普通だったので、
これなら庶民の私でもまた来られそうだ、と再訪を決意して退散。

初訪問の直後にコロナ禍となり、神宮球場に行く機会がなく、新宿御苑前もご無沙汰してしまった。
昨夏にようやく、うどんに詳しい友人と一緒に、甚六さんに2度目の訪問を果たした。
前回同様、うどんを食べる前に瓶ビールとおつまみを注文。
その前に、こちらのメニューを紹介したいが、レギュラーメニューはさっきのHPで確認できるので、
当日撮影した日替わりメニュー、《お薦めの一品料理》を以下で掲載。まずは表面。


こちらは裏面。繰り返すが撮影したのは昨年なので、現在では料理は同じでも価格は異なるかも。


つまみメニューも豊富なので、我々のような飲み客も多いようだ。
この日注文したのは、大山地鶏の「かしわ天」350円と「キス天W」350円、


前回私が食べた鶏塩に合鴨も合わせた、その名も「鶏塩&合鴨」700円。


これは、友人が頼んだのでよく覚えていないが、左側は日替わりの「大山地鶏の鶏皮ポン酢」450円で、


ゲソ天みたいな右側は…「イイダコの唐揚げ」650円かなあ?
どの料理も、さほど個性はないが、「ちゃんと調理してる」のがわかるテイストであった。
個性的といえば、下記の「うにクリームコロッケ」550円。現在ではレギュラーメニューになっており、表記はHPどおり。


中身の写真も撮ったのだが、先日の『トヨチカ』のエビマヨと同様に画像を消してしまい、
デジカメから復元を試みたものの、取り込むのは有料になるので、またまたスクショ画像を掲載。


肝心の味は、私はうにが苦手なので「カニコロッケの方がいい」であった。ゴメン。
友人は日本酒も飲み、互いに酩酊してきたところでシメのうどんをオーダー。
友人は「かけうどん」の冷や、いわゆるひやかけで、


私は温かいかけうどん。料金はどちらも650円。


出汁はいりこベースのようだが、うどんのコシはそれほど強くないので、関西風のうどんみたい。
ぶっかけのジュレのような、「新.東京うどん」を思わせる要素はなかったが、美味しかったことは間違いない。
会計後、友人とはさらに近所のうどん店をハシゴ。他のお店については、また改めて。

その後はまたご無沙汰してしまったので、つい先日、ひとりで甚六さんに3度目の訪問。
HPによると、ミシュランガイド東京2023にビブグルマンとして掲載されたそうで、以前よりも客が増え、
土日祝日のランチタイムは、整理券を配布しているらしい。面倒でイヤだな、そういうの。
私が訪問したのは平日夜だったが、やっぱり夜も行列ができている!
並んでいるのは8人ほどだったので、私も最後尾で並んでみたのだが、店内も満席で、大半の客にうどんが出ていない。
これは相当待ちそうだと思い、列から離脱。一応、行列の画像を撮影したら、激しくブレてしまった。


判別不可のひどい写真だが、並んでいる方々のプライバシーは守られたのでヨシとしよう。
せっかく新宿に来たので、その後は某店で、最近凝っているハヤシライスを食べた…この頃つづく。
※つづきはこちら

「釜たまうどん」など未食の商品もあるので、甚六さんにもまた行くつもりである。
平日のランチタイムなら空いてそうなので、母校野球部が今夏、神宮球場で試合をした帰りにでも寄りたいね。
ただ、西東京大会のベスト8に進出しないと、神宮球場では試合ができない。
今年の母校は、初戦からいきなり強敵と当たったので、ベスト8まで行けるかは怪しい(嘆)…この項もつづく。
※高校野球のつづきはこちら



切麦や 甚六
東京都新宿区新宿1-17-1
地下鉄新宿御苑前駅2番出口から徒歩1分ちょい、JR新宿駅からは徒歩約18分
営業時間 11時半~16時、17時~23時半
定休日 年末年始
※支店の西新宿成子店は、東京都新宿区西新宿8-11-1-B1
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新体制で臨んだ、春の都大会を振り返る -日大三高野球部2023-

2023年06月20日 | 高校野球
先週の土曜、夏の高校野球・東西東京大会の抽選が行われ、組み合わせが決定。
本日20日には、開始時間と使用球場も確定。今年もまた、甲子園出場をかけた、熱き戦いが繰り広げられる。
我が母校・日大三は第一シードで、トーナメントの左上の位置に入ったものの…語尾を濁す理由は文末で。

夏大会の展望を語る前に、今春の都大会での戦いぶりについて、ごく簡単に振り返ってみる。
小倉全由監督が勇退し、三木有造新監督・白窪秀史助監督・中島健人部長の新体制で臨む公式戦。
三木(前部長)と白窪(前コーチ、ヘッド格)は内部昇格、中島は08年度チームの主将で、今年から三高スタッフに。

シードの日大三は2回戦から登場し、相手は都立青山。春大会の試合はすべて八王子球場。
例年より開花が早かったため、八王子球場の桜は、満開時期を過ぎていた。


春季東京都大会2回戦 日大三11-1都青山 ※5回コールド


相手には悪いが、試合前の練習を見た時点で、圧勝が予想できた。
本来ならば20-0で勝たねばならぬ実力差はあり、特に2回表の失点にはガッカリした。
卓球の場合、1ゲーム11点マッチで10-0で勝っている側は、相手にわざと1点を与える、謎の配慮があるそうだが、
三高野球部もその配慮をしたのか。ちなみにエラーなどのミスはなく、きっちりタイムリーを打たれていた(苦笑)。

スポーツ報知サイトに、初戦突破した三木新監督の談話が載っていたので転記。
「緊張しましたね。でもそんなに変わらずにできたかな(中略)
小倉が土台をしっかり作ってくれていますので、それを続けていきながら、継続しながら。
小倉が本当にいい伝統、歴史を残してくれているんで。自分はそれをつないでいこうかなと思っています」


21世紀以降は、会社組織に属しておらず、ビジネスマナーは詳しくない私だが、
【他社の人間に対しては、目上だろうが社長だろうが、敬称を略す】ことぐらいは知っている。
上記三木監督の場合も、言葉遣いは間違っていないのだろうが、
“小倉”と2度も呼び捨てしていることは、前監督の支持者として、どうもシャクにさわる。
ちなみに三木さんは以前から、我々ファンには敬語を使わない。こっちは敬語で話しかけているのに、である。
個々の主義・方針もあるだろうし、部外者と一定の距離を作ることも否定はしないが、
私のような風貌の冴えない人間からも、声を掛けられた際は決して無視をせず、わざわざ脱帽し、
「(応援)ありがとうございます」と敬語で返答してくれていた、前監督と比較してしまうと、やはり不満が残る。
なお、念のため調べてみたら、週刊ベースボールオンラインの記事も呼び捨てだったが、
日刊スポーツの同記事では「小倉さん」と表記されていた。日刊が気を遣い、敬称を付けたと思われる。

3回戦は、初戦の4日後であったが、バックスクリーン奥の桜は、だいぶ散ってしまっていた。


スコアボードが写っていたので、結果を記載。
春季東京都大会3回戦 日大三6-1実践学園


相手がエラーを3個しているし、コールドで終わらせてほしかった。
なお、この勝利でベスト16に進出したことで、夏大会のシード権を獲得した。

4回戦は、対戦相手と予想していた国学院久我山を、15-8で破った共栄学園との試合。
実績校から大量得点を奪っている、侮れない相手だったが、試合前に部員の大半がインフルエンザに感染。
結果は大勝となったが、相手が万全な状態ならば、もっと点差は詰まっていたのではないか。
春季東京都大会4回戦 日大三14-2共栄学園 ※7回コールド


準々決勝の相手は、秋大会ベスト16の佼成学園と、同ベスト8の日体大荏原を破った、東京成徳大高。
次は同ベスト4の三高を撃破…とはいかないのが、我が母校の伝統の力。
春季東京都大会準々決勝 日大三9-3東京成徳大高


2回までに7点を奪ったのに、相手に付き合うように、9回までやってしまった。
これまでの試合もそうだったが、常にセーフティリードを保っているため、淡々とプレイをしている印象。
たとえ優勢であっても、守備陣やベンチがもっと声を出し、気合の入った試合を見せてほしいのだが。

迎えた準決勝は、日大三-関東一、帝京-早稲田実業という好カードとなり、早朝から客が殺到。
試合開始30分前に入場した私は、いつものバックネット裏に空席がなく、外野の芝生席で観戦するハメに。


関東一との試合では、結構微妙なストライク判定もあったが、この位置からは判断できぬ。
しかも、途中から私のすぐ背後の通路で、第2試合に出場する早実の連中が、準備運動を始めた。
ダッシュのついでに、アンチ早実の私を蹴とばすかもしれないので(←しねえよ)、再度内野席へ移動し、通路から観戦した。
試合は、それまでの試合のように、淡々と試合は進み、3点ビハインドで最終回へ。
代打佐々木のあわや2ラン、と思われた大飛球もあったが、結局無得点で試合終了。


春季都大会準決勝 対関東一戦
三000010000→1
関01000120×→4


ベスト4敗退となり、上位2チームに与えられる、春季関東大会の出場権を逃した。
今年は神奈川開催なので、横浜スタジアムでの試合だったら、帰りに桜木町の『三陽』に寄るつもりだったのに。

※6年前のお店外観。現在もさほど変化はない模様

関東大会や三陽はさておき、春大会の三高について、以下で感想を述べる。

春先の練習試合でも感じていたが、昨秋からの成長はあまり見受けられず。
秋は試合出場がなかった新戦力では、左腕の谷亀和希が公式登板戦を果たし、9イニングで1失点と、まずまずの内容。
17年チームのエース・櫻井周斗級(現ベイスターズ)との噂もあったが、残念ながら、彼の域までは達しておらず。
とはいえ、まだ2年生なので今後の伸びしろには期待できる。なお、彼の同学年のベンチ入りは、秋の時点で4人いたが、
春は谷亀と畠山将豪のふたりだけに。夏が終わり、3年生が抜けたらキツいぞ。

エース安田虎汰郎は、球威が増したように見えたが、球速は2キロくらいしか速くなっていない。
現状はMAX137程度、制球力があるので大崩れはしないが、強豪校に通用するかは疑問。
背番号10の増田竜輝をもっと使ってほしいのだが、昨秋からの安田偏重主義は変わらず。
打線は、先頭打者の古賀也真人は、春大会序盤はヒットを連発も、後半は尻すぼみ。
秋の東海大菅生戦で2ランを放った、池内仁海は11打席連続出塁など今春も好調。
完全にレギュラーの座をつかみ、主将の二宮士とともに、高打率でチームを牽引した。
ただ、他の打者は好不調にムラがあり、打順やスタメンも、毎試合のように変わる。
私が最も注目していた、身長190超の針金侑良も、春はほとんど出番がなし。
ついでに、三木監督の采配も、小倉監督時代からの変化は特になし。まあ、長年一緒にやってきたからね。

新戦力の台頭はなくても、ベスト4まで勝ち上がったのだから、実力はあるのだろう。
私が気になるのは、何度も繰り返したように、淡々とこなしているように見えるプレイスタイル
声が出ていないせいか、どことなく余裕を感じるというか、貪欲に勝ちに行こうという姿勢が見受けられない。
そういえば準決勝では、ピッチャーフライを打ち上げた直後、打席から出ずに打球を見上げている選手がいた。
フライでもゴロでも、明らかにアウトだろうと、フェアゾーンに打球が飛んだら一塁へ走らなくちゃダメだ。
案の定、バックネット裏のおっさん客に「走れよ!」と怒られていた。春大会の時期は、球場での声出しはNGなのだが。
投げる、打つ、守る、走る、はある程度できているし、伝統の強さもある。足りないのは、声、気迫、熱量か。
大黒摩季さんの歌じゃないけど、三高球児よ、もっともっと熱くなれ!

冒頭で書いたように、夏大会の組み合わせは決定している。こちらをクリックすれば、高野連HPのトーナメント表に飛ぶ。
昨年の秋から、二宮主将のクジ運の悪さを指摘したきたが、今夏はよりによって、21世紀では最悪のクジである。
組み合わせも含め、西東京大会の展望については、開幕前にまた改めて語りたい。
近日中に三高の練習試合を観戦する予定なので、今回は触れられなかった、新戦力を紹介できる…かも。
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真心を込めて50周年 八幡山『ルポーゼすぎ』

2023年06月17日 | 喫茶店
今でこそ、定食チェーン『やよい軒』など、ご飯お替わりし放題の店は珍しくなくなったが、
私が若い頃は、バイキング形式の店舗を除き、そんなサービスを実施している飲食店は見かけなかった。
記憶に残っている、初めての【ご飯お替わりOKのお店】は、下高井戸駅近くの『ルポーゼすぎ』
お店の場所は、現在の『ジャズケイリン』付近にあり、利用したのは1990年代初頭。
ランチタイムに仲間たち5人くらいと、「ご飯お替わり無料」の貼紙を見て、嬉々として入店したのであった。

約30年前のことなので、正しい商品名や価格は覚えていないが、私の注文はハンバーグ&ホワイトソース定食。
ハンバーグひと切れとホワイトソース少々と漬物だけで、最初のご飯を食べ終え「お替わりください」。
以下、付け合わせの人参とポテトとソースだけでお替わり、ハンバーグふた切れめとスープでさらにお替わり…と、
私は4回お替わりし、計5皿のご飯を食べた。同席した連中も、何皿か追加したはず。
周囲の客は、自分たちより年長の落ち着いた方ばかりで、ご飯をバクバク食べる、若く騒がしい我々は、たぶん浮いていた。
ハンバーグなど料理自体も美味しいお店だったが、初回のお替わり連発のせいか、
その後の訪問時は、今でいうアウェイ感が否めず(苦笑)、数回通ったのみ。
それから月日は流れ、下高井戸のお店はなくなったが、同じ京王線沿線の八幡山駅近くに移転(後述)したことを知った。

ここまでの内容だと、大衆食堂という印象を受けるルポーゼすぎさんだが、実際の業態はカフェなのである。
こちらは、お店の外観画像。2階の居酒屋の「飲み放題」広告が目立つ、相変わらずのヘタクソな撮影でゴメン。


一応、店名ロゴのアップも撮影。正式名は『Reposè Sugi』?


ルポーゼは日本語で「安息」、すぎは…わからん。ちなみにオーナーの名前は小林さんらしい。
ついでに、店内の画像を、お店HPから拝借。


HPのトップには、お店のポリシーと思われる、「一杯の水にも真心を込めて」の一文が記されている。
私も以下で、こちらのお店について、真心こめてリポートしていく。

訪問したのは今年の春頃、世田谷区の烏山図書館で本を借りたあと、ふた駅先のこちらに寄ってみた。
以前紹介した、隣駅の芦花公園にあるラーメン店『きつね』は、駅から徒歩20秒だが、
ルポーゼすぎは、八幡山駅からさらに近く、改札を出て10秒でたどり着ける。
ただし、私は電車賃をケチり…ではなく、健康のため千歳烏山駅から徒歩で移動したが、20分チョイで着いた。

カウンター席が埋まっていたため、ひとり客なのに広々としたテーブル席に案内された。
お店のメニューについては、こちらをクリックして、HPを確認してほしい。
現在の八幡山店は、コーヒーや飲み物、ホットケーキなどの喫茶メニューが主流で、
サンドイッチなどの軽食以外の【お食事メニュー】は、「オムライス」「ポークジンジャー」など基本4種。
ポークジンジャーは、いわゆる豚肉の生姜焼き定食だが、ご飯のお替わりは有料である(笑)。

この日注文したのは、お食事メニューから好物の「ナポリタン」980円に、
指定のドリンクとデザートから2種を選べる「Bセット」600円をプラス。 ※Aセットは1種で350円
私は温かい「レモンティー」と「自家製プリン」にした。単品だと570円と550円だから、ずいぶんお得。
まずはスプーンとフォーク、そしてタバスコ、チーズ、サラダがやって来た。


訪問前に、ネットで料金を調べたとき、「フォーク20円」と記されたメニュー表を、食べログで見かけた。
フォークにお金は払いたくないが、素手でナポリタンを食べるのは、さすがにみっともない。
どうするか決めかねていたため、フォークが運ばれてきてひと安心。20円に翻弄される哀れな中年(苦笑)。
ちなみに、「フォーク20円」はテイクアウト時の料金であった。また食べロガーに騙された(←これは自分の確認ミス)!

その後、レモンティーが運ばれ、


メインのナポリタンが登場。


白く大きなお皿に盛られているため、一見少なそうだが、決してそんなことはない。


ナポリの具材は、ベーコン、玉ネギ、ピーマン、マッシュルームと、オーソドックスな組み合わせ。
途中で、粉チーズをかけたあと、小エビも入っていたことに気付く。


ケチャップ由来の甘味や塩分はほどよく、老若男女に愛されそうなテイストであった。
ナポリタンを食べ終わるとほぼ同時に、自家製プリンがやってきて、空いたお皿を下げてくれる。


お客の食事するペースを、ちゃんと確認してくれているようで、ありがたい。
ひょっとしたら、「いいトシこいてプリンを喰う怪しい客」として、監視されていたのかもしれんが(泣)。

プリンは、柔らかめの甘さ控えめタイプ。お子ちゃま口の私には、ちょっとカラメルが苦かったかな。


プリンを食べ終えたが、まだ紅茶が残っているし、待っているお客さんもいなかったので、その後ものんびりさせていただいた。
普段、喫茶店はあまり利用しない私だが、たまにはこうして、図書館で借りた本を読みながら、
ゆっくりくつろぐというのも、優雅でいいね。ただし、書籍の内容は、優雅ではなく濃厚だが(笑)。

※瑞佐富郎・著 「永遠の闘魂―アントニオ猪木 最後の日々と激闘62年の秘史」 

紅茶を飲み終え、お会計をお願いするためレジに向かう。
対応してくれた女性店員に、下高井戸店のことについてたずねたが、うまく意思疎通ができず。
忙しそうだったので、質問はまたの機会にして、退散。

ここで触れたように、立川市民の分際で世田谷区の烏山図書館で本を借りた帰りには、
世田谷区内の飲食店などでお金を落とすことにしている。だが、八幡山という土地は世田谷区内なのだが、
八幡山駅やルポーゼすぎさんの住所は杉並区であった! 世田谷の皆さん、ゴメンなさい。

約2週間後、借りた本を返した帰りに、八幡山店を再訪。
今回はお店の名物商品である、【ホットケーキ】の「プレーン」700円をオーダー。
飲み物は、先述した350円の「セット」には含まれていない、【フレッシュジュース】の「イチゴ(季節限定)」700円を選択。
カウンター席に座れたので、職人さんが調理する様子も、すべてではないが見学できた。

まずは生の苺を、牛乳と一緒にミキサーに入れて作る、イチゴジュースが登場。


アタマの部分には生クリームがデコレートされた、いわゆる映えるドリンクである。


昭和時代の家庭で、専用スプーンで潰しながら飲んだ、イチゴ入り牛乳を洗練させたような味であった。
数分後、職人風の男性が、銅板でじっくり丁寧に焼き上げた、プレーンホットケーキが提供された。


いかんせん、パンケーキの写真なんて滅多に撮らないので、どのアングルが正解なのかわからん。


とにかく、焼き色が綺麗でマーガリン(らしい)も華やかな、美しいホットケーキであることは理解してほしい。
なんとなく、ドラ焼きっぽくも見えるので、裏返してメイプルシロップをかけたときの画像も1枚。


上記ビジュアルの方が、我々の世代がガキの頃に食べたホットケーキっぽいよね。
たっぷり用意されていたので、マーガリンやシロップも使ったけれど、素朴な甘味があるので、そのままでも美味しかった。
立川市の『四つ角飯店』が、毎月5日、15日、25日は「餃子」を半額で販売するように、
こちらのホットケーキも、毎月5の付く日は「ケーキデー」として、200円で提供している。 ※別途ドリンク注文必須
もちろんサービス価格でも、職人さんは手を抜くことなく、1枚1枚丁寧に焼いてくれるはずだ。

現存の八幡山店を取材したネット記事によると、「1973年に下高井戸で創業、75年に現店舗に移転し、現在に至る」とある。
今年で50周年とはめでたいが、75年に移転どころか、90年代にも下高井戸店は存在していた。
私が八幡山店の初訪問時に、レジで店員さんに質問したのが、上記についての疑問であった。
再訪時も、ラストオーダー直前だったため、皆さん閉店準備で忙しく、質問なんてできなかった。
いかんせん人見知りかつ緊張しがちで、取材が苦手な私(←自称ジャーナリストのくせに)ゆえ、
3度目の訪問でも、質問できるかは怪しい。そんな私が選んだ方法は、お店のSNSに質問であった。

突然かつ、見知らぬ男からの質問にもかかわらず、お店の方がわざわざ時間を割いて、返答してくれた。
「一杯の水にも真心を込めて」のポリシーどおり、一通の怪しげなメッセージにも、真摯に回答してくださり、誠に感激である。
お店からのメッセージによると、どうやら記者の書き方が悪かったようで、
○かつては八幡山店も下高井戸店も、同時に営業していた
○本店は下高井戸で、以前は経堂にも店舗があった
○当時のオーナーは引退し、現在は娘さんが継いでいる

と教えてくださった。当然、すぐにお礼のメッセージを返信した。
なお、回答してくださった方は、現オーナーの旦那さんらしい。あのホットケーキを焼いていた職人さんかな?
さっき書いたように、人見知りかつ緊張しがちな私だが、ネット上だけでなく実際にお礼を伝えるべく、
近日中にルポーゼすぎさんに再訪するつもり。今度はアイスクリームが乗る「バニラホットケーキ」930円を食べたいね。



ルポーゼすぎ Repose Sugi
東京都杉並区上高井戸1-1-11 京王リトナード八幡山1F
京王線八幡山駅改札から徒歩約10秒、千歳烏山駅からは徒歩22分くらい
営業時間 9時~19時 ラストオーダーは18時半
定休日 不定休 6月27日はメンテナンスのため休業
※モーニングサービスあり、「お食事メニュー」は11時半~
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ハヤシライスにもっと光を…

2023年06月06日 | カレー、ハヤシ
先日、西八王子の人気洋食店『おがわ』で食べて以来、ハヤシライスに目覚めたわたくし。


ハヤシの美味しさは以前から知っていたつもりだが、その割には食べる機会が少なかった。
カレーと違い、専門店はほとんどないし、最近はそもそも、ハヤシがメニューにあるお店自体が希少である。
私のブログ【洋食】カテゴリーで紹介したお店も、ハヤシを提供しているのはおがわさんだけである。
カレーの大手『エスビー食品』のサイトによると、日本人は1年間で79回カレーを食べているらしい。
ハヤシのデータは不明だが、1/10の年間8回食べる人も少なそうだし、昨年までの私も、たぶん食べていない。
かつてはカレーのCMで、「ハヤシもあるでよ」と同格扱い(?)されていたのに、ずいぶん差がついてしまったようだ。
そんなハヤシを不憫に思った私は、急遽ハヤシ応援団を結成し、食べまくることにした。無論、団員は私ひとりである。

まずは自宅で作ろうと思い、地元のドン・キホーテに買いに行ったら、ハヤシの固形ルーが売られていないのにビックリ。
※2023年11月追記 すみません、よく探したら、ちゃんと売ってました
仕方なくレトルトのハヤシソースを購入。『新宿中村屋』の「ビーフハヤシ」は定価381円で、ドンキでは315円だったかな。


さすがは中村屋、“たっぷり牛肉と濃厚デミグラス”仕上げで、レトルトながらちゃんと美味しい。
なお、パッケージを撮影するのを忘れたが、『ハチ食品』というメーカーのハヤシソースは、

※HPより拝借

業務用スーパーでは84円という激安価格ながら、そこそこウマかった。


安価なレトルト商品でも満足できるハヤシだが、この満足感は諸刃の剣ともいえる。
ライバルのカレーが、辛さとスパイスで食欲をそそるのに対し、甘みと酸味、そして重厚な旨味が特徴のハヤシは、
たとえ腹八分だろうと、ひと皿で満足しちゃう、あるいはもたれてしまう方もいるはず。
『CoCo壱番屋』ではかつて、ライス1.3キロ、推定総重量2キロ超のカレーを20分で食べたら無料、という企画をやっていた。
私の友人が挑戦し、食べ切った者もいたが、そんな彼らも「ハヤシライス2キロ超」だったら、失敗していたはず。
旨味過多なゆえ飽きてしまうのが、ハヤシの悲しき宿命かもしれない。

大量には食べられなくても、適量なら美味しいハヤシライス。当然、レトルト以外もちゃんと食べている。
拙ブログで「ハヤシライス」でワード検索すると、冒頭のおがわさん以外では、
神保町のカレー店『仙臺(せんだい)』と、下井草のラーメン店『御天』が引っかかる。 
仙臺さんでは「ビーフシチュー」を食べたことがあり、ハヤシの味も想像できるため、御天さんに行ってみることにした。
入店と同時に、豚骨臭が襲い掛かる中、注文したのは「ラーメン」858円と、「ミニハヤシセット」330円。
ミニでもハーフくらいはありそうで、「ハヤシライス」普通サイズ770円を頼むよりお得である。
先にラーメン、直後にミニハヤシが登場。ラーメンの盛り付けが雑に見えるのは、数口食べたあとだからである。


前回食べたハンバーグと同様、ハヤシはたぶん自家製ではなく、業務用に少々手を加えたものかと思われる。


キノコ類も複数入っており、途中で卓上の紅生姜も加えてみた。


なんとなく予想していたが、やはりここはラーメン店であり、ハヤシは「一応メニューにある」体裁であった。
お店自慢の豚骨スープをベースに、ハヤシライスを作ったらどんな味になるのか、ちょっと興味がある。

ラーメンの感想は以前と変わらず、「臭みはあるが、豚骨由来の旨味が乏しい」であった。
具材もネギ、ノリ、チャーシューとシンプルだし、780円の税込858円は、やや割高に感じてしまった。
しかも、お会計では858円+330円で1188円かと思いきや、1298円とさらに110円増し。
メニュー表には「価格は税込表示」と記載されているし、少額とはいえ謎の加算にはガッカリ。

続いては、地元でハヤシライスを食べるべく、「立川市 ハヤシライス」でネット検索したところ、
現在は提供していなかったり、すでに閉店していたりと、ハヤシを扱っている店が、なかなか見つからず。
立川市は吉野家だけでなく、ハヤシライスもないのか…とあきらめかけた頃に思い出したのが、洋食店『にゅうとん』。
こちらのお店は、過去に何度か利用したことがあり、入口脇にはさっき触れた、「ハヤシもあるでョ」の宣伝看板が貼ってある。


ここの「ハヤシライス」は、コーヒー、サラダ、味噌汁付きで970円。とりあえず、ハヤシの画像だけを掲載。


横からのアングルも撮影。平たいお皿にあふれんばかりのデミソースがかけられている。


ハヤシライスは、カレーのように最初から一緒に煮込むタイプと、ソテーした肉野菜に、デミソースを加えるタイプがある。
こちらのは後者のタイプであり、マッシュルームや玉ねぎの他、お肉のソテーが豪快に盛られている。


肝心の味は、ウイスキーかブランデーかわからないが、洋酒のような苦みを感じた。
提供直前に洋酒で、ソテーをフランベしたのかも。「フランベ」なんて単語、人生で初めて使ったぞ。
旨味より苦みが勝ってしまい、正直私好みのハヤシではなかったが、
にゅうとんさんは他にも美味しい料理がたくさんあるので、後日改めて紹介させていただく。

最後に訪問したのは、ハヤシに目覚めるきっかけとなった、冒頭のおがわさん。
紹介記事の文末で予告したように、ハヤシライス750円と、「カツサンド」700円を同時に注文した。
まずはハヤシがやって来たので、前回とは異なる横アングルを撮影。


最初のひと口で「ハイ、美味しい!」と納得できるテイスト。やっぱりここのハヤシは絶品だ。
業務用ソースなども使っているのかもしれないが、お店独自のひと手間が、絶対に加えられている。
数分後にはカツサンドが完成。ハヤシは食べかけだが、魅惑のタッグチームとして1枚に収める。


カツサンドは、バターやマスタードを塗ったトーストに、ソースにくぐらせたカツと千切りキャベツが挟んである。

※ブレ失礼

当然ながら、トーストは焼き立て、カツは揚げ立て。洋食屋さんが作るカツサンドは格別である。
特にロースかつが美味しく、ハヤシに乗せて、カツカレーならぬカツハヤシを楽しんだりして。

※「カツハヤシ」の注文は不可であった

パンとライスで、W炭水化物摂取だったことにも気づかぬまま、満足・満腹で「ごちそうさまです」。
ロースかつが美味しかったので、次回は「ポークカツレツ(ライス付)」850円を頼んでみようかな。

最後に、私が「生涯最高! …かもしれない」と評価しているハヤシライスを紹介したい。
お店は、小田急線の鵠沼海岸駅から少し歩いた場所にある、カフェテリア『ジョリーシャポー』。
店名でわかった方もいるかもしれないが、こちらのオーナーは俳優の森次晃嗣さん。
拙ブログで勝手に使用している、プロフィール画像の左から2番目、
『ウルトラセブン』の主人公モロボシ・ダン役の御方である


こちらの名物は、森次さんがレシピを考案したとされる「ダンのハヤシライス」。
私の訪問時が700円で、現在はもう少し値上げしている。
開業当初は下記画像のように、森次さんが自ら調理していたらしい。

お店HPより拝借

調理は別の方が担当していたし、森次さんはお疲れの様子で、会話することもできなかったが、
記念撮影と握手をしていただき、サイン色紙もいただいた。 ※撮影と色紙はそれぞれ500円、現在はやっていない模様
淡々とした応対であったが、ガキの頃からの憧れのスターゆえ、まったく不満はない。
私が間抜けヅラをしている記念写真の掲載は避け、色紙の方を掲載する。


その場で書いたわけではないが、セブンのイラストも含め、素晴らしい毛筆である。

Googleのクチコミには、「応対が悪い」「ファンだったのに裏切られた」のようなクレームが多数投稿されているが、
お前ら、大スターに対してサービスを求め過ぎだ!
「こっちはお客様だぞ」と思っているのだろうが、その前に相手はウルトラセブン様だってことに気付け。

そういえば、当日私が食べた、ハヤシライス画像がまだだった。
9年前ゆえガラケー画像しかなく、見た目も普通のハヤシだろうが、これが抜群にウマかったのである。

※記憶にないがビールも頼んでいた

「カレーよりハヤシが好き」と語る森次さんが作ったハヤシソースは、野菜だけでなくフルーツも使用しており、
旨味、酸味、苦みのすべてがバランスよく、具材のピーマンや玉ねぎの歯応えも良好。
「セブンが考案したハヤシライス」という思い込みも加わっているのだろうが、
「生涯最高! …かもしれない」という感想に、ウソ偽りはない。
最近は森次さんが不在の日も多いようだが、最高のハヤシを目当てに、ジョリーシャポーさんに再訪したいものだ。

以上、過去も含め、食べたハヤシライスをいくつか紹介することで、ハヤシ愛を訴えた…つもり。
もっとハヤシに光が当たることを期待し、拙ブログでは今後も、美味しいハヤシライスを探索・掲載していく所存である。
そういえば、先日の「アメトーク!!」でケンコバさんが紹介した、ソテータイプのハヤシライスはウマそうだったなあ。

※美味しいハヤシライスの情報、お待ちしております
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極上だし+麺+ご飯=押し寄せる幸福 西府『ナミノアヤ』

2023年06月02日 | ラーメン、つけ麺など
年に一度の健康診断で、医師には毎回、「痩せろ、糖質を減らせ、炭水化物を控えろ」と指摘される。
「でも先生、私は米のメシや麺類が大好きで、どちらも食生活で欠かすことはできませんし、
たまにですがラーメンを食べて残ったスープを、ご飯にぶっかけて食べたりもします」と告白したら、エライ怒られた。
実際の私はラーメン+ライスを、「たまに」どころか頻繁に食べているのは、拙ブログで紹介済み。
『武蔵家』なんて、ライスが無料で付いてくるんだから仕方ないではないか…まあ、断ればいいんだけど。

そんな、ラーメンライス好きの私を喜ばせたのが、JR西府駅からほど近い『ナミノアヤ』
看板には「だし麺屋」とあり、だしと麺がウリと思いきや、「極上のだしと、炊き立ての羽釜炊きご飯を」のコピーも。
重複しているので、羽釜のあとの「炊き」は不要では…って、余計なお世話だね。


運営会社のHPでも、「だしとご飯を楽しむ」お店ですと説明しており、麺類にはご飯が無料で付き、
だし麺=ラーメンを食べ終えたあとに残った、スープ+ご飯の組み合わせを推奨している模様。
推奨してるんじゃ、仕方ないよな…と、またまた医師の忠告を無視し、ラーメンライス目当てに入店。

入店時は満席だったため、店内で少々待ったあと、テーブル席に案内される。
カウンター席が埋まってるとはいえ、最大4人が座れる場所に、ひとりで居座るのは気まずい。
ならば少しでも売上に貢献すべく、食事前に一杯やることに。これまたお店のため、仕方ないよな(笑)。
酒類は日本酒やビールの他、私の好きな焼酎割も。その中から「黒烏龍茶ハイ」350円をチョイス。
そういえば着席時に、女性店員から「当店は初めてですか?」と質問され、ハイと応えると、
「ご来店ありがとうございます」の挨拶のあと、オススメの料理など、いろいろと教えてくれた。
噂には聞いていたが、接客はかなりしっかりしている。来てよかった。

しばらくして、ウーロンハイと一緒に小皿も提供された。女性店員によると、
「このお皿でそちらの佃煮を、おつまみとしてお召し上がりください」とのこと。
指示に従い、卓上の壺に入っていた、昆布の佃煮をいただく。


いくつかあるおつまみメニューの中からも、大好きな餃子=「肉汁餃子」を頼むことに。
焼・水・麻辣の3種があり、どれも2個300円、4個550円、6個800円。
ひとまず焼餃子と水餃子を2個ずつ注文し、数分後には双方が、ほぼ同時に登場。


「中は熱いのでご注意を」と店員さんに教わったので、いきなり頬張らず慎重に食べていく。
確かに、丸っこくて愛らしい形状に反し、中から肉汁が飛び出す、ショーロンポー風の危険なタイプだった。


餃子自体は焼も水も同じだが、水餃子はだしスープに入っている。


さすがはお店自慢の黄金スープ、じんわり浸みる旨味で、餃子の味をさらに引き立てる。
ウーロンハイが空き、お替わりを頼んだのだが、接客担当の男女ふたりは手が離せず、なかなか2杯目が来ない。
唯一、調理担当の若い男性が、私が待っているのを察したようだが、このような場合、
○気付かぬをフリをする(=立川市のチェーン店) ○接客担当に「酒出てねえぞ」などと指示を出す、の2パターンが多いが、
男性店員は、黙って厨房から飛び出し、ウーロンハイを作り「お待たせしてすみません」と持ってきてくれた。
彼が店長、あるいは時間帯の責任者だと思うが、彼のような上司がいれば、接客が良くなるのは当然だ。

アルコールと、若い店員さんたちの仕事ぶりに気分が良くなったところで、シメのお食事を注文。
麺類カテゴリーから、女性店員がオススメしていた、「だし麺・塩」900円を選択し、
セットの「白だし唐揚げ」2個200円も追加。単品だと250円なのでお得だ。
さっきも書いたように、ご飯が無料で付いてくるので、遠慮なくいただく。
「サイズはこちらからお選びください」と、ご飯のイラストが描かれたサイコロを渡された。


上記画像のマンガ盛りの他、大、中、小とあるが、お替わりも可能なので中にしておいた。
数分後、まずはご飯が登場。新人風の男性がよそったので、米粒が散らかっているがドンマイだ。


ご飯だけ食べてみたが、絶妙な炊き加減で、オカズなしでもウマい!
その後、麺と具材を分けた、だし麺・塩が登場。


具材は低温調理風の豚と鶏のチャーシューに、メンマ、白髪ネギ、かいわれに、のりペースト(右上)。
卓上の「おすすめの食べ方」に従い、まずは①海産物100%の極上スープをレンゲで啜る。


この味は…さっき食べた水餃子のスープと同じ(笑)。色が一緒だったので、そうだろうと思ったが。
続いて、②のりペーストをスープに溶かす…前に、まずは白米で味わう。


桃屋の「ごはんですよ」に似たものかと思いきや、紫蘇のような香りもあり、合わないと思いスープには入れなかった。
あとから届いた、セットの唐揚げがこちら。こちらもおすすめに従い、卓上の塩や山椒を付けて食べる。


味付けは控えめなので、塩がよく合う。「タルタル」バージョン2個300円も美味しそうだ。
③最後にだしとの融合を楽しむ。ワサビは使用しなかったが、佃煮は当然、ご飯に乗せた。
のりペースト・唐揚げ・佃煮・スープ、さらにだし麺の具材もオカズにして、
すぐにご飯を食べ終えてしまい、中ご飯をさらにお替わり。若い頃だったらマンガ盛りで3杯イケたな。
もちろん、だし麺も同時進行で食べている。具材は最初から、全部投入してしまった。


麺は全粒粉入りの極細ストレート。動物性未使用のだしなので、うどんのような太麺でも食べてみたい。
麺もほぼ食べ終えたので、「ごちそうさま」…のワケはなく、


お店推奨の最高に美味しいご飯と極上出汁との共演→残しておいたご飯を丼にドボン。


ズルズルと飲むようにかき込み、今度こそ「ごちそうさまです」。W炭水化物バンザイ!
お会計は、新人風の男性だったが、「お飲み物が遅くなって申し訳ありませんでした」と、謝罪してくれた。
厨房のリーダーの指示かもしれないが、このような心遣いは嬉しいものだ。「また来ます」と告げて退散。

数日後、JR南武線に乗ってナミノアヤさんに再訪。まだ説明していなかったが、店名の由来はHPでは、
「ナミノアヤ(波の綾)とは、さざなみが作り出す水面の模様のことで(中略)太陽の光を受けると、キラキラと黄金色に輝きます」
と説明し、黄金色に輝くスープにちなんで名付けたそうだ。なので今回のブログタイトルも、「波」を意識している。
タイトルどおり、幸福かつ満腹になろうと、まずはアルコール。この日はビールの気分だったので、
新潟産の「スワンレイクビール」700円を注文。やや割高だが、キリンなどの一般的なビールは置いてない様子。


おつまみには、前回だし麺の具材にもあった、冷製鶏にニラを添えた「鶏のニラあえ」300円と、


「肉汁餃子」から、前回頼まなかった麻辣2個300円をオーダー。


麻辣スープはピリ辛だったが、元の魚介だしもしっかり感じる。餃子からあふれる肉汁と合わさるとさらにウマい。


ウーロンハイに変更し、ほろ酔いになったところでお食事を。
今回は白身魚とじゃがいもをスープに溶かした、「濃厚だし麺」950円を+200円の「特製」仕様で。
さらにTKGの「美珠卵」(みしゅらん)セット100円をプラス。ご飯のサイズは今度も中にしておいた。
なお、だし麺には「特製」よりもさらに具材を増した、肉まみれ状態の「饗~もてなし~」+400円もある。

食事はだし麺以外にも、唐揚げや餃子などの各種定食に、ご飯に刺身類を乗せた「海鮮だし茶漬」、
さらに府中店限定(本店は世田谷区の上野毛)で、「肉炒飯」や「だしあん飯」などもある。


限定商品はどちらも魅力的だけど、味が濃そうなので、追加で白米を頼んでしまいそうだ(笑)。

しばらくすると、濃厚だし麺・特製と、


美珠卵とご飯中のセットがやってきた。


濃厚の麺はやや平べったく太めで、私好みの形状。横切っている茶色い粉末は不明。 ※一瞬、汚れかと思った


特製の具材は、チャーシュー類がそれぞれ倍になり味玉も付く。これで+200円は安いよ。


さっそく食べ始めると、濃厚スープは確かに濃いが、臭みやしつこさはなく、こってり好きの私の口にマッチしている。
途中で麺リフト画像を撮影。だしとご飯を推しているナミノアヤさんだが、麺のレベルもじゅうぶん高い。


美珠卵ご飯にはスープを注がず、卓上のだし醤油を少々垂らし、具材も加えた。


そういえば、店内壁には使用しているお米の銘柄が貼り出してある。この日は熊本産「ヒノヒカリ」。


画像を撮り忘れた前回は、秋田産「あきたこまち」であった。
お米の品質も重視しているお店ゆえ、店内脇では、生米の販売も実施している。


TKGを楽しんだあとは、やはり白米の中をお替わりし、


前回同様、だしとご飯の共演を。今回は茶碗の方にスープを注ぎ、具材を盛りつけた。


一気にたいらげ、希望どおりの幸福・満腹状態になり、ごちそうさまです。
酔い覚ましと腹ごなしを兼ねて、復路は立川の自宅まで、徒歩で帰ってみることに。
昨年は、冬からすぐ夏になった記憶があるが、今年は春が長く、夜の散歩も快適である。 ※63分かかったが

硬めに炊かれたご飯に、濃厚豚骨醤油スープをかける、家系ライスが大好きな私だが、
適度な硬さのご飯を、淡麗な魚介スープで食べる、ナミノアヤ式ライスも、結構気に入ってしまった。
味だけでなく接客も良好な、こちらのお店には今後も通い、医師に殺されない程度に(笑)、W炭水化物を楽しむつもりだ。



だし麺屋 ナミノアヤ 府中店
東京都府中市本宿町2-19-8
JR西府駅から徒歩約5分、京王線の分倍河原駅や中河原駅も徒歩圏内だが、立川駅からはしんどい
営業時間 11時~15時、17時~21時 ラストオーダーは各30分前
定休日 不定休だが月1回、水曜日が多い ※次回定休日は6月7日
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