明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

競輪界の紅白歌合戦 「ケイリングランプリ2017」

2017年12月30日 | ギャンブル
本日12月30日は、競輪界最大のレース「ケイリングランプリ2017」が平塚競輪場で行われる。
競馬でいう有馬記念、プロ野球の日本シリーズ、歌謡界なら紅白歌合戦に匹敵するビッグイベントだ。
「歌謡界」なんて言葉、今では誰も使ってないかな。
今回の拙ブログでは、ケイリングランプリについての見解を書かせていただく。
みなさん覚えてないだろうが、私の本職はスポーツジャーナリストなんだよ。本人もたまに忘れるけど。
ちなみにグランプリは、過去27回挑戦し、当たったのはわずかに2回と相性抜群だ。

まずは出走メンバーを紹介。
12月30日 平塚競輪場 第11R ケイリングランプリ2017

1 新田祐大 90福島
2 三谷竜生 101奈良
3 平原康多 87埼玉
4 深谷知広 96愛知
5 諸橋愛   79新潟
6 桑原大志 80山口 
7 渡邉一成 88福島
8 武田豊樹 88茨城
9 浅井康太 90三重

周回予想④9-②6-③85-①7


昨年の当レースで、私が本命に指名し大金をぶち込んだ挙句、失格になりやがった新田祐大は、
今年は昨年以上の大活躍を見せ、今日も圧倒的な支持を集めている。
しかし、ケイリングランプリの傾向は、人気、実力、体調などはあまりアテにならず、
毎年、ただ単に運のいいヤツが勝っている印象がある。
有馬記念でいえば、マツリダゴッホやダイユウサク(←古いよ)みたいな馬が勝つケースが多いワケで。
なので私は、人気薄だが5番の諸橋愛(もろはし・めぐむ)選手のアタマで勝負する。

私の競輪キャリアは、年に1度のグランプリに27回挑戦=今年で28年目となるが、
大レースなんてやっていない、平日の競輪場通い=本格的に競輪を始めたのは、今から20年前。
あの頃の競輪場は、仕事はないけど欲望と殺気は人一倍ある、濃厚なお客ばっかりだったよ(笑)。
ちょうどその頃デビューしたのが、諸橋たち競輪学校79期生だ。
そんな彼に、同期生のような感情を抱いた私は、ある時は声援を、またある時は罵声を送り、
選手×客と立場は違えど、「競輪道」を極めるべく、互いに切磋琢磨してきたつもりだ。
まあ当然ながら、向こうは私のことなんか全然知らないのだが。
選手生活20周年を迎えた今年、諸橋はついにケイリングランプリ初出場を決めた。
正式な競輪ファン生活20周年を迎えた私も、グランプリで大儲けしてもいい頃だろう。
過去2回の的中は、たいしたプラスにはならなかったのでね。

今年の私の勝負車券はズバリ、5番諸橋1着の三連単総流し56点。
人気薄のため、午前11時現在のオッズでは、最低の5-3-1で311倍と、取りガミの心配はない。
最高が5-6-4の3065倍。3300円買えば1千万になるぞ
今回のグランプリ、昔懐かしい「クイズダービー」でたとえてみると、
1番の新田がはらたいら氏、3番平原が竹下景子さん、5番諸橋は、最近お亡くなりになった篠沢教授だ。
個人的には、諸橋のアタマは、もっと高配当になると思っていた。
特に、メンバー中最も格下で、クイズダービーならゲストのガッツ石松級(失礼)の6番桑原との組み合わせは、
どれも5000倍を超えると予想していただけに残念だ。まあ、何倍だろうと来るワケはないのだが。
押さえには、諸橋の2着や3着の車券も買う予定だが、桑原1着だけはやめておこう(笑)。

最後に、競輪HPに載っている諸橋の顔写真と、専門紙に掲載された前日コメントを抜粋して記載する。


諸橋愛のコメント
「今年は飛躍の年だった。前日からリラックスして過ごし、本番に向けて少しずつスイッチが入ってきた。
同期の正田さんの応援も心強いし、やることはやってきたので、あとは結果を出すだけ」

昨年同様、今年も一箇所だけ脚色したが(←バレバレ)、「あとは結果を出すだけ」の部分は本物だ。
その言葉を信じ、彼と心中するつもりで、残りわずかな持ち金をぶち込むぞ。
頑張れ諸橋! 同期の誇り!

※グランプリのレースの模様は、16時頃から日テレ系で放送予定
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ウマいのに激安な天ぷらで一杯 三鷹『すーさんち』

2017年12月23日 | 居酒屋・バー
以前も書いたが、江戸時代の寿司や天ぷらは、庶民が屋台で軽くつまむような、安価な食べ物だったそうで。
現代ではどちらも高級店のイメージの方が強く、特に天ぷらは、『てんや』のような天丼チェーンこそあるものの、
串カツ屋のように、揚げ立ての天ぷらだけをツマミに、お手頃価格で飲める店は、かなり少ない。
甘辛いソースをつける串カツも好きだが、お出汁のきいたツユで食べる天ぷらも、私は同じくらい好きなのだ。

そんなある日、三鷹駅南口をプラプラ歩いていたら、ちょっと気になる店を発見。
店外に貼ってあったメニュー表を見ると、天ぷらをウリにしているようで、店内カウンターはお客さんで埋まっている。
その、気になるお店の名前は『すーさんち』
帰宅し、「三鷹 すーさんち」でネット検索してみたところ、ほとんど情報がなく、食べログにもまだ投稿がない。
前回の立川『竹や』でも書いたように、食べロガーが来ない店はイイ店という持論に従い、
数日後、さっそく入ってみることにした。

店内はカウンター席のほか、奥にはテーブル席もあるようだ。
お店を切り盛りするのは、若い男性店主のすーさんと、バイトの女の子。
まずはドリンクを注文しようとメニューを見れば、飲み物も食べ物も、立ち飲み屋レベルの安さ。
こちらが主なドリンクメニュー。サワー類は個人店とは思えない安さ。


こちらはフードメニューの右側。120円の天ぷらや100円台の一品料理がそろう。


一応、左側に行くほど値段が上がっていくが、それでも海老天180円、たこぶつ300円と破格。


これらのメニューの他、日替わりメニューとして、店主のきまぐれ料理や、季節の天ぷらなどが黒板に記されている。
この日はまず、白ホッピーセットと天ぷら各種、それにすぐ出てきそうな煮込みをオーダー。
すぐにホッピーが提供され、続いて「もつ煮」250円と一緒に、生姜と大根おろし入りの天ツユが運ばれてきた。


臭みのない煮込みをつまんでいると、メインの揚げ立て天ぷら4種が登場。


右から「ぴーまん」「玉ねぎ」「まいたけ」「半熟卵」、どれも120円。串カツみたいに安いね。
続いて、180円の上等ネタ(?)である、「えび」と「きす」が揚がった。


断っておくが、私は高級店の天ぷらは食べたことはないし、天ぷらへの知識はさほどない。
それでもあえて言うが、ここの天ぷら、美味しいよ
120~180円という価格を考えると、失礼ながら、油も食材もごく普通のものを使っていると思うんだけど、
油切れはよく、衣はサクッと揚がっていて、中の天タネも、野菜は野菜の味、海老は海老の味がちゃんとする。
悪いけど、某天丼チェーン(さっき名前出したな…)の海老なんて、海老の味がしないよね。
その後もすーさんちには足繁く通い、片っ端から天ぷらを食べていった。こちらは「豆ふ」と「鶏ささみ」。


豆腐の天ぷらは珍しいね。なおこちらでは、山梨直産の替わり豆腐も、各種350円で提供している。
続いては「えのき」、「長いも」、日替わりメニューの「春菊」に、「いか」。


長いもは1個食べちゃったので、実際は2個。春菊は揚げるとクセがなくなり、お子ちゃまな私でも美味しく食べられた。
こちらは「かぼちゃ」と、すでにひと口かじった(失礼)「ブロッコリー」。緑黄色野菜も食べなきゃね。


最後は、「魚肉ソーセージ」と「えび」「ぴーまん」。


私のおススメ上位三傑は、えび、ぴーまん、春菊かな。えびは毎回頼んでいる気がする。
天ぷら以外でのおススメは、下の「きゃべつ・塩ダレ」120円。味付けは「みそ」や「ソース」も可能。


他では、日替わりメニューだがいつもある気がする「自家製鶏ハム」。値段は200円か、250円だった。


どちらもサッパリしているので、天ぷらの合い間につまむのに適している。
食事類は「白飯」と「もつ煮飯」と「たぬき飯」の3種があり、先日はたぬき飯350円を選択。


白飯に、たぬき=揚げ玉と、ネギ、おかか、生姜を盛り付け、天ツユをかけて完成。
「よ~く混ぜて食べてください」と指南されたので、言われた通りグチャグチャに混ぜて食べた。
おおっ、生姜とネギがいい仕事している。たぬきうどんのうどんをライスに替えたような、面白い味だ。
今度『はなまるうどん』で、似たようなモノを作ってみようかな。

何度か通い、顔も覚えてもらったようなので、ある日、まだ忙しくなる前の時間帯に、店主すーさんと話してみた。
以下でインタビュー形式で会話を再現する。Qが私で「」内がすーさんね。

Q ここの天ぷらは美味しいんですけど、どこかの名店で修行を?
「イヤイヤ、学校出て居酒屋で働いて、こうしてお店を持てるようになったけど、自己流ですよ」
Q 自己流なんですか! それにしても、天ぷらもお酒も、安すぎるのでは?
「以前、日野駅の近くで立ち飲み屋の店長をやっていて、その時の値段をほぼ維持しているんで」
Q 今は立ち飲みではないし、三鷹という土地柄、もう少し値上げしてもいいのでは?
「これでも酒類は上げたんですよ…50円くらい。まあ確かに安いと思うけど、日野時代のお客さんも来てくれるので」

ハナシは逸れるが、吉祥駅北口出てすぐの場所にも、立ち飲みの天ぷら屋が今年開店した。
やはり、「天ぷら飲み」の需要はあるようだが、ここは酒も天ぷらも、だいたいすーさんちの倍か、それ以上しやがる。
生ビール600円に海老天300円。立ち飲みのくせに暴利だねえ
結構マスコミにも取り上げられているようだけど、みんな、行っちゃダメだよ。
さて、ここからはまた、さっきの続きに戻る。

Q 日野から来る方もいるようですが、そういえばこちらのお客さんは、マナーの悪い人はいませんね。
「それは…やっぱり三鷹という土地柄でしょうね」
なるほど。このお店は、安さにつられてくるような若者客は少なく、むしろご高齢のお客さんが多い気がする。
ただし彼らは、ギャンブル場にいるようなダメ人間タイプではなく(笑)、分別をわきまえた紳士淑女である。
三鷹は確かに、隣りの吉祥寺や、日野・立川あたりと比較すると、落ち着いた印象のある町で、
もちろん貧しい人が住むエリアでもなく、常連客の大半はそこそこお金持ってそうな雰囲気だし、
彼らは「安く飲めるから」ではなく、「こちらのお店が好きだから」飲みに来るのだろう。
すーさん自身は、おそらくまだ20代の若者だが、この若さで人生の先輩たちを引き寄せるのは、
彼自身に魅力があることの証明に他ならない。



すーさんち
東京都三鷹市下連雀3-19-16
三鷹駅南口から徒歩約7分
営業時間 月~金16時~23時、土・祝日15~22時
定休日 日曜
※ドリンクのお替わりは、同じジョッキならば10円引き
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日が昇る前の高カロリーめし 立川『竹や』

2017年12月21日 | 居酒屋・バー
年末ということで、珍しく忙しい日々を送った12月。これが毎月続いてくれれば、金には困らないのだが。
仕事が一段落着いたのが、昨夜の深夜2時30分頃。打ち上げとして、行きつけの店でプワーっと飲みたいが、
この時間ではすでに閉まっているし、そもそも電車が動いていない。
そんなとき重宝するのが、朝5時まで営業している、立川の居酒屋『竹や』さん。
今まで明かしていなかったが(?)、私の現住居は、立川市周辺のエリア(??)である。
立川駅周辺は、再開発されたことにより、見た目こそキレイになったが、
その分、昔から営業していた飲食店は、ほとんどが立ち退くハメになり、あるのはチェーン系居酒屋ばかり。
安くてウマくて居心地のいいお店は非常に少なく、貴重な例外のひとつが、竹やさんなのだ。

お店の入口はこんなかんじ。ステーキハウスというか、オシャレなバーみたいな印象だね。


店内の様子はわからないし、ネット検索しても、お店の情報はひじょうに少ない。
ある日店の前を通ったとき、外の黒板に「ハンバーグ、牛すじ煮込み」と、私の好物が紹介されているのに気付き、
意を決して入ってみたところ、価格は手ごろで雰囲気もよく、料理メニューが豊富な創作居酒屋だった。
働いているのは、店主らしき初老の男性と、ふた回りほど年下の青年のコンビ。親子かな?
ふたりとも寡黙だが不愛想ではなく、話しかければ気軽に応対してくれるし、着かず離れずの接客を心掛けている様子。
深夜だったが、立川名物(笑)の騒がしい客や態度の悪い輩はおらず、落ち着いて飲み食いができた。
やっぱり、ネット情報=食べログ投稿の少ない店は、良店であるケースが多いね

初日は写真こそ撮らなかったが、自家製料理はどれもおいしかったので、後日すぐに再訪。
その後も、夜中に何度か通い、いろいろ食べてきたけれど、どれもハズレなし
しかも、ここは個人店とは思えないほどメニューが多いのだが、来るたびに増えている気がする。
昨日、というか今日の未明に注文したメニューを、以下で紹介していこう。

まずはびんビール520円と、お通しのマカロニサラダ。お通しは300円で、すべて内税。


初めて食べたマカロニサラダは、濃厚で酒がすすむタイプ。お替りしたいくらいだ。
今回は、これまでに頼んだことのない「メンチカツ カレーがけ」550円と「ちまき風つくね」520円をチョイス。

まずはメンチカレーが登場。揚げたてメンチはカットされていなかったが、ハシでサクッと切ることができた。


以前、ハンバーグを食べたことがあったので、メンチも期待通りの美味しさだった。
ここでビールからホッピーセット420円に変える。この日の焼酎ナカは、普段より多かった気がした。


上記はナカのお替り200円をした時の写真だが、最初の1杯目は、これよりさらに多かった。
しばらくして、ちまきつくねが到着。注文後に蒸すので、時間がかかるようだ。面倒なの頼んで申し訳ない。


周囲のモチ米は、おかかと醤油で味付けされており、淡白な鶏つくねと好相性。初めて食べたけど面白い味だね。
普段は、シメのご飯物を追加オーダーするところだが、先述のようにこの日は焼酎が濃く、
仕事の疲れもあり早々と酩酊してしまったため、ラストオーダーの4時を迎えたところでお会計。

ここからは、過去に注文した料理を掲載していく。メニュー名は実際とは多少異なるかも。
まずはレギュラーメニューの「牛すじ煮込み」と「ネギチャーシュー」。値段は失念したが、どちらも500円前後のはず。


今さらだけど、ここの料理はかなり量が多くひとりだとちょっと多い。牛すじ煮込みはホッピーとよく合うよ。
続いてはサイズが大きめの「焼き餃子」550円。写真ブレてしまい失礼。


昨日メニューを見たら、餃子の種類が6種に増えていた。人気商品なんだろうね。
こちらは日替わりメニューにあった、これまた私の好物である「きくらげ卵炒め」。価格は680円くらいかな。


柔らか仕上げの卵が美味しかった。餃子やさっきのネギチャーもだけど、店主は中華料理が得意なのかな。
そして、お店のおススメだった「鉄板焼きハンバーグ」780円に、「目玉焼き」トッピング150円。


いやあ、真夜中に本格的なハンバーグが食べられるなんて、実に幸せな気分だよ。


ナイフを入れると、肉汁がジュワ~と鉄板にあふれ出す。ああもったいない。鉄板なめたい(←下品)。
写真はないが、以前食べたカニクリームコロッケも絶品だった。店主は洋風料理も得意らしい。
ついでに、こちらは刺身類、焼き魚、茶わん蒸しなどもある。店主は和食も得意なのだろう。
和洋中すべてが美味しいなんて、すごい腕前だね

また、こちらはシメの食事も充実している。お茶漬けやおにぎりもあるが、麺料理、オムライス、焼きカレーなども。
こちらは、冬季限定の「鍋焼きうどん」850円。


写真がヘタクソでウマそうに見えないが、野菜にお肉に海老天など、具たくさんで美味しかったよ。
さすがに麺は自家製じゃないと思うけど、海老天とかはちゃんと揚げていたし、レトルトを使わないのがうれしい。
そして、こちらもお店が推している「油そば」650円。東小金井に本店がある、『宝華』の宝ソバ風のビジュアルだ。


自家製チャーシューの出来がよいため、ツマミにもなる逸品だ。
以前も書いたが、「油そばはスープが無いからヘルシー」説を信じている(←バカ)私には、最高のシメだよ。
なお、私はこちらの竹やさんには、これまで5~6回通っているが、訪問はすべて0時過ぎ。
真夜中に食べる高カロリーめしはウマいねえ。そして、このブログタイトルとは反するけど、
日が昇る前に飲む酒もウマいもんだね。 
※追記 この頃のブログタイトルは「日が沈む前に飲む酒はウマい」であった

竹やさんには、まだまだ食べたいメニューがあるので、今後もお世話になるつもりだ。
よかったら、皆さんも一緒にどうですか。立川駅に深夜2時集合で(笑)。


竹や
東京都立川市柴崎町3-9-22
立川駅南口から徒歩約3分 多摩モノレール立川南駅から徒歩約45秒
営業時間 17時~翌5時(4時LO)
定休日 日曜・祝日
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江戸川橋界隈でカツカレーを食べ比べ

2017年12月09日 | カレー、ハヤシ
いいトシこいて、子供のような味覚を持つ私はもちろん、カレーも大好物である。
最近は、本場インド(や近隣諸国)形式のカレーを出す店が増えてきているが、私はやっぱり、日本風のカレーが好きだね。
「日本のはスパイスが少なく香りが乏しいし…」とバカにする輩もいるけど、そんなヤツには、
「インドのカレーにはトンカツが乗らねえじゃねえか!」と反論することにしている。
実際、インド風のお店で、トンカツのトッピングって、あんまり見ないでしょ(宗教上の理由もあるだろうが)。
カツ+カレーという素晴らしい食べ物を生み出した、この日本という国を、私は誇りに思う。

さて、最近の私は、文京区の江戸川橋あたりに足を運ぶことが増えた。
このエリアは、何十年も前から営業しているようなレトロ食堂が多く、マニア心をくすぐる。
そのような食堂で、安ウマなカツカレーを食べたので、以下で紹介していこう。
まずは、いかにも「日本の食堂」らしいネーミングの『キッチン タロー』


入口ドア付近の古びたサンプル(←失礼だろ)から、長年営業していらっしゃるのがわかる。


メニューはカレーと揚げ物定食が中心で、どれもだいたい700円以下。最高値メニューがカキフライ定食の800円。
カレーライスが580円で、カツカレーは680円。100円しか変わらないのなら、当然カツカレーを選ぶでしょ。
注文後、おばちゃんが小鍋でカレーソースを温め、おじちゃんがカツを揚げ…「カツカレーライス」が到着。


おおっ、期待通りのビジュアルではないか!
黄色いカレー、紙ナプキンで包まれたスプーン、遅れて出てきた味噌汁(笑)。これぞ食堂のカツカレーだよ。
ほどよい辛さとトロミのカレーと、薄いけど熱々でサクサクのとんかつとの組み合わせは最高。
最近、こういうカレーを食べられる店が、どんどん減ってるのがさみしい。

ここは揚げ物もおいしく、再訪時には、写真の「ミックスフライライス」700円を食べた。


メンチカツ、クリームコロッケ、エビフライに、キャベツとスパゲティ、そしてご飯と味噌汁とお新香。


粗目のパン粉をまとったメンチは、臭みもなくジューシーで、クリームコロッケは、トロ~り優しい味わい。
カツカレーを食べて気付いたけど、揚げ物担当のおじちゃんは、かなりの腕前と見た。
ご高齢のおふたりに跡継ぎがいるのかは不明だけど、1日でも長くお店を続けてほしいね。

さて、お次に紹介するのは、こちらもカレーと揚げ物が主体のお店『キッチンヨッチ』


神保町に本店があり、各地に支店がある『南海』出身らしい。ならばカツカレーを注文だ。
数分後、料理長らしきおじちゃんが、外出から戻ってきて調理開始。近所に出前に行ってたのかな?
しばらくして、「カツカレー」750円と「生たまご」50円が、スープ付きでやってきた。


やや大盛りなのと、千切りキャベツが付くのは、南海と同様だが、カレーソースの色は神保町店ほど黒くない。
食べてみると、色との関係は不明だが、南海よりは甘口。玉ネギが多いのかな。個人的にはこちらの方が好きかも。
あと、ひと口サイズのジャガイモ(生卵のすぐ上)が付くのも、こちらのオリジナル。
さらにこちらのオリジナルルールとして、「カレーの方、一回に限りルーのおかわりサービス」(原文ママ)がある。
お言葉に甘えて、ご飯とカツを半分残して食べていき、カレーソースだけ意地汚くお替り


このツユだくカレーは、まさに「カレーは飲み物 byウガンダ氏」的な状態で、スルスルお腹に収まった。
ここまで書いてなかったけど、南海出身らしい大き目サイズのカツは、味も揚げ具合も申し分なく、
次回はカツ単品でビールを飲みたいね。シメはカレーかナポリタンだな。

最後は江戸川橋ではなく、飯田橋駅にほど近い場所にある『インドール』


看板でもおわかりの通り、カレー店風の店名なのに妙に生姜焼きを推している
確かに私も、これまで豚肉の生姜orにんにく焼きしか頼んだことがなく、カレーを食べている客を見た記憶がない。
久々の入店時も、オーダーは結局、いつもと同じ「豚肉のしょうが焼き」550円と「ライス並」150円。


右上の豆腐、ピーマン、トマトはお店からのサービスだ。
ここの生姜焼きは、タレが程よいしょっぱさで、実にメシが進む。昔は大盛りライス200円を頼んだものだった。
相変わらずウマかったが、今度こそカレーを食べてみようと、数日後に再訪。
「カレーライス」が500円で、「カツカレー」は700円。ここのカレーも、タローと同様に安いね。
予想より早めにカツカレーが到着。残念ながら、カツは揚げ置きらしい。


カレーは、辛味や旨味がさほどなく、ごくフツーの味。生姜焼きが一級品なだけに、凡庸に感じてしまう。
調理担当の店主も、なぜか不機嫌そうに感じた。自身がフライパンを振るう、炒め物関係を食べてほしいのかな。
次回は、生姜焼きの単品に、ライスに替えてカレーライスを頼んでみるか。
2/3ほど食べ進んだころ、ようやくサービスが届いた。カレーには付かないのかと思ってたよ。


揚げ豆腐、ピーマン、生野菜がついて700円とは、ずいぶんお得なカツカレーだよね。
こちらも、高齢のご夫婦が頑張ってらっしゃる。後継ぎがいらっしゃるといいな。

今回紹介した3店についてまとめると、
●キッチン タローは、安くて美味しい揚げ物のお店。
●キッチンヨッチは、ボリューミーなカレーがウリ。
●インドールは、やっぱり焼肉関係がおススメ。


カツカレーは、ヨッチの方が万人受けしそうだけど、私の好みは、昔懐かしいタイプのタローだ。
江戸川橋エリアには、魅力的な食堂がまだまだあるので、そちらもまた、改めて紹介したい。
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