明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

高校野球観戦後のランチ -2023・夏-

2023年07月28日 | 飲食店まとめ
この夏、母校野球部は西東京大会を順調に勝ち抜いており、ファンとしては喜ばしい限り。
ここまで5試合戦っており、すべてが午前中開始だったので、帰りにはランチを5回食べた。
今回は2年前にもやった(詳細はこちら)、【観戦後のランチ】を紹介することにした。
以前は、ゲン担ぎに「カツ」を食べたりしていたが、試合するのは私じゃないので(←気付くの遅い)、最近は気にしていない。
なお、母校日大三の準々決勝までの結果や短評は、前回ブログでまとめてある。

初戦から3戦目まで、トーナメント表の3回戦から5回戦までは、すべて八王子球場。
今年が暑すぎるのか、私の耐久力が衰えたのかは知らんが、JR八王子駅から球場への徒歩移動がしんどい
2年前は、京王線狭間駅近くの『長岡屋』からJR西八王子駅まで、徒歩で30分以上かけて戻ったものだが、
今夏はとてもじゃないが、そんなに歩く気力は湧いてこないので、行くお店の条件に、
「安い」「ウマい」だけでなく、「あまり歩かない」「炎天下で待たされない」を追加した。
上記4条件から、初戦のランチに選んだお店は、球場から八王子駅への帰路にある、ラーメン店『壱発』
拙ブログで度々出てくる、私が10代の頃から、チャーシューメンを目当てに通い続けているお店である。
昼時なので当然混んでいたが、回転が早いため待たされることなく入店。
注文したのは、基本の「醤油ラーメン」にチャーシューとトロロを乗せる「チャーとろラーメン」1000円に、

※券売機での表記は「チャーとろ正油」

久しぶりに「ライス」150円も追加。これより少なめの小ライスがあると嬉しいのだが。


今回、初めて「こってり」で注文してみたところ、背脂を多めにしてもらえた。


ただし、久々に作ったラーメン丼は、見た目イマイチ。ハートマークの昆布はともかく、トロロ=山芋千切りが多すぎたか。


チャーシュー、とろろ、背脂、さらに卓上のおろしニンニクと、しっかり精を付けたおかげで、
その後もバテることなく、元気に球場へ通うことができた。

2戦目のランチは、駅前から少しだけ逸れた場所にある、初訪問の昭和風喫茶店『あしたば』。


店頭のランチメニューに、「ハーフ・2品盛り ハヤシライス・ナポリタン」980円という、気になる商品があったので。


ナポリタンなど、喫茶店のスパゲティ類は美味しいし、ハヤシライスは最近、マイブームになっている料理だ。
店内に先客が数組いたが、カウンター席に空きがあったので入店し、着席と同時にハヤシナポリセットを注文。
おばちゃんがまずは冷水、続いてサラダと味噌汁、スプーンとフォークを運んできて、


厨房でおじちゃんが調理した、ハヤシナポリがやってきた。


ハヤシライス・ナポリタンって表記なのに、ハヤシソース・ナポリタンじゃないか、と一瞬疑ったが、
ナポリタンの下にライスがあった(笑)。大胆なW炭水化物重ね盛りである。


ちなみに、ハヤシもナポリも味自体は良かった。ハーフと書いてあったけど、実際は7割+7割くらいあったし。
「ピラフ・カニコロッケ」のハーフ2品盛りなど、気になるメニューがいくつかあるし、
中休みもないようなので、あしたばさんには今後も、八王子球場の帰りに寄るかもしれない。

3戦目のランチは、西八王子駅から帰ることにして、駅至近の濃厚豚骨ソバのお店『かなえ』へ。
ファーストオーダーは、前回ブログでも記した、生ビール&アジフライの「ワンコインセット」500円。


アジフライは自家製ではないと思うが、なかなかの肉厚。たっぷりの九条ねぎが嬉しい。
その後、「ウーロンハイ」380円と、下記の「崩れチャーシューのポテトサラダ」280円も追加。


アイスディッシャーですくったポテサラを2個重ね、チャーシューの端っことマヨネーズを盛りつけてある。
じゃがいもが厨房内に置いてあったので、ポテサラは自家製なのかな。
酩酊してきたところで、【お得なランチセット】のA、好きなラーメン+「48時間熟成豚骨カレー」を追加。
ラーメンは「淡麗豚骨ソバ」650円で、カレーは前回食べたのと同じ小サイズ(150グラム)350円。
定価1000円が、ランチセットだと50円引きの950円。 ※つい先日までは100円引きだった
こちらが淡麗豚骨ソバ。「濃厚豚骨ソバ」と具材は一緒だが、麺は細麺ではなく、手もみ縮れ麺を使用。


そしてこちらが、前回「味が薄く感じたので、次回再度注文する」と宣言していたカレーと、さっきのアジフライ半身。


まだ昼間だからか、前回より具材は多かったが、カレー自体の味は、やはり個性は感じられず。私の舌がおかしいのかな?
途中で、店内中央の紙ナプキンや各種調味料などが置いてあるコーナーから、


クミンとカイエンペッパーを振りかけてみたりした。


調味料がたくさん用意されているのはありがたいが、マヨネーズは冷蔵庫に入れておいた方がいいと思う。

淡麗豚骨ソバは、商品名に反し豚臭くしょっぱい、私好みの豚骨醤油ラーメンである。
濃厚との対比で淡麗、と名付けたのだろうが、一般的な淡麗系のラーメンを期待した人は、濃すぎて面食らうだろうな。
こちらも、途中でおろしニンニクと白胡椒を追加。手もみ麺がなかなか美味しく、この麺で濃厚豚骨ソバも食べてみたい。


「八王子一濃厚」の怪しいコピーなど、気になる面もあるけれど、かなえさんは結構気に入ってる。

さて、4戦目からはすべて神宮球場での試合。ここの冒頭で触れたように、球場近辺では食事をせず、
JR千駄ヶ谷駅から総武線・中央線を乗り継ぎ、吉祥寺駅で下車し、私が一番好きなうどん店『うどん白石』へ。
店舗は成蹊大学の前にあり、駅からはちょっと歩くけど、冷たいうどんとビールの誘惑には逆らえず。
13時半くらいの到着、しかも猛暑日だったので、正直空いていると思ったが、店頭に行列があってビックリ。
私が入店する頃には、列もなくなったので、遠慮なく「びんビール・キリンラガー」580円を注文。
おつまみとして、「天ざるうどん」1300円の天ぷらだけ先に出してもらい、さらに「半熟味玉天」180円も追加。
この日の女性バイトは、すごく達筆な方で、“”天ざるうどん 天ぷらを先に出す”などと、伝票に丁寧にメモしていた。
せっかくの綺麗な字なのに、書いている文言が、昼酒愛好家のメンドーな注文なのが申しわけなかった(苦笑)。
まずはビール、そして数分後には、待望の天ぷらだけ先+味玉天が登場。


オーダーした張本人、しかもブログで紹介しておきながら、注意喚起するのも図々しいが、
天ぷらうどん(かけ、ざる、ぶっかけ問わず)の天ぷらだけ先は、混雑しているときの注文は控えてほしい。
※追記 天ぷらうどんや天ぷら盛り合わせは、23年8月で販売中止になった模様です

ビールからウーロンハイにチェンジし、天ぷらもだいたい食べ終えた頃、うどんも出してもらう。


昔から変わらぬ、艶やかな光沢となめらかなコシを併せ持つ、絶品うどんである。
お行儀悪いが(←いつものコト)、残った味玉天をツユに入れて、うどんを食べてみたら、ウマさ3倍増し!


退店時は14時台と、日中でもっとも暑い時間帯だったが、倒れることもなくゴキゲンなまま帰宅できた。

そして、昨日行われた5戦目の帰りは、新宿駅で京王新線に乗り換え、幡ヶ谷駅からほど近い『スパイス』へ。
大好きなカレー店ではあるが、コロナ禍もあったため、ブログアップした2020年以来の訪問となる。

こちらが最近のメニュー表。各種カレーは80円、大盛りは40円値上げしたが、量や味を考慮すれば、これでもじゅうぶん安い。


食べたのは前回訪問時と同じ、<ミックスカレー>の「ポーク&チキン」780円の「大盛り」+200円。
いつもと同様、朗らかなお母さんが「熱いので気をつけてくださいね」と告げながら、山盛りカレーを運んできた。


上からのアングルも撮影。相変わらず、ご飯もカレーもあふれんばかりに盛られている


こちらが、私が一番好きな甘口のポーク側で、


こちらは、お店のイチ推し・辛口のチキン側。どちらも、まるでダムカレーのようだ。


どの写真もヘタで申しわけないが、量の多さがわかっていただけたら幸いである。
最初にチキンカレーをひと口含んだら、なんだか以前より辛い!
甘口のポークも、最初に辛さが来て、その後マイルドな味わいが押し寄せる。
季節によって、小麦粉の量や辛さを変えるそうなので、真夏の今は辛くしているのだろう。
熱い、辛い、でもウマい、とスプーンを止めず食べ進めているが、いかんせん量が多く、なかなか減らない。
近年、急に食べる量が減った私ゆえ、「スパイス・ミックス・大盛り」も少々不安だったが、
お母さんの「お冷やどうぞ」の援護を得て、なんとか食べ終え、しかも食後も苦しくならなかった。


完食後は、「オレも頑張った、だから諸君も頑張れ!」と、母校野球部に伝えたくなった。頑張りの次元はだいぶ違うが。

ちなみに、昨日の5戦目は準決勝で、試合後は球場外で、結果速報の号外を配布していた。


上記画像のとおり、いよいよ次は決勝戦。試合が行われるのは、明日29日の10時から。
帰りのランチは未定であるが、祝杯になることを願っている
昨日の準決勝、そして明日の決勝の詳細については、前回の文末で予告したように、
次回のブログ「ああ、栄冠は三高に輝く(仮)」にて綴る予定。どうか、(仮)マークが取れますように…。

※追記 おかげさまで、(仮)マークが消えました!
コメント (2)
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血潮湧き立つ準々決勝! -日大三高野球部2023-

2023年07月24日 | 高校野球
高校野球の西東京大会が開幕したのは、前回高校野球ブログをアップした当日の7月8日。
そのとき末尾で記したように、我が母校日大三の初戦は、6日後の14日。
対戦相手は国士舘。私の見解では、西東京ノーシード校では最強のチームである。

三高の夏大会初戦といえば、秋春の都大会の実績からも、勝って当然の相手と対戦することが多い。
ファンである私の場合、球場では久々に会う常連観戦者たちと「今年も始まりましたね」などと挨拶を交わし、
互いが観た練習試合の情報などを交換しながら、全国制覇への夢を語る、ゆる~い雰囲気で迎えるのが常であった。
だが、今年の初戦は21世紀では最強、つまり三高にとっては最悪の相手。
自分が出場するわけでもないのに、試合2日前くらいから、私は異常に緊張してしまい、
前夜はなかなか寝付かれず、朝も目覚ましナシで飛び起きる始末であった。

試合が行われる八王子球場には、普段より早く到着。ノック練習も見ていたはずだが、あまり覚えていない。


試合後、三木新監督は「緊張してノックをうまく打てなかった」と語っていたらしいが、私は気付かなかった。
数分後に始まる、試合への不安が大きく、悶々としていたのであろう。
何人かの常連と挨拶はしたが、お互い言葉数は少なめ。その後、国士舘ファンの知人に会ったときは、
「なんで2番(くじ)引いたんですか!?」と、ついつい理不尽な抗議をぶつけてしまった(笑)。
第一シードで1番くじの日大三に対し、国士舘が2番くじを引いた瞬間、抽選会場ではどよめきが起きたらしい。

苦戦を覚悟した一戦だったが、心強い援軍が、私の前方に着席しているのを発見。
日刊スポーツの評論家に就任した、日大三高前監督の小倉全由さんである。

※囲みの中の人物が小倉さん

小倉さんの目の前で、無様な試合は許されないはず。勝ってくれ三高!
とまあ、試合前は不安で仕方なかった一戦だが、結果は周知のとおり。


7月14日 3回戦 対国士舘 (八王子球場)
三20365→16
国00200→2  ※5回コールド


どちらのチームも予想していなかったと思われる、5回コールドの圧勝。
一昨年秋、日大三が国学院久我山に3-14で負けた試合と、似たようなケースだ。
国士舘は大会前、コロナ感染者が出たそうだし、背番号4の選手も、腕に包帯らしきモノを巻き、不出場だった。
チーム状態が万全ならば、こんなに差は付かなかったはず。くじ運も含めツキがなかった。

とはいえ、三高の戦いぶりも素晴らしかった。特に15安打を放った打撃陣は文句なし。
ほとんどのヒットが当たり損ねではなく、しっかり捉えた低いゴロやライナーで、フライアウトも少なめ。
中でも、タイムリーを3本打った佐々木が、この日のMVPだろう。
選手の弱点などは明かさないのが拙ブログのポリシーだが、ここだけのハナシ、普段の佐々木はチャンスに弱い(笑)。
そんな彼の活躍が嬉しく、試合中は滅多に写真を撮らない私だが、ほぼ勝敗が決した5回表には、塁上の佐々木を撮影。


毎度のことながら、表情がわからない低レベルな画像でスマン。
とりあえず、オレの緊張はムダだった(苦笑)、初戦の快勝であった。

2戦目は都立立川高校との対戦。私の地元にある、近隣地区の秀才が揃う伝統校だ。
ただし、勉強はともかく、野球は当然三高の方が優秀で、危なげなくコールド勝ち。


7月17日 4回戦 対都立立川 (八王子球場)
立000000→0
三314101×→10  ※6回コールド


地元の高校に申しわけないが、これで三高は対都立校170連勝を達成。

八王子球場での最終戦となる、3戦目の相手は拓大一高。
5回戦からはスコアボードに、出場選手の名前と、球速が表示される。
ただし、球速は拓大一の投手はほぼ110km台、三高もMAXが132km(安田)と、他球場より10kmほど遅かった。
書き忘れていたが、三高は初戦が背番号1のエース安田の先発・完投。
2戦目は17番畠山、19番伊藤、18番高坂の継投。この3人は、7月の帝京との練習試合でも登板し、打たれまくっていた。
そして拓大一戦が、背番号11の谷亀、同10の増田、最後はエース安田の継投。

三高打線は、90~110(実際は100~120?)km台の緩急に苦しみながらも、6回表終了時に6-1とリード。
この時点で私は、「勝負あり」と判断し、その後の試合展開の記憶が、あまりない。
理由は次の準々決勝、言い換えれば東海大菅生戦のことで、頭が一杯になっていたからである。

私にとって菅生は、西東京最大の強敵として、国士舘以上に意識していたチームだ。
相手は当然、エースの日當が先発だろう。夏大会の登板機会は少なく、体調面に問題はなさそう。
昨秋は、池内の2ランによる2点しか奪えなかった、三高打線が攻略できるのか。
また、秋はたまたま3点に抑えたが、安田の投球が菅生打線に通用するのか…などと悩んでいるうちに、
悪送球と後逸のダブルエラーなとで拓大一に2点差に詰められ、「準々決勝どころじゃねえや」と我に返ったのが8回表。
その後はリリーフの安田が踏ん張り、最終回には自らタイムリーも放ち、逃げ切った。


7月20日 5回戦 対拓大一 (八王子球場)
三012003001→7
拓000100300→4


この勝利により日大三は、あえて最大フォントで記すが↓
西東京大会23年連続ベスト8進出が決定。
21世紀では全国で唯一、三高だけの快挙のはずだが、どのマスコミもこの偉業を報じないのはなぜだ。

予想外の接戦であったが、楽勝続きで菅生戦を迎えるよりは、選手の気持ちが引き締まってよかったかも。


上記画像の整列を終え、三高ベンチに戻ってくる選手たちに、「菅生なんかに絶対負けるなよ!」と檄を飛ばす。
菅生「なんか」とは、無礼な表現かもしれないが、暴力的指導で教え子を退部・退学に追い込んだ監督を、
なんだかんだ理由を付けて、すぐに復帰させるようなチームは、侮蔑・罵倒して当然である。
退学になった生徒、つまり被害者側は転校先の野球部では、規定により1年間、公式戦には出られない。
彼の高校2年時の出場機会を奪った、加害者側の指導者が即復帰できるのは、どう考えてもおかしい。

私の正論(暴論?)はさておき、三高にとって菅生は、昨秋大会で敗れた、倒さねばならない敵であることには変わらない。
三高の選手も気合が入っているだろうし、部外者の私も、これから準々決勝までの3日間、
国士舘戦以上に緊張しそう…というか、すでに緊張し始めたので、試合後は西八王子『かなえ』で昼から一杯。

※生ビール&アジフライの「ワンコインセット」500円

酩酊し、気を紛らわせてから帰宅した私を待っていたのは、「東海大菅生5回戦敗退」のニュース。
国士舘のときもそうだったけど、オレの緊張はなんだったんだ(苦笑)!

舞台を神宮球場に移し、迎えた準々決勝。相手は、菅生をタイブレークで破った駒大高だ。
「菅生じゃないなら、どこが相手でも楽勝だろ」と油断していた私と同様、
選手も気を抜いていた…とは思えないが、変則フォームの相手投手から、打撃陣が凡打の山を築く。
佐々木のソロ本塁打で先制も、中盤に安田がストレートを捉えられ、1-2と逆転を許す。
この日の安田は、自己最速(らしい)の143kmを記録するなど、調子自体は悪くなかった。
安田は140km台の速球を度々投じており、やはり八王子球場のスピード表示は、おかしかったようだ。

8回裏、私が一番頼りにしている打者、古賀が三塁打を放ち、池内の犠牲フライで同点に追いつく。
だが、古賀は9回裏の好機では内野ゴロに倒れ、同点のまま延長10回、タイブレークに突入。
無死一、二塁から始まる変則的ルールだが、駒大高はすでに2度経験し、これで3戦連続らしい。
延長戦を行なってからPK合戦になるサッカーのように、高校野球も12回くらいまでは、普通の延長戦にしてほしい。

10回表、駒大は二死二、三塁のチャンスで、打者が痛烈なライナーを弾き返すも、
三高のショート森山がジャンプし、グラブの先でボールをつかみ捕るファインプレイで無得点。
1年秋からレギュラーだった森山だが、「よくやった」と称賛するのは、これが初めて(失礼)。
その裏、三高は先頭の池内が死球で、無死満塁となり、ここからは打順はクリーンアップ。
逆転された6回以降、終始血圧上がりっぱなしの私だったが、ようやく勝利を確信し、
絶好機で打席に向かう、キャプテン二宮を撮影。変な写真ばっかりですまんね。


撮影後、「二宮~! なんでもいいから頼む!」と激励。この場合の「なんでもいい」とは、
ヒットはもちろん、外野への犠牲フライや、前進守備の野手でも間に合わないゴロでもOKという意味だったのだが、
二宮は浅い外野フライで、走者そのまま(溜息)。気持ちを切り替え、次打者の岡村に「決めてくれ!」と再度の激励。
岡村は期待に反し、キャッチャーフライも、相手捕手が落球。
これだけチャンスをもらって無得点だったら、次の回に絶対にやられる…。
気付けば普段の菅生戦と同様、ヘタすりゃそれ以上に緊迫した試合になっているではないか!
結局、岡村は平凡なファーストゴロに倒れるも、一塁手のバックホームが悪送球となり、幸運なサヨナラ勝ち。

7月23日 準々決勝 対駒大高 (神宮球場)
駒000002000 0→2
三010000010 1×→3  ※延長10回タイブレーク



試合後の整列。惜敗に涙する、駒大高の選手もいた。


ベスト8以降では恒例となった、勝利チームの整列&校歌演奏。


校歌を聞きながら、一緒に観戦していた友人に対し、私は何度も「勝ててよかった…」とつぶやいた。
「菅生の分まで」とは絶対に思わなかっただろうが、「駒大の分まで、残りの試合も勝たねばならぬ!」と、
母校のさらなる奮闘を願わずにはいられない、血潮湧き立つ一戦であった。駒大高、侮ってすまなかった!

以上、日大三の準々決勝までの道のりを、私の(どーでもいい)心情も交えながら、簡単に振り返った。
菅生の脱落で甲子園は確定かと思いきや、駒大との苦戦を目の当たりにしたことで、自信が揺らいできた。
今後は、どこが相手でも最後まで気を緩めず、そして劣勢でもあきらめず、精一杯の声援と拍手を送ろうと誓った。

最後に、球場入口で販売している、今大会の「出場校選手名簿」の表3に載っていた、
昨年大会の西東京優勝チーム、つまり日大三の胴上げ画像を撮影・転載する。


監督は代わったが、上記画像のようなシーンを、今年も拝むことができるのを信じ、本稿の締めとする。

※次回高校野球ブログ「ああ、栄冠は三高に輝く(仮称)」につづく
※※8月1日追記 ブログ書きました→「ああ、栄冠は三高に輝く(正式タイトル)」
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騙されたと思って… 西八王子『かなえ』

2023年07月19日 | ラーメン、つけ麺など
数ヶ月前、初めて西八王子の洋食店『おがわ』さんに入店した日の帰り、
反対側の北口駅周辺を、少しだけ探索してみたところ、下記看板のお店を発見。


「豚骨ソバ」に惹かれる反面、「八王子で一番濃厚」という形容詞には、疑惑を抱いてしまった。
どうせ自称だろうし、ラーメン屋の常套手段とはいえ、こういう言ったモン勝ち的な宣伝コピー、
言い換えれば「事実と違う、誇大な表現」は、JAROが指摘するまでもなく、時代にそぐわないと思うのだが。
なお、私自身も常日頃から、「荻窪『啓ちゃん』の木耳玉子炒めは世界一ウマい!」と吹聴しているけど、
私は啓ちゃんの関係者ではないし、営利目的でもないので、見逃してほしい。

看板写真の撮影後、帰宅してこちらのお店『豚骨ソバ かなえ』について調べてみた。
私が愛読しているラーメンブログの管理人さんは、開店直後に訪問していて、
「本当に八王子一濃厚なのか」「食べ歩いて確認したのか」と問い詰めたらしい(笑)。 ※明確な返答はなかった模様
ただし、ラーメンの味自体は悪くないらしく、おつまみやカレーなど、メニューも豊富なようなので、
誇大広告はともかく、濃厚ラーメンにカレーと、私好みの商品を提供しているようだ。

それから数週間後、『おがわ』さんに19時45分頃訪問したところ、「CLOSE」の札がかかっている!
念のため、店内のお母さんに確認してみたら、その日は20時閉店で、ラストオーダーも終了していた。
確かに、外の看板も20時までと記されていたが、食べログでは「21時閉店」になっている(怒)。

※普段は20時30分閉店なのかな?

せっかく西八王子に来たので、ちょうどいい機会なので、駅反対側のかなえさんを訪問し、
騙されたと思って、八王子一濃厚な豚骨ソバを食べてみることにした。すでに食べログに騙されたのに(苦笑)。

店内はカウンター数席とテーブル席が4つ。前は居酒屋だったようで、ラーメン店にしては広め。
カウンター席に案内され、まずは「1杯目限定ワンコインセット」500円の生ビール&ワンタンを注文。

※セットは酎ハイとアジフライも選べる

「生ビール中」は380円、「特製ワンタン6個入り 九条ねぎ和え(←正式名)」290円なので、500円はお得。
肉入りのワンタンには九条ねぎと、酢と醤油とゴマ油を合わせたようなタレがかかっている。味の感想は特になし。


さっきビールの背後に写っていた、麺類以外のレギュラーメニューがこちら。この他に、日替わり商品もある。


ビールを飲み終えたので、上記メニュー表から「ホッピーセット白」450円と、


「九条ねぎ塩もつ煮込み」350円を追加。右下のは柚子胡椒だ。


もつ煮は、注文が入ってから塩スープで煮込むタイプで、もつ鍋のミニ版、という印象。


ホッピー中250円をお替わりし、ワンタンともつ煮を食べ終えたところで、シメのラーメンをお願い。
注文したのは当然、お店自慢の「濃厚豚骨ソバ」790円だ。


銀の受け皿を敷いた、大きめの丼からは、豚骨臭がほのかに香る。


同時に、「濃かったら、こちらで調整してください」と、割スープのポットも提供された。


まずはスープから飲むと…ちゃんと濃いではないか!
店主は家系ラーメン『町田家』出身らしいが、ここのスープも九州風豚骨とは異なり、
家系のエッセンスを加えた、茶褐色のワイルドな仕上がりで、唯一無二のスープといえよう。
麺は硬め・細めのストレートだが、九州風よりは太いかな。


具材はチャーシュー、木耳、九条ねぎ。チャーシューが結構ウマい。
紅生姜やおろしニンニクを加え食べ進めたが、濃厚好きな私でも、ちょっと濃すぎると感じたので、


さっきの割スープを加える。魚介ダシの半透明スープを、レンゲ2.5杯くらい入れたら、ちょうど好みの濃さになった。


なので、ビールやらホッピーやらおつまみやらで、そこそこ満腹なのに、「替玉」120円を頼んでしまった。


スープに沈んでいく、赤い調味料は豆板醤。こちらのお店中央には、紙エプロンや取り皿、
さらにはカレー用の福神漬けやスパイスとか、各種調味料も用意されており、その中に豆板醤もあったのだ。
ふた玉めの麺はもちろん、スープも残さず飲み干し、「ごちそうさまです」。
濃厚豚骨ソバの感想は、八王子一かはさておき、濃くてウマかった! になる。
実はたいしたコトないんだろう…という予想を裏切られ、むしろお店に好感を抱いてしまった。

約1ヶ月後、今度はおがわさんの代打ではなく、かなえさんを目当てに、西八王子へ向かった。
今回は最初から白ホッピーセットをお願いし、おつまみとして「自家製炙りチャーシュー(味玉メンマ付き)」450円と、
「サクサクジューシー唐揚げ ノーマル3個」350円を注文。商品名が長く、転記がメンドくさい。
今回もカウンター席に座ったのだが、店員さんが目の前で、ワンタンの皮に具材を詰める作業をしている。
失礼ながら、ワンタンも鶏唐揚げも、業務用のを使っていると思っていた。
私が頼んだ唐揚げも、わざわざ二度揚げしていたし、意外と手間をかけている。

ただし、チャーシューの炙りが、予想どおりガスバーナーだったのは残念。


阿佐ヶ谷の『萬福本舗』さんみたいに、チャーシューを網に乗せて直火で炙るのならいいけど、
ガスバーナーで炙っても、個人的には焦げ臭いだけで全然ウマいと思わない。
ここのチャーシューは美味しいのだから、次回頼むときは「炙らずそのままで」とお願いしよう。
かかっていたタレや、味玉とメンマは平凡だったが、それでもホッピー中をお替わり。
しばらくすると、鶏唐揚げノーマルがやってきた。非ノーマル=油淋鶏風は+30円。


二度揚げることで、鶏肉が多少は縮むはずだが、ここのはデカいまま。一般的なサイズの倍はありそうで、350円は破格だ。
歯触りはサクサクではなくガリガリだったが、鶏肉自体はジューシーで、酒が進んだ。
ホッピーセットもお替わりし、食事&つまみにもなる、「濃厚豚骨焼きラーメン」700円を追加。
平たい皿ではなく、丼に盛られて登場。具材は濃厚豚骨ソバと一緒。


一見、スープなしの油そばだが、厨房の作業を見ていたら、茹で終えた麺を短時間炒めていたので、確かに焼きラーメンだ。
麺がタレと絡むよう、よく混ぜてから、余ったチャーシュー、味玉、唐揚げも加える。


食べる前からわかっていたが、味が濃い、というかしょっぱい。ラーメンからスープを抜いたようなモンだからね。
途中で、先述した店中央の調味料コーナーから、マヨネーズと柚子胡椒を拝借し、ぶちまける。


しょっぱさは和らいだが、柚子胡椒を入れ過ぎたのか、妙に辛くなってしまった。マヨでカロリーは増えたし。
食事の途中だが、この日は胃の調子が良かったので、お店がラーメンと同じくらい推奨している、
濃厚豚骨スープ使用の「48時間熟成豚骨カレー」もオーダー。
ライスの量で価格が変わり、小150g、中250g、大350gとあるが、無理せず小にしておいた。価格は350円。
お皿に盛られたご飯に、湯煎された鍋からカレーをすくい、小カレーが完成。


下記の見本画像と比べると、具材が少なすぎるが(苦笑)、カレーに溶けこんでしまった、と考えよう。


肝心の味は…なぜか薄い。しょっぱい焼きラーメンのあとだからではなく、明らかにコクや旨味が足りず、
立ち食いそば屋が出すような、味気ない業務用カレーみたい。豚骨スープの濃厚さはどこへ?
先客が頼んだカレーに、具材と一緒にコクや旨味もよそっちゃったのかな? 
この日はたまたまデキが悪かったと思い、次回訪問時に再度注文してみたい。
とにかく、かなえのカレーはこんなモンじゃないはず!
おお、最初は懐疑心を抱いていたのに、いつの間にかお店の味方になっていることに、自分でもビックリ。

こちらには、濃厚とは対を成す「淡麗豚骨ソバ」や、「濃厚&淡麗つけ麺」、
さらには、写真の「豚骨塩ソバ」に「二郎風豚骨ソバ」、期間限定メニューなど、未食の麺類がたくさん残っている。


次回はカレーと、どの麺類を組み合わせるか、今から悩んでいる。あ、「カレーラーメン」って作ってもらえないかな?

麺類やご飯もの、つまみもいろいろあるけれど、かなえさんのメニューで私がもっとも好きなのは、やはり濃厚豚骨ソバである。
皆さんもぜひ、騙されたと思って(笑)一度は食べてみてほしい。濃いラーメンが好きな方なら、絶対気に入るはず。

店舗の最寄り駅である西八王子は、高校野球西東京大会の予選を開催している、八王子球場のJR最寄り駅でもある。
我が母校日大三も、甲子園を目指し奮闘中(7月19日現在)。次回ブログでは、彼らの戦いぶりについて書く予定だ。



豚骨ソバ かなえ(叶)
東京都八王子市千人町3-2-1
JR西八王子駅から徒歩約90秒
営業時間 11時半~15時、17時半~23時 日曜は22時まで
定休日 不定休だが、ほとんど休んでいない

※追記 2024年2月末に閉店した模様です
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第105回高校野球西東京大会開幕! -日大三高野球部2023-

2023年07月08日 | 高校野球
本日7月8日、第105回全国高等学校野球選手権記念大会・ 西東京大会(←正式名称)が開幕。
現世代のチームにとっては最後かつ最大の舞台ゆえ、選手だけでなく応援する側も、もっとも気合が入る大会である。
私なんぞは毎年、周囲がウンザリするほどの気合を込めて、母校野球部を応援している。
勝ったときは、狂喜乱舞し浴びるほど酒を飲み、負けたときは、余命宣告を受けたかのごとく落ち込む。
いずれにしても、仕事が手に付かなくて困ってしまう…あ、私は元々、たいして働いてなかった。
前回の高校野球ブログで触れたように、西東京大会の組み合わせは、すでに決定している。
転記はメンドくさいので、確認したい方はここをクリックして、東京都高野連HPのトーナメント表を見てほしい。

夏大会のシード権は、春の都大会でベスト16に進出したチームに与えられる。今年は珍しく、東西とも8校ずつ。
西東京の場合は、成績最上位=ベスト4に進出した、日大三と早稲田実業の2校が第一シード。
同様に、ベスト8の桜美林、聖パウロ学園、創価が第二シードで、同ベスト16の東海大菅生、八王子、早大学院が第三シードだ。
昨年に続く第一シードの我が母校、勇猛果敢・質実剛健・OB優秀な日大三は、
くじ引きの結果、トーナメント表左側の一番上の位置を確保。番号も1番なので、なんだか縁起もいい。
問題は、ベスト8での対戦が予想されるシード校。説明は省くが、今年の場合、第三シードの3校のいずれかになる。
その1/3の確率で決まったのが東海大菅生。よりによって、一番避けたかったチームである。

秋季都大会を制し、春の選抜甲子園でベスト8に進出した菅生は、秋の準決勝で敗れた三高にとって、
一番マークすべき強敵だし、絶対に倒さねばならない相手だが、準々決勝での対戦は早すぎる。
向こう側のブロックで苦戦しまくり、エース日當の疲労がピークになりそうな決勝で対戦、というのが理想だった。
昨夏も決勝で対戦し、今年も西東京の2トップに君臨する(※私の見解)両校のうち、どちらかがベスト8で消えるのは惜しい。
1番を引いたとはいえ、キャプテンの二宮め、相変わらずくじ運が悪いなあ…。
菅生との対戦が濃厚な準々決勝へは、3回勝てば進出となる。
三高は現在、西東京大会22年連続ベスト8進出中なので、今年もぜひ更新したいところ。

ここまで文字ばかりなので、ブレイクタイムということで、画像を掲載。
春大会を振り返った前回、載せるスペースがなかった、日大三-東京成徳大高戦の試合後挨拶。


東京成徳大高は、東東京の第三シードから、初の甲子園出場を目指す。

三高を含む、今夏の西東京シード校8チームと、実力的には見劣らないノーシード校もいくつかある。
たとえば、秋大会は優勝した菅生と、延長12回の死闘を繰り広げ1-2で惜敗、春大会も、実績校の創価と2-3の僅差だった、
国士舘は特に侮れない、赤字表記で警戒すべき相手だ。秋春に試合を観戦したが、守備が固い好チームである。
春大会では、ほとんどの選手の背番号と守備位置が不一致だったので、固定されたら、さらにまとまるはずだ。
そんな、ノーシード校の中でもっともマークしていた国士舘は、初戦は都立五商と対戦。
おそらく国士舘が勝つだろうが、その場合、次戦の相手は第一シードの日大三になる!
この組み合わせを見た瞬間、失神しそうになったよ。二宮め、ひどいくじを引きやがって…
イヤ、悪いのは国士舘の選手だ。なんで2番(くじ)引いちゃったんだよ!
さっき、2トップのどちらかがベスト8で消えるのは惜しい、と書いたが、
三高と国士舘のどちらかが、3回戦=ベスト64でいきなり消えるのは、もっともったいない!
初戦の相手が国士舘で、ベスト8が東海大菅生(どちらも推測)。21世紀の夏大会では、過去最悪のくじになってしまった。
※7月9日追記 国士舘が都立五商を17-0で破り、日大三との対戦が正式決定

ここで写真2枚目。母校グラウンドで練習試合を観戦した帰りに撮影した、学校出てすぐの坂道に咲いていたあじさい。


どの駅からも遠く、最後の坂道を上るのもかったるい三高キャンパスだが、周囲の自然環境には恵まれている。

ここからは、今年の西東京大会の展望を記しておく。
秋の時点では、国士舘1-2菅生、三高2-3菅生で、菅生が2勝しているが、3校の力量差は少ないといえる。
さらに、夏の第二シード桜美林も、秋は三高相手に延長10回で2-3の接戦と、ほぼ互角。
この秋4強のうち、春は国士舘が早々と脱落し、菅生も甲子園の疲れがあったのか、ベスト16で敗退。
代わって、早実と創価が実績を残し、暫定6強となったため、予想がかなり難しい。

春大会は、準決勝で三高を破った関東一と、同じく早実に勝った帝京が決勝戦で激突し、帝京が優勝。
その春大会2トップに対し、三高は本番で負けた関東一に、練習試合では快勝。帝京とは2戦して2引き分け。
つまり、三高も東京最上位クラスと評価してもいいはず。
最初の引き分けについては、このときに語っている。
2度目の引き分けは、昨日7月7日、三高グラウンドで行われた、大会突入前最後の練習試合。
日刊スポーツで結果を報じていたので、公式情報と判断し(厳密には、試合内容は非公式情報だが)、以下に詳細をつづる。

帝京とは過去にも、開会式直前の平日に練習試合を組んでおり、帝京ナインが三高に来るのは、だいたい15時頃。
なので今年も、試合開始は15時半くらいと予想し、三高グラウンドに14時50分に到着したら、
すでに帝京野球部のバスが駐車場に! あわててグラウンドに向かうと、


やはり試合が始まっており、4回表に突入していた。


上記画像は(一応)撮影禁止エリアの外からズームで撮影したため、わかりづらいが、日大三4-3帝京。
その後、二死一、三塁から古賀のフェンス直撃(?)タイムリー三塁打が、3ラン本塁打に判定が変わり、7-3。
4回裏、帝京5番打者がソロ本塁打で反撃。7-4
5回表、帝京はエース高橋に交代も、針金が内角の速球に詰まることなく、ライトへソロ本塁打をぶちこみ8-4。
秘密兵器として秋から期待していた、あの針金が、夏大会を前に覚醒か!?
三高エース安田は4回で降板、5回からは継投で繋ぐも、6回に四番のソロと七番の3ランで、8-8に追いつかれる。
7回裏、谷亀が四球などで満塁となり、不運な内野安打で失点、8-9と逆転される。
代わった増田も、ワイルドピッチでさらに失点。8-10となってしまった。
帝京の高橋から、針金以外は誰も出塁できなかった三高打線。
9回表、先頭の増田がようやく二塁強襲ヒットを放ち、好走塁で二塁に進む。最終回、投手増田に代打が出なかったのに驚く。
彼の打撃がいいのか、ロクな代打が残っていなかったのか…あ、裏に投げるピッチャーがいなかったからか。
続く古賀がタイムリー三塁打で9-10。彼にはこの夏、昨年チームの藤巻のような、切り込み隊長役を期待している。
次の池内が初球を強振。レフトへの大きな犠牲フライで、10-10の同点に追いつく。
一死無走者から、キャプテン二宮がライト前ヒット。その後、帝京のワイルドピッチで一気に三塁へ。
一死三塁と逆転のチャンスで、帝京はエース高橋に代わり、右サイド投手の坂下を投入。
四番の岡村は浅いライトフライ、五番佐々木が三振で逆転ならず。好リリーフの坂下、ガッツポーズ。
9回裏は、サードゴロを二宮が捕れずショート内野安打。一死後、二宮がエラーを喫し一、二塁に。
連続拙守に私がイラつき、二宮自身も「やべえ…」と冷や汗をかき始めた(推測)直後、
次打者がショートゴロ併殺に倒れ9回裏終了。延長はなく、そのまま10-10の引き分け

※試合終了直後、ズームで盗撮

3月末の練習試合は、小倉全由監督の最後の試合ということで、帝京側が遠慮していたように見えたが、
大会前最後の練習試合となる昨日は、帝京もやる気満々で、三高の投手を挑発するようなヤジも飛ばしていた。
三高も相手に触発されたのか、ベンチからは普段の練習試合より声が出ていたし、最終回の粘りは見事であった。
内野陣の守備には不満が残ったが、T192の大器・針金のスタメン確保は好材料。
別の日の練習試合でも、全国の強豪相手にガンガン打っているらしいので、夏大会の最注目選手として挙げておく。
攻撃も守りも課題は残るし、小倉監督の不在も不安だが、それでも私は、日大三を西東京の優勝候補筆頭に指名する。

昨年と同様、今夏の西東京大会も、競輪予想風に印を付けた。
◎日大三 ○桜美林 ×東海大菅生 △国士舘 「注」都小平

本来なら○は菅生だが、準々決勝で三高と当たってしまうので、決勝の相手となりそうなチームとして、桜美林を対抗格に。
昨夏ベスト8の主力が残っているし、くじ運も比較的恵まれた印象。トーナメント右側では、最有力と判断した。
菅生と国士舘、さらに三高の3校は、互いに意識しあっているだろうが、準決勝で創価らに足元をすくわれないよう注意だ。
昨夏ベスト4に進出した、都立富士森のような大穴候補には、春大会で国士舘相手に善戦した、都立小平を推奨。
三高と同様、第一シードの早実は、巨人軍のジャンパイアと同様、ワセパイアがあるのが不愉快だし、 ※事実です
にわかファンが多く、勝ち上がると球場が混むので、初戦の日本学園か次戦の都立日野あたりに、とっとと負けてほしい。

さっき、開会式で昨年優勝旗を返還する、二宮主将の画像がネットに投稿されていたので、さっそく拝借。


日刊スポーツさん、いつもありがとうございます…掲載許可はもらってないけど。

初戦から苦戦が予想され、血圧が上下する日々になりそうだが、この夏も、母校日大三には、連日熱い声援を送る予定だ。
私も死なない程度に応援を頑張るので、三高野球部も勝利を目指し、最後まであきらめず頑張ってほしい。
三高だけでなく、毎年書いているけど→頑張れ、全国の高校球児たち!
ただし、これも毎年書いているが、三高との対戦時はあまり頑張らないでいいぞ(苦笑)。特に国士舘と菅生な。

※日大三の初戦は、14日金曜10時から、八王子球場にて行われる予定
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ハヤシライスにもっと光を… その2

2023年07月06日 | カレー、ハヤシ
数ヶ月前、西八王子の人気洋食店『おがわ』さんでハヤシライスを食べて以来、そのウマさに気付き、
ハヤシ応援団を自称し、様々なハヤシライスを食べまくっているわたくし。

※おがわさんの「ハヤシライス」with「カツサンド」

ちょうど1ヶ月前には、レトルトやウルトラセブンなど、全6種のハヤシを紹介したが、今回はその第2弾である。

まずは固形ルーから。業務用スーパーで売っていた、『エスビー食品』の「ゴールデンハヤシライスソース」。


“豊かに香るスパイス、トマトの旨味”のキャッチコピーどおり、ハヤシなのにカレーのようなスパイスを感じる。
HPによると、カルダモンやナツメッグなどを使用しているそうだが、なかなか面白い味である。
トマト風味が強い、ハヤシみたいなカレーは食べたことがあるが、これはカレーみたいなハヤシである。
具材は必要最低限の食材である、牛肉と玉ねぎしか入れてないが、なかなか美味しかった。

後日、飲み屋でたまたま、エスビーの男性社員と隣席になったので、彼の会社のHPで紹介していた、
「日本人は年間カレーを79回食べる」というデータを基に、ハヤシは年間どのくらい食べられているか聞いたところ、
「当社では調べてないのでわかりませんが、カレーの1/10、8回くらいでは?」とのこと。私と同意見だ。
今年の私は、すでに倍の16回は食べているはず。目標は5倍の年間40食だ。

続いては、地元立川市のハヤシを求めたが、前回記したように、洋食店『にゅうとん』以外では、扱っているお店が見つからず。
「ここならあるだろ」と、『CoCo壱番屋』に入ってみたところ、駅から近い立川駅南口店では、ハヤシを置いていない!
交通費を使ってまでココイチを利用するのもシャクなので、HPでハヤシがあるのを確認してから、
立川南口店からもっとも近い、国分寺並木町店に向かう。国分寺は隣市なので、立川駅から徒歩40分くらい。
ちなみに、八王子駅南口店ならば、立川駅から中央線に乗れば、15分くらいで着くよ(苦笑)。

初訪問のココイチ並木町店は、駐車場もある大型店舗。最寄り駅は西武線の鷹の台かな。
現在、「ハヤシライス」の普通(ご飯300グラム)は718円。基本の「ポークカレー」が591円だから、それくらいになるか…
って、最近のココイチは、カレーが591円もするのか!?
どうも、400円くらいの時代が長かった印象があるので、申しわけないけど、割高感があるよ。
注文後、少しかかってからハヤシライスが登場。ご飯を250グラムに減らしてもらったのでお会計は692円。


これはケチったのではなく、実はこの日、近くのお店で豚骨ラーメンを食べ、さらに替玉+スープ飲み干した直後で、
すでに腹八分状態だったから(笑)。ココイチでご飯を減らしたのは、人生初である。
最初のひと口めで、ハヤシ独特の濃厚な旨味と風味が口内に広がり、正直、ちょっと気持ち悪くなった。
以前書いたように、ライバルのカレーは、食欲をそそるスパイスのおかげで何杯でも食べられるのに対し、
濃厚で旨味過多ゆえ、すぐに満足してしまう(=飽きてしまう)ハヤシを、満腹に近い状態で食べるのは無謀だった。
それでも、少しずつ食べ進めていくと、気持ち悪さよりも「意外とイケるな…」に印象が変わってきた。
ココイチのハヤシは、カレーと同様万人受けするタイプなのだが、お肉がたっぷり入っているのも好感。
ただし、卓上の「とび辛スパイス」は、あまり合わなかった。


ラーメンふた玉食べたあとだが、ハヤシも無事に完食。ご飯減らさなくても大丈夫だったかな。

店舗数はカレーチェーンで日本一のココイチだが、個人的にもっとも好きなカレーチェーンは、
京王グループの『C&C』である。ここのカレー、もっと評価されていいと思うんだけどね。
基本の「プレーンカレー」は490円(新宿本店は440円)。ココイチよりは良心的な価格である。

ココイチと味比べをしようと思ったが、C&Cでハヤシを提供しているのは新線新宿店のみ。
先日、新宿御苑のうどん店『切麦や 甚六』が混んでて入れなかったとき、帰りに寄ってみた。
なお、実はもう1軒、別の場所で食事をしていた(後述)ので、ココイチと同様、今回も腹八分状態である。
入口の券売機で食券を購入し、空いている席に座る。このとき、卓上の札を「使用中」にするのがルール。


数分後、完成した「ハヤシライス」640円を、カウンターへ受け取りに行き、「いただきます」。


C&Cハヤシは、ココイチハヤシや一般的なハヤシと比べると、ちょっと甘口。
ソースは重厚というより軽快で、満腹寸前でもスプーンが止まらず食べ進められたが、
ハヤシライスとしては、ややインパクトが薄い気もする。お肉も小ぶりだったしね。


それでも、最後まで残さずたいらげ、札を「空席」に裏返し、食器を厨房に戻して退店。


ハヤシはココイチの方が勝っているかもしれないが、カレーはC&Cの方が絶対にウマい!
これは、○牛丼は吉野家 ○カップ焼きそばはペヤング ○高校野球は日大三
などと同様、絶対に譲らない持論のひとつなので反論は認めない。ただし、今夏の三高は結構ピンチだが。

市販の商品やカレー店だけでなく、居酒屋などでもハヤシを求めさまよう今日この頃。
つい先日、荻窪の『グレートスコット!』では、「新玉ねぎのおつまみハヤシ」という期間限定メニューがあったので、
当然のようにオーダー。ライスなしで650円。


玉ねぎ由来の甘味が、ハヤシ独特のビターな風味を和らげ、なかなかの美味。
ハヤシをスプーンでひと口、合わせて酒もゴクゴク…と調子に乗って飲んでしまい、途中で記憶をなくしちゃった。
あとで聞いたら、その日の私は初対面の若い女性客に、「キミかわいいね~ウヘヘヘヘ」などと絡んでいたらしい。
普段の私は、女性を「キミ」なんて呼ばないし、そもそも見知らぬ女性に話しかけない(正しくは話しかけられない)。
ハヤシには人間を狂わせる魅力があるのだなあ…って、己のミスを責任転換してはいけない。
こんなブログ絶対に読んでないだろうけど、あのときグレスコにいた女の子、本当にゴメン。

居酒屋・バーのハヤシといえば、聖蹟桜ヶ丘の『三太』でも、ハヤシを食べたことがある。
三太さんは毎週末にカレーを作るのだが、グリーンカレーにキーマカレーなど、内容は毎週異なる。
そして、昨年8月には珍しく、非カレーの「きのこたっぷりハッシュドビーフ」を提供していた。

※ライス抜きで700円くらいだった

店内のせいろで蒸されたハッシュドビーフ=ハヤシは、最後まで熱々のウマウマ。
画像でもわかるように、マッシュルームやシメジなど、本当にきのこたっぷりで、いいおつまみになる。
よく覚えていないが、完全なハヤシ寄りではなく、カレーを感じさせる香りもあったはず。
居酒屋・バーで出すカレーやハヤシって、本職顔負けの場合があるから侮れない。

本稿の最後を飾るハヤシは、本職である洋食店、新宿アルタ裏のビル5階にある『はやしや』。


ハヤシライスブログの締めに最適な屋号であるが、店名の由来はハヤシライスではなく、
創業者の名前が平三→ひっくり返してスーパー『三平ストア』などを営む【三平グループ】を設立
→三平といえば、当時人気だった落語家の林家三平(先代)から→レストランを『はやしや』と名付けた…らしい。
由来はさておき、こちらの創業は、戦後間もない昭和24(1949)年という老舗。
店頭にはメニューサンプルがある、私が愛してやまない昭和チックな洋食店である。


入店すると、これまた昭和風のウエイターさんに「いらっしゃいませ」と挨拶され、ひとり客用の窓際席へ案内された。
窓から見える景色は実に壮観…でもないか。アルタ裏の裏ゆえ、視線の先は靖国通りと歌舞伎町だし。


当初は「ハヤシライス」950円の予定だったが、奮発して「昭和のプレート」に1580円に。
こちらは、サーモンムニエル、ハンバーグ、ポークソテー、海老フライをワンプレートに盛り付け、
さらにカレーorハヤシが選べる、「昭和のおっさん向けお子さまランチ」である。選択は当然ハヤシ。
さっき紹介した、C&C新線新宿店に行く前に食べたのが、この商品であった。
注文後、あまり待たされることなく完成。期待どおりの映え商品だ。


楕円形のライスに、ハンバーグ、ポークソテー、サーモンムニエル、海老フライにレモンとタルタルソース、


さらには生野菜と、私の好きなマカロニサラダも盛られている。昭和の食堂でおなじみ、味なしナポリタンより嬉しい。
銀のお皿以外では、ハヤシソースが入ったポット、コンソメスープ、ソースの容器に、使い道不明の紅生姜。
メンドーなので、最初からハヤシを全部ライスに注ぎ、さっそく食べ始める。


ハンバーグは肉汁がなく平凡、ポークソテーは味が薄く、サーモンはムニエルではなく普通のソテー。
気に入ったのは海老フライとタルタル、マカロニサラダぐらいであった。あと、紅生姜のお皿はもっと小さくていいでしょ。
肝心のハヤシは、最初のひと口で、「いかにも洋食店!」と思わせる芳香と旨味が押し寄せる。
旨味だけでなく、甘味、酸味、苦みも包み込む重厚なコクと味わい。これぞハヤシライスだ!
ただ、ご飯の量が多くないし、他の料理を作っている間に冷めたのか、ソースがヌルかったのも残念。
他にも食べたい料理があるし、値段もそれほど高くないので、はやしやさんは今後も利用したいと思う。

ライスなしを含め、今回も6種のハヤシを紹介したが、私の探索はまだまだ続く予定。
友人・知人にハヤシの名店をたずねたところ、やはり日本橋や浅草など、都内のお店が多い。
立川市在住の私は、なかなか行けないエリアだけど、第3弾は、その辺のお店も探索するつもりだ。
また、前回最後に触れた、「TV番組でケンコバさんが紹介した、ソテータイプのハヤシライス」は、
放映からまだ日数がたってないので、訪問はもう少しあとにしたい。
最後に、タイトルと被るけれど、日本人よ、ハヤシライスにもっと光を!
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禁酒法時代にお世話になったお店 立川『麺や★Fuji』

2023年07月02日 | 居酒屋・バー
タイトルの「禁酒法時代」とは、20世紀初頭のアメリカのことではなく、
コロナ禍における【飲食店の酒類提供禁止時期】を指す。
時代と称するほどの長期間ではないが、居酒屋や酒販売業者、我々呑み助が不自由を強いられたのは事実である。
21年5月、東京と埼玉の一部が酒類禁止になったとき、私はわざわざ禁止対象外の入間市へ飲みに行った。 ※詳細はこちら

その後、私の地元立川市では、「もう我慢できねえ!」とばかりに、通常営業を再開する居酒屋が続出。
駅北口を出てすぐ右折した先のエリアでは、大半のお店が酒類提供をしていたが、
ただでさえ民度の低い立川の酔っ払いが、久々の飲酒で普段以上のバカ騒ぎをしており(苦笑)、利用する気にならなかった。
大勢のダメな客と同じ空間に滞在するのは、コロナに罹るのと同じくらい苦痛だからね。
そんなある日、その駅前エリアからは少々離れた、競輪場通りにある『麺や★Fuji』というお店が、
「感染対策を徹底し、お酒を提供中」のようなPR文を、食べログに掲載していたのを発見。
飲めるラーメン店は私も好きだし、駅近くのようなバカ騒ぎはしていないと予想し、行ってみることにした。

看板に記載してあるように、こちらは「ラーメンと日本酒のお店」で、つのだ☆ひろ氏のように、店名に★が入るようだ。


店内はカフェのような内装で、L字カウンター席とテーブル席が少々。
カウンター席の客は、全員飲酒しており、私も「ホッピーセット・白」480円を注文。
おつまみは、すぐ出てきそうな「ラーメン屋3種盛り」580円を選択。チャーシュー、メンマ、味玉にもやし付き。


上記画像はSNSにも投稿したが、下記のようにホッピーが写っている画像は、時勢を考慮し掲載を控えた。


おつまみとしてもう一品、「担々餃子」400円を注文。 ※現在は販売していない


中身は肉野菜ではなく、担々麺の具材のような、タレで味付けされたひき肉と玉ネギ。


ホッピー「ナカ」200円をお替わりし、ゴキゲンになり…たかったところだが、先客のジジイがうるさすぎる。
接客担当の女性は、丁寧な応対をしているのだが、それをいいことに、ジジイがやたらと話しかける。
声がデカく、無視したくても聞こえてしまうし、その内容も下品。本人は満足だろうが、周囲の客としては迷惑極まりない。
駅から多少離れた店にも、このような客がいるとは…さすがは立川市、ダメ人間の層が厚い(嘆)。
うるさかったので、初訪問時はシメの食事は頼まず、退散することにした。

緊急事態宣言が解除され、他の店でも酒類を提供するようになってからは、このジジイとは一期一会。
「一期一会」と記したように、私はその後も、ここ麺や★Fuji(以下、「フジ」と略称で呼ぶ)さんに通っているが、
お客さんは食事だけの若者や、日本酒を静かに飲む男性などばかりで、不快な輩には遭遇していない。

2度目の訪問では、メニュー表を撮影。こちらは日本酒以外のドリンク類。


日本酒の銘柄は「店内表示をご覧ください」とあるように、日替わりでいいお酒を入荷している模様。

※2022年5月に撮影

こちらはおつまみ類。日本酒と同様、下記以外にも日替わりメニューがあるが、撮影しそびれた。ゴメン。


この日の注文は、またまた白ホッピーセットと、


おつまみとして、前回の担々餃子とは異なる「鶏と大葉の和風餃子」400円、


私の好きなもつ煮、商品名は「ラーメン屋のモツ煮込み」500円、


さらに、串焼きから「鶏モモ串」180円を、タレと塩で1本ずつ注文。 ※写真は塩


もつ煮は濃厚ではなく、むしろ薄口。使用しているラーメンスープが濃くないからかな?
鶏モモ串は、塩味もタレ味もいたって普通。180円にしては、鶏肉が小さいし。
ただ、鶏と大葉の和風餃子は、商品名からして個性的だし、味も良かった。
一応、ハシで割って中身の画像も撮ってみたけど、大葉より鶏肉の旨味の方が印象に残った。


こちらのお店は、ドリンクは日本酒推しなので、おつまみも日本酒に合う料理の方が自信がありそう。
既述したように、日替わりのおばんざいのような一品料理が、黒板に記されているのだが、
よく覚えてないけど、酒盗とか若竹煮とか山菜の和え物とか、私の苦手な和の一品が多かった気がする。
このブログには「和食」カテゴリーがなく、ラーメン、カレー、ハンバーグ、餃子、デザートと、
お子さんが好きな食べ物ばかりを載せているのは周知のとおり。私も結構いいトシなんだけどね…。
というワケで、ここからは私の好物であり、お店のもうひとつのウリである、麺類を紹介していく。

メニューはこちら。お店の屋号がつく「白ふじラーメン」の他、超白ふじ、赤ふじ、赤ふじ汁なしなど種類は豊富。


2度目の訪問ではシメとして、「香味塩つけ麺」850円を注文。並・大同料金なので、当然「大」にしてもらう。


白ふじラーメンのスープと似た色のタレは、塩分控えめのマイルドタイプ。
近年のつけ麺は、濃厚でしょっぱいタレが主流なので、こちらのタレは異色といえよう。
麺はサッポロラーメンのお店で使うような、色鮮やかな黄色。麺自体の味はさほどなし。
具材は、前回食べた3種盛りのと同じメンマとチャーシューに、ナルトとネギで、特に個性はなし。
途中で、麺をすべてつけダレ容器に入れちゃったので、ミニラーメンみたいになってしまった。


接客担当の女性店員はこの日も、入店時は「いらっしゃいませ!」と温かく迎え入れてくれて、
商品の注文&提供時も、丁寧に応対してくれたのだが、すぐに厨房の奥に引っ込んでしまう。
客席に近いと、前回みたいに妙なジジイに絡まれるので、それを避けたのかな。
ただ、私の会計時は調理担当の男性ともども、どこかに行ってしまい、厨房内はもぬけの殻。


競輪場近くという場所柄(笑)、食い逃げ防止のためにも、どちらかひとりは店内に残った方がいいと思うよ。

ここまで触れていなかったが、店名の由来は先代店主が、
「フジロックフェスティバル」に、最初の1回目から出店していたかららしい。
当初は、立川市の別の場所で開業し、4年前に現住所に移転したのだが、直後に店主が急逝。
当時パートだった先述の女性店員は、お店を継いで新店主として営業を継続することを決意。
そして調理担当は、先代店主が作るラーメンを長年食べ続けてきた、彼女の息子さんが引き受けたそうだ。
こういう事情を知ってしまうと、こちらのお店と母子を、応援したくなるよね。
その後は、近所の『サムライキッチン』で飲んだあと、立川駅とは反対方面のフジさんに立ち寄り、
軽く一杯やったり、シメの食事を楽しんだりしている。

あるときは、基本の白ふじラーメン780円と、「悪魔のバター醤油ご飯」220円をオーダー。


スープは、鶏ガラと豚骨を長時間煮込んで作るそうだが、弱火で煮込んでいるのか、臭みもなくあっさり。


麺や具材は、さっき紹介した塩つけ麺と同じ。スープと麺の絡みはイマイチのような。
バター醤油ご飯は、バターとゴマが乗ったご飯に、添付の醤油だけ。あまり「悪魔」要素は感じないな。


途中でスープを注いでみたが、家系ラーメンのようにしょっぱくないのでご飯と合わず、むしろバターの風味が消える逆効果。


日本酒と和風おばんざいがウリのフジさんで、ジャンクフードのバターライスを頼んだのが間違いだったか。

ここまで、麺類はあまりホメていないが、ちゃんと推奨したいメニューもある。
その商品とはいズバリ、下記の「玉子とじ塩ラーメン」である!


名古屋のご当地ラーメンの一種らしく、だいぶ前に、中野に専門店があった記憶がある。
白ふじラーメンと同じスープに溶き玉子を加えた、一見シンプルな商品だが、
そのふわふわ玉子ちゃんが、淡泊なスープと黄色い麺を、巧みに融合させている。
具材はないが、740円と麺類ではもっとも安価だし、スープを最後まで飲み干せる、お得な一品である。
なお、このときはラーメンが来る前に、初回にも頼んだ3種盛で「烏龍茶割り」450円を飲んでいたため、
味玉半分とチャーシュー1枚がゲスト参戦。玉子のダブりは気にするどころか、むしろ喜びである。


溶き玉子マシができないか、今度相談してみよう。麺抜きのスープというのも、満腹時のシメによさそうだ。

先代店主の早逝や、無意味な禁酒法時代などの苦難を乗り越え、現店舗の営業も5年目に突入したフジさん。
昨年くらいから、ツイッターの投稿が増え、限定メニューなどを積極的に宣伝・提供している。
最近は「冷やしごまつけ麺」などを販売しているが、以前やっていた、太麺使用の「ちゃんぽん」がウマそうだった。
繰り返しになるが、先代の遺志を継いだ現店主母子を応援すべく、フジさんに通い続けようと思っている。
今後は麺類だけでなく、日本酒や和風おつまみも頼んでみる…かも。



麺や★Fuji
東京都立川市高松町2-25-31
JR立川駅から徒歩約12分、多摩モノレール高松駅からの方がやや近そう
営業時間 11時半~14時半、17時半~22時
定休日 月
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