2023年11月、八王子市の桑都テラスという施設内に、『100圓ラーメン』という名前のお店が誕生。
「百円は百縁なり」をモットーに、令和の時代にラーメンを100円で提供している。

以前紹介した、190円の北坂戸『ラーメンらんど190』を越える、私が知る限り日本最安値のラーメン店である。

※ラーメンらんど190の「ラーメン」。4月に閉店したとのネット情報あり
100圓ラーメンの店主が開業した理由のひとつに、「子供の頃に食べた100円ラーメンの復活」を挙げていた。
店主が食べた100円ラーメンのお店とは、西八王子にあった『満福亭』のことで、2011年1月に惜しまれつつ閉店。
1970年代に開業し、数年後にラーメンを50円から100円に値上げしたが、最後までその価格を維持していた。
低価格ゆえ、駄菓子屋感覚で来店する小学生も多く、当時の子供たちにとっては、思い出の店となっているはず。
実際、以前高尾駅まで寝過ごし、徒歩で立川の自宅に帰る途中、西八王子駅付近で下記の看板を発見。

※深夜ゆえ、いつも以上のダメ写真で申しわけない
100円ラーメンは、みんなの心の中にある(涙)。看板の作成者はたぶん、当時の常連客だろう。
私が満福亭の存在を知ったのは、青春真っ盛り(笑)の高校時代。同級生に「西八王子に100円ラーメンの店がある」と教わった。
彼らは、高尾など西八王子周辺の駅から通っており、学校帰りによく食べていた模様。
当時の私は、高校の最寄りであるJR横浜線淵野辺駅まで、立川-八王子-淵野辺のルートで通学しており、
西八王子は通学定期の範囲外になるため、八王子から運賃が必要となる。
100円ラーメンを食べるのに、往復240円(当時の価格)使うのもバカらしいし、あの頃は現在のようにひと駅歩く根性もなかった。
おまけに、通っていた同級生たちも、「無理にはおススメしない」と語り、その理由として、
「安いのは客の残したスープを再利用しているから」「この前行ったら開いてなかった。営業停止をくらったかも」
などと悪評を言い触らしていたため、積極的に行こうとは思えなかった。 ※当然、上記はウソである
その後、21世紀になり、たまたま手にした中央線沿線ガイドのような本で、満福亭を取り上げており、
興味を抱いた私は、初の100円ラーメンを味わうため、西八王子に向かった。
ちなみに、約40年前の1984年に発行された、落語家で全国ラーメン党・党首の林家木久蔵(現木久扇)さんが監修した、
「多摩の評判ラーメン 名物ラーメン」という書籍でも、満福亭は紹介されている。

※発売元・けやき出版
お店の場所は、西八王子駅からほど近い建物の二階。
入店すると、カウンター席があり、先客の大半が小中学生。ラーメンの安さだけでなく、客の平均年齢の若さも日本一だったかも。
注文したのはもちろん「ラーメン」100円。当時は撮影する習慣がなかったので、画像は当然ない。
出てきたラーメンは、ちゃんと一人前の量があり、チャーシューやメンマなどの具材も乗っており、予想以上にまともな商品であった。
数年後に再訪し、撮影こそしていないが、そのときの様子をmixi日記(苦笑)に記していたので、一部修正して転記する。
※転記開始
(前略)接客担当のおばちゃんが相当厳しい御方で、騒がしいガキを「うるさい!」などとガンガン叱り飛ばす。
ラーメンは日本一安いと思われるが、おばちゃんは日本で一番おっかない店員なのでは。
一方、調理担当のおっちゃんも、くわえタバコのまま麺を茹でたり、オーダーが通ってもテレビ観戦を優先。他の店では腹が立つが…まあ100円だしね。
ラーメンは醤油味と塩味(タンメン)が100円。それ以外のメニューは、餃子や味噌ラーメンが200円、チャーハン400円など。
ただし、100円ラーメンしか頼まない客には、以下のような迫害がある。
1.コショウ使用禁止 2.レンゲ使用不可 3.順番抜かされまくり 4.長居厳禁
知らずにコショウを振ったり、レンゲを欲しがる100円客には、おばちゃんが「あんたは100円だからダメ!」と叱責。
そこまでやるなら、値上げすりゃあいいのにねえ。
私はラーメンの他に、餃子と300円のレモンハイも注文したため、イジメられなかった。
レモンハイは、宝の缶チューハイをコップに移さず、缶のまま出してくる。ラーメン3杯分と考えると、ちょっと損した気分。
ラーメンの値段は昔のままだったので、会計時に例のおばちゃんに、「相変わらずお安いんですねえ」と、話しかけた。
するとおばちゃんは、鬼瓦みたいな形相を崩して精いっぱいの笑顔を作り(笑った顔も怖かった)、
「これからも、できる限りこの値段で頑張りますよ」と、ちゃんと「ですます調」で語ってくれた。
その後、古かった建物を改装したとの情報が入り、さっそく新・満福亭に行ってみた。
新しくキレイにリニューアルされたお店は、同時にメニューも一新。
100円ラーメンは健在だったが、麺とスープとネギだけの素っ気ないモノになり、以前のチャーシュー、メンマ、海苔が入るラーメンは380円になった。
そして、食券&セルフサービス制となり、ホールから例のおばちゃんが消えた。
(中略)もう80歳くらいだと思う、あのおばちゃんは元気かなあ。 ※後略、転記終了
上記の文章について、以下で少々補足する。
訪問日は2004年11月18日で、リニューアル後の訪問が07年7月24日。この頃は、ラーメン店に行った日をちゃんと記録していた。
日記の投稿が、閉店直後の11年1月25日なので、「80歳くらいだと思う」おばちゃんは、現在は90歳を超えているはず。
味噌ラーメンの正式名は「サッポロ」。他にも「ゴマラーメン」200円、「ヤキソバ」300円、「カレーライス」350円などもあった。
この日の私は、600円分も注文した上客(?)だったため、注文した商品はすぐに出てきたが、
100円ラーメンだけの客は、おばちゃんに叱られたり、おっちゃんが作り始めなかったりと、やや気の毒であった(苦笑)。
ちなみに、お水のお替わりは、回転すし屋のように各テーブルに蛇口があったので、客が自分で注ぐことができる。
餃子の味は、あまり記憶にないため、可もなく不可もなく、だったと思われる。
リニューアル後、具なしだった100円ラーメンは、その後再び具ありラーメンになった模様。
10年8月に満福亭の二代目が廃業を決意し、お店の建物一階にあった携帯電話のお店が引き継いだが、約5ヶ月後に閉店した。
現在、食べログに掲載されているラーメンの画像は、すべてリニューアル後のものである。
いろいろ検索したところ、「八王子のラーメン屋さんWiki」というサイトで、リニューアル前の満福亭ラーメン画像を発見。
「無断転載お断り」の一文がなかったようなので、画像を拝借し、掲載させていただく。
こちらが、長年愛されてきた満福亭の100円ラーメン。

こちらは、同じく100円のタンメン。

100円以上のクオリティを、わかってもらえたら幸いだ。
結局、リニューアル後も含め、満福亭には3度しか訪問しなかった私だが、
「できる限りこの値段で頑張りますよ」という、おばちゃんのひと言を聞いていたため、悪い印象はない。
100円だけの客への対応に、苦言を呈する方もいるだろうが、
小学生はともかく、いい大人が100円ラーメンの店で、本当に100円しか使わないのはおかしいと思うし、
おばちゃんも態度に表すことで、「大人として恥ずかしい行為ですよ」と、たしなめていたのではないか。態度はひどかったけど(笑)。
なお、西八王子エリアにおける満福亭の知名度は抜群で、西八王子住民だった方や、近所の高校に通っていたJKちゃんとも、
「100円ラーメン」という共通の話題があったお陰で、人見知りの私もコミュニケーションを取ることができた。
いろいろ書いたが、私にとって満福亭は忘れがたきお店であり、
その価格を令和の時代に踏襲した、100圓ラーメンの店主は、尊敬に値する。
今年の春、その100圓ラーメンで食事をしてきたので、以下で紹介しよう。

営業時間は昼間の3時間だけで、平日は100食、土日祝日は200食限定らしい。
まずは店頭の券売機で食券を買う。料理メニューは少なく、

「醤油ラーメン」「たんめん」各100円に、「薬味のせご飯」150円の3種のみで、その他、お店のTシャツや帽子なども販売している。

私の注文は醤油ラーメンだけ。さっき、「いい大人が100円ラーメンの店で、本当に100円しか…」と書いたのを後悔(恥)。
食券を提出し、完成したら食券の番号を呼ばれるので、受け取りに行き、近くのベンチか、敷地内のテーブルで食べる。
ベンチには先客がいたので、私は写真の傘付きテーブルに移動した。

こちらが100円の醤油ラーメン。チャーシュー、メンマ、ナルト、ノリ、ネギと、具材は揃っている。

横アングルも撮影。一般的なラーメンよりは少なめだろうか。

スープは出汁をとらず、お湯、タレ、調味料で作成。麺は自家製の中太縮れ麺で、なかなかイケる。
チャーシューは小さいが、ナルトも含め、入っていること自体が素晴らしい。

満福亭の味とは全然違うけれど、これはこれで満足できるラーメンだった。
食べ終えたら再び店頭に戻り、残ったスープを捨てて丼を返却し、「ごちそうさまでした」。
スープなどのコストをカットし、原価は100円以下に抑えたそうだが、それでも儲けは少ないはず。
ただし、店主は障害者雇用などの就労支援事業にも携わっており、国や企業の支援もあるようで、赤字ではないらしい。
いずれにしても、「千円の壁」が囁かれる時代に、100円ラーメンに挑戦した、店主の心意気を称賛したい。
次回訪問時は、千円札で食券を購入し、お釣りは全額お店に寄付したい。あ、やっぱり五百円玉にしておこうかな…(←セコイよ)。
今回は満福亭を取り上げたが、既に閉店してしまったが、忘れてはいけない飲食店はたくさんある。
機会があったら、それらのお店についても語りたいが、gooブログが終わってしまうので、引っ越し作業も進めなくては…。
<おまけ>
100圓ラーメンがある施設の近くにあったお店の貼紙。「八王子でナンバー1のブスママ」には会ってみたいね。

満福亭
東京都八王子市千人町2-20-8 2階
JR西八王子駅から徒歩2分以内
2011年1月14日に閉店
100圓ラーメン
東京都八王子市中町11-8 桑都テラス内
JR八王子駅から徒歩約7分、京王八王子駅からも歩ける
営業時間 11時~14時、平日100食、土日200食限定
定休日 月、火
「百円は百縁なり」をモットーに、令和の時代にラーメンを100円で提供している。

以前紹介した、190円の北坂戸『ラーメンらんど190』を越える、私が知る限り日本最安値のラーメン店である。

※ラーメンらんど190の「ラーメン」。4月に閉店したとのネット情報あり
100圓ラーメンの店主が開業した理由のひとつに、「子供の頃に食べた100円ラーメンの復活」を挙げていた。
店主が食べた100円ラーメンのお店とは、西八王子にあった『満福亭』のことで、2011年1月に惜しまれつつ閉店。
1970年代に開業し、数年後にラーメンを50円から100円に値上げしたが、最後までその価格を維持していた。
低価格ゆえ、駄菓子屋感覚で来店する小学生も多く、当時の子供たちにとっては、思い出の店となっているはず。
実際、以前高尾駅まで寝過ごし、徒歩で立川の自宅に帰る途中、西八王子駅付近で下記の看板を発見。

※深夜ゆえ、いつも以上のダメ写真で申しわけない
100円ラーメンは、みんなの心の中にある(涙)。看板の作成者はたぶん、当時の常連客だろう。
私が満福亭の存在を知ったのは、青春真っ盛り(笑)の高校時代。同級生に「西八王子に100円ラーメンの店がある」と教わった。
彼らは、高尾など西八王子周辺の駅から通っており、学校帰りによく食べていた模様。
当時の私は、高校の最寄りであるJR横浜線淵野辺駅まで、立川-八王子-淵野辺のルートで通学しており、
西八王子は通学定期の範囲外になるため、八王子から運賃が必要となる。
100円ラーメンを食べるのに、往復240円(当時の価格)使うのもバカらしいし、あの頃は現在のようにひと駅歩く根性もなかった。
おまけに、通っていた同級生たちも、「無理にはおススメしない」と語り、その理由として、
「安いのは客の残したスープを再利用しているから」「この前行ったら開いてなかった。営業停止をくらったかも」
などと悪評を言い触らしていたため、積極的に行こうとは思えなかった。 ※当然、上記はウソである
その後、21世紀になり、たまたま手にした中央線沿線ガイドのような本で、満福亭を取り上げており、
興味を抱いた私は、初の100円ラーメンを味わうため、西八王子に向かった。
ちなみに、約40年前の1984年に発行された、落語家で全国ラーメン党・党首の林家木久蔵(現木久扇)さんが監修した、
「多摩の評判ラーメン 名物ラーメン」という書籍でも、満福亭は紹介されている。

※発売元・けやき出版
お店の場所は、西八王子駅からほど近い建物の二階。
入店すると、カウンター席があり、先客の大半が小中学生。ラーメンの安さだけでなく、客の平均年齢の若さも日本一だったかも。
注文したのはもちろん「ラーメン」100円。当時は撮影する習慣がなかったので、画像は当然ない。
出てきたラーメンは、ちゃんと一人前の量があり、チャーシューやメンマなどの具材も乗っており、予想以上にまともな商品であった。
数年後に再訪し、撮影こそしていないが、そのときの様子をmixi日記(苦笑)に記していたので、一部修正して転記する。
※転記開始
(前略)接客担当のおばちゃんが相当厳しい御方で、騒がしいガキを「うるさい!」などとガンガン叱り飛ばす。
ラーメンは日本一安いと思われるが、おばちゃんは日本で一番おっかない店員なのでは。
一方、調理担当のおっちゃんも、くわえタバコのまま麺を茹でたり、オーダーが通ってもテレビ観戦を優先。他の店では腹が立つが…まあ100円だしね。
ラーメンは醤油味と塩味(タンメン)が100円。それ以外のメニューは、餃子や味噌ラーメンが200円、チャーハン400円など。
ただし、100円ラーメンしか頼まない客には、以下のような迫害がある。
1.コショウ使用禁止 2.レンゲ使用不可 3.順番抜かされまくり 4.長居厳禁
知らずにコショウを振ったり、レンゲを欲しがる100円客には、おばちゃんが「あんたは100円だからダメ!」と叱責。
そこまでやるなら、値上げすりゃあいいのにねえ。
私はラーメンの他に、餃子と300円のレモンハイも注文したため、イジメられなかった。
レモンハイは、宝の缶チューハイをコップに移さず、缶のまま出してくる。ラーメン3杯分と考えると、ちょっと損した気分。
ラーメンの値段は昔のままだったので、会計時に例のおばちゃんに、「相変わらずお安いんですねえ」と、話しかけた。
するとおばちゃんは、鬼瓦みたいな形相を崩して精いっぱいの笑顔を作り(笑った顔も怖かった)、
「これからも、できる限りこの値段で頑張りますよ」と、ちゃんと「ですます調」で語ってくれた。
その後、古かった建物を改装したとの情報が入り、さっそく新・満福亭に行ってみた。
新しくキレイにリニューアルされたお店は、同時にメニューも一新。
100円ラーメンは健在だったが、麺とスープとネギだけの素っ気ないモノになり、以前のチャーシュー、メンマ、海苔が入るラーメンは380円になった。
そして、食券&セルフサービス制となり、ホールから例のおばちゃんが消えた。
(中略)もう80歳くらいだと思う、あのおばちゃんは元気かなあ。 ※後略、転記終了
上記の文章について、以下で少々補足する。
訪問日は2004年11月18日で、リニューアル後の訪問が07年7月24日。この頃は、ラーメン店に行った日をちゃんと記録していた。
日記の投稿が、閉店直後の11年1月25日なので、「80歳くらいだと思う」おばちゃんは、現在は90歳を超えているはず。
味噌ラーメンの正式名は「サッポロ」。他にも「ゴマラーメン」200円、「ヤキソバ」300円、「カレーライス」350円などもあった。
この日の私は、600円分も注文した上客(?)だったため、注文した商品はすぐに出てきたが、
100円ラーメンだけの客は、おばちゃんに叱られたり、おっちゃんが作り始めなかったりと、やや気の毒であった(苦笑)。
ちなみに、お水のお替わりは、回転すし屋のように各テーブルに蛇口があったので、客が自分で注ぐことができる。
餃子の味は、あまり記憶にないため、可もなく不可もなく、だったと思われる。
リニューアル後、具なしだった100円ラーメンは、その後再び具ありラーメンになった模様。
10年8月に満福亭の二代目が廃業を決意し、お店の建物一階にあった携帯電話のお店が引き継いだが、約5ヶ月後に閉店した。
現在、食べログに掲載されているラーメンの画像は、すべてリニューアル後のものである。
いろいろ検索したところ、「八王子のラーメン屋さんWiki」というサイトで、リニューアル前の満福亭ラーメン画像を発見。
「無断転載お断り」の一文がなかったようなので、画像を拝借し、掲載させていただく。
こちらが、長年愛されてきた満福亭の100円ラーメン。

こちらは、同じく100円のタンメン。

100円以上のクオリティを、わかってもらえたら幸いだ。
結局、リニューアル後も含め、満福亭には3度しか訪問しなかった私だが、
「できる限りこの値段で頑張りますよ」という、おばちゃんのひと言を聞いていたため、悪い印象はない。
100円だけの客への対応に、苦言を呈する方もいるだろうが、
小学生はともかく、いい大人が100円ラーメンの店で、本当に100円しか使わないのはおかしいと思うし、
おばちゃんも態度に表すことで、「大人として恥ずかしい行為ですよ」と、たしなめていたのではないか。態度はひどかったけど(笑)。
なお、西八王子エリアにおける満福亭の知名度は抜群で、西八王子住民だった方や、近所の高校に通っていたJKちゃんとも、
「100円ラーメン」という共通の話題があったお陰で、人見知りの私もコミュニケーションを取ることができた。
いろいろ書いたが、私にとって満福亭は忘れがたきお店であり、
その価格を令和の時代に踏襲した、100圓ラーメンの店主は、尊敬に値する。
今年の春、その100圓ラーメンで食事をしてきたので、以下で紹介しよう。

営業時間は昼間の3時間だけで、平日は100食、土日祝日は200食限定らしい。
まずは店頭の券売機で食券を買う。料理メニューは少なく、

「醤油ラーメン」「たんめん」各100円に、「薬味のせご飯」150円の3種のみで、その他、お店のTシャツや帽子なども販売している。

私の注文は醤油ラーメンだけ。さっき、「いい大人が100円ラーメンの店で、本当に100円しか…」と書いたのを後悔(恥)。
食券を提出し、完成したら食券の番号を呼ばれるので、受け取りに行き、近くのベンチか、敷地内のテーブルで食べる。
ベンチには先客がいたので、私は写真の傘付きテーブルに移動した。

こちらが100円の醤油ラーメン。チャーシュー、メンマ、ナルト、ノリ、ネギと、具材は揃っている。

横アングルも撮影。一般的なラーメンよりは少なめだろうか。

スープは出汁をとらず、お湯、タレ、調味料で作成。麺は自家製の中太縮れ麺で、なかなかイケる。
チャーシューは小さいが、ナルトも含め、入っていること自体が素晴らしい。

満福亭の味とは全然違うけれど、これはこれで満足できるラーメンだった。
食べ終えたら再び店頭に戻り、残ったスープを捨てて丼を返却し、「ごちそうさまでした」。
スープなどのコストをカットし、原価は100円以下に抑えたそうだが、それでも儲けは少ないはず。
ただし、店主は障害者雇用などの就労支援事業にも携わっており、国や企業の支援もあるようで、赤字ではないらしい。
いずれにしても、「千円の壁」が囁かれる時代に、100円ラーメンに挑戦した、店主の心意気を称賛したい。
次回訪問時は、千円札で食券を購入し、お釣りは全額お店に寄付したい。あ、やっぱり五百円玉にしておこうかな…(←セコイよ)。
今回は満福亭を取り上げたが、既に閉店してしまったが、忘れてはいけない飲食店はたくさんある。
機会があったら、それらのお店についても語りたいが、gooブログが終わってしまうので、引っ越し作業も進めなくては…。
<おまけ>
100圓ラーメンがある施設の近くにあったお店の貼紙。「八王子でナンバー1のブスママ」には会ってみたいね。

満福亭
東京都八王子市千人町2-20-8 2階
JR西八王子駅から徒歩2分以内
2011年1月14日に閉店
100圓ラーメン
東京都八王子市中町11-8 桑都テラス内
JR八王子駅から徒歩約7分、京王八王子駅からも歩ける
営業時間 11時~14時、平日100食、土日200食限定
定休日 月、火