明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

パワーみなぎる濃厚ラーメン 立川『パワー軒』

2019年02月21日 | ラーメン、つけ麺など
前回の山登りブログで、「富士山頂を目指し、今後は身体を絞る」と書いておきながら、
今回紹介するのは、タイトルでもおわかりのように、濃厚ラーメンである(苦笑)。
お店の名前は『パワー軒』。こちらには、20年ほど前から通っている。
当初は、こってり豚骨ラーメンと、醤油味の支那そばの二枚看板だったが、数年前からバリエーションが増えた。
ただし、どのラーメンも量が多くボリューミーで、なおかつクオリティが高いのが、このお店のスゴイところ。
現在提供しているメニューは、「燕三条らーめん」「塩豚骨らーめん」「支那そば」「魚介豚骨醤油らーめん」に、
これら4種の味をベースにした「つけ麺」、さらに「油そば」「長浜らーめん」「台湾まぜそば」、
さらには裏メニュー(?)として、醤油豚骨や二郎系があったり、サイドメニューのご飯ものもいろいろ。
初めて来たお客さんは、券売機の前で悩まされること間違いナシだ。
麺の量は小、並、中、大まで4種類。並でも一般的には大盛で、大は危険なレベルなので注意した方がいい。

最近のお店のイチオシは、店頭でもデカデカと宣伝している、燕三条らーめん780円。

※毎度毎度、ピンボケで申し訳ない

新潟の燕三条地区で食べられている、極太麺+魚介醤油スープ+背脂のラーメンを、
パワー軒風にアレンジしたもので、券売機には「さっぱりカツオダシ」と記されているが、
背脂がたっぷり入っているので、「さっぱり」とは言い難い気がする(笑)。


もちろん、こってり好きな私は大満足。卓上のクラッシュニンニクを加えるとさらにウマい。
しかも、「大油」「鬼油」など、背脂マシも無料で応じてくれるのがありがたい。
こちらは、つい最近食べた(←身体絞る気あるのか?)、「鬼油」バージョン。


最初の写真と比較すると、明らかに背脂が多い。まるでヨーグルトがかかっているみたいだ。
高血圧の私はNGなのかもしれないが、血液サラサラ効果のある、刻み玉ネギが相殺してくれるから大丈夫だろ(?)。

お店のおススメは燕三条らーめんだが、私が一番好きなのは、初訪問時からある塩豚骨らーめん。


写真は並730円+味玉100円。燕三条ほどではないが、スープに背脂が溶け込んでおり、かなり濃厚。
豊富な具材や中太麺によく絡むこってりスープは、キレのある塩味や脂の甘味、そして旨味もたっぷり。
エネルギッシュかつ油ギッシュで、まさに屋号を体現したような、パワフルなラーメンだ。
こちらの商品も、ニンニククラッシュは必須だし、+100円で中盛にしたり、小ライスを付けるのもいい。

パワー軒はご飯物も充実していて、「キムチライス」や「高菜ライス」、期間限定で「生姜焼きライス」もあった。
昔からあるのが「チャーシュー丼」300円と「パワー丼」400円で、麺類とのセットだと50円引きになる。
チャーシュー丼は刻んだチャーシューとネギとノリ、パワー丼にはそれに高菜とキムチが加わる。
写真は醤油豚骨らーめんとのパワー丼セットで、730円+350円、さらに生卵50円も。


セットでない単品もある(700円くらい)ので、券売機などには「パワー丼(小)」と表記されているが、
牛丼の並盛くらいの量があるので、全然(小)じゃない


さっきも書いたが、こちらのお店は全体的に量が多めなので、(小)や(並)というサイズがアテにならない。
たとえば、私が最近気に入っている、おつまみメニューの「ネギチャーシュー」(券売機にないので現金対応)は、
小で220円なのになかなかの量。大の370円は、この倍くらいあったと記憶している。

※ここでも味玉を追加

普通のチャーシューの他に、細切れチャーシューも混ざっている。安価なのにビールがすすむ逸品だ。
ここ数年の私は、まずはおつまみでビールを飲み、シメに麺類を頼むことが多い。お通しの無料キムチもうれしいね。


不定期販売だが、「焼餃子」や「豚の角煮」もあり、これらも絶品であった。




餃子はビッグサイズが6個で550円。丁寧な仕込みと焼き具合で、立川でも屈指の餃子だったと思う。
口の中でホロリと崩れる角煮は、短期間しか販売していなかったので値段は覚えてない。1個250円だったかな?
2個注文し、1個はビールと一緒に、もう1個は小ライスに乗せてミニ角煮丼を自作。当然ウマいに決まっている。


パワー軒のいちファンとして、上記2品のレギュラー化を願ってやまない。
※2023年追記 近年は餃子がレギュラー化、角煮も年に数回、販売されています

シメに濃厚ラーメンはちょっと…と思う方には、夜限定販売の「長浜らーめん」550円を推奨。


スープ自体は、さっき紹介した塩豚骨ほどではないが、こちらも豚骨ベースゆえ当然濃い。
けれども、博多風の細麺なのでスルスルと食べられる。なので替玉100円もしてしまった。


画像はないが、カツオダシ醤油スープの支那そばは、細ちぢれ麺を使用。麺の種類も多いのだ。

これらの絶品ラーメン各種は、すべて店主がひとりで作っている。
見た目はおっかなそうな方だが、挨拶などの応対は意外と(失礼)丁寧で、お客への無礼な振る舞いなど見たことない。
数年前に体調不良で入院し、少しお痩せになったようだが、今では元気に厨房に立っている。
復帰直後は短縮していた、営業時間も少しずつ伸び、現在は以前と同様、昼から夜までの通し営業となった。
なので、私の得意な「日が沈む前の酒」も楽しめる。

お店は最寄りのモノレール駅からは少し歩く。駐車場もないので、アクセスは良いとはいえない。
周辺にはラーメン店がいくつもあったはずだが、ほとんど廃業してしまった。
ファンの多いパワー軒さんは、当分つぶれる心配はないだろうが、店主も現状に甘んじることなく、
ここ数年は、ツイッターを積極的に利用し、客寄せに励んでいる。
「今日は豚骨スープのデキがいい」とか、「ツイッター見た方、100円引き」などの各種情報を投稿したり、
お客さんが少ないときは「SOS」を出すことも。正直でいいね(笑)。
先日、久しぶりに「SOSツイッター」に気付いた私がお店に駆けつけたところ、
すでにツイッターを見て殺到した先客たちにより、ほとんどのメニューが売り切れていた。
みんな、店主とラーメン、なによりパワー軒が大好きなんだろうな
「もう塩豚骨しかできないんだ」という店主に対し、塩豚骨の「つけ麺」バージョンを初オーダー。
麺の量は小が240グラムで、並360、中480、大が720。大は恐ろしいので中にしておいた。
価格は塩豚骨730円に、つけ麺+100円、中盛+100円の930円。
厨房で、店主が麺を茹で、冷水で締めて器に盛り付けるのを見ていたが…なんだか多い気がする。
そして、出てきたつけ麺がこちら。




わかりづらいけど、器に麺がこんもりと盛られている。中480グラムって茹でる前の量か!
茹でたあとは800グラムを超えるのか。大にしないでよかったよ。  ※追記 一般的に中華麺は、茹でると1.6~8倍になる
つけ麺用の極太麺と、塩豚骨タレとの組み合わせはいいのだが、いかんせん、食べても食べても量が減らない。
私はうどんでもそばでも、タレに麺をたっぷり浸すタイプなので、麺が冷たいのでタレがどんどん冷えていく。
最後の方は、タレの中で脂が固まり、胃袋も含めて厳しい状態になったが、なんとか食べ切った。
パワー軒の量は侮れないことを、改めて再確認し、店主に挨拶しお店を出る私であった。

さっき書いたように、パワー軒さんはモノレールで行くのが普通だが、最近の私は徒歩で向かっている。
交通費をケチっている(セコイ…)のも理由のひとつだが、自宅からの往復だと、軽く1万歩を超える。
冒頭で触れた、前回ブログでの「身体を絞る」宣言通り、ウォーキングをしているのだ。
残念ながら、体重は減るどころかおそらく増えているだろうが、
パワー軒の大盛濃厚ラーメンを食べれば、パワーがみなぎるから問題ナシ!



パワー軒
東京都立川市柏町2-39-46
多摩モノレール泉体育館駅より徒歩約10分、JR立川駅からは徒歩約36分
営業時間11時~21時
定休日 月曜、祝日の場合は翌火曜
※売り切れによる店じまいあり、お店のツイッターでご確認を
パワー軒ツイッター https://twitter.com/powerkentatika1
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知識なし・根性なしシロウトの山登り 高尾山編

2019年02月16日 | ジョギング、ウォーキング
実は私、数年前までは、友人の影響もあり、トレッキングをたしなんでいた。
山歩きはツライけど、自然に触れるのは気分がいいし、山頂で飲む「日が沈む前の酒」は最高だったからね。
専門の衣服や道具こそ揃えてないが、一応、登山靴と滑り止めのアイゼンくらいは持っている。
ただし、近年は暴飲暴食による体重増と反比例し、運動量はかなり減り、山登りへのヤル気も失せてしまった。
「これではいかん」と反省した私は、今年こそたるんだ心と身体を鍛え直そう! と決意。
ジョギングの回数を増やし、トレッキングも再開し、昔好きだった女性へのストーキングはほどほどに(←オイオイ)、
身体を絞り、動ける状態にして、今年中にいまだ未踏の富士山頂を目指すことにした。
以前、「富士山なんて、たいしてツラくないっスよ」と、知り合いの若者にナメた口をきかれた際、
「じゃあ、オレのぜい肉と同量の重りを背負って登ってみろ」と反論したことがある。
いい大人ならば、まず相手の立場になり、よく考えてから発言するべきだよな。
わかったか。調理も接客も経営もしたことがない、ただ食べて文句言うだけの食べロガーどもよ。
いかんいかん、「山登り」がテーマなのに、つい食べロガー批判が出てしまった。

閑話休題、日本一の富士山登頂への第一歩として、世界一登山者が多い、高尾山に挑んでみた。
第一歩とはいえ、名門高校を受験するのに、九九から復習するようなレベルだが、まあカンベンしてくれ。
ここからは、先日の高尾山登山をリポートしていくが、山登りシロウトの私が送る、
超・初心者のための高尾山ガイドにもなるので、そのつもりで読んでほしい。
無論、山登りのベテランには、知ってることばかりで参考にならないだろうし、
そもそもシロウトの雑文なので、間違った面も多々あるだろうけど、いちいち突っ込まないでくれ。
なお、上記の「超・初心者」とは、
○登山経験がなく知識もない ○体力に自信がない ○根性もない 
人のこと。ちなみに私は上記に加え、
○あまり社交性もない ○おまけにカネもない
も加わる。そんな人間でも、ギリギリ大丈夫な高尾山の楽しみ方を、以下で紹介していこう。

まずはアクセス。自動車での行き方は、私自身が知らないので割愛するが、
電車ならば最寄りは京王線の高尾山口駅。JR中央線の終点・高尾駅から乗り換えてひと駅だ。

※↑サイト「高尾山遊歩」より。私のブログとは違い、高尾山について役立つ情報が満載である

普通は高尾山口駅から登り始めるだろうが、私はあえて高尾駅からのスタートを推奨する。
「JR利用の場合、京王線を使わないので約130円安い」というセコイ理由もあるのだが、
最大のメリットは、高尾山口までの歩行が「いい準備運動になる」ことだ。
高尾駅の北口から出て、国道20号をだいたい20分くらい歩けば、高尾山口駅に着く。
その、準備運動代わりの「平坦な道20分徒歩」すらツライと感じた方は、すぐに引き返した方がいい(笑)。
登山の途中で「大丈夫かと思ったらダメだった」となっても、いろいろ面倒だからね。
最初に書くべきだったけど、「超・初心者」が守るべきルールとして覚えておいてほしいのが、
まずは、なるべくひとりでの登山は避けること
そして、なによりも大事なのが絶対に無理をしないこと、だ。
とにかく、普段歩く機会の少ない方は、高尾→高尾山口徒歩で、まずは自分の脚力を測ってみてほしい。

徒歩で向かった場合、写真の石像が見えてきたら、まもなく高尾山口駅だ。


駅に到着したら、お土産売場の近くに、写真の案内図があるはず。


そこから高尾山口商店街(本当の名称は知らん)を抜けると、ケーブルカー及びリフトの出発駅(清滝駅)がある。
いろんなコースがあるけれど、ここから山頂に至るのは1号路、6号路、稲荷山コースの3コース。
一番メジャーなのが1号路で、途中にはトイレや食事処などもあり、多くの方がここを利用する。
歩道も大部分が舗装されており、シューズはもちろん、ゲタやハイヒールでも登れないこともない。
普通に歩いて70~90分くらい、さらに、ケーブルカーやリフトを使えば、その後20~40分ほどで山頂に着くはず。
とにかくラクして山頂に行きたい、という方はそのルートを選択すべきだろう。
ただし、カネのない私は、運賃(どちらも片道480円、往復930円)がもったいないので、乗り物を使ったことはない。
そもそも、人見知りの私は、利用者の多い1号路自体が苦手である。
あとから来た人に抜かれるのも悔しいし、登山中なのにいちゃつくバカップルもいやがるし。
そんな私に同意してくれる、ドケチで人嫌いの方には、6号路をおススメしたい。
稲荷山コースは…実はひとりで登ったことがないので、よくわからない。ゴメン。

こちらが、6号路のスタート地点。


この日は、自宅で昼過ぎまで寝ていたので、高尾駅到着が14時45分、この地点に到着したのが15時20分。
さすがに、この時間に登り始めるヤツは私だけで、たまにすれ違う下山者たちが、不審者を見るような視線を向ける。
なお、この日に着用していたのは、迷彩服の上下つなぎ。山岳ゲリラかよ。
念のため書くけど、万が一遭難したとき発見されない危険性があるので、迷彩服での登山は避けるべし!
6号路は、シューズで登るのもギリギリ可能だと思うが、せっかくなので登山靴に履き替えると、少し楽になった。
あ、楽になった理由はね、登山靴は意外と重いため、リュックで背負い重荷になっていたのが解放されたから(苦笑)。
途中、少しだけ脇道にはずれると、琵琶滝を見ることができる。


希望者は、滝に打たれる「水行体験」もできるらしい。夏は涼しくていいかもね(←罰当たりな発言)。
道中は、写真のような、「7 アジサイ」などと、数字と花などの見どころを記した看板が建っている。


看板の端には、頂上までの簡単な地図と道のりも。


番号は1~14まであり、ここは7だから、もう中間くらいに来たのかな…と思いがちだが、
5と6、7と8が妙に近いなど、距離が均等ではないので、実際は1/3くらいしか到達していない。
高尾駅から歩き始めて約1時間。久々の登山でバテてしまったため、11番看板のあるベンチで少し休憩。


ノンストップで山頂まで行きたかったけど、無理は禁物だからね。
その先は、飛び石を渡っていくのだが、石の下はチョロチョロと水が流れているため、滑りやすいので注意。


ようやく最後の14番地点に到達し、あとは階段を登るだけ…なのだが、この階段がキツイ!
どれだけキツイかといえば、写真を撮るのを忘れ、立ち尽くしてしまったほど。
イメージ写真がこちら。前回のブログで紹介した、担々麺『五ノ井』さんの帰りに利用した急階段。

※御茶ノ水駅へ向かうルートより

途中で終わったかと安心したところ、その先にまた階段があるのもムカつく。全部で200段以上あるらしい。
山頂の手前、最後の最後にこんな試練が待っているとは…まるでゲームの大ボスではないか。
引き返すのもイヤなので、気力を振り絞り登っていく。時間的にも下山者はおらず、人の気配もない。
青空の下、聞こえてくるのは、小鳥のさえずりと、オッサン(私だ)の苦しそうな吐息のみ。
階段を登り切り、少し歩いたところで、ようやくゴール!


時刻は16時20分。6号路スタート地点からちょうど1時間。さすがにこの時間だと、山頂にいる人数はわずか。
こんな遅い時間に山頂にいたのは初めてだが、おかげでキレイな夕日を拝むことができた。

※写真がヘタなので、実際はもっとキレイです

しかし、沈んでいる夕日をノンキに眺めている場合ではない。暗くなる前に早く下山しなくては。
最近改装された大型トイレで用を足し、帰路は一番歩きやすい1号路を選択。
他の下山者は、ケーブルカー(リフトは終了していた)の駅に向かっていたが、ドケチの私は当然通過。
ケーブルカー代480円を我慢すれば、下山後にウーロンハイが飲めるではないか。
舗装された道を歩いていくが、ここで超・初心者へのアドバイス。下りこそ慎重に
「早く下山したい」という気持ちはわかるが、あせって下るのはケガの元となる。
下り坂は足が勝手に動くのに、疲労により踏ん張る力が落ちているため、転倒するケースも多い。
私も過去に、足をくじいたり、踏ん張ったときに足の親指に体重をかけ、爪を痛めたことが多々あった。
ただし、登山靴を履いていれば、足の捻挫や骨折などの大ケガはだいぶ防げると思うよ。

その登山靴だが、高尾山の1号路と6号路では、正直必要ない…ともいえる。
せっかく持ってきたのだから、役に立てたいと思った方は、1号路の途中でルートを変えればいい。


写真の、見晴らしのいい金比羅台園地展望台から、国道20号に至るルートがあるのだが、
途中、登山靴が必要な「いかにも山道」な地点があり、登山気分を味わうために、私はよく利用する。
ちょっと遅い時間だけど、この金比羅台ルート(?)を下って帰ることにした。こちらがその入口の道。


撮影したのが17時7分。冬は日が沈むのが早く、しかも木々の中を進んでいくのですぐに暗くなる。
歩き始めて5分後には、下の写真のようになり、


さらに15分後にシャッターを切ると、下記のように真っ暗になる。


実際の私の視界=フラッシュ撮影がこちら。もはや明らかに夜である。


今だから明かすけど、予想以上の暗さに道中は少しビビってた
過去の記憶では、もっと短時間で下れたはずなのだが…高尾山だからといってナメてはいけなかったね。
さっきの写真撮影地点の直後に、人工的な手すりが見えてきて、ようやくゴール。


時刻は17時27分。金比羅台ルートは、ちょうど20分かかったことになる。
ちなみに、このゴール地点のすぐ横は、普通の民家なので、迷惑にならないよう静かに立ち去ろう。


このルートへは、国道20号の途中、「高尾山××入口」と記された石標を曲がったところにある。


調べたところ、「高尾山古道入口」と刻まれているらしいが、読めないね。
とにかく、無事に下山できた。「高尾山で遭難」は、さすがにみっともないからね。
超・初心者に心がけてほしいことを書くのを忘れていた。早めの出発・早めの下山だ。
あと、もう一度繰り返すけど、絶対に無理しないこと
この日の私の行動は、説得力ないけどね。
【シロウト登山シリーズ】(仮称)、今後も続くと思うのでよろしく。
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名店の味を受け継いだ排骨担々麺 神保町『五ノ井』

2019年02月05日 | ラーメン、つけ麺など
今でこそ自由人(要するに無職)の私だが、かつては会社勤めをしていた時代もあった。
渋谷駅の南口歩道橋を渡った、桜丘町で働いていた頃、よく利用していたのが『亜寿加』というお店。
お店のウリは、四川風と称する「担々麺」と、豚肉の唐揚げ=排骨(パイクー)を併せた「排骨担々麺」。
下記写真は、最後に食べた数年前にガラケーで撮影した、排骨担々麺980円。


右上で光っているのは、サービスでついてくるご飯。排骨担々麺との相性の良さは、言うまでもない。
辛さ控えめなスープと細麺のおかげで、ボリューミーなのに意外とサッパリ食べられる逸品だった。
サラリーマン卒業(クビ?)後も、何年かに1度はわざわざ渋谷に足を運び、ここ亜寿加に立ち寄ったものだ。

さっき「最後に食べた」と書いたのは、亜寿加さんは昨年閉店してしまったから。
渋谷南口界隈は、再開発による立ち退き・廃業が相次いでおり、老舗の立ち飲み屋『富士家』も閉店した。
もう1度食べたかったなあ…と悔やんでいた私を救ったのが、今回紹介する神保町の『五ノ井』さんである。

屋号でもある店主の五ノ井氏は、長年亜寿加で働いており、昨年ついに自身のお店をオープンさせた。
まさか、ルーツであるお店が開店直後になくなるとは、思ってもいなかったことだろう。
お店の場所は、以前紹介した、超人気うどん店『丸香』と同じ通り。


写真の肉うどんを食べた帰り道に、『排骨担々 五ノ井』の看板を偶然発見し、入ってみることにしたのだ。
まずは券売機で、ビール中びんと「焼餃子」の食券を購入。ビールは客が冷蔵庫から出すセルフ方式だ。
ビール550円を飲みながら、卓上のメニューを見ていると、なにやら魅力的なセットがあるではないか。


ビール(小)が450円なのに、料理がついて500円とは! さっそく排骨単品とのセットを追加購入。
なお、中びんとのセットでも600円で応じてくれるため、最近の私は毎回これを頼んでいる。
待つこと数分、餃子400円が焼きあがった。


餃子の味は普通だったが、やはりビールとの相性はよく、すぐに中びんが空いた。
続いて2本目の小びんに移行した直後、待望の「単品排骨」(本来は400円)がやってきた。


豚肩ロースに味付けをして揚げた排骨は、外はカリっと中はジューシーで、ほんのりカレー風味がする。
さすが、亜寿加直伝のウマさ。ビールがすぐに飲み終わってしまった。
気分が良くなったので、デザートとしてお店のイチオシである、「排骨担々麺」1000円を追加オーダー。


「デザートに担々麺、さらに排骨をまた喰うのか!?」とあきれる方もいるだろうが、
吉野家で牛皿で一杯やって、シメに牛丼喰うようなモンだろ。カロリー摂取量は牛丼よりだいぶ多そうだが。
しかも、店主が「ご飯もお付けしますか?」なんて聞いてくれるもんだから、「お願いします」と即答。

※一応言い訳をしておくが、お茶椀は小さめ

修行先の亜寿加同様、こちらもご飯とザーサイ(亜寿加は高菜だったかな)が無料なのだ。
で、当然のように写真の排骨を乗せ、台湾でもおなじみの「パイクー飯」を作るワケよ。


担々麺って、スープにゴマとかが入っているから、ただでさえカロリーが高いのに、
麺、メシ、排骨ダブル、餃子にビール、その前には肉うどん…繰り返すけど、カロリー摂取量はだいぶ多そうだ。
もちろん、食事中はカロリーなんぞ気にせず、夢中で麺、米、肉と向かい合う。
店主独自の改良部分もあるのだろうが、以前私が食べていた、そして期待していた亜寿加の味だった。
さすがにスープは残したが(ほんの少し)、他はガッチリ完食し、満腹かつ大満足。
「美味しかったです、また来ます!」と告げて退店し、電車に乗ってから店に忘れ物をしたのを思い出し、
1時間後に再訪するハメに。実にマヌケな有言実行である
「昨夜はすみません」というお詫びも兼ね、翌日本当に再訪し、またまた酒と食事を楽しんだ。
店主にも顔を覚えてもらい、以降はちょくちょく通い、酒と食事を楽しんでいる。
以下で、これまで食べてきたメニューを紹介していく。

まずは「ちょっと一杯セット」の相棒である、「ちゃーしゅう」と「四川ワンタン」。




チャーシューは最近、軽く炙ってから提供されるようになり、香ばしさが加わった。
ワンタンにはピリ辛タレがかかっており、皮の歯応えと中身の具とのバランスもイイ。
メニューにある「ちゃーしゅう担々麺」や、醤油味の「ワンタンめん」も、きっと美味しいはず。
あるときは、ビールを飲んでいたら、店主から「よろしかったらこちらをどうぞ」と、
小皿に入った豚タンの冷製を、別の日には砂肝の冷製をサービスしてもらった。




まだ2~3回しか来てない(当時)のに、常連扱いしてもらっているみたいで、なんだか申し訳ないなあ…
と思いつつも喜びは隠せず、店主のご厚意に感謝し、シメの食事に入る前にもう1本ビールをお替り。
すると、私のあとに来てビールを注文した客にも、砂肝皿を提供していた。
どうやら、常連扱いだったのではなく、飲み客全員へのサービスだったらしい(苦笑)。
なお、これら「酒のアテ」は、店主の気まぐれサービスであり、毎回あるわけではないのでご注意を。

閉店した亜寿加には担々麺だけでなく、醤油ラーメンや味噌ラーメンもあり、
五ノ井さんでは「らーめん」はレギュラーメニュー、「みそらーめん」は冬季限定で登場。
こちらは「排骨みそ」1000円。塩分は控えめだけど、味噌のコクはしっり感じる。


こちらの麺類は、鶏ガラなどで取る透明な毛湯(まおたん)スープをベースにしているから、
どの商品も濃すぎずクドすぎず、老若男女に愛されるテイストに仕上がっている。
最近、担々麺を出す店が増えているけど、「シビレ」や「激辛」を強調した、万人受けしない商品が多い気がする。
私自身も、最近は激辛料理を食べると、翌朝ケツから火ぃ吹くので、なるべく控えるようにしている。
一応、五ノ井さんも無料でピリ辛、+100円で激辛もできるので、辛口マニアはそちらを選択してほしい。

亜寿加のメニューを受け継いだ五ノ井氏が開発したオリジナル商品、それが写真の「汁なし担々麺」850円だ。


見ての通り、他の麺類(写真下左)と比較すると、汁なしのはけっこう太い(写真下右)。
   

その太麺が、ピリ辛タレと具材のひき肉とよ~く絡むので、メチャクチャ美味しい。
この具材のひき肉は、肉燥(バーソー)といい、ご飯に乗せた肉燥飯(バーソーブン)は台湾ではメジャーな食べ物らしい。
魯肉飯(ルーローハン)とは違うんですか? と店主にたずねたところ、
「台湾北部では脂身の多い肉で作ったルーロー、南部では赤身主体の肉を用いたバーソーが食べられています」とのこと。
そういえば、さっき紹介した豚タンや砂肝などの内臓肉オツマミは、台湾料理店でよく見られる一品だ。
店主は台湾ほか中華料理にも精通しているらしく、お話しさせていただくと、なかなか勉強になるよ。
そんなある日、いつものように入店し、ビール中ビンと「ちゃーしゅう」とのセットをお願いし、
さらに、麺類のトッピングとして用意されている、バーソーをツマミとして頼んでみた。


上がその「バーソー単品」200円。本来はパクチーが乗るのだが、苦手だと告げたところ、メンマに替えてくれた。
汁なし担々麺でも食べてわかっていたのだが、肉だけを味わうと…うわあ、こりゃあウマすぎ!
濃い味付けだけど油っぽさはなく、個々のひき肉に旨味だけをギュギュっと凝縮したようなかんじ。
オーバーでなく、ビールが止まらなくなる、危険極まりないシロモノであった。
どのくらい危険かというと、最近めっきり酒が弱くなった私が、約45分間で中ビンを4本空けてしまったほど。


店主も「無理しないでくださいよ…」と心配してくれていたが、本当にスイスイ飲めちゃった。
ここのバーソーがあれば、酒はもちろん、白メシも止まらなくなりそうだ。瓶詰めにして売ってほしいよ。

担々麺も排骨も、そして各種おつまみもウマく、店主の腕も愛想もいい五ノ井さん。
近い将来、修行先の亜寿加さんと同様、人気店になるだろうし、亜寿加のオーナーもそれを望んでいるはずだ。
こちらの最寄り駅は地下鉄の神保町だが、JRなら水道橋か御茶ノ水。
先日御茶ノ水に向かって歩いてみたところ、どうやら水道橋より少しだけ近い(五ノ井店主もそうおっしゃってた)。
ただし、御茶ノ水ルートは、写真のような急階段をのぼらなくてはならない。※別のルートもあるが


危険なバーソーでビールをガバガバ飲んだ帰路だったため、本当に危険だったりして
これに懲りず、五ノ井さんでは今後もガンガン飲み喰いするぞ。



排骨担々 五ノ井
東京都千代田区神田猿楽町1-3-6
地下鉄神保町駅から徒歩約4分、JR御茶ノ水駅から徒歩約8分、水道橋からは徒歩約9分
営業時間 月~金11時~15時半、16時半~21時 土11時~17時
定休日 日、祝、年末年始ほか
※餃子は最近ないときもある
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