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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

母校野球部の大勝利を願い 新中野『鍋横大勝軒』

2018年03月23日 | ラーメン、つけ麺など
前々回のブログで、母校野球部の甲子園勝利を願い、「ゲンかつぎにカツを喰う」と書き、
その後、何軒かのお店でカツを食べた。写真は神楽坂の洋食店『MARIO』の「ポークカツナポリタン」


結構な大盛りのナポリタンにとんかつ、さらにスープとサラダが付いて、ランチタイムは690円。

物価が高い神楽坂では貴重な安ウマ店だ。このお店については、別の機会に改めて紹介する。

最近、私もトシのせいか、揚げ物などの高カロリー料理を食べるのに、少々後ろめたくなってきた。
ましてや、カツは(一般的には)お値段も高いので、常に金欠の私には、なおさらキツい。
なのでカツの代わりに、『大勝軒』でラーメン・つけ麺を食べ、母校の大勝利を呼び込むことにした。
大勝軒はどの系列店も麺の量が多いので、結局は高カロリーのような気もするが

大勝軒は同名のラーメン店・中華食堂がいくつかあるが、一番有名なのが「丸長系」。
東池袋店の店主だった、山岸一雄さん(故人)の顔は、ラーメンマニアでなくても知っているだろう。
その東池袋店で修行した方が、全国各地に店を開いたが、先日行った飯田橋店もその中のひとつ。
ここは、野菜をたっぷり盛った、いわゆる二郎系のラーメンも出しているが、私はつけ麺730円を選択。


なんだか、スープの色が薄いなと思いつつ、麺をつけてひと口すすると、味自体も薄い。
しばらく食べ進めたところ、容器の底に溜まっていたタレが混ざり、いつもの濃い色&テイストに。
なるほど、客に味の変化を楽しんでもらう、お店の気配りなんだな(←絶対違うだろ)。
タレが混ざっていないのはけしからんが、写真のように、デカい煮豚が入っていたので許す。


端っこの部分とはいえ、薄切りなら4~5枚になるだろうし、「チャーシューつけ麺」でも通用するぞ。
飯田橋店は10年ぶりだったが、相変わらず常に満席状態の人気店だった。

さて、丸長系大勝軒の創業は、昭和26(1951)年。最初は中野で開業し、その後代々木上原に移転。
こちらが本店扱いで、中野駅南口にある現在の店舗は支店扱いになるそうだ。
「中野大勝軒」のHPによると、現存する正式な系列店は、先述の東池袋など全9店。
ただ、山岸さんの店と弟子たちが開いた、いわば丸長系・東池袋流派(?)に対し、
他の系列店は私が知る限り、それほど豚骨臭くなく、味の濃さや麺の量も、やや控えめな印象。
流行りの味ではないけれど、たまに無性に食べたくなる、懐かしいラーメン・つけ麺だ。
そんな正統系列店の中で、私が一番好きなのは、中野区の鍋屋横丁にある『鍋横大勝軒』
正式名は『つけそば大勝軒 鍋屋横丁』だ。


創業は1981年と、ここも老舗の部類に入るが、カウンター9席のみの店内は、清掃が行き届き古臭さは感じられず。
寡黙な店主が、調理・接客をひとりでこなしているが、作業はスピーディーで待たされることは少ない。
基本の「らーめん」「つけそば」は550円と昭和価格。一番高い具だくさんの「スペシャル」でも800円だ。
私が必ず頼むのがビール550円。中びんなので、ラーメンと比較すると割高に感じるかもしれないが、
写真のお通しが付いてくるので、全然高くない!


たっぷりのチャーシューとメンマに、ネギと醤油タレをかけた、某芸人が「日本一のお通し」と呼ぶ逸品。
タレが染みた濃い味付けが、冷えたビールにベストマッチ。これが無料とは、うれしいではないか。
感激した私は、ついつい飲むペースが早くなり、毎回ビールをお替わりするハメに。


無料のお通しでさらに酒を飲ませる、店の策略(?)にハマっているようだが、別に悔しくないぞ。
ビールを飲み終え、この日のシメに「たまごらーめん」600円をオーダー。


小さなノリが2枚、メンマにチャーシュー、ほんのり半熟のゆで玉子。まさに昭和ラーメンのビジュアルだ。
鍋横大勝軒の自家製麺は、きしめんのようにちょっと平べったいのが特徴。


他の丸長系大勝軒のような太麺も好きだけど、こちらの麺も一風変わった食感でいいね。
参考までに、以前ガラケーで撮った、餃子とつけ麺の写真も載せておく。
  クリックすれば大きくなるけど、画像がよくないね。 

私がお通しとビールとラーメンを楽しんでいる間にも、何人もの客が入れ替わりでやってくる。
みんな常連らしく、着席した途端、「野菜つけ」「味噌少な目」などと、迷うことなく注文している。
会話は最低限だが、彼らがここのラーメン・つけ麺を愛し、店主を尊敬しているのがよくわかった。
そんな、良好な関係と時間を長年共有してきた、店主と客がちょっとうらやましかったね。
会計時に「ごちそうさまです」としか言えなかったので、ここで改めて店主にひと言。絶対読まねえだろうけど。
鍋横大勝軒の店主さん、いつも安くて美味しいラーメン・つけ麺をありがとうございます。
今後も通いますので、元気にお店を続けてくださいね。あと、今後もビールにお通しを付けてください(笑)。

今日23日、阪神甲子園球場にて、第90回選抜高校野球大会が開幕。


母校・日大三の初戦は、明日24日の第一試合。大勝軒でパワーをもらった、私が応援するのだから、負けるはずがない。
ガンバレ三高、明日は大勝利だ!


つけそば大勝軒 鍋屋横丁
東京都中野区本町4-38-25
地下鉄新中野駅から徒歩約4分、中野新橋、中野富士見町の各駅からも徒歩圏内
営業時間 11時~14時半、17時~20時
定休日 木曜
※細麺もあるらしい


※残念ながら、2018年12月5日で閉店なさったようです
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