今日で8月も終わるのに、先月の母校野球部の試合について、まだ記していなかった。
単に、負け試合ゆえ筆が進まなかったのもあるが、敗戦という結果について、私なりに考えを巡らせていた面もある。
以下では、自称スポーツジャーナリストの私が、約1ヶ月間の熟考で導き出した、敗戦理由を記していく。
なお、わかっているとは思うが、以下の内容はすべて、私の想像・妄想に基づくもので、確たる証拠はない。
そもそも、1ヶ月間の熟考という表現自体もウソである。
まずは試合の結果から。ここまでの勝ち上がりについては、こちらを参照してほしい。
7月29日 準決勝 対国学院久我山(東京ドーム)
三011000010→3
久02010100X→4
(C)日刊スポーツ
このときボヤいたように、準決勝の入場券を買えなかった私は、やむなく自宅でTV観戦。
以下で、準決勝の経過を簡単に、三高側の目線で振り返ってみる。
当日、安焼酎の麦茶割を飲みながらという、怠惰な観戦態度で書き留めたメモを、ほぼ忠実に転記した。
表(先攻)が日大三で、裏(後攻)が国学院久我山。試合の流れに無駄な記述もあるが、ご了承願いたい。
1回表 先頭星のポテンヒット2塁打でチャンスも、斎藤バントできず、その後も凡退で無得点。今日も貧打か…。
1回裏 三者凡退に抑えたが、宇山はやはり、空振りが取れない。
2回表 フライ連発で2球で二死。しかし鎌田がまさかの先制アーチ。ドームは球が飛ぶ?
2回裏 先頭打者四球で招いたピンチを、センターフライ→星の落球で追いつかれる(記録は安打)。
その後も下位打線に安打を重ねられて逆転。頼むよ宇山…。
3回表 星が汚名返上のソロホームラン。やはりドームは球が飛ぶ。その後はフライ2発。三高ここまで、9アウト中6つがフライ。
3回裏 二死からヒットを打たれるも、4番と6番から三振を奪った(この日3個目)。
4回表 三者凡退。TV解説者の「久我山エース、無駄なボール球がない」という指摘に同感。
4回裏 二死からタイムリー3塁打を浴び、早くも二度目のタイムも、どうせたいした助言はあるまい。
その後のピンチは土屋の好守備で凌ぐ。
5回表 2、6、8、9番が自動アウトでは苦しい。この回は8番からで、やはり三者凡退。
5回裏 この回も二死2ストライクから被安打で満塁に。三者凡退で流れを作りたいのに。ここまで宇山、球数多し。
6回表 二死から井坪が安打も無得点。久我山エース、本当に無駄なボールがない。
6回裏 先頭打者がサード川島のエラーで出塁。一死一三塁となり、内野ゴロの間に痛い失点。
7回表 川島の見逃し三振はボール臭かった。ツキもない。三者凡退だったが安田に代打策はなかったか。
7回裏 初回以来の三者凡退。流れが来るか。しかし次回は宇山から。
8回表 宇山に代打朝倉を起用。四球で久々の無死からの走者。星も安打でつなぎ一三塁。
斎藤の浅い外野フライが犠飛となり、1点奪うも後続断たれる。
8回裏 岡村が登板。ベンチから視線を送る宇山、泣きそうな表情。先頭を四球で出塁させるも、なんとか抑えた。
9回表 1点を追う最終回。土屋初球打ちでフライアウト。代打山岡サードゴロも悪送球で出塁。
ヘッドスライディングしなければ二進できたのに。鎌田サードゴロで走者入れ替わり二死一塁。
代打に一発屋の林。よくボールを見て3-1と打者有利のカウントとなるも、ライトフライで敗戦。
上記の赤字部分が、私が重視したポイントだ。
以前から指摘していたフライアウトの多さは、最後まで修正できなかった。
観戦仲間のひとりが、「ドームは屋根が白く、フライが見づらいので、三高打線には有利かも」
という冗談を口にしていたが、反対に2回裏に三高のセンターが打球を見失い、1点奪われたのは皮肉。
2、6、8、9番が、他の試合も含め、ほとんど出塁できなかったのも痛かった。
9番は投手ゆえ仕方ないが、他の打者は、打順や選手自体の変更を考えるべきではなかったか。
無論、1、3、4、5、7番だって、バカスカ打っているワケではないので、得点力不足はやむなし。
久我山のエース高橋は、終始落ち着いた様子のピッチングで、いわゆる「ムダ球」がないまま9回を投げ切った。
一方、三高のエース宇山は球数が多く、「抑えなければ」という意識が強かったのか、余裕を感じられなかった。
カウント0-2から、バカのひとつ覚えのように1球外すなど、バッテリーへの配球指導に問題はないのか。
数年前の露骨な早実びいきには閉口させられたが(※これは妄言ではなく事実)、
この試合の審判は公平だったと思う。三高に有利なストライク判定もあったし。
相手外野手のファインプレイなど、「ツキ」に恵まれなかったと感じたが、ツキ=運も実力のうちだからね。
なお、実際に生観戦していた方の証言によると、久我山外野陣は、打者によって守備位置を変えるなど、
ちゃんと三高シフトを組んでいたそうだ。こういう情報は、TV観戦じゃわからないからね。
三高外野陣はどうせ、相手の研究はしていないはず。やはり久我山の勝利は、運ではなく実力だったようだ。
私が一番ガッカリしたのは、8回裏に、ベンチで泣き顔の宇山が映し出された瞬間。
半ベソの理由は不明だが、ひょっとして「敗戦を覚悟」!? そうではないと信じたいが、その可能性が高いような…。
今大会の東西東京大会出場校選手名簿で、日大三の欄では、主将の山岡が「大会への抱負」を述べており、
「~一戦一戦全力で諦めず、粘り強く戦っていきます」と締めている。
これは今年だけでなく、例年の主将も「最後まであきらめず」「粘り強く戦う」などと語っていた。
その割には、劣勢時はあきらめたような態度が頻繁に見受けられるのが、ここ数年の三高である。
有名バスケ漫画のセリフじゃないけど、「あきらめたらそこで試合終了だよ」。
1点しかリードされていないのに、エースに泣き出されては、チームの士気が下がるではないか。
確かに、秋・春の都大会で準優勝できたのは宇山のお陰であるし、彼が絶対的なエースだったのは認める。
夏の大会も、「オレが抑えなきゃ、チームは勝てない」と気負い、必死に投球していたのだろうが、
そんな彼のプレッシャーを、周囲が和らげることができなかったのか。
久我山の高橋が、平常心で好投しているように見えただけに、なおさら宇山との差を感じてしまった。
準決勝について語ってきたが、そろそろブログタイトルにある、真の「敗因」について述べることにしよう。
直接的原因は、久我山のエースが、ムダ球もなく、終始落ち着いた様子、あるいは平常心で好投したことだが、
そうさせた間接的原因は、「三高に威圧感がなくなったこと」に他ならない。
わざわざ書くことではないが、日大三は高校球界では全国レベルの強豪で、知名度も抜群。
例に出して悪いけど、東海大菅生なんて、東京以外では知らない方も多いはずで、「スガオ」と読めない方もいるだろう。
その点「日大三」は、小学一年生で習う漢字ばかりなので、誰でも読める(笑)。
読み書きはともかく、戦前から甲子園に出ていた三高は、21世紀に入ってから2度も全国制覇を遂げ、
強豪校としてのグレードがさらに上がり、対戦校には試合前から、一種の威圧感を与えていた…と思われる。
ここからは、すべて私の想像ではあるが、東京にある高校野球部約260チームのうち、
三高との試合では、半分のチームが対戦前からあきらめ、そのまた半分は試合序盤、残りの半分は中盤で戦意を失う。
さらに残りのチームのほとんどが、「あの三高と好勝負!」「あの三高に勝つ!」などと、
結果はともかく、「あの三高」と特別視しながら戦っているはず。
相手が強く意識し、気負い、平常心を失い、自滅してもらう。それこそが三高の必勝パターンであり、
さっき記したように、久我山エースが平常心で、三高エースが気負って投げていたのは、通常とは逆なのである。
私が見た限り、三高を特別視せず、平常心で戦っているように感じたチームは、
21世紀以降の西東京ではほんの数校。近年では菅生が、そのうちの一校の仲間入り。ウチが勝てないワケだ。
準決勝は生観戦していないので、ベンチの雰囲気などが確認できないため断言できないが、
今後は久我山も、「三高を意識しない側」に加わってきそうな気配がある。困ったモンだ。
繰り返すが、準決勝の主な敗因は、三高の威圧感の消失である。
いかんせん、独善的な意見で説得力に乏しいが、「威圧感」については、また改めて語ってみる予定だ。
先週の土曜日、来春の甲子園推薦がかかる、秋季東京都大会・一次予選の抽選が行われた。
今年のチームが3年生主体だったので、1・2年生の新チームがどこまで戦えるのか未知数とはいえ、
とりあえず相手関係から、三高の予選突破はまず間違いない。というか、秋季大会でコロッと負けてしまうようでは、
東京中のチームが、「もはや三高、恐れるに足らず」と、呑んでかかってきそうな予感。
そうならないためにも、2022年度チームには結果を出していただき、新たな威圧感をまとってほしいものだ。
「日大三高野球部2022」につづく
追記
書き忘れていたけど、記念すべき東京都高野連初の東京ドームでの試合。
初ホームラン・初打点・初得点を記録し、歴史に名を刻んだのは日大三の鎌田!
鎌田よ、いい思い出をありがとう。今後の野球人生に幸あれ!
単に、負け試合ゆえ筆が進まなかったのもあるが、敗戦という結果について、私なりに考えを巡らせていた面もある。
以下では、自称スポーツジャーナリストの私が、約1ヶ月間の熟考で導き出した、敗戦理由を記していく。
なお、わかっているとは思うが、以下の内容はすべて、私の想像・妄想に基づくもので、確たる証拠はない。
そもそも、1ヶ月間の熟考という表現自体もウソである。
まずは試合の結果から。ここまでの勝ち上がりについては、こちらを参照してほしい。
7月29日 準決勝 対国学院久我山(東京ドーム)
三011000010→3
久02010100X→4
(C)日刊スポーツ
このときボヤいたように、準決勝の入場券を買えなかった私は、やむなく自宅でTV観戦。
以下で、準決勝の経過を簡単に、三高側の目線で振り返ってみる。
当日、安焼酎の麦茶割を飲みながらという、怠惰な観戦態度で書き留めたメモを、ほぼ忠実に転記した。
表(先攻)が日大三で、裏(後攻)が国学院久我山。試合の流れに無駄な記述もあるが、ご了承願いたい。
1回表 先頭星のポテンヒット2塁打でチャンスも、斎藤バントできず、その後も凡退で無得点。今日も貧打か…。
1回裏 三者凡退に抑えたが、宇山はやはり、空振りが取れない。
2回表 フライ連発で2球で二死。しかし鎌田がまさかの先制アーチ。ドームは球が飛ぶ?
2回裏 先頭打者四球で招いたピンチを、センターフライ→星の落球で追いつかれる(記録は安打)。
その後も下位打線に安打を重ねられて逆転。頼むよ宇山…。
3回表 星が汚名返上のソロホームラン。やはりドームは球が飛ぶ。その後はフライ2発。三高ここまで、9アウト中6つがフライ。
3回裏 二死からヒットを打たれるも、4番と6番から三振を奪った(この日3個目)。
4回表 三者凡退。TV解説者の「久我山エース、無駄なボール球がない」という指摘に同感。
4回裏 二死からタイムリー3塁打を浴び、早くも二度目のタイムも、どうせたいした助言はあるまい。
その後のピンチは土屋の好守備で凌ぐ。
5回表 2、6、8、9番が自動アウトでは苦しい。この回は8番からで、やはり三者凡退。
5回裏 この回も二死2ストライクから被安打で満塁に。三者凡退で流れを作りたいのに。ここまで宇山、球数多し。
6回表 二死から井坪が安打も無得点。久我山エース、本当に無駄なボールがない。
6回裏 先頭打者がサード川島のエラーで出塁。一死一三塁となり、内野ゴロの間に痛い失点。
7回表 川島の見逃し三振はボール臭かった。ツキもない。三者凡退だったが安田に代打策はなかったか。
7回裏 初回以来の三者凡退。流れが来るか。しかし次回は宇山から。
8回表 宇山に代打朝倉を起用。四球で久々の無死からの走者。星も安打でつなぎ一三塁。
斎藤の浅い外野フライが犠飛となり、1点奪うも後続断たれる。
8回裏 岡村が登板。ベンチから視線を送る宇山、泣きそうな表情。先頭を四球で出塁させるも、なんとか抑えた。
9回表 1点を追う最終回。土屋初球打ちでフライアウト。代打山岡サードゴロも悪送球で出塁。
ヘッドスライディングしなければ二進できたのに。鎌田サードゴロで走者入れ替わり二死一塁。
代打に一発屋の林。よくボールを見て3-1と打者有利のカウントとなるも、ライトフライで敗戦。
上記の赤字部分が、私が重視したポイントだ。
以前から指摘していたフライアウトの多さは、最後まで修正できなかった。
観戦仲間のひとりが、「ドームは屋根が白く、フライが見づらいので、三高打線には有利かも」
という冗談を口にしていたが、反対に2回裏に三高のセンターが打球を見失い、1点奪われたのは皮肉。
2、6、8、9番が、他の試合も含め、ほとんど出塁できなかったのも痛かった。
9番は投手ゆえ仕方ないが、他の打者は、打順や選手自体の変更を考えるべきではなかったか。
無論、1、3、4、5、7番だって、バカスカ打っているワケではないので、得点力不足はやむなし。
久我山のエース高橋は、終始落ち着いた様子のピッチングで、いわゆる「ムダ球」がないまま9回を投げ切った。
一方、三高のエース宇山は球数が多く、「抑えなければ」という意識が強かったのか、余裕を感じられなかった。
カウント0-2から、バカのひとつ覚えのように1球外すなど、バッテリーへの配球指導に問題はないのか。
数年前の露骨な早実びいきには閉口させられたが(※これは妄言ではなく事実)、
この試合の審判は公平だったと思う。三高に有利なストライク判定もあったし。
相手外野手のファインプレイなど、「ツキ」に恵まれなかったと感じたが、ツキ=運も実力のうちだからね。
なお、実際に生観戦していた方の証言によると、久我山外野陣は、打者によって守備位置を変えるなど、
ちゃんと三高シフトを組んでいたそうだ。こういう情報は、TV観戦じゃわからないからね。
三高外野陣はどうせ、相手の研究はしていないはず。やはり久我山の勝利は、運ではなく実力だったようだ。
私が一番ガッカリしたのは、8回裏に、ベンチで泣き顔の宇山が映し出された瞬間。
半ベソの理由は不明だが、ひょっとして「敗戦を覚悟」!? そうではないと信じたいが、その可能性が高いような…。
今大会の東西東京大会出場校選手名簿で、日大三の欄では、主将の山岡が「大会への抱負」を述べており、
「~一戦一戦全力で諦めず、粘り強く戦っていきます」と締めている。
これは今年だけでなく、例年の主将も「最後まであきらめず」「粘り強く戦う」などと語っていた。
その割には、劣勢時はあきらめたような態度が頻繁に見受けられるのが、ここ数年の三高である。
有名バスケ漫画のセリフじゃないけど、「あきらめたらそこで試合終了だよ」。
1点しかリードされていないのに、エースに泣き出されては、チームの士気が下がるではないか。
確かに、秋・春の都大会で準優勝できたのは宇山のお陰であるし、彼が絶対的なエースだったのは認める。
夏の大会も、「オレが抑えなきゃ、チームは勝てない」と気負い、必死に投球していたのだろうが、
そんな彼のプレッシャーを、周囲が和らげることができなかったのか。
久我山の高橋が、平常心で好投しているように見えただけに、なおさら宇山との差を感じてしまった。
準決勝について語ってきたが、そろそろブログタイトルにある、真の「敗因」について述べることにしよう。
直接的原因は、久我山のエースが、ムダ球もなく、終始落ち着いた様子、あるいは平常心で好投したことだが、
そうさせた間接的原因は、「三高に威圧感がなくなったこと」に他ならない。
わざわざ書くことではないが、日大三は高校球界では全国レベルの強豪で、知名度も抜群。
例に出して悪いけど、東海大菅生なんて、東京以外では知らない方も多いはずで、「スガオ」と読めない方もいるだろう。
その点「日大三」は、小学一年生で習う漢字ばかりなので、誰でも読める(笑)。
読み書きはともかく、戦前から甲子園に出ていた三高は、21世紀に入ってから2度も全国制覇を遂げ、
強豪校としてのグレードがさらに上がり、対戦校には試合前から、一種の威圧感を与えていた…と思われる。
ここからは、すべて私の想像ではあるが、東京にある高校野球部約260チームのうち、
三高との試合では、半分のチームが対戦前からあきらめ、そのまた半分は試合序盤、残りの半分は中盤で戦意を失う。
さらに残りのチームのほとんどが、「あの三高と好勝負!」「あの三高に勝つ!」などと、
結果はともかく、「あの三高」と特別視しながら戦っているはず。
相手が強く意識し、気負い、平常心を失い、自滅してもらう。それこそが三高の必勝パターンであり、
さっき記したように、久我山エースが平常心で、三高エースが気負って投げていたのは、通常とは逆なのである。
私が見た限り、三高を特別視せず、平常心で戦っているように感じたチームは、
21世紀以降の西東京ではほんの数校。近年では菅生が、そのうちの一校の仲間入り。ウチが勝てないワケだ。
準決勝は生観戦していないので、ベンチの雰囲気などが確認できないため断言できないが、
今後は久我山も、「三高を意識しない側」に加わってきそうな気配がある。困ったモンだ。
繰り返すが、準決勝の主な敗因は、三高の威圧感の消失である。
いかんせん、独善的な意見で説得力に乏しいが、「威圧感」については、また改めて語ってみる予定だ。
先週の土曜日、来春の甲子園推薦がかかる、秋季東京都大会・一次予選の抽選が行われた。
今年のチームが3年生主体だったので、1・2年生の新チームがどこまで戦えるのか未知数とはいえ、
とりあえず相手関係から、三高の予選突破はまず間違いない。というか、秋季大会でコロッと負けてしまうようでは、
東京中のチームが、「もはや三高、恐れるに足らず」と、呑んでかかってきそうな予感。
そうならないためにも、2022年度チームには結果を出していただき、新たな威圧感をまとってほしいものだ。
「日大三高野球部2022」につづく
追記
書き忘れていたけど、記念すべき東京都高野連初の東京ドームでの試合。
初ホームラン・初打点・初得点を記録し、歴史に名を刻んだのは日大三の鎌田!
鎌田よ、いい思い出をありがとう。今後の野球人生に幸あれ!