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明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

忘れがたき100円ラーメン 西八王子『満福亭』

2025年06月08日 | ラーメン、つけ麺など
2023年11月、八王子市の桑都テラスという施設内に、『100圓ラーメン』という名前のお店が誕生。
「百円は百縁なり」をモットーに、令和の時代にラーメンを100円で提供している。


以前紹介した、190円の北坂戸『ラーメンらんど190』を越える、私が知る限り日本最安値のラーメン店である。

※ラーメンらんど190の「ラーメン」。4月に閉店したとのネット情報あり

100圓ラーメンの店主が開業した理由のひとつに、「子供の頃に食べた100円ラーメンの復活」を挙げていた。
店主が食べた100円ラーメンのお店とは、西八王子にあった『満福亭』のことで、2011年1月に惜しまれつつ閉店。
1970年代に開業し、数年後にラーメンを50円から100円に値上げしたが、最後までその価格を維持していた。
低価格ゆえ、駄菓子屋感覚で来店する小学生も多く、当時の子供たちにとっては、思い出の店となっているはず。
実際、以前高尾駅まで寝過ごし、徒歩で立川の自宅に帰る途中、西八王子駅付近で下記の看板を発見。

※深夜ゆえ、いつも以上のダメ写真で申しわけない

100円ラーメンは、みんなの心の中にある(涙)。看板の作成者はたぶん、当時の常連客だろう。

私が満福亭の存在を知ったのは、青春真っ盛り(笑)の高校時代。同級生に「西八王子に100円ラーメンの店がある」と教わった。
彼らは、高尾など西八王子周辺の駅から通っており、学校帰りによく食べていた模様。
当時の私は、高校の最寄りであるJR横浜線淵野辺駅まで、立川-八王子-淵野辺のルートで通学しており、
西八王子は通学定期の範囲外になるため、八王子から運賃が必要となる。
100円ラーメンを食べるのに、往復240円(当時の価格)使うのもバカらしいし、あの頃は現在のようにひと駅歩く根性もなかった。
おまけに、通っていた同級生たちも、「無理にはおススメしない」と語り、その理由として、
「安いのは客の残したスープを再利用しているから」「この前行ったら開いてなかった。営業停止をくらったかも」
などと悪評を言い触らしていたため、積極的に行こうとは思えなかった。 ※当然、上記はウソである

その後、21世紀になり、たまたま手にした中央線沿線ガイドのような本で、満福亭を取り上げており、
興味を抱いた私は、初の100円ラーメンを味わうため、西八王子に向かった。
ちなみに、約40年前の1984年に発行された、落語家で全国ラーメン党・党首の林家木久蔵(現木久扇)さんが監修した、
「多摩の評判ラーメン 名物ラーメン」という書籍でも、満福亭は紹介されている。

※発売元・けやき出版

お店の場所は、西八王子駅からほど近い建物の二階。
入店すると、カウンター席があり、先客の大半が小中学生。ラーメンの安さだけでなく、客の平均年齢の若さも日本一だったかも。
注文したのはもちろん「ラーメン」100円。当時は撮影する習慣がなかったので、画像は当然ない。
出てきたラーメンは、ちゃんと一人前の量があり、チャーシューやメンマなどの具材も乗っており、予想以上にまともな商品であった。
数年後に再訪し、撮影こそしていないが、そのときの様子をmixi日記(苦笑)に記していたので、一部修正して転記する。

※転記開始
(前略)接客担当のおばちゃんが相当厳しい御方で、騒がしいガキを「うるさい!」などとガンガン叱り飛ばす。
ラーメンは日本一安いと思われるが、おばちゃんは日本で一番おっかない店員なのでは。
一方、調理担当のおっちゃんも、くわえタバコのまま麺を茹でたり、オーダーが通ってもテレビ観戦を優先。他の店では腹が立つが…まあ100円だしね。

ラーメンは醤油味と塩味(タンメン)が100円。それ以外のメニューは、餃子や味噌ラーメンが200円、チャーハン400円など。
ただし、100円ラーメンしか頼まない客には、以下のような迫害がある。
1.コショウ使用禁止 2.レンゲ使用不可 3.順番抜かされまくり 4.長居厳禁
知らずにコショウを振ったり、レンゲを欲しがる100円客には、おばちゃんが「あんたは100円だからダメ!」と叱責。
そこまでやるなら、値上げすりゃあいいのにねえ。
私はラーメンの他に、餃子と300円のレモンハイも注文したため、イジメられなかった。
レモンハイは、宝の缶チューハイをコップに移さず、缶のまま出してくる。ラーメン3杯分と考えると、ちょっと損した気分。

ラーメンの値段は昔のままだったので、会計時に例のおばちゃんに、「相変わらずお安いんですねえ」と、話しかけた。
するとおばちゃんは、鬼瓦みたいな形相を崩して精いっぱいの笑顔を作り(笑った顔も怖かった)、
「これからも、できる限りこの値段で頑張りますよ」と、ちゃんと「ですます調」で語ってくれた。

その後、古かった建物を改装したとの情報が入り、さっそく新・満福亭に行ってみた。
新しくキレイにリニューアルされたお店は、同時にメニューも一新。
100円ラーメンは健在だったが、麺とスープとネギだけの素っ気ないモノになり、以前のチャーシュー、メンマ、海苔が入るラーメンは380円になった。
そして、食券&セルフサービス制となり、ホールから例のおばちゃんが消えた。
(中略)もう80歳くらいだと思う、あのおばちゃんは元気かなあ。 ※後略、転記終了

上記の文章について、以下で少々補足する。
訪問日は2004年11月18日で、リニューアル後の訪問が07年7月24日。この頃は、ラーメン店に行った日をちゃんと記録していた。
日記の投稿が、閉店直後の11年1月25日なので、「80歳くらいだと思う」おばちゃんは、現在は90歳を超えているはず。
味噌ラーメンの正式名は「サッポロ」。他にも「ゴマラーメン」200円、「ヤキソバ」300円、「カレーライス」350円などもあった。
この日の私は、600円分も注文した上客(?)だったため、注文した商品はすぐに出てきたが、
100円ラーメンだけの客は、おばちゃんに叱られたり、おっちゃんが作り始めなかったりと、やや気の毒であった(苦笑)。
ちなみに、お水のお替わりは、回転すし屋のように各テーブルに蛇口があったので、客が自分で注ぐことができる。
餃子の味は、あまり記憶にないため、可もなく不可もなく、だったと思われる。
リニューアル後、具なしだった100円ラーメンは、その後再び具ありラーメンになった模様。
10年8月に満福亭の二代目が廃業を決意し、お店の建物一階にあった携帯電話のお店が引き継いだが、約5ヶ月後に閉店した。

現在、食べログに掲載されているラーメンの画像は、すべてリニューアル後のものである。
いろいろ検索したところ、「八王子のラーメン屋さんWiki」というサイトで、リニューアル前の満福亭ラーメン画像を発見。
「無断転載お断り」の一文がなかったようなので、画像を拝借し、掲載させていただく。 
こちらが、長年愛されてきた満福亭の100円ラーメン


こちらは、同じく100円のタンメン。


100円以上のクオリティを、わかってもらえたら幸いだ。

結局、リニューアル後も含め、満福亭には3度しか訪問しなかった私だが、
「できる限りこの値段で頑張りますよ」という、おばちゃんのひと言を聞いていたため、悪い印象はない。
100円だけの客への対応に、苦言を呈する方もいるだろうが、
小学生はともかく、いい大人が100円ラーメンの店で、本当に100円しか使わないのはおかしいと思うし、
おばちゃんも態度に表すことで、「大人として恥ずかしい行為ですよ」と、たしなめていたのではないか。態度はひどかったけど(笑)。
なお、西八王子エリアにおける満福亭の知名度は抜群で、西八王子住民だった方や、近所の高校に通っていたJKちゃんとも、
「100円ラーメン」という共通の話題があったお陰で、人見知りの私もコミュニケーションを取ることができた。
いろいろ書いたが、私にとって満福亭は忘れがたきお店であり、
その価格を令和の時代に踏襲した、100圓ラーメンの店主は、尊敬に値する。

今年の春、その100圓ラーメンで食事をしてきたので、以下で紹介しよう。


営業時間は昼間の3時間だけで、平日は100食、土日祝日は200食限定らしい。
まずは店頭の券売機で食券を買う。料理メニューは少なく、


「醤油ラーメン」「たんめん」各100円に、「薬味のせご飯」150円の3種のみで、その他、お店のTシャツや帽子なども販売している。


私の注文は醤油ラーメンだけ。さっき、「いい大人が100円ラーメンの店で、本当に100円しか…」と書いたのを後悔(恥)。
食券を提出し、完成したら食券の番号を呼ばれるので、受け取りに行き、近くのベンチか、敷地内のテーブルで食べる。
ベンチには先客がいたので、私は写真の傘付きテーブルに移動した。


こちらが100円の醤油ラーメン。チャーシュー、メンマ、ナルト、ノリ、ネギと、具材は揃っている。


横アングルも撮影。一般的なラーメンよりは少なめだろうか。


スープは出汁をとらず、お湯、タレ、調味料で作成。麺は自家製の中太縮れ麺で、なかなかイケる。
チャーシューは小さいが、ナルトも含め、入っていること自体が素晴らしい。


満福亭の味とは全然違うけれど、これはこれで満足できるラーメンだった。

食べ終えたら再び店頭に戻り、残ったスープを捨てて丼を返却し、「ごちそうさまでした」。
スープなどのコストをカットし、原価は100円以下に抑えたそうだが、それでも儲けは少ないはず。
ただし、店主は障害者雇用などの就労支援事業にも携わっており、国や企業の支援もあるようで、赤字ではないらしい。
いずれにしても、「千円の壁」が囁かれる時代に、100円ラーメンに挑戦した、店主の心意気を称賛したい。
次回訪問時は、千円札で食券を購入し、お釣りは全額お店に寄付したい。あ、やっぱり五百円玉にしておこうかな…(←セコイよ)。

今回は満福亭を取り上げたが、既に閉店してしまったが、忘れてはいけない飲食店はたくさんある。
機会があったら、それらのお店についても語りたいが、gooブログが終わってしまうので、引っ越し作業も進めなくては…。

<おまけ>
100圓ラーメンがある施設の近くにあったお店の貼紙。「八王子でナンバー1のブスママ」には会ってみたいね。



満福亭
東京都八王子市千人町2-20-8 2階
JR西八王子駅から徒歩2分以内
2011年1月14日に閉店

100圓ラーメン
東京都八王子市中町11-8 桑都テラス内
JR八王子駅から徒歩約7分、京王八王子駅からも歩ける
営業時間 11時~14時、平日100食、土日200食限定
定休日 月、火
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府中本町駅が最寄りのラーメン店

2025年05月20日 | ラーメン、つけ麺など
“国産豚100%使用の無添加スープ”というHPの説明には疑問を抱いているが、味自体は私好みである、府中のラーメン店『だるま一家』
その後も何度か通っており、先日は太麺を使用した「親だるまラーメン」を食べてみた。


昨年末に紹介したときは、タイトルの最寄り駅をJRの府中本町にしていたのだが、
地図を再確認したところ、どうやら京王線の府中駅の方が、少しだけ近いことが判明。なのでタイトルなどを修正した。
今回はタイトルどおり、本当に府中本町が最寄り駅であるラーメン店を4軒紹介。
この時期はちょうど、東京競馬場ではGⅠレース開催が続いており、府中本町駅を利用する方も多いはずで、
競馬帰りの飲食店ガイドにしていただければ幸いである。
ちなみに、現在府中本町駅の切符売り場付近の壁には、下記の書道作品(?)が掲示されている。誰が書いて何のために貼ったのかは謎(苦笑)。


まずは、4軒のうち最初に訪問した、『釜玉中華そば ナポレオン軒』府中店を紹介。
屋号からわかるように、釜玉ラーメンの専門店で、目黒区の都立大学駅で創業し、蒲田や八王子などにも支店がある。
メニューは絞っており、下記の他は具だくさんの「リッチ」に、「おむすび」と「替玉」、ドリンクやトッピングだけ。


訪問&上記撮影は一昨年の11月だが、現在も同価格を維持している模様。
別の店で食事をしたあとだったので、私が注文したのは「釜玉中華そば (小)」550円。


横アングルも撮影。スープは無いけれど、ネギがたっぷり盛られており、小でも見た目はさみしくない。


釜玉なのでスープはなくタレだけ、具材は卵黄と辛口に和えられたネギのみ。個人的には、ネギはもっと少なくていいかな。
麺は特注の極太縮れ麺で、しょっぱウマいタレや卵黄と絡み、予想どおりの力強さとウマさ


卓上には調味料が多数置いてあり、おろしたショウガやニンニク、ゴマ、コショウ、魚粉の他、


きくらげ、黄金ゆず七味、揚げネギ、辛口のニラなど、珍しい味変アイテムも揃っている。


一番安い小を頼んだくせに、調味料をガバガバ入れるのは申しわけないので、使ったのはニンニク、ショウガ、魚粉、七味だけ。


麺は最後までダレることなく、しっかり噛みしめペロリとたいらげた。
ワンオペ男性店員の応対も良好だったし、次回は空腹で来店し、スープ付きの替玉まで食べたいね。

続いては、ナポレオンのすぐ近くにある、煮干し出汁の人気ラーメン店『いつみ屋』。


府中出身の知人が絶賛しており、期待を胸に入店すると、ほぼ客席は埋まっている。
その後も、客が次から次へと来店するため、メニュー=券売機の写真は撮れなかった。
注文したのは、ベーシックな「らーめん」720円。男性ふたりで営業しており、先客が多く少し待たされた。
こちらもメニューは少数精鋭主義で、他は「つけざる」に「わんたんめん」と、追加具材の「めんま」「玉子」に、「大盛」と「ビール」だけ。
しばらくして、らーめんが登場。ナルトが入る、正統派ラーメン店らしい盛り付けである。


横アングルも撮影し、さっそく食べ始める。


煮干し由来の魚介風味が効いた醤油スープで、麺は普通サイズで少し縮れており、歯応えもいい。
具材はチャーシュー、メンマ、ナルト、ノリ、ネギ。シンプルだがどれも美味しい。


愛読しているラーメンブログでは、「永福町系大勝軒っぽい」のような説明があったが、
あそこまで煮干しが前面に出ておらず、油で熱々でもなく、麺の量も2玉ではないので(笑)、お手頃価格なのもありがたい。
スープ、麺、具材のすべてが標準を上回っている、高品質なラーメンであった。

続いては、いつみ屋の並びにある、『ニューたんたんめん』。
私はずっと、川崎発祥のニュータンタンメンを出すチェーンの支店だと思い込んでいたが、あちらは「タンタンメン」がカタカナ。
両者の関係は不明だが、単なるパクリ(笑)の可能性もあるため、いつみ屋とは反対に、さほど期待もせず入ってみた。
こちらが、ひらがな「たんたんめん」を含む主要メニューで、裏面には大量の中華料理が記されている。


実は、中華で一杯やったのだが、今回のテーマはラーメンなので割愛。注文した麺類は、「たんたんめん塩味」680円。


餃子、半ライス、漬物が付く、+120円のセットにしたため、ザーサイが写り込んでいるが、それらの紹介も控える。
たんたんめんという名称だが、スープはそんなに辛くない。麺は中太で、コシがあり悪くなかった。


本家ニュータンタンと同様、溶き玉子とひき肉が入っており、レンゲと一緒に提供された、穴あきスプーンですくって食べる。


他の具材はキクラゲ、メンマ、水菜、ネギなど。以前も書いたが、水菜はラーメンには不要だと思う。
それにしても、このスープの色で「塩味」と称するのは正しいのだろうか。そりゃあ、塩も少しは入っているだろうけど。


実際、私自身もスープの味を問われたら、どう答えるか迷う。醤油でも味噌でも塩でもゴマ風味でもなく、しいていえば『中華味」か。
たんたんめんはそんなに満足できなかったが、680円と安価だし、中華で一杯やるにはいい店だと思う。

4軒目も、今まで紹介してきたお店のすぐ近くにある、有名ラーメン店『青葉』の府中店。


豚骨+魚介のダブルスープを広めた、ラーメン史に残るお店で、全盛期の中野本店には、大行列ができていた。
私自身も好きな味なので、何度となく食べているが、コロナ禍以降は訪問しておらず、府中店も初めて。
最後に食べた2019年では、「特製 中華そば」が900円だったので、今は千円くらいかと予想していたが、甘かった。


それでも、初志貫徹で特製1130円をオーダー。夜22時台と遅い入店だったため、客は少なめで店員さんも男性ふたり。
茹で、水切り、具材盛り付け、と流れるような作業を経て、特製中華そばが完成。


相変わらず、美味しそうなビジュアルであり、さっそく食べ始めたが…感想の前に、個人的な事柄を語らせていただく。

「○○(店名)のラーメンは、日によってブレがある」という批評を聞いたことがある人は多いと思うが、
私自身は、人生でたくさんのラーメンを食べてきたつもりだが、ブレを感じたことはほとんどない
「今日は、いつもよりウマい気がするな」という、いい方のブレはあったが、悪い方は皆無。
つまり、2度目以降のラーメンの感想は、「相変わらずウマい」か「いつもよりウマい」のみ。
幸せなのかバカ舌なのかはさておき、そんな私が初めて「なんか違うぞ!?」と驚いたのが、今回の特製中華そばである。
具体的に書くと、○スープが獣臭い○魚介風味が薄い○チャーシューも味が薄い○味玉は旨味がない
とにかく、全体的に薄味に感じた。特に半熟煮玉子は、ここ青葉でウマさを知ったので、ほぼ無味だったのには落胆した。


この日は失敗したのか、最近味を変えたのかは不明だが、前者ならガッカリだし、後者ならもう利用することはない。
近いうちに、私が全支店の中でもっとも信頼している、飯田橋店で食べて確認しようと思っている。
府中店には申し訳ないが、とにかく、青葉はもっと美味しいはずだ!

そういえば、「ブレを感じた」ラーメン店がもうひとつあった。最初に紹介した、だるま一家である。
過去に5度訪問し、①ウマい②超うまい③ちょっとイマイチ④前回と同じ⑤以前より劣るかも… と、徐々に評価が下がってきている。
3回目と4回目は、普段のスープよりこってりしたタイプを選択したため仕方がないが、5回目に頼んだ冒頭の「親だるまラーメン」は、

※提供直後の画像

麺は太いが「スープは基本のラーメンと同じ」と店員さんから聞いていたのに、最初にスープだけ飲んだが、やや物足りなかった。
ただし、このお店では初めて食べた「味付け玉子」120円は、ちゃんと味がして美味しかった。


無添加といいつつ、牛乳や魔法の粉を入れてそうな(個人の見解です)、だるま一家さんの豚骨スープは、
他では食べられない唯一無二の味なので、今後もブレを気にせず、近くに来た際は、つい食べてしまいそうだ。

以上、府中本町駅近くのラーメン店を紹介してきた。
駅反対側には、金土日しか営業しない『大一』という餃子がウリのお店があり、そこのラーメンもなかなかイケる。
さっき、「競馬帰りの飲食店ガイドに」なんて記したが、レース終了直後は、どの店もメタクソに混むはずなので、実はおススメできない(笑)。
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やすいやすいラーショ 東福生『ラーメンショップ』

2025年04月20日 | ラーメン、つけ麺など
遅まきながら、「ラーショ」の愛称で親しまれている一大チェーン、『ラーメンショップ』の魅力に気づいたわたくし。
今まで食べたお店をここで紹介したが、全国には300店もの関連店があるそうで、私の経験値はまだまだ少ない。
ラーショ冒険者(?)としてレベルを上げるべく、先日は今回タイトルにある、東福生のお店に行ってきた。
店頭の真っ赤なファサードには、「ラーメンショップ」の白字のみで、両脇に「うまい うまい」の文字がない。


ネットによると、正式な店名は『ラーメンショップ YAMANAKA』福生店になるらしい。

お店の存在は、愛読しているブログで以前から知っていたが、福生方面に行く機会はなく、あと回しになっていた。
最寄り駅は八高線の東福生だが、私の地元立川駅からは乗り継ぎが悪く、
乗り換え駅の拝島で、八高線を30分ほど待つ場合もあるので、青梅線の福生駅から歩いたほうが早い。
来る機会が少ない福生だが、以前同じ市内にある『不二家』で、ケーキ食べ放題に挑戦したときと同様、
私が訪れた日はなぜか、雲行きが怪しかった(苦笑)。嫌われてるのか?


怪しいといえば、福生駅からの道中、昭和チックな歓楽街も見かけたが…ちょっと怖いので探索は遠慮しておく。


広い通りに出てしばらく歩くと、「ラーメン」の赤い看板が見えてくる。あれがお目当てのラーショ福生店だ。


営業時間は11時~18時で、私が訪問したのは16時台と、中途半端な時間帯だったが、先客・後客が結構入っていた。


店内はカウンター席のみで14席くらい。店主と思われるおじちゃんが、ワンオペで奮闘していた。

ここで、私がこのお店に惹かれた理由を発表。それはズバリ、令和とは思えない激安価格だ。
こちらが壁のメニュー表だが、基本の「ラーメン」は400円! 『日高屋』でさえ、最近は「中華そば」が420円するのに。


「チャーシューメン」でも600円で、サイドメニューの「カレーライス」も300円と破格。
他にも、「つけめん」や、チャーシューも入る「ネギライス」などもある。「キムチライス」がカレーと同額なのは珍しい。


私の注文は、基本のラーメンとカレーライス。両方合わせても700円だ。
さらにこちらのお店、「ゆで卵一つサービス」も実施している。太っ腹すぎるぞ。


安価なお店だが、衛生面も手抜きはなく、開業から数年たっているはずだが、厨房や客席は清潔に保たれていた。

玉子の殻を剥き終えた頃、店主がふたつの商品を、ほぼ同時に完成させた。
まずはカッパ漬けが添えられたカレーライスが登場。盛り付けの乱れはドンマイだ。


その直後、この系統ならではの東京風豚骨醤油ラーメンが出てきた。


殻を剥いた茹で玉子も一緒に撮影。しつこいけれど、これで総額700円。いいのだろうか!?


ラーメンの横アングルも撮影。丼が大きめなのも、ラーショの特徴。


まずはレンゲでスープを…の前に、ここのレンゲは妙にデカい! 茹で玉子を乗せたら、鶏卵なのにうずらに見える。


そのデカレンゲでスープを飲んでみる。茶褐色のスープは背脂は少なめで、豚骨の風味よりも醤油を強く感じた。


具材はチャーシューとノリが2枚ずつに、ワカメ、ネギと、400円なのにちゃんと揃っている。
麺は硬めのちぢれ中細麺。量は一般的なお店より、少し多い気がした。


「麺柔らかめ」と注文していた、常連らしきおっさんがふたりいたので、お客さんも硬いと感じているのかも。
途中で、豚骨醤油ラーメンとは好相性な、卓上のおろしにんにくを追加し、ズルズルと食べ進める。

※玉子をハシでふたつに分けたら、変な形になってしまった

カレーライスのご飯の量は、220グラムくらいか。かかっているカレーは、学食や競輪場の食堂などで食べたことのあるテイスト。
業務用ルウをベースにした、具材ナシのプレーンかと思いきや、よ~く見ると、小さな人参や玉ねぎが含まれていた。


合計700円で、かなりの満足感を得られたが、もう少し食べられそうなので、「おかわり玉」100円を注文。
要するに替玉なのだが、店主に「丼をください」と告げられたので、スープと麺が少しが残っている丼を渡す。
店主が丼にタレを投入し、茹で上がった麺とチャーシュー1枚を追加して戻ってきた。


100円の替玉も珍しくなってきたのに、チャーシューまで付けてもらって、なんだか申しわけないね。
ふた玉目の麺を食べ始めた途端、満腹中枢が働き出し、苦しくなった。その前にカレーも食べているからね。
なんとか食べ終え「ごちそうさまです」。お会計時、店主に安価の理由などをたずねたかったが、
後客がどんどん来店し、会話しているヒマはなさそうだったので、カウンター上に800円を置いて退店した。

あくまで個人の意見だが、昔は東京でラーメンといえば、黒いスープの醤油味が主流で、
そのようなラーメンは、スーパーで売っている生ラーメンや、学食などでも味わうことができる、身近なテイストであった。
一方、こちらのような背脂も入る、茶褐色の豚骨醤油ラーメンは、当時はお店でしか食べられない味。
「チープ」と称されることの多いラーショだが、私にとってはワンランク上の外食(?)という位置づけである。?の疑問符も付くが(笑)。

初訪問から数日たった先日、ラーショ福生店に2度目の訪問。そういえば、ラーショ系で再訪したお店は、ここが初めてだ。
この日は、スマホでお店外観を撮りまくっている若者がおり、入店すると、その相棒と思われるオヤジが、着席せずに店主と会話。
まともな媒体ではなく、ネットサイトあたりが取材交渉していたのだろうが、夕方17時台にもかかわらず、ほぼ満席という繁盛ぶりで、
ワンオペ店主も客捌きで忙しかったため、「そういうのはやらないから!」と、不機嫌そうに断っていた。
ふたりの風貌から、どうせロクなサイトではないので(ユーチューバーや食べロガーかも)、断って正解だと思う。

タイミング悪く、私も注文時に店主の足を止めて、「ラーメン(中)」の麺の量を質問したところ、「1.5玉」と返答してくれた。
+100円で1.5玉なら、替玉の方がお得だが、忙しい時に質問しておいて、「じゃあ普通でいいや」というワケにもいかず、
「玉ねぎチャーシューメンの中を麺柔らかめで、あと半カレーライスをください」と注文。
「玉ねぎ(orねぎ)チャーシューメン」は、こちらの最高値商品だが、それでも700円。中盛で半カレーを付けても千円札1枚で済む。
看板のラーメンショップの文字の両脇に、「うまい うまい」ではなく、「やすい やすい」と書きたくなるな。
客が殺到し、店主が疲労困憊で少し心配になる中、ラーメンもカレーもすぐに登場。

こちらが「半カレーライス」200円。わかりづらいが、確かに前回のカレーの半分くらいの量。


こちらは、玉ねぎチャーシューメン・中盛。こっちも判別しづらいだろうが、前回のラーメンより明らかに量が多い

※丼自体もデカいかもしれない

麺は1.5倍だが、スープも増えているので、麺2倍の替玉との比較でも、決して損ではないのだ。


またまた無料の茹で玉子もいただき、カレーとラーメンで半分ずつ。


今回も分けるのに失敗し、ラーメンの黄身が少なくなってしまった。


チャーシューは計6枚。元々2枚入っているので、4枚増えたことになる。
さっき書き忘れたが、パサパサではなく、ほどよい噛み応えがあり、醤油の風味がする。
玉ねぎは「八王子ラーメン」のように、刻みタイプだったが、ねぎラーメンのように辛口タレとは絡めていなかった。
ラーショといえば、ネギラーメン推しという印象があるが、玉ねぎの方が好きな私としては、他店でも玉ねぎトッピングをやってほしい。
穴あきスプーンが付いてきたので、玉ねぎをすくってみる。このスプーンは、「コーンラーメン」でも活躍するはずだ。


柔らかめとお願いした麺は、個人的にはちょうどいい硬さで、スープとの絡みも前回より良かった。
麺、カレー、具材は食べ切り、スープもだいたい飲み干し、心地よく満腹になったところでお会計。
お客が私だけになり、店主もひと段落ついた印象だったので、前回聞けなかった「安すぎる価格」について質問してみたところ、
「企業努力でね…」と即答。だいぶ前から値段変わってませんよね、とたずねたら、
「30年くらい変えてないよ。本当は上げたいけど、本店が瑞穂にあって、そことの兼ね合いで上げられないんだ」とのこと。
瑞穂というか、箱根ヶ崎にも同系列かつ同価格設定のラーショがあるのは知っていたが、そちらが本店のようだ。
というか、本店のせいで値上げできないって…福生店の店主には気の毒だが、本店のオーナーは好人物に違いない。
「また来ますので」という私の声掛けに、店主が「はあい、またよろしくお願いします」と返答してくれた。
巣鴨の洋食店『フクノヤ』さんのときもそうだったけど、安価で頑張ってらっしゃるお店は、お腹だけでなく心も満たされた気分になる。
ラーショ福生店の店主や従業員の皆さん、どうか無理をなさらず、適正価格で営業を続けてください
東京では屈指の激安店を訪問したことで、私の「ラーショレベル」も、少しは上がったのではないかね。



ラーメンショップ YAMANAKA 福生店
東京都福生市武蔵野台1-20-26
JR東福生駅から徒歩約4分、福生駅からは約13分
営業時間 11時~18時
定休日 月、木
※本店は箱根ヶ崎で、埼玉の鶴ヶ島にも支店がある
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九州全県のラーメンを制覇!

2025年04月09日 | ラーメン、つけ麺など
西八王子の中華屋さん『あづまかん』の並びに、『八作』というラーメン店があった。


ファサードにも記されているように、こちらは東京では珍しい、「九州大分のとんこつラーメン」のお店で、
先日、八王子球場の帰りに、基本の「塩とんこつラーメン」を味わってきた。


未踏だった大分県のラーメンを食べたことで、めでたく九州全県のラーメン制覇を達成。
今回は記念(?)として、私が今まで食べた、九州8県のラーメンをそれぞれ紹介していく。

まずは、つい最近もここここで取り上げ、九州ではもっとも食べている福岡県から。
お店は、昨年からちょくちょく通っている、国分寺の『木村亭』
先日は、基本の「豚骨ラーメン」750円に、初注文のトッピング「岩のり」100円を追加した。


いつもどおり美味しく、すぐに麺を食べ切り「替玉」100円を注文。スープには岩のりがたっぷり浮いている。


画像はないが、福岡県では20年以上前に、有名な『元祖長浜屋』で食べたことがある。当時は「ラーメン」400円、「替玉」50円であった。
あと、博多駅のホームにあった、立ち食いソバならぬ立ち食いラーメン屋にも入っている。
お店のおばちゃんに、かしわ(鶏肉)を入れるかたずねられ、「ハイ」と返答したら、無料サービスじゃなく30円余計に取られた(苦笑)。

続いては、福岡の次に杯数が多い熊本県
数週間前、西荻窪駅からほど近い『ひごもんず』で、「角煮ラーメン」1130円を食した。


角煮が3個も入るのだが、提供時はその角煮が、スープに沈んでしまっている。
以前も指摘したが、ひごもんずさんは実際の商品より、店内壁に貼ってあるメニュー画像の方が見栄えがいいよ。


壁メニューの「角煮ご飯」にも惹かれたので、


私も「半ライス」100円を注文し、自家製「角煮ご飯」を作ってみたが…あまり美しい盛り付けではないね。


ラーメン自体は、「コクありアッサリくさみなし」のスープが、相変わらずウマくて満足。
こちらのオーナーは、新宿の人気店『桂花』出身だが、本家桂花の角煮ラーメン=「太肉麺」は、角煮が2個なのに現在は1300円もする。
外国人観光客向けなのかもしれないが、ちょっと手を出しづらい価格になったので、今後もひごもんずさんに頼ることになりそうだ。

私が実際に訪れたことがある九州の県は、福岡、長崎、佐賀だけで、熊本などは未訪問。
長崎県では本場のちゃんぽんと皿うどん、そしてトルコライスを味わったけど、ラーメンは食べそこなった。
先日、三鷹で餃子巡りをした際、『グラバー亭』で「長崎ラーメン」700円を注文したが、 


これは「長崎ちゃんぽんのお店が出す豚骨ラーメン」という意味合いが含まれており、厳密には長崎ラーメンではないかもしれない。
だいぶ前に紹介した、『西海』改め『西海製麺所』は、間違いなく長崎ラーメンのチェーン店だが、最近はご無沙汰している。

※府中競馬場内の支店で食べた、基本のラーメン「西海」(当時の名称)とビワ茶

続いても、仕事で訪問したことがある佐賀県
8年前、武雄市にあった『佐賀ラーメン 喰道楽』で、一杯やったあとに「生卵入りラーメン」を食べた。


佐賀ラーメンは久留米ラーメンをルーツとしており、生玉子が入るのが特徴だとか。
今HPを確認したら、ラーメンの前に挑んだ「焼酎飲み放題350円」が、価格こそ460円になったが、現在も実施していた。


あのときは翌日取材があり、瓶の4割くらいしか飲めなかったので、再挑戦したいね。

ちなみに、JR横浜線の矢部と淵野辺の間にあるラーメン店『梅吉』は、「佐賀熊本らーめん」と名乗っている。


昨秋久々に訪問し、麺1玉、1.5玉、2玉が同料金の「梅吉らーめん」1000円を、2玉で食べてきた。


とろけるチーズに、結構厚めの焼豚2枚と、なかなかボリューミーだったので、麺2玉にしたのを少し後悔(苦笑)。

さて、ここからは未訪の県ばかりで、ラーメン画像もなかったりする。
宮崎県は以前、千歳船橋や荻窪にあった、『九州宮崎とんこつらーめん日向屋』というお店で何度か食べた。
もう20年くらい前のことで、当時は撮影もしてないので、手持ちのラーメンガイドの画像を撮影&掲載。
 ※2002年発行 成美堂出版「首都圏 絶対食べたいラーメン店220軒」より

豚骨だが福岡よりスープがオレンジ色で、九州のモヤシが乗るのが特徴だったが、今の東京には、もうお店がない模様。

あと、江古田駅近くに『RAMEN KAGURA』という、つけ麺と豚骨ラーメンを出すお店があるが、
こちらは以前、『宮崎とんこつ 神楽』と名乗っており、私の訪問時もその屋号であった。
ただし、私はラーメンを頼まず、「カルボナーラつけ麺」800円(2016年の価格)を食べており、これは当然、宮崎ラーメンではない(笑)。


続いて鹿児島県。新宿や高円寺にあった『ラーメン専門店 ザボン』が、鹿児島ラーメンを名乗っていた。
過去に2度訪問したが、最後の訪問は15年以上前でやはり撮影しておらず、再びラーメン本の写真を拝借。
 ※2000年発行 KKベストセラーズ「首都圏版 最強のラーメン139」より

スープは、白濁というより茶褐色で、キャベツ、モヤシ、揚げネギなどが入っていて、個人的にはゴチャゴチャしていた印象。
普通のラーメンが5~600円台だった時代に、800円と割高だったこともあり、ザボンに好印象はないが、
6年前に惜しまれつつ閉店した、八王子の『九州らーめん 桜島』は大好きだった。


上記画像「味噌バターラーメン」は550円。コーヒーやキムチなどもサービスされるため、2019年でもこの価格は安い。
屋号の由来は知らないが、「桜島」と名乗っているのだから、鹿児島ラーメンの一種…なのかな?

最南端の沖縄県は、「沖縄そば」は有名だが、「沖縄ラーメン」と名乗る商品は、私は食べたことがない。
沖縄そばは、築地の居酒屋『餃子と沖縄』で、酔ってベロベロになったあとのシメにいただいた。


商品名も「沖縄そば」で、2019年当時で800円。ラフテー2個入りにしてはお手頃価格。
魚介ダシも入っているので、うどんダシが好きな私の口にも合う。
最近は築地方面に行くことがなくなったが、また餃子と沖縄さんで、ニンニクたっぷりの餃子で一杯やりたいよ。

最後に、冒頭で軽く触れただけの大分県=八作さんについても追記。
こちらで提供しているのは、“コクがあるのにさっばりしている”“毎日食べても飽きない味”の塩豚骨ラーメン。


最初に載せたラーメンの横アングルがこちら。具材はチャーシュー2枚に茹で玉子半分、ネギ、モヤシ、ノリ。


麺はストレートの中細麺で、福岡系よりはちょっと太く、白すぎない気がする。


スープは白濁してないが、油が入るため熱々。臭みはないが豚骨の匂いはするし、しっかり旨味もある。


さきほどの店頭看板の説明どおり、「こってり」感はないが決してあっさりはしていない、美味しい豚骨ラーメンであった。

むしろ、こってり濃厚なのは、客席に置いてある本や、来店客のサイン
ラーメン屋さんの本といえば、「ビックコミック」などの漫画雑誌や週刊誌が一般的だが、
ここ八作さんはなぜか、「ゴング」や「プロレス」などのプロレス雑誌。しかも週刊ではなく月刊時代のもので、大半が1960~70年代。
私は、69年に発行された、馬場と猪木が表紙の「プロレス&ボクシング」を読ませていただいた。


大勢の客で混み合っていたので、撮影するヒマがなかったが、壁に貼ってあるサイン色紙も、
私自身もファンである、ザ・グレート・カブキマイティ井上などレスラーばかり。店主はたぶん、プロレス好きなのだろう。
次回はアイドルタイムに訪問し、「ビール」を飲みながら、昔のプロレス雑誌を熟読したいよ。
ここ八作さんについてブログ投稿するときは、カテゴリーは【ラーメン】ではなく【プロレス】になるかも(笑)。

今回、九州8県のラーメンを紹介しているうちに、しばらくご無沙汰している、餃子と沖縄や西海製麺所に行きたくなった。
可能ならば、数年ぶりに九州にも足を運び、ラーメンだけでなく各県の名物を飲み食いし、のんびり旅行したいものである。
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ラーショについて語ってみる。

2025年03月22日 | ラーメン、つけ麺など
拙ブログの左側に、【カテゴリー】という枠があるが、最多なのが「ラーメン・つけ麺など」の82回。
「天下一品」の9回と合わせると、これまでに91回、ブログのテーマにしてきたことになる。
お店1軒につきだいたい3杯、豚骨ラーメン特集などのときは5杯、別カテゴリーだが「中華食堂」のときも毎回1杯は食べているし、
「餃子」や「定食・食堂」などのお店でも、メニューにラーメンがあれば頼むし、「飲食店まとめ」記事にも登場する。
数えたわけではないが、このブログではこれまで、推定400杯のラーメンを紹介していると思う。

その400杯のうち、独立枠のテンイチや、家系、福岡系豚骨はしょっちゅう取り上げているのに、
今回テーマのラーショこと、ラーメンショップ系列のラーメン画像は、1度も掲載したことがない。
 ※後述する小川店の店頭

しいて挙げれば、立川『ラーメン チャチャチャ』(閉店)の「ラーメン」だが、こちらは、インスバイア店であり、系列ではない。


とはいえ、まったく食べていないわけではないので、今回はラーショについて、語ってみることにする。

まず、ラーショの特徴を挙げてみたいが、私の認識では以下の数点。
○赤い看板に、「ラーメンショップ」と「うまい」「うまい」の文字
冒頭の店頭画像のように、「うまい ラーメンショップ うまい」と、両脇のうまいで挟むケースが多い。
○推し商品は、白髪ネギを辛口タレで和えたものを乗せる「ネギラーメン」
○基本のラーメンは、東京風の豚骨醤油スープで、背脂とワカメが入る
○「クマノテ」という謎の調味料を、本部から仕入れて使用している
○幅が広い、水色の丼を使用
○おろしニンニクと豆板醤が置いてある
○全国に支店があるが、本部からの縛りはゆるく、店舗によって味やメニューが異なる
○本部の椿食堂から仕入れているお店は「椿系」と称され、マニアの評判が多い。「マルキ系」などの別系列もある
○朝早くから営業している店が多い
○ロードサイドなど、店舗はだいたい郊外にあり、駅チカのお店が少ない

上記は、あくまで私の印象であり、朝営業をしていなかったり、丼が水色でないお店もある。

個人的には、最後の「郊外にある」→「車でないと行けない」という理由から、訪問回数は少ない。
最初に食べたのは、現在は閉店している立川駅の南口にあった店舗で、10年以上前なので、写真はない。
確か「チャーシューメン」を食べたのだが、後述のラーショと比べ、スープが薄く物足りなかった。

その次に訪れたのが、武蔵小金井駅から少し歩くお店。当時の屋号は『ラーメンショップ椿』で、現在は『つばき食堂』と名乗っている。


入店したのは2018年の秋。注文したのは「チャーシュー並」950円で、普通の「ラーメン並」は当時630円。
今調べたら、現在のラーメンは680円と50円だけ上がっていたが、チャーシューは940円と、安くなっていてビックリ! 
出てきたチャーシューメンがこちら。具材はチャーシュー5枚に、メンマ、ワカメ、ノリ、ネギ。


麺は中細のストレートで、ほどよい濃度の豚骨醤油スープとマッチしていた。


ラーメンショップ椿さんこと、「ムサコのラーショ」は、評判どおり美味しかったが、
お腹イッパイになったので、スープは残した。なぜならこの日は、こちらで食事をする前に、
当時は夜営業をやっていた一橋学園『なにや』で、ビール2本とお通し2皿(出てくるので)、そして塩ラーメンをたいらげていた。
連食を当然のようにこなしていた、7年前の私は元気だったなあ。

ラーショ系列で、次に私が食べたのは、立川駅の北口から結構歩く、『麺ショップ 花路』。はなじではなく「はなみち」と読む。
愛読しているラーメンブログによると、ここの店主の親族も、ラーショを経営しているそうだ。
こちらの訪問も2018年の秋。今触れたブログでは、数年前まで16時以降は、タイムサービスで「ラーメン390円」だったそうだが、
私の訪問時も、定価600円の「ラーメン並」が480円だったので迷わず注文。サービスラーメンだけで申しわけないが、
実はこの日も、すぐ目の前の『パワー軒』で食事をしており、入店時はすでに腹八分状態。
こちらがラーメン並。ここの具材はワカメとメンマがなく、きくらげとモヤシが入っていた。


武蔵小金井のお店では取り忘れた、横アングルはこちら。さっき記したように、口径の広さもラーショの特徴だ。


480円と安価な割には、しっかりしたラーメンだったが、連食だったため味の記憶がない。スープがやや薄口だったかな。
並サイズでも大盛のパワー軒のあとに連食するとは、7年前の私は本当に元気だったんだなあ。

私にとって4軒目のラーショは、東大和市駅の近くにあった、『ラーメンショップ マルキチェーン 東大和店』。
武蔵小金井の椿はもちろん、花路も椿系だが、屋号どおりこちらはマルキ系。「あった」と過去形で書いたように、現在は閉店している。
訪問したのは2019年4月。すぐ近くの串カツ屋さん『串寅』で、友人と飲み食いしたあとに寄ってみた。
私が注文したのは「チャーシューメン」800円。味玉は、最初から入っていたのだろう。


こちらは、友人が頼んだ商品。商品名は覚えていないが、「欲張りラーメン」750円という商品があったので、それかもしれない。


ちなみに私は、お得価格の「ミニカレー」200円も頼んでいた。


チャーシューメンは、チャーシュー5枚に味玉1個分と、ワカメ、コーン少々にネギ。スープは椿よりもマイルドだが、薄くはない。
カレーは、たぶん業務用のルウがベースだろうけど、結構ウマかったよ。
あと、卓上にはおろしにんにくなどの他、珍しい「きくらげラー油」も置いてあったが、味の記憶はない。


いずれにしても、串カツ屋で飲んだあとなのに、ラーメン&カレーを…以下同。

その後はコロナ禍もあり、ラーショ巡りもしばらく途絶えた。
このときちょっと触れた、朝5時56分(※日によって異なる)という斬新な開店時間だった『ラーメンショップ 小川店』は、
 ※冒頭画像下部分の拡大

その後何度か行ってみたが、早じまいだったり、下記のようにお休みに入っていたりして、とうとう入店できないまま、2022年に閉店。


国立の住宅街にある『ラーメンショップ 国立店』も、2度行ったけど開いてなかった。
営業時間が不明だったが、グーグルによると最近は、木、土と週2回だけの11~15時営業らしい。

さっきから、別の店で食べた2軒目、つまりついでに入ったケースばかりのラーショ。
つい最近、初めてシラフ&空腹で訪問したのが、東小金井の『らーめん関口』。
東八道路沿いにあった、ラーショ系列の『ラーメン関口』が店舗老朽化で閉店したあと、
味を継いだ別のオーナーが、東小金井駅の南口にある『武蔵家』の隣で、再オープンしたらしい。
写真はないが、お店ファサードは赤ではなく黒で、「うまい うまい」の文字もなく、外観ではラーショ系とは思えない。

夜の開店時間直後に訪問し、券売機で「ラーメン 並」700円の食券を購入。


水色で、妙に幅広い口径の丼は、まさしくラーショ系列。


具材はチャーシュー、ワカメ、ノリ、ネギとシンプル。しょっぱい豚骨醤油スープと中細ストレート麺は、ラーショ共通。
しかし、ここで告白するが、私の目当てはラーメンではなく、サイドメニューの「ギョーザライス」であった。
ギョーザライスとは、餃子とご飯ではなく、餃子の中身にウズラの卵黄を乗せたものを、ご飯に盛ったものである。


アップ画像はこちら。当時の価格は300円で、今は350円になっていた。


野菜多めの具材は、最初から味が付いており、食べてみたらやっぱりウメエ!
理想は鶏卵の黄身ちゃんだが、ウズラでもまろやかさが増し、メシが進む。


最後はラーメンのスープもかけて、ジャブジャブと飲むように食べ切った。


餃子の中身を玉子でとじて、塩ラーメンに乗せる「とつげきラーメン」が大好きな私は、このギョーザライスも当然気に入ったが、
今回のテーマはラーショなので、関口限定メニューの称賛はこのへんでやめておく。

1970年代には、既に支店展開していたとされるラーショだが、私が食べ始めたのは2010年以降。
先述した、「車がないので店舗に行けなかった」のもそうだが、もうひとつの理由として、
ラーショに似て非なるラーメンを先に知ってしまい、そのラーメン店で満足していたからである。
そのラーメン店とは、○「ネギラーメン」推し○豚骨醤油スープに背脂とワカメ○幅広の水色丼○おろしニンニクと豆板醤
の4つが共通し、ラーショ系列ではないけれど、何らかの影響は受けたと思われる、『壱発ラーメン』である。

30年以上前から通っている壱発は、ラーショと比較すると、
○チャーシューが美味 ○トッピング豊富 ○スープが濃厚 ○八王子店は自宅から近く、年中無休で営業時間が長い…などの長所がある。
特に強調したいのはスープの濃さで、壱発の方が、豚骨の旨味や背脂由来の甘味が強く、満足度が高い。
無論、私が未訪のラーショ店はたくさん存在し、壱発よりウマいスープの店もあるだろうが、
現時点の私の評価は、ラーショ<壱発である。 「<」の記号は、「しょうなり」と入力して変換すると知った。

壱発の魅力である「豊富なトッピング」は、ネギ、チャーシュー、コーン、メンマだけでなく、
大根おろし、とろろ、めかぶなど、ラーショどころか一般的なラーメン店では扱っていないものが多い。
私が最後に食べたのは、「チャーシューメン」1050円+「めかぶ増し」150円。


めかぶチャーシューメンなんて、食べられるのは壱発だけではないか。「別に食べたくねえよ」という突っ込みはNGだ。
めかぶが妙に絡むため、麺が啜りづらく、スープも当然ぬるくなって…正直、めかぶ増しは失敗だった(苦笑)。
 ※ハート型の昆布がかわいい

壱発の高評価はさておき、私自身は、まだまだラーショ経験値が足りないのは承知している。
今後はもっと、「うまいラーメンショップ」のお店を探索するつもりなので、そのときはまた、改めてリポートしたい。
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噂の「ちゃん系」はやっぱりウマかった! 高円寺『ともちんラーメン』

2025年01月22日 | ラーメン、つけ麺など
今から数年前、ネット記事や他人のブログなどで、「ちゃん系」と呼ばれるラーメン店があることを知った。
元祖は、神田の『ちえちゃんラーメン』らしいが、その後は別の場所で、『えっちゃん~』『ひろちゃん~』などと、
提供しているラーメンやメニュー構成はほぼ同じだが、人名というか店名が異なるお店が続々誕生。
この、「○ちゃん+ラーメン」という組み合わせの屋号が、ちゃん系とカテゴライズされる理由らしい。

どのお店も人気があり、関連店はどんどん増え、【ちゃんのれん組合】も発足したが、組合HPを見たところ、店舗の大半は23区内。
私が住む立川市から一番近いのが、高円寺の『ともちんラーメン』。ちゃんではなく「ちん」だが、れっきとした組合加盟店だ。
昨年秋頃、飲んだ帰りに初訪問し、ちゃん系ラーメンを味わってきた。


右側のノレンには、「ともちん」の文字があるが、目立つのはやはり、真っ赤な看板に記された「中華そば」と「もり中華」の文字。
中央の○珍は、店名のともちんを表していると思われるが、どこのお店も、赤い看板と、中華そば&もり中華の文字は共通のようだ。

提供しているラーメンについては、ちゃんのれん組合のXに、下記の投稿があった。


たっぷりスープ、切り立てチャーシュー、中太平打ち多加水麺が特徴のようで、ネットでは「喜多方風」という意見もあった。

続いて、メニューを紹介。店頭の券売機では、まず「初めて」か「2回目以降」かを問われるが、


どちらのボタンを押しても、下記画面に変わる、入店後も、店員さんの対応に変化はなかった。


メニューは、看板に記載された「中華そば」「もり中華」に、「チャーシュー麺」の3種の他、
かけラーメンに該当する「中華そば(ねぎのみ)」や、「上」「特上」「大盛」、あとは「瓶ビール」にトッピング類と、少数精鋭である。
初回は、基本の中華そば850円の食券を購入してから入店。店内はカウンター席のみで、私が着席し満席になった。
先述した「チャーシュー切り立て」に従い、接客担当の店員さんは手が空くたびに、まな板の上でチャーシューを切っていた。


数分後、麺とスープにチャーシューが盛られて、中華そばが提供された。


横アングルがこちら。スープは本当に「縁までなみなみ」で、下の受け皿に少しこぼれている。


さっき掲載した、ちゃんのれん組合のX投稿には、「ラーメンライスの最高峰」と記されてあったが、
ともちんラーメンさんではライスは無料。しかも「おかわりできます」&「おいしい国産米」だ。


ライス希望者は、券売機の下にある白い札を、食券と一緒に渡すのがルールだが、店員さんに直接注文しても対応してくれる。


まずは、あふれそうなスープをレンゲでひと口。薬味のネギが好相性な、しょっぱウマい醤油ベースの清湯スープだ。
続いて麺を啜ると、平打ちの多加水というか、柔らかいピロピロ麺という、私の好きなタイプ。


大小サイズは様々だが、たっぷり入ったチャーシューは、醤油の旨味が凝縮されており、抜群に美味しい。
何度も書いているが、チャーシューは醤油で煮込むのが正義であり、低温調理が主流にならないことを祈る。
チャーシューは、出来立てで温かい状態のものを、切り立てで提供するのが、こちらのお店の規則のようだ。
メンマは、細く茶色いのが数本入っていたが、味の感想は特にナシ。
チャーシューをライスに乗せ、さらにスープやネギも加え、ズズズっとお茶漬けのようにかきこんだら、


「最初よりやや少なめで」とお願いし、2杯目のライスお替わり。


卓上には上記のように、きゅうりのカッパ漬けと、「ンモーッHOT」と記された、私は未使用の辛そうな調味料、
そして、酢、コショウ、唐辛子、刻みニンニクなども用意されている。


コショウとニンニクを入れてみたが、個人的には、ともちんの清湯醤油スープに、ニンニクは不要な印象。


麺と具材、2杯目のライスは当然食べ切り、スープを少しだけ残し「ごちそうさまでした」。
初めてのちゃん系ラーメンだったが、噂どおりのウマさに大満足であった。

既述したように、事前情報では喜多方風と聞いていたが、私自身は、有名チェーン店の『坂内』よりも満足度が高かった。
以前も書いたが、漫画「美味しんぼ」のカキ対決と同様、洗練よりも興奮を求める私には、
ともちんの方が味が濃く、スープもチャーシューも多く、ワイルドな仕上がりで好みなのだ。
そもそも、お替わりOKのご飯付きで850円は、今の時代では破格だろう。しかも、つい最近まで750円だったようだし。

数日後には2度目の訪問を果たし、もうひとつの看板商品である、もり中華1000円をオーダー。


つけスープには、中華そばと同様の具材に、スライスされた茹で玉子と茹でモヤシが加わる。


スープは熱々だが、私の苦手な酸味はなく、中華そばをそのまま、スープと麺に分けたような印象。
例のピロピロ平打ち麺は、茹で後に冷水で締められたことで、さらに舌触りが良くなった。


玉子が半熟ではなく、昔懐かしい完熟なのは、ちゃん系独自の狙いがあるのだろう。


当然のように、今回も無料ライスをいただいている。このミニチャーシュー丼は、私にしてはいいデキ。


今回もハシが止まらず、スープ以外は一気に食べ切った。もり中華もウマい!

ちゃん系ラーメンは、『すごい煮干しラーメン凪』の凪グループが関係しているらしいが、凪のHPには、ちゃん系については触れていない。
凪は、屋号のように煮干しラーメンが有名で支店も多く、居酒屋『ビーフキッチンスタンド』立川店にも、ラーメンを卸していた。

※立川店で食べた「すごい煮干しラーメン」。最近訪問してないので、現在も提供しているかは不明

凪はかつて、立川にも店舗があったが、当時は豚骨ラーメンのお店で、味も良く私も何度か通った。
豚骨ラーメンも煮干しラーメンも美味しく、近年は喜多方というか、ちゃん系ラーメンで話題を集めている。
このように、3種の異なる味で人気を博した凪グループって、実はすごいラーメン店なのでは?
「今頃気付いたのかよ!」と凪ファンに怒られそうなので、この話題はもうおしまい。

ともちんさんにハナシを戻すが、3度目の訪問では、券売機には表示されていない「中華そばの塩味」を注文。
裏メニューなのかもしれないが、中華そばの食券を渡すときに、「塩味で」と伝えれば作ってもらえる。価格は同じ850円。
出てきた塩ラーメンがこちら。スープの色が透明に近いが、塩分はさほど変わらなかった。


今回は「生卵」100円も追加。ライスを付けるのは毎度おなじみ。


この日は、チャーシューを数えてみたところ、全部で13枚。もはやチャーシューメンである。
溶いた生玉子に、すき焼きのようにチャーシューを絡めたり、


永福町系大勝軒で覚えた、麺を付けてから啜ってみたりしたのち、


それらをライスに乗せて、まとめて食べていく。麺が黄色く染まっているのにお気づきだろうか。


と、玉子やライスを楽しんでいるうちに、ラーメンスープの色が、変化しているではないか。


透明だったスープが、画像右奥、退店した客が残した中華そばのスープと、ほぼ同じ色になっている。 
おそらく、チャーシューを煮た醤油ダレが、時間の経過とともにスープに溶け込んだのだろう。
1杯で2種の味を楽しめる、画期的なラーメンかもしれない。まあ実際は、味の変化はそれほどなく、終始しょっぱかった(笑)。
まあ、濃い味が好きな私には、美味しく食べられるレベルだったし、そろそろライスをお替わり…と思いきや、
店員さんたちが閉店準備を始めている。時刻は22時過ぎ。あわてて近くの男性店員に閉店時間をたずねたら、
「22時ですけど、ゆっくりしていってください。ご飯のお替わりも遠慮なく」と、笑顔で返答してくれた。
「あ、そうすか。じゃあライスをもう1杯…」とお願いするほど、私も図々しくない。
すぐにスープ以外をたいらげ、「ごちそうさまです、遅くまですみません!」と謝罪してからお店を出た。

私が帰ったあとも、何人かの客が残っていたし、明らかに、22時過ぎに入店したと思われる客もいたが、
ともちんさんは、平日は22時閉店らしいので、訪問の際はお店の厚意に甘えず、時間は厳守するように!
無論、閉店時間を知らずに入店し、結果的に時間オーバーしてしまった、私自身も反省している。
それにしても、閉店時間が過ぎていてもなお、笑顔でご飯のお替わりを薦めてくれるなんて、素晴らしい店員さんである。
彼のお陰で、ますますこちらのお店のファンになった。

最近は、ちゃん系とは無関係のくせに、似たような外観で似たような商品を提供する、パクリ店も登場しているようだが、
私は、ちゃんのれん組合以外のお店に行くつもりはないし、今後しばらくは、ともちんさんのお世話になると思う。
そういえば、お店に設置されている名刺の裏には、系列店が記載されていたので、最後にその画像を掲載。


高円寺店の開業は2021年らしいが、既に支店が8つもあるとは、人気あるんだねえ。



高円寺 ともちんラーメン
東京都杉並区高円寺北2-21-4
JR高円寺駅北口から徒歩約3分
営業時間 月~金 10時~22時、金は朝5時まで、土日8時~朝5時、日は21時まで
定休日 基本無休だが、たまに休業日や中休みがある
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悔しいけれどお前に夢中 府中『だるま一家』

2024年12月24日 | ラーメン、つけ麺など
タイトルに、西城秀樹さんの名曲「ギャランドゥ」の歌詞をわざわざ使った、府中のラーメン店『だるま一家』
「悔しいけれど~」の理由は後述するが、下記画像は、先月ここで紹介した、基本の「だるまラーメン」850円。


白濁スープにチャーシュー、木耳、青ネギが乗る、福岡スタイルの豚骨ラーメンであり、茨城の本店は『博多長浜ラーメン だるま一家』と名乗っている。
本店があるということは、府中店は分店扱いで、大阪や栃木にも店舗がある模様だが、九州の有名店『だるま』とは無関係の様子。
また、お店HPのフランチャイズ募集コーナーでは、「通常4時間程かかる仕込みも約1時間で完了」と説明。
府中店の壁には、スープを仕込んでいる鉢巻き職人の画像(だるま一家グループのオーナー?)が掲示してあるが、


1時間でスープが完成するわけがないので、本店か工場で炊いたものを、府中店に送っているのだろう。

こちらは麺類メニューだが、スープ作りの人件費やガス代が不要な割には、ラーメンは850円~と決して安くはない。


有名店だるまの名をパクり(?)、まだ4軒とはいえ全国に店を展開する資本系で、スープは自店で炊かないのに値段はやや割高と、
失礼ながら訪問前の印象は、世にはびこるインチキ家系チェーンと同様、私が嫌うタイプのお店であった。
それでも、人生何度目かの豚骨ラーメンブームを迎えていた私は、府中に用事があった帰り、誘惑に負けて寄ってしまった。

注文したのは、さっき画像を載せただるまラーメン。この系統では珍しく、券売機ではなく口頭で店員さんに告げる。
冒頭の画像を再度見てもらいたいが、こちらの豚骨スープは、牛乳でも混ぜたかのような、不自然な白濁色。
怪しみながら、レンゲでスープを啜ってみると……意外とイケるではないか。
福岡ラーメンの麺は白っぽい印象があるが、こちらは薄茶色。撮影者の腕が悪く、わかりづらくてゴメン。


色の理由は、小麦の殻を半分含んだ、オリジナルの半粒粉の博多麺だから、と店内貼紙で解説してある。


例の妙に白いスープも、国産豚100%使用の無添加だって。
麺とスープも、さらにチャーシューもしっかり作られており、結構気に入ったので「半替玉」100円を追加。
資本系などと否定的な感情を抱いていたが、テイスト自体は私好みであったため、
数日後、用事のついでではなく、だるま一家さんへの再訪を目当てに府中へ。

2度目の訪問では、ピリ辛ひき肉入りの「赤だるまラーメン」950円と、
選べるミニ丼セット350円から、「チャーシューごはん」愛好家なので「炙りチャーシュー丼」を選択。
ほぼ同時にふたつの商品が到着。こちらが炙りチャーシュー丼で、平日17時までは300円で、明太子やモツの丼もある。


赤だるまラーメンは、前回のだるまラーメンに、別皿のピリ辛ひき肉を添えて提供された。


ひき肉を白いスープに溶かすとオレンジ色になり、ちょうどいいピリ辛風味になる。


一部をチャーシュー丼にも加えてみた(右端)。


チャー丼は、青ネギの乱雑な盛り付けは不満だが、肉の量や風味はなかなかいい。
一方、例のミルキーな豚骨スープは、日によって仕上がりにブレがあるのか、先日とは味が違う。
ただし、デキが悪かったのではなく、むしろ今回の方が旨味が強く感じる。要する前回よりウマいのだ。
バカ舌の私が気に入ったのだから、本当に「無添加」なのかは疑わしいが、とにかく素晴らしいスープである。
なので当然のように、チャー丼にも注いで一気にかきこみ、


麺もすぐに食べ終えたので、当然「替玉」120円を追加。これまでは「普通」か「やわめ」だったが、珍しく「バリかた」をチョイス。


私は柔らかい麺が好みだが、ここの半粒粉博多麺は、歯応えのある硬めの方がおススメかも。

ところで、今回ブログの商品画像は、店内照明の影響なのか、実際の色とは異なっている。
たとえば、赤ラーメンはピリ辛ひき肉の影響で、下記画像よりもオレンジ色が濃いのである。

※2玉目にはおろしニンニクも投入

他の商品も、実際とはビジュアルが異なるかもしれないが、味の良さは保証する。

スープは少し残したが、麺は食べ切り「ごちそうさまです」。最初の訪問時より、ますます気に入ってしまった。
私が過去に食べた、福岡スタイルのラーメンとはちょっと違う気がするし、ギャランドゥの歌詞のように「夢中」というほどではないが、
だるま一家さんのラーメンは、悔しいけれどウマい、と認めざるを得ない。

つい最近、今度は飲んでからラーメンで締めることに。まずは「瓶ビール」600円を注文。
出てきたのはサッポロラガーの中瓶で、ドリンクメニューも一緒に撮影。


おつまみメニューはこちら。サイズは中と小があり、中が600円で小が400円。


私のオーダーは、初訪問時から気になっていた「上モツ煮」と、「若鶏の唐揚げ」に「プリプリ海老の水餃子」をすべて小で。
最初に来たのが上モツ煮。野菜が入らずホルモンとネギだけという、私の好きなタイプ。


以前絶賛した、千歳烏山『世田谷餃子』の煮込みと見た目は似ているが、味はだるま一家さんの方が濃厚に感じた。
「柔らかいモツを仕入れて店内仕込み」(※府中店ではないかもしれないが)とのことだが、商品名に偽りのない上等な煮込みである。
卓上の七味とニンニクを入れたら、さらにウマさ増し増し。小ではなく中にするべきだった。


瓶ビールを飲み終え、「ウーロンハイ」450円に変えたあと、


水餃子が登場。酸味の効いたタレがかかっており、下にはモヤシが敷いてある。


その後、店員さんが粉を付けてから揚げた、唐揚げが登場。


食べる前から予想していたが、水餃子は業務用のよくある味。たぶん「鶏皮餃子」もそうだろう。
唐揚げは自家製で、味も悪くなかったが、美味しい唐揚げは世にあふれているので、イチオシはやはり上モツ煮だな。

ウーハイを飲み終えたので、シメの麺類を作ってもらう。
お願いしたのは、上モツ煮と同様、初回から気になっていた、「超濃厚 数量限定 鬼だるまラーメン」950円。
数量限定なので、入店後すぐに残っているか店員さんに確認し、「あとで必ず頼むので取っておいてください」と予約。
ここまで触れていないが、こちらの接客は客とは付かず離れずで、店員さん同士や常連客との私語もなく、問題ないと思う。
あと、個人的に好感を抱いたのが、店内BGMの有線が、80~90年代に流行った曲ばかり。 ※西城秀樹はまだ聴いたことはない
おっさんの私の耳にはなじむが、若い店員さんたちはイヤじゃないのかな。最初の方に画像を載せた、鉢巻きオーナーの趣味か?
森昌子の「越冬つばめ」のサビ部分、「♪ヒュルリ~ヒュルリリ~ララ~」の絶叫に驚いた頃(本当)、
鬼だるまラーメンが登場。だるまラーメンよりさらに濃厚で、チャーシューも1枚増えている。


普段のスープは、私の推測では乳成分由来の白さだが、このラーメンは、たっぷり入った背脂由来の白さに思えた。
レンゲでスープをすくえば、背脂の固まりが多数浮いている。


飲んでみると、背脂過多でちょっとくどく、麺を啜れば背脂がバッチリ絡む。
濃厚好きの私だが、鬼だるまラーメンは、ちょっとキツく、麺と具材は食べ切ったが、スープは結構残してしまった。

そういえば、モツ煮も少し残しておき、『味源』立川店でもよくやるように、お行儀悪く麺を浸して食べてみた。


濃厚スープと同様、濃厚モツ煮もやはり、麺と好相性。熱々の状態ならもっとウマかっただろう。
期間限定商品で、「モツラーメン」という商品も出しているようだが、これはおそらく、ベースのだるまラーメンにモツを加えたものだろう。


可能ならば、モツ煮を2杯頼み、ひとつの丼にまとめてもらい、そこへ注文した替玉をドボンと投入する、
「スープまでモツ煮ラーメン」を食べてみたい。価格も計920円とお手頃である。
この後も何度か通って、店員さんと仲良くなったら、そういう裏メニューもお願いできるかな。
そのときは、「ここの豚骨スープ、本当に無添加なの?」と聞いてみたいが…それは失礼か(苦笑)。
いずれにしても、コミュニケーション能力が乏しい私には難しそうだが、
だるま一家さんに、今後も通おうとしているのは事実である。店員さん、今後もよろしく!

最後に、だるま一家さんとは無関係だが、国分寺駅近くの満腹食堂『だるまや』さんが、
下記のような貼紙でしばらく休んでいたが、最近もシャッターが下りたまま。


だるまやさんも、まだまだ通いたいお店なので、早期復活を願っている。 

※追記 だるまやさんは2025年1月に閉店なさいました。


だるま一家 東京府中分店
東京都府中市宮西町2-12-1
京王線府中駅から徒歩約4分、JR府中本町駅からは約5分、分倍河原駅や府中競馬正門前駅からも徒歩圏内
営業時間 10時45分~24時
定休日 基本なしだが、大晦日と元日は休み
※お店情報は、府中店のインスタグラムでご確認を
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永福町系大勝軒に、年末の大勝利を誓う

2024年12月20日 | ラーメン、つけ麺など
年末のこの時期は、競馬・競輪・競艇・オートなどの公営ギャンブル愛好家にとって、
各競技で1年を締めくくる大レースが行われる、嬉しくも悩ましいシーズンである。
悩ましい理由はもちろん、命の次に大事なお金を失うからであり、そうならないよう努力=レースの研究はしているのだが、
どんなに熱心に研究しても、的中には結び付かない場合が多々あることを、博打好きなら誰もが知っているはず。
なので近年の私は、運に恵まれるようゲンをかつぐことに尽力している。
過去には、レースだけでなく母校野球部の勝利も願い、勝=カツを食べたり、ラーメン店『大勝軒』で食事をしたりした。
先日ちょうど、私の地元立川で永福町系大勝軒のお店が開業したので、
今年は、この系統のお店で食事を重ねることで、大勝利を願うことにした。


↑の画像は、2年前の12月に紹介した『一ツ橋大勝軒』のラーメンであり、今回タイトルも当時のものをパクっている。

立川のお店の前に、数ヶ月前に食べた、吉祥寺の『三鷹大勝軒』を紹介。
元々は三鷹にあり、吉祥寺に移転してきたのだが、屋号は現在も三鷹大勝軒である。
店舗は、JRの駅北口から徒歩数分だが、スナックなどが密集するエリアの奥という、少々わかりづらい場所にある。


南口には別系統の大勝軒があるので、店頭には「永福町系」と記されたノボリが出ていた。


店内はスナックの居抜きなのか、あまり広くなく照明も暗め。券売機で「中華麺 中盛 1.5玉 210g」950円の食券を購入。
1玉の並盛は140gで850円、大盛は280gで1050円と、70g刻みで100円増減するようだ。
永福町系は、並盛でも2玉300グラム程度の店が多いが、こちらは一般的なラーメン店の量である。
カウンター席に座り、ワンオペの男性店主に食券を渡すが、彼は終始無言のまま。
そんな寡黙な店主が調理した、中華そば中盛はこちら。


横アングルも撮影したが、冒頭の一ツ橋~のような巨大丼ではなく、やや大きめくらいのサイズ。


いざ食べてみると、煮干しの風味は薄く、スープの油も少なめで、舌がヤケドするほどの熱さではない。
永福町系のお店は、「こんなの大勝軒じゃない!」のようなネット批判が、以前はよく見られた。
三鷹~も、グーグルにそんな投稿があり、丸長・東池袋系との違いも知らずにバカなヤツだ、とあきれていたのだが、
私の感想も、「ちょっと永福町系とは違う気がする」になる。味に不満はないけどね。
なお、無言だった店主だが、退店する際に目が合うと、ペコリとお辞儀をした。悪い人じゃないみたいだ。

続いては、さっき触れた、11月25日に立川で開業した『昭島大勝軒』。
三鷹~と同様、立川なのに昭島~と名乗る理由は、23年2月に閉店した、昭島大勝軒の味を継承したから。
継承した方は素人ではなく、多数の飲食店を手掛けている会社のオーナー、つまり一流の経営者である。
復活した昭島大勝軒は、オープン前から話題を集め、開店直後も大盛況で、連日売り切れ早じまいが続いていた。
開店から数日後、そろそろ客足も落ち着いたと予想し、とある日の夕方に訪問してみた。
入口券売機で食券を購入し、店員さんに案内されカウンター席へ。テーブルもあり席数は29と多いが、すぐ満席になった。
卓上にもメニューがあったので撮影した。


注文したのは、一般的な永福町系では並盛にあたる、「中華麺 二玉」1100円。
ちなみに、元祖昭島大勝軒の閉店時は、同内容で900円、当時の店主が茅ケ崎で新たに開業した、『中海岸 大勝軒』は現在も900円。
店は広いし家賃も高いだろうが、師匠のラーメンより弟子の方が高い、値段設定に不満を抱きつつ、
運ばれてきた中華麺のビジュアルには満足。


並々のスープにたっぷりの麺が泳ぐ、洗面器のような丼、


さらに、重くて安定感のあるレンゲに、こぼれにくい底の厚いコップ。これぞ永福町系である


ラード入りのスープは当然熱々だが、ヤケドを恐れず啜っていき、2玉の麺もすぐにたいらげた。
量も味も、永福町系のファンにおススメできる品質だと思うが、私自身は、やはり価格面が気になった。
そもそも私は、先述したここのオーナーが経営する、立川市の某店を何度か利用したことがあったが、
毎回店員の応対が悪く(さすが立川)、会計も不明瞭だったので、昭島大勝軒立川店も、入る前から悪印象を抱いていた。ゴメン。

数日後、今度はJR南武線の南多摩駅からほど近い、『稲城大勝軒 五一』というお店を訪問。
永福町系のお店をネット検索したところ、夜はやってないお店が多いのだが、こちらは21時まで営業している…
はずなのに、17時台なのにお店は閉まっている(嘆)。さすがは、日本一臨時休業に出くわす男=私である。


脇の看板に記された、営業時間の「11:00~21:00」と、(都合により臨時休業する場合があります)の記載が悲しい。


この日は結局、駅前になぜか建っていた、「ヤッターワン」像を撮影しただけで、南多摩からは退散。


まあ、ヤッターワンといえば勝利のポーズなので、この写真もある意味縁起物だ(?)。

それから数日後、お店のXで夜営業しているのを確認してから、『田無大勝軒』に行ってみた。


カウンター席だけだが、店内は明るく雰囲気はいい。ここも券売機なのでメニューは撮影していないが、
私が選んだ「中華そば 2玉」は900円で、この系統では安い部類だと思われる。
ついでに「生玉子」60円も追加してみた。牛丼チェーンも見習ってほしい価格である。 ※現在はどの店も、生玉子は90円以上


丼の大きさや麺の量は、いわゆる永福町系スタイル。


ちょっと麺が柔らかい気もするが、スープの熱さや煮干しの風味は問題ない。
生玉子を溶き、つけ麺のようにして食べると、ラードの熱さや煮干しの苦みが薄れる。

※コップは一般的なものだった

珍しく、黒コショウもあったので入れてみる。さっきから書き忘れていたけど、永福町系はちゃんとナルトがあるのもいいね。


また、淡白で平凡な印象の永福町系チャーシューだが、こちらは味付けも濃く、なかなかウマかった。
そういえば、食券を渡す際に「柚子は入れますか?」と確認されたのを思い出し、最後に残った欠片を撮影。


値段も安いし営業時間も長く、田無大勝軒はなかなかいいお店だと思ったよ。

最後に、私が永福町系にハマるきっかけとなった、『一ツ橋大勝軒』で食べてきた。
訪問したのは平日13時台で、10分ほど待ってから入店。2年前の紹介時から、いくつか変更点があったので報告。
①価格が変わった


上記は主要商品だが、以前はメニュー表にはなかった(注文は可能だった)「2玉ラーメン」が加わり、価格もそれぞれ100円値上げした模様。
ラードや煮干しの高騰は、この系統のお店には相当ツラかったはずで、多少の値上げは仕方がない。それでも新参者の立川よりは安いぞ。

②若い男性のワンオペ
小野寺昭似と噂(噂元は私)の店主は不在で、初めて見たお兄さん店員の孤軍奮闘。
店主との関係は不明だが、ワンオペを任されるくらいだから、調理や接客は当然、無難にこなしていた。

③夜営業が復活


上記は、2年前に撮ったお店の外看板だが、ネット情報によると、記載されている17時~21時の営業が復活した模様。
会計後、お兄さん店員に確認してみたところ「3ヶ月前からやってます」とのこと。次回は夜に行ってみるか。

この日は2玉ラーメン1000円と、田無店と同様「生玉子」80円をオーダー。 ※味玉と同価格


丼の中央は、幅が広すぎてハシが置けない、相変わらずの巨大丼である。


見た目は他店と似ているが、煮干しの香りや、麺の歯応えなどが、少しずつ異なる。
それぞれ好みは違うだろうが、私は永福町系では、一ツ橋大勝軒が一番好きだ

こちらでも生玉子つけ麺も試してみたが、やっぱりウマい。玉子ダブルにしてもいいかな。


あと、卓上調味料でこれまで未使用だった、右の醤油らしき黒い液体を、レンゲに数滴垂らして味わってみたところ、


醤油ではなく、魚介風味を含む元ダレであった。スープに入れると風味が強くなるし、さっきの溶いた生玉子に入れてもウマそう。
いろいろ発見もあり、お腹も心も満たされ、いい気分でお店を出た。

気温は高くないが、晴天で爽やかだったので、そのままJR国分寺駅まで歩く。麺2玉のカロリーも消費したいし(笑)。
12月30日は、世間的にはともかく、私にとっての年間最大行事である、競輪グランプリが行なわれる。
レース後には、この日のような爽やかな気分になれることを、願ってやまない。

次の日曜22日には、中央競馬の有馬記念に、競艇の賞金王決定戦が開催される。どちらも「グランプリ」の別称を持つ競走だ。
さらに、29日には地方競馬の東京大賞典、大晦日31日にはオートのスーパースター王座決定戦がある。
公営賭博が好きな読者の皆さん、大勝利を目指し、お互い頑張りましょう!
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いまだ衰えぬ「豚骨ラーメン」への渇望

2024年11月27日 | ラーメン、つけ麺など
先日、長年通っている八王子の某ラーメン店を利用した時のこと。
初訪問以来ずっと、「お兄さん食券もらいまーす」などと声掛けされていたのに、
この日初めて「旦那さんはこってりでしたよね」と、呼称が「お兄さん」から「旦那さん」へと変わっていた。
そりゃあ、店員さんよりも明らかに年長だし、もはやお兄さんと呼ばれる年齢ではないとわかってはいるが、少々さみしかったよ(涙)。

外見の衰えこそ顕著だが、そのお店でも「チャーシューメン・背脂増し」を喰ったように、食生活は若い頃と変わらず、
【人生何度目かの「豚骨ラーメンブーム」到来】を宣言した9月20日以降も、年甲斐もなく濃厚豚骨ラーメンを食べまくっている。
今回は、直近2ヶ月間に食べた、ベージュ色のスープに細麺、ネギ、チャーシューなどが入り、替玉もできる、
久留米・博多・長浜などでおなじみ、下記画像のような九州福岡スタイルの豚骨ラーメンを紹介したい。


まずは、私の地元立川駅からはちょっと離れた、武蔵小杉駅にある『博多 禿鷹』へ。
由来は不明だが、ずいぶんと大胆なネーミングで、近年頭頂部が薄くなった私は共食いである。
HPによると、最近は同じ南武線の向河原駅にも支店を出したそうで、なかなかの人気店のようだが…「準備中」では入れない。


ちゃんと営業時間を確認して訪問したのだが、どうやら、平日は中休みができたらしい。


気を取り直し、数時間後に再訪。店内はカウンター席のみで、券売機で食券を購入し、空いていたイスに着席。
選択したのは基本の「ラーメン」で、ワンオペだった男性店員に食券を渡す。
ラーメンの価格は、先述のHPも、食べログのお店公式表記も、そして店内壁にあったメニュー札も650円になっているのだが、
唯一、券売機の表示だけが750円。この場合はもちろん、750円が正価である。
あとで調べたら、さっき「最近(略)向河原駅にも支店を出した」と記したが、そこは既に閉店しており、HPは更新されていないようだ。
今の時代、750円でも高くはないのに、なんだか損した気分だな…と心の中で愚痴っているうちに、ラーメンが完成。


横アングルはこちら。丼サイズは標準だと思う。


スープは脂こそ浮いているが、あまり濃くない印象で、このとき紹介した、国分寺『一竜』の赤いタレ抜きバージョンみたい。
麺は低加水の白い極細、具材はチャーシュー、ネギ、キクラゲにノリと、いわゆる福岡スタイル。ネギは博多産らしい。
豚骨独特の臭みはなく、食べやすいと思える反面、旨味に乏しくインパクトに欠けるともいえる。
とはいえ、私は豚骨ラーメンは大好きなので、当然「半替玉」100円を注文。普通の「替玉」は150円だった。
この前、新秋津の『長風』で、人生初の粉落としに挑戦したので、
今回はこれまた人生初となる、あまり見かけない超柔らかめ=「バリやわ」を頼んでみた。


柔らかい麺の注文は受け付けない店もある中、禿鷹さんでは「粉落とし」~「バリやわ」まで全7段階の硬さに対応
卓上のタレを追加したあと、スープに麺を投入。柔らか好きの私には、許容範囲の茹で具合だった。
HPによると、高菜、紅生姜、ニンニクが無料らしいが、私の訪問時は、ニンニクはなかったと記憶している(あれば絶対に使うので)。
ついでに、私の目の前の冷水ポットも中が空だったので、ふたつ隣席のポットに手を伸ばして使用した。
男性店員がオーナーなのかは不明だが、調理作業を終えると、常連客とパチスロだかパチンコについてずっと語っている。
そんなヒマがあるのならば、ニンニクの用意や水の補充をしてほしい。あとHPの更新もね。

続いては、これまた南武線の稲田堤駅にある『コハクノトキ』。
お店ブログによると、「ねとらぼクチコミ」では、神奈川県で注目のラーメン店1位、 川崎市ラーメンランキング1位などに選ばれている模様。
ねとらぼを信用していいのかはさておき、実際にグーグルなどのサイトでも評判が良く、繁盛店なのは間違いなさそう。
なお、南武線の稲田堤以南は、すべて川崎市となる。さすがは政令指定都市、面積がデカい。

お店に着いたのは、夜営業の開店直後だったが、既に店内カウンター6席は埋まっていた。
ひとまず入店し、券売機で食券を購入。選択したのは今回も、ベーシックな「博多豚骨ラーメン」700円。
しばらく店内の待ち客用イスで待機。数分後には席が空き、やはりワンオペの男性店員(たぶん店主)に食券を渡す。
タイミングが良かったのか、すぐに提供された。


ラーメン店ではよく見るデザインの丼だが、ちょっと小さく感じる。


スープはしっかり乳化しているが、臭みは皆無で、丁寧に炊かれたのがわかる。
ただ、ベタついたりはせず、塩分も控えめで、万人受けするテイストといえよう。
麺と具材は、ノリがない以外は禿鷹さんと一緒。ネギは輪切りではなく細かく刻まれていたが、この方が福岡ラーメンっぽいね。
途中で、卓上のおろしニンニクと胡椒を追加。ちなみに高菜は有料(120円)だった。


厨房内には大きな寸胴鍋がいくつかあり、スープ作りだけでなく、麺を茹でる釜としても使用。
店主は、スープをお玉ですくったら即寸胴にフタをして、麺を茹で終わっても、やはりすぐにフタをしていた。
温度低下と異物混入の双方を防ごうとする、店主の努力は認めるが…正直バタンバタンうるさい。
ワンオペで大変なのはわかるが、食器の片づけ作業も雑だったし、「替え玉」120円はしないで退散。
フォローしておくけど、ラーメンの味自体は悪くなかったし、700円という価格も魅力。
替玉しなかった理由はもうひとつ、訪問する前に稲田堤駅近くで見かけた、下記看板が気になったから。


満腹になる前に寄り、「酒と麻婆」を楽しませてもらった。上記店舗については、改めて取り上げるかも。

コハクノトキの店主さんは、博多の有名豚骨ラーメン店『だるま』の親戚らしい、というネット情報を見かけた。
そのだるまとは、おそらく無関係だと思われるのが、これまた南武線の府中本町駅から近い、『博多長浜ラーメン だるま一家』。
このような、人気店と似た名前で客を呼ぶ商法(?)は好きではないが、たまたま近くに用事があったので、寄ってみることに。
店内はカウンター席とテーブル席があり、店員さんは男性ふたり体制だが、どちらが店主かはわからず。
麺類は、基本の「だるまラーメン」850円の他、赤、黒、具だくさん、超濃厚などのバリエーションがあり、酒やつまみも用意されている。
私の注文はやはり、だるまラーメン。アイドルタイムだったので、すぐに出てきた。


店内照明の影響か、オレンジっぽい画像だが、実際のラーメンはもっと白かった。
デザインも同じだし、コハクノトキさんと同じ丼かな。


かなり乳化されたスープには泡が浮いているが、乳化して泡が出るほどお店でじっくり煮込んでいるのではなく、
他にも支店があるため、本部から仕入れたスープに牛乳などを混入し、直前に加熱して泡を出したのでは? 違ったらゴメン。
具材はチャーシュー、キクラゲ、ネギの福岡ラーメン三銃士で、ネギの刻み方はやや粗目。
麺がちょっと変わっていて、店内貼紙によると、小麦の殻を半分含んだ、半粒粉のオリジナル麺とのこと。


初めて耳にした半粒粉麺は、バカ舌ゆえ小麦の味までは感じなかったが、
色は白くなく薄茶色で、ミルキーなスープとの絡みが良好な印象。なので当然替玉。
「替え玉」は120円だが、ハーフの「半玉」100円をやわめで注文。卓上のおろしニンニクと調整ダレを加えて一気に啜った。


断定はできないが、先に紹介した、禿鷹さんやコハクノトキさんの方が、正統な福岡豚骨ラーメンだと思うが、
やや邪道っぽい(失敬)だるま一家さんのラーメンの方が、私の好みであった。
超濃厚の「鬼だるまラーメン」や、おつまみの「上モツ煮込み」(「上」が付くのが素敵)も気になるので、
再訪した際は、一杯やってから締めにラーメン…を楽しみたい。  ※後日、一杯やってブログ書きました

以上、個人的には初訪問だった、JR南武線沿線の3店を紹介したが、次は下りの終点・立川駅から、
このブログではたびたび名前を出している、『パワー軒』をチョイス。
以前も記したが、パワー軒は立川駅から徒歩だと30分はかかるので、多摩モノレールを利用しよう。

こちらのラーメンは、「燕三条」と「塩豚骨」が2トップ(?)なのだが、「長浜らーめん」という商品も提供している。
最近の券売機からは消えたが、店主に「長浜できますか?」とたずねてみたら、「できるよ。700円」と返答されたので、直接支払う。
パワー軒さんも近年は値上げして、並ラーメンはだいたい千円オーバーになったが、長浜は相変わらず安い。
しばらくすると、こってりスープのパワー軒風「長浜らーめん」が、


高菜と紅生姜、そして限定商品の「角煮」450円と一緒に登場。「高菜」は通常だと50円だ。


お店が“超こってり”と称する、塩豚骨のスープがベースなのか、ほんのり魚介風味も感じる。
ただし、脂分もたっぷりで、スープを啜れば口の周りがベタベタに。お陰でリップクリームは不要だ(笑)。
麺は長浜専用の細麺。最近は他のラーメンでも、「替玉」150円として注文できる。


具材はチャーシュー2枚、キクラゲ、ノリに、東京ラーメンっぽい切り方のネギ。
途中で、450円にしては巨大な豚角煮を加え、さらに旨味と脂肪をスープに溶け込ませる。


画像ではわかりづらいが、麺も一般的な福岡タイプの細麺より多いと思うので、替玉はせず、
「ライス小」150円を追加し、角煮丼を作って食べた。ちなみに、ライスも「小」表記ながら200グラムはあるはず。
すべて食べ終え、やはりパワー軒の長浜は、立川市の福岡豚骨ラーメンではトップクラスだと再確認。
ついでに、この日気付いたパワー軒さんの変化その1 ニンニクがクラッシュじゃなくおろしタイプになった。
 

クラッシュだと周囲に飛び散る危険性があるので、個人的にはこちらの方が好み。
変化その2 店内のBGMとしてジャズピアノが流れていた。
以前からそうだったかもしれないが、この日は大音量だったので気付いた。お店の雰囲気に合っているかはノーコメント(笑)。

最後に、近年では一番のお気に入り豚骨ラーメンである、国分寺『木村亭』を紹介。
冒頭画像を再掲するが、これは木村亭さんの「豚骨ラーメン」+「チャーシュー2枚」150円であった。


10月頃、開業10年目で初の値上げをしたが、それでもラーメンは750円、「替玉」は100円のままである。


上記画像、当初はピンボケだったので、後日差し替えたのだが、替玉の価格が見えないね(苦笑)。

濃くてウマいスープに、果汁などを含める特注麺、そして絶品チャーシューに脇役のノリとキクラゲとネギ。
いつ食べても期待を裏切らない味で、当然のように替玉を注文。


豚骨ラーメンの名店は、九州など全国にあるだろうが、拙ブログは「多摩地区には木村亭がある!」と主張したい。

今回は福岡系の豚骨ラーメンにスポットを当てたが、家系、ラーショ、ホープ軒など、
いわゆる「豚骨醤油ラーメン」とされるジャンルも、飽きずに食べているので、それらも改めて特集したい。
最後に蒸し返すけど、「旦那さん」と呼ばれたのは、やっぱりショックだったなあ(苦笑)。
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2玉まで無料の替玉にアタック! 新秋津『長風』

2024年10月10日 | ラーメン、つけ麺など
先日ここで告白したように、もういいトシなのに全然収まる気配がない、私の豚骨ラーメン欲
今回は、JR新秋津駅改札を出てすぐの場所にある、豚骨ラーメン店『長風』を紹介させていただく。


こちらのお店は、以前は『春樹』という屋号で、ここも『豚骨ラーメン春樹』のような店名だと思いこんでいたが、
下記の店内ノレンで、屋号が長風だと気付いた。店頭写真をよく見ると、黄色い看板の中央に同じマークがある。


屋号は違うが、現在も春樹と母体は一緒のはず。かつては立川にも、つけ麺推しの春樹があり、私もよく利用した。
つけ麺は、当時いろんな店が提供し、「またおま系」と称された、濃厚魚介豚骨スープと太麺の組み合わせ。
これは10年以上前に、ガラケーで撮影した「野菜つけ麺」だが、さすがに画像がひどすぎるので、


春樹HPからつけ麺画像を拝借。こちらは、麺とスープと具材を分けて提供する。


つけ麺は、味自体は悪くなかったものの、当時流行のタイプとは微妙に異なっていたが、
価格は他店より少し安く、しかも麺の増量は無料と、なかなか頑張っていた。
母体の会社は、華僑や在日中国人向け企業なので、春樹従業員の大半は大陸出身者だと思われるが、
仕事面で不満を抱いたことはなく、少なくとも立川市ではまともな方だった。  ※他がひどすぎるのかも
長風も、上記春樹の特徴と同様、値段はそこそこ安く、替玉無料などのサービスがあり、中国人らしき店員さんが働いている。

さっきの店頭画像を再掲載。春樹とは別のお店HPから借りたのだが、こちらは最近更新していない模様で、


デカデカと記された「らーめん550円」や、「替玉無料1玉まで」などの諸条件は、現在は異なっている。
あと、HPのURLに「chofu」の文字があり、長風は「ちょうふう」と読むことが判明。
私は知らなかったが、「長風」という言葉は実際にあり、goo辞書によると、
“非常に遠くから吹いてくる風。また、遠くまで吹いていく強い風。勢いの盛んなことにたとえていう”らしい。
てっきり、和民と魚民のように、同じく替玉無料のチェーン店『風龍』をパクったのかと思っていた。申しわけない。

こちらが最近のメニュー表で、白、赤、黒の博多豚骨ラーメンやつけ麺、ご飯ものやドリンクなども提供。


一番安いラーメンは「白」の700円。ただし、替玉は2玉まで無料になっている。
珍しく券売機も撮影。さっきの表に記載されてない、「替玉」は100円だった。


開業は2018年で、屋号はともかく店の存在自体は知っていたが、初訪問は今年の夏。
友人と近所の『なべちゃん』で飲んだあとのシメに、「近いからここでいいか」と入店。

店内はカウンター数席に、テーブルが3つほど。豚骨臭はないので、お店でスープは炊いてなさそう。
友人は、白ラーメンと「チャーマヨ丼」の「丼セット」800円、私は「赤」750円の食券を買い、テーブル席に座る。
丼セットは、チャーマヨ丼単品が200円なので100円お得だが、替玉は1度しかできないと、
壁ポスターに説明があった(画像右側)。なお、画像左端の客は、扇風機の風がガンガン当たり、涼しいどころか迷惑そうだった。


我々の席近くの壁にも、下記のような「麺の硬さポスター」が貼ってあったり、


卓上調味料の解説も記されているが、正しくは、×ホワイトペーパー→〇ホワイトペッパー、×ニンニクみじん→〇ニンニクおろし である。


ペッパーの絵も「BP(ブラックペッパー)」だし、母体の会社には日本人スタッフもいるはずなので、早急に修正してもらいたい。

しばらくすると、友人の白ラーメン+丼セットと、


私の赤ラーメンが登場。丼の大きさは普通。


チャーマヨ丼は、チャーシューの細切れに、マヨを和えた茶色いソースを絡めた珍しいタイプ。
チャーシューごはん愛好家ゆえ、少し気になったが、友人曰く「しょっぺえ」とのこと。
私が注文した赤は、普通の白に辛味噌ダレを追加したものだが、『一蘭』などのラーメンと比べると、タレが多すぎて辛い。
最近、辛さに弱い私には、この赤ラーメンは「辛ウマい」ではなく「単に辛い」であった。
「失敗だったかも…」と嘆きつつ、しっかり替玉サービスは利用する。


おろしニンニクを入れ、具材を食べ終え、引き続き辛い辛いとボヤいているうちに、またまた麺を食べ終えてしまったので、
「2玉まで無料」というお店のご厚意に甘え、再度替玉をいただくことに。


上記画像ではわからないだろうが、せっかくなので、人生初の「粉落とし」に挑んでみたが、
「やわらか」好きの私には、やはり気に入らず。粉落としとは真逆の「茹ですぎ」のような、超ソフト麺も食べてみたい。
少しでも柔らかくなるよう、しばらくスープに浸し、なんとか麺を食べ切った。


数日後、都内から西武池袋線で帰ってきて、秋津駅から新秋津駅へ向かう途中で、長風さんに寄っていく。
今回の注文は、初訪問時に友人が頼んだ、基本の白ラーメン。


前回触れなかったが、具材はチャーシュー、キクラゲ、輪切りのネギ。盛り付けの悪さはドンマイ。
スープは臭みがなく、油は浮いているがしつこくなく、ライトな仕上がり。麺は九州ラーメンならではの細麺。
以上、特にインパクトはないが、万人受けする豚骨ラーメンという印象。
すぐに麺を食べ終え、この日もやはり替玉をいただき、さらにもうひと玉頼む。


前回は粉落とし麺に挑戦したが、今回は、だいぶ前にどこかのサイトで見た記憶がある、「担々麺もどき」を試してみる。
確か、「豚骨ラーメン店には、ゴマをくるくる回してする(擂る)容器を設置してある場合が多いので、
丼の上でゴマを大量にすり、さらにラー油を加えれば、担々麺のできあがり」のような内容だった。
調べたところ、「スリッキー」と呼ぶらしい容器ですったゴマを投入し、ラー油を垂らし、ふたつ目の替玉を投入。


やる前からわかっていたが、やはり担々麺とは似て非なるモノであった(苦笑)。


それでも、ちゃんと2玉たいらげ満腹に。計3玉食べて700円のラーメンは、私が知る限りでは現在最安だ。

「ごちそうさまです」と挨拶すると、「アリガトゴザイマース」と、中国人男性店員が返事する。
前回も今回も彼のワンオペ。大繁盛でもないが、ダラダラと客が入ってくるし、私のように替玉を頼む客も多く、結構大変そう。
そういえば、数軒隣の立ち食いソバ店『木曽路』も、私の訪問時は毎回、おじさん店員のワンオペだ。
あと余計なお世話だけど、長風さんの厨房は狭く、しかも照明を節約しているのか異様に暗く、気分が滅入りそうだ。

それから数ヵ月後、3度目の訪問をしたところ、この日もやはり、いつもの男性店員のひとり回し。
よく見ると彼は、お笑い芸人「ジェラードン」のアタック西本さんに似ている気がする。
ちなみに、『一ツ橋大勝軒』のときにも書いたが、私の「○○に似ている」は、賛同を得られないケースが多い。

この日はアタック(勝手に命名)の手間を減らすべく、替玉のない「とんこつ魚介細つけ麺」(券売機表記は「魚介つけ麺」)750円の大盛を選択。
春樹のつけ麺は、麺の量を350~900グラムまで、4段階から選べたが、すべて同価格。
こちらは、並と大盛のみで、特盛は+100円だが、無料で大盛にしてくれるのだから文句はない。
いつものように、アタックが調理し自ら運ぶつけ麺がこちら。麺の量は400~450グラムくらいか。


細つけ麺というが、博多風ラーメンの麺よりは当然太く、具材のメンマとチャーシューが乗せられている。


つけスープは、豚骨ベースで魚介風味を加えた例のタイプで、魚粉と輪切りネギが浮いている。


春樹のスープの方が、もっと濃厚で私好みだったが、これはこれで、豚骨ラーメン店のつけ麺らしくていいかも。
卓上にある、替玉のときに使うラーメンダレを加えてみたが、しょっぱくてつけ麺には合わなかった。


私の食事中も、アタックは調理、配膳、洗浄と休む間もなく活躍。無料替玉の注文にも、イヤな顔せず応じている。
自分も利用したくせに書くのも変だが、替玉サービスは、せめて「ひと玉まで」にした方がいいのでは?

そんな彼を少しでも助けるべく、食後はテーブルを拭き、食器をカウンターの洗い場らしき位置に運んだ。
「ソノママデイイデスー」と困惑するアタックに、いつもひとりで大変ですよね、と声をかけると、
「ヒトリタイヘンネ。デモガンバル」と返答。彼の頑張りが報われることを、願ってやまない



博多ラーメン 長風 新秋津店
東京都東村山市秋津町5-13-42
JR新秋津駅から徒歩約20秒、西武線秋津駅からは徒歩約5分
営業時間 11時~15時、18時~翌1時
定休日 不明だが無休? アタックに休日はあるのか?
※上記データは、駅からの所要時間以外は、お店HPのデータを転記
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