明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

第104回高校野球西東京大会決勝戦! -日大三高野球部2022-

2022年07月30日 | 高校野球
第104回全国高等学校野球選手権大会(←正式名称)は、本日7月30日で48地区の優勝校=甲子園出場校が決定。
明日31日に、最後に残った西東京大会の決勝戦が行われ、49代表校が出揃う。
前回日大三高の22年連続ベスト8進出への過程をつづったので、今回は以降の2試合を振り返ってみる。

まずは26日の準々決勝。相手は町田同士の桜美林。前日の天気予報は曇りだったのだが、
当日は朝から小雨が降っており、神宮球場到着時には、グラウンドに雨除けシートが敷かれ、待機状態に。
雨天のせいで、準々決勝なのに客席はガラガラで、最前列に傘を差した客が数名いるのみ。


10時開始予定の試合は、1時間遅れで実施するとアナウンスがあった。


その後も、雨が降りやまない中を待っていると、桜美林ベンチに数名、三高ベンチには小倉監督がやってきた。
小倉監督は、桜美林ベンチの関係者(片桐監督?)に向かって、「どうもどうもー」と大きな声で挨拶。
「聞いた?」「朝一番!」「じゃあまた!」と、ほぼ3つの言葉だけを発し、ベンチから出て行った。
おそらく、「今日の試合中止って聞きました? 明日の朝一番で再試合だそうです。では、お互い頑張りましょう」の意味だ。
近所の高校で顔見知りとはいえ、試合をする相手と笑顔で言葉を交わすとは、小倉監督らしい。
その直後、場内ビジョンでも「第一試合は中止」と発表。


入場券を払い戻し、あるいは順延試合で再入場できるよう、印かスタンプをもらおうと係員にお願いしたら「できません」だと。
府中球場ではできたので、私を含め何人かの客が抗議したが、対応した男性係員の回答は、
「払い戻しはしない、再入場もさせない、入場料千円が丸損? そんなの知ったこっちゃない」と繰り返すのみ。
この係員、というか彼に「そう告げろ」と命じている、高野連の対応には相当ムカついた
今回のブログで、この問題を大々的に訴えようかと思っていたが、うっかり関係者の目に留まってしまい、
「コイツは日大三のファンか…」と、反感を買い、明日の決勝戦を担当する審判団に、
日大三に不利な判定をするよう命じられても困るので、ひとまず自粛しておく…さすがに考え過ぎか。

結局、雨は止むことなく、第二試合も翌日に順延となったため、今日の入場券が再度使えることになった。


迎えた27日。この日は一転、晴天となり、朝の8時からすでに気温が高い。

※試合前の日大三のノック風景

私が座った席の斜め前には、元ヤクルトスワローズの宮本慎也さんがいた。

※グラウンドを撮影した際、端っこに写ったのを拡大。結果的に盗撮…になるのか?

声をかけるのは遠慮したが、同じくスワローズOBの八重樫幸雄さんだったら、絶対に記念撮影をお願いしていたね。
あとで知ったが、宮本さんのご子息は菅生野球部らしく、この日は息子の所属チームの応援に来ていたのかも。

肝心の試合は、1-1で迎えた3回裏、桜美林は3連打で一死満塁のチャンスを作り、四番打者がスクイズ。
これがキャッチャーフライになり併殺。三高にとっては幸運な、試合の流れを変えたプレイとなった。
4回表に三高もスクイズを失敗(ファウル)したが、その後内野ゴロを放ち、三塁走者を迎え入れ失敗を帳消し。
両チームのスクイズ失敗は、シーズン最多犠打67の日本記録を持つ宮本さんの目には、さぞ歯がゆく映ったはずだ。
6回以降、三高打線が機能し始め、連打で得点を重ねると、反対に桜美林は4回以降は見せ場がなく、
8回コールド勝ち。4-6で惜敗した、3年前のリベンジを果たした。


7月27日 準々決勝 対桜美林 (神宮球場)
三10010322→9
桜01000000→1  ※8回コールド


ベスト8からは、試合後に校歌演奏がある。コロナ禍のため、今年も斉唱は不可で、選手間の距離を開けている。


クソ暑いので帰宅し、ケーブルTVや「バーチャル高校野球」で、他の準々決勝を観戦。
久我山の完敗に驚かされ(国士舘8-2国学院久我山)
菅生の強さと、早実の不甲斐なさに落胆し(東海大菅生11-1早稲田実業)
富士森の奮闘に心を打たれた(都立富士森5-4日大鶴ヶ丘)
延長10回裏、富士森があと1アウトで勝利という状況で、守備陣が輪になって肩を組み、気合を入れ直したシーンは、
「ああ、青春してやがる…」と、嫉妬交じりの感動の涙が、私の頬を伝ったものだ。

シード校の駒大高と日大鶴ヶ丘を撃破し、創部以来初のベスト4進出を決めた富士森。
都立校のさらなる快進撃を望んだ方もいただろうが、準決勝で当たる日大三は、そんなに甘い相手ではない。
試合は29日の10時から。富士森はナイターの準々決勝から間隔が短く、疲労が残っていたようで気の毒であった。
初回、富士森は一死二塁のチャンスを作るも、セカンドライナー併殺で無得点。
裏の三高は、野手と野手の間に落ちる幸運なヒットもあり、いきなり10点を奪い、勝負あり。


7月29日 準決勝 対都立富士森 (神宮球場)
富0  1000→1
三(10)110×→12  ※5回コールド


三高打線は3回以降、この夏大会では少なかった、フライアウトを連発。
試合を早く終わらせるべく、小倉監督から「わざとアウトになれ」という指示か出たのかと疑ったが、
監督は試合後、「そんなバッティングでは勝てないぞ!」と、選手たちに喝を入れた模様。 ※情報元:中日スポーツ
指示ではなく、単なるへっぽこバッティングだったのなら、それはよかった…イヤ、よくないか。
それにしても、大差でも気を抜かない、抜かせまいとする小倉監督はさすがである。
「監督の指示かも…」などと、下衆の勘繰りをしてしまった自分を恥ずかしく思う。

この日も気温は高かったが、準決勝第二試合も残って観戦。延長10回の接戦を、菅生が競り勝ち決勝進出。

東海大菅生4-3国士舘

西東京大会の決勝戦にコマを進めたのは、第一シードの日大三と、第二シードの東海大菅生
前々回の高校野球ブログで披露した、私の予想も「◎日大三○東海大菅生」だったし、順当な結果ともいえる。
ただし菅生は、5回戦でもノーシードの駒場学園に、2-1の接戦に持ち込まれており、決勝進出は楽な道のりではなかった。

一方の日大三は、初戦から15-3、24-3、8-1、9-1、12-1と、スコア的には全試合楽勝。
リードを奪われた場面は一度もなく、同点だったのも、創価戦の初回と、桜美林の2~3回と計3イニングのみ。
つまり、今夏は接戦の経験がないのである。無論、三高がメチャクチャ強いのではなく、失礼ながら相手に恵まれた感が強い。
2度の接戦を勝ち抜いた菅生は、劣勢時でもあきらめることなく、しっかり反撃してきそうだが、
三高はリードされたらそのまま巻き返せず、ズルズルと失点を重ねて負けそうな気がする。
新チーム結成時は、よく声を出していた内野陣も、最近はすっかり静かになってしまったのも不満。
5試合で68得点の打線も、菅生エース鈴木の速球や、2番手投手日當の変化球を打てるのだろうか。
鈴木の球は、これまでの相手より10~30kmほど速いし、日當は秋春と対戦し、12イニングで19個の三振を喫している。
ただし、鈴木と秋に対戦したときは、1回持たずにKOし、日當からは12イニングで6点を奪っている。
たとえ大量失点しようとも、心さえ折れなければ、反撃も可能な気がする。

秋と春の都大会では勝っているとはいえ、菅生のミスに助けられた感は否めない。
練習試合で、あの大阪桐蔭にも勝った菅生は、全国レベルの実力校であり、総合力は三高より上だろう。
ただ、昨日の準決勝でも、スクイズで三塁走者と打者走者の両方がアウトになったり、
平凡なフライをライトとセンターがぶつかって落球したりと、三高同様、結構マヌケなミスをやらかしている(笑)。
あと、監督がちょっと憎たらしいな。春の大会で左サイドの佐藤を打てずに敗れた際、右打者に対し、
「最初から逆方向を狙えば何の問題もないのに(中略)いつでも打てると思っていたのか」とご立腹。 ※情報元:日刊スポーツ
「何の問題もない」は、ウチの佐藤(と、一二塁間の守備)をずいぶんと侮っている発言だし、
「いつでも打てると思っていた」のは自分もそうだろうし、これまた失礼な物言いである。
三高の小倉監督は、自軍の選手はボロクソにけなすが(笑)、危険な接触プレイを除けば、相手選手を罵ることはない。 

3度目の対戦となる今回の先発は、春大会で7回1失点に抑え、若林監督をムッとさせた先述の佐藤も考えられるが、

※桜美林戦で登板した佐藤

さすがに今度は、「何の問題もなく」打たれてしまう気がする。となると、背番号1の松藤だろうか。
昨年の秋は、エース矢後でさえ7点取られた。矢後不在の今回は、もっと取られるかもしれないので、打線の奮起が望まれる。
私が応援している浅倉は、まだケガの影響があるようで、毎試合途中交代しているが、3試合で10打数4安打の打点3。
明日は彼のホームランと打点、そしてファーストにゴロが転がらないこと(笑)を期待したい。

決勝戦は、神宮球場で当日券を売るが、私は昨日のうちに、セブンイレブンで前売り券を購入。気合が入っている証拠だ。


「気合が入っている」理由は、前売り券だと、手数料の名目で100円余分に取られるから(笑)。ドケチの私には珍しい出費だ。

明日の決勝は、日大三vs東海大菅生であり、第一シードと第二シードの対決であり、
小倉野球と若林野球の激突ともいえる。負けてほしくないな。
応援席からの拍手しかできない私だが(といいつつ、たぶんマスク越しに声も出す)、母校の勝利を願ってやまない。
ガンバレ日大三! 栄冠は君たちに輝く!


追記 ♪ああ~栄冠は~ウチに輝~く~。
日大三高バンザイ(涙)!
コメント (2)
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22年連続ベスト8進出! -日大三高野球部2022-

2022年07月25日 | 高校野球
雨天による順延はあったものの、なんとか日程を消化し、
明日7月26日には当初の予定どおり、神宮球場にて準々決勝が行われる、第104回高校野球・西東京大会。
※追記 雨天のため27日に延期

我が母校・日大三も、第一シードの貫禄を見せつけ、22年連続のベスト8進出を決めた。
22年連続ということは、21世紀は毎年、ベスト8まで勝ち上がっていることになる。これは全国でも三高だけ。
マスコミ連中は、この偉業に気付いていないのか、全然話題になっていないのが不満。もっと褒めてやってくれよ!
とはいえ個人的には、今年のチームで記録が途絶えるかも…と、心配していたのも事実。
その理由も含め、母校の準々決勝への道のりを、簡単に振り返ってみよう。

初戦の3回戦は、雨で1日順延となり7月16日に。相手は、聖徳学園をコールドで下した桐朋。
過去には苦戦、そして惨敗したこともある、油断のならない相手だったが、1回表に四死球を絡め3点を先制。
だがその裏、三高の先発・背番号1の松藤も連打を浴び、二死一、二塁のピンチを招くと、
誰もいない二塁へ牽制球を投げ、さらにその暴投をセンターが後逸したため、走者ふたりがホームイン。
名門校らしからぬ間抜けなミスで、あっという間に3-2と1点差に。
名門校らしからぬミスは、近年はさほど珍しいことではないが(嘆)、
問題はそのあと。後逸したセンターは全力疾走を怠り、チンタラとボールを追っているではないか。
桐朋の走者は、「三高がそんなミスをするワケがない、これはトリックプレイかも…」と疑ったのか(笑)、
一瞬塁上にとどまっていたのだが、センターの動きを見て、さすがにスタートした。
素早く中継していれば、一塁走者は三塁どまりだったし、そもそも、生還が濃厚でも、あきらめずにボールを追うべきだろ。

私自身は軟式野球、しかも草野球の経験しかなく、硬球を打ったり捕ったりはできないし、走るのも遅いが、
ミスしたボールを懸命に追いかけることぐらいはできる。シロウトでもできることは、しっかりやれよ!
試合に出たくても出られない選手が間近にいるのだから、彼らの分までプレイに集中しよう、とか思わねえのかな。
この日は、試合の途中で何度か降雨があり、そのたびに私も周囲の客も、傘を閉じたり開いたり。


ぐずついた天気と怠惰なプレイのせいで、試合には勝ったものの、終始不機嫌であった。

※実際の桐朋のエラーは1

7月16日 3回戦 対桐朋 (八王子球場)
三3011154→15
桐2000010→3   ※7回コールド


※試合終了後の挨拶、以下同

投手陣は、松藤が4回裏に先頭打者を歩かせたところで、背番号10の安田に交代。
安田は1点を失ったが、大量援護を受け、4イニングを気分よく投げ切った。
打撃陣のヒットは14本だが、ラッキーなのも数本あった。そのうちの2本は、5番金澤の内野安打。
2本ともショートゴロだったが、一塁まで懸命に走ったため、セーフになった。
「泥臭く、粘り強く」。三高野球部が以前から掲げているモットーだが、実際に体現している選手は少ない。
金澤のような選手が増えれば、いいチームになると思うし、西東京制覇も見えてくるのだが。

2戦目は失礼ながら、4回戦に勝ち残った32校では、一番ラクな相手だったと思われる。なので先にスコアの画像を。


7月20日 4回戦 対明星学園 (八王子球場)
三72834→24
明00030→3   ※5回コールド



大量リードを奪い、普段は控えの選手を数名起用したが、そのピッチャーとショートが、4回裏にやらかした。
四球、四球、ショート正面のゴロをトンネル、四球(押し出し)、四球(同)、犠牲フライ。ノーヒットで3失点とは…。
投手陣は、河村→生谷→増田と、背番号18→19→20のリレー。生谷と増田は、公式戦初登板か。
打撃陣は、ヒット22本とはいえ、他のチームなら8本くらいはアウトになっていそう。
ただし、金澤が放ったホームランは見事だった。彼に4番打者を打たせてもいいのでは?
そう思った理由は、この2試合と最近の練習試合で、不動の4番・浅倉が欠場していたから。

一部マスコミが伝えたので、隠さずに明かすが、浅倉はケガをした模様で、
3番を打つ富塚に、「出られないけど頼む」と、自分の分まで頑張るよう懇願したらしい。※情報元:デイリースポーツ
初戦は背番号17の永瀬、次戦は背番号16の二宮を4番ファーストで先発起用したが、迫力不足は否めず。

迎えた5回戦、日程変更のため八王子から府中に球場も変更。試合前の守備練習に間に合ったのだが、
背番号3の浅倉が、ファーストでノックを受けているではないか。


何度かゴロを弾いていた(苦笑)が、ちゃんと動けるように見えたので、代打で使われるかも…と思った数分後、
スタメン発表時に「4番、ファースト、浅倉君」とアナウンスされ、思わず拍手。
復活の一撃を期待し、ひとり興奮していたが、試合開始直前から雨が強くなり、結局中止となった。


入場券の払い戻しは不可能らしく、出入口の係員を任された女子高生(美人)が、 ※(美人) は余計か?
「お持ちの半券に印を記入しますので、次回この券で入場してください」と説明してくれた。
ほぼ無職の私はいつでも来られるけど、今日しか入場できない客は気の毒だな。
私の半券にも、そのJKちゃんが「府中球場 22日 第一試合 次回分」の意味と思われる印を記入してくれた。


「府」の字がちょっズレたけど(笑)、彼女は一生懸命、与えられた任務をこなしていた。
そもそも、出口に押しかける客への説明や対応は、高野連の職員がやるべきだろう。

試合は翌日に延期となり、再度府中球場へ。相手は、初戦で都立日野に競り勝った創価。
前日と変更なく、4番ファーストは浅倉。ケガの影響は不明だが、この日の彼は、右中間への二塁打を放ち4打数1安打。
無理せず途中で交代したが、徐々に調子を上げてくれればいい。

この日は、暫定エース(←失礼な表現)の松藤が先発したが、ストライクが先行し、前回とは見違える安定ぶり。
9回をひとりで投げ切り、奪三振13、被安打2の1失点。最終回の死球がなければ無四球試合であった。
スピードだけなら、前年のエース宇山と同等だし、T183と身長がある分、球の角度もありそう。
ただ、練習試合などの結果から、どうもムラがあるようなので、まだ信頼するワケにはいかない。
打線は、富塚が2回に満塁走者一掃の二塁打を放って先制すると、その後も毎回チャンスを作り、主導権を握る。
ただ、3回に相手の野選で得点し、なおも一死一、三塁の場面ではスクイズ失敗で併殺。
続く4回も、相手エラーで点を奪うも、二塁走者の不可解な飛び出しでまたも併殺。追加点を逃した。
創価が「どうぞどうぞ」とくれたチャンスを「イヤイヤ、いただくわけにはいきません」とすぐに返却する三高。
実社会では「義理堅い」と喜ばれそうな行為だが、勝負の世界ではダメだ。
相手がそこそこ強いとはいえ、コールドで勝たなくてはいけない試合展開であった。

※実際の創価のエラーは3

7月22日 5回戦 対創価 (府中球場)
三031102001→8
創010000000→1



3試合で計47点をもぎ取り、意気揚々と神宮球場へ乗り込むことになった我が母校。
試合後は私もゴキゲンで、近くのラーメン店『節』で無料替玉を満喫したことは、前回ブログで紹介済み。

冒頭で述べたように、明日26日(※27日に延期)は準々決勝。三高の相手は、同じ町田市にある桜美林。
3年前、やはり準々決勝で対戦したときは、いろいろと不運が重なり負けてしまったが(※詳細はこちら)、
今年のチームは、不運には慣れっこだ。たとえば、昨秋は松藤が登板できず、春以降は浅倉がケガに見舞われ、
そして、昨秋は背番号1だったエースの矢後が、今年は全然投げていない

最初の方で記した、ベスト8前に敗れる心配の理由は、初戦のセンターだけでなく、他のヤツも時折やらかす、
集中力を欠いたプレイと、投打の主軸である矢後と浅倉の不在だ。
正直、浅倉はそのうち出るかもと思っていたため、先述したデイリーの「出られない」発言は、信じていなかった。
ただ、背番号が15に変わり、当初の発表ではベンチからも外れていた(※情報元:読売新聞)矢後は、
現在も投球練習をすることなく、試合中は審判にボールを渡す雑用係に徹しており、登板の気配はない。

※桐朋戦での矢後

以前も書いたが、小倉監督は、相手の裏をかくような奇策は、滅多にしない。
大事な場面で突然、「矢後をリリーフで起用!」なんてことは、あったら喜ばしいが、現実的には難しそう。
決勝戦で大差のリードを奪い、最終回だけ矢後を登板させ、胴上げ投手…は可能かもしれないが、
相手がどこであろうと、今勝ち残っているチーム相手に、三高が大差のリードを奪うのも、やはり非現実的だ(苦笑)。
だいたい、決勝を大差で勝つどころか、まだ準々決勝も勝ってないのに…そうだ、桜美林戦にハナシを戻そう。

とりあえず、桜美林戦は勝つから大丈夫。松藤&安田の好調に強力打線、
なにより最大の理由は、ウチが三高だから、だ。これ以上の理由はあるまい。
とにかく、投げたくても投げられないと思われる矢後の分まで、他の選手は全員、試合に出られる喜びを噛みしめ、
ひとつひとつのプレイに集中し、最後まで粘り強く戦ってもらいたい
三高球児ならそれができるはず。栄光めざし、ガンバレ三高。
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多摩地区唯一(たぶん)の無料「替玉食べ放題」 府中『節』

2022年07月24日 | ラーメン、つけ麺など
前々回が「焼酎飲み放題」荻窪『チューハイ倶楽部C』、前回が「おでん食べ放題」立川『サムライキッチン』
そして今回のテーマは、無料で「替玉食べ放題」のラーメン店・『節』(ぶし)府中店
最近、【時間無制限の“放題”】シリーズが続いたが、これは偶然であって、
私のことを「お得な店ばかりを探っているドケチ野郎」と、誤解されていないか心配だ(憂)。

こちらは、替玉50円のお店・調布『千年ラーメン』の末尾で、下記画像とともにチラッと紹介している。


店舗は、府中駅直結の施設『ル・シーニュ』の1Fにあり、すぐ隣には、以前紹介した『麺創研 紅』の府中店もある。


上記画像はHPから拝借。支店が用賀や本八幡にあり、似たようなメニューの店が聖蹟桜ヶ丘にもあるが、
他店は「100円で無制限」や、「替玉1回10円」だったりして(それでもじゅうぶん安いが)、無料なのは府中店だけ。
調べた限りでは、「替玉無料・無制限」なのも、多摩地区では節の府中店だけだと思う。

こちらのお店に初めて入ったのは、今から6年前。当時は、近隣の仮店舗で営業していた。
食べたラーメンの写真はないが、「白豚骨670円、角煮150円、替玉無料1回」と、注文した商品のメモは残っていた。
現店舗に移転後は、ラーメンの価格も徐々に上がっているが、替玉は無料のままなのはありがたい。
※2023年11月追記 その後、替玉は100円で食べ放題になり、現在は130円になってました

メニューは、『九州男児』という旧店名時代からあるらしい、九州ラーメン風の「豚骨」と、
現在の屋号にもなっている、鰹節がベースの魚介豚骨風味の「節そば」と、同タイプの「つけ麺」の3種が主軸。
私が最初に食べた、一番安い白豚骨は、食べログの「お店提供情報」は全然更新されておらず、670円のまま。
先述したHPも、これまた過去の価格で740円、そして、先日撮影した店頭のポスターには、770円と提示。


しかし、券売機で食券を購入する際、実際の価格は800円、他のメニューも+30円だったことが発覚(苦笑)。
わずかな額とはいえ、店頭ポスターと値段が異なるのはよろしくないね。

今年3月頃、約6年ぶりに再訪。白豚骨770円(当時はこの価格)と、「味玉」100円の券を購入。
さっきの店頭メニューにあるように、豚骨ラーメンは白、黒、赤の3種がある。
白がオーソドックスなタイプで、黒がマー油入り、赤は辛口。私は白しか食べたことがない。
さらに、3種の豚骨ラーメンはそれぞれ、醤油、塩、白湯の3種の味から選択できる。


醤油と塩はわかるが、「白湯味」ってのが怪しい。気になったので選んじゃったけど。
数分後、白豚骨・白湯が登場。確かに白湯スープだが、豚骨ラーメンはだいたいこんな色だ。


具材はチャーシュー、きくらげ、ネギ、ノリに追加の味玉。麺は、一般的な九州ラーメンよりも、少しだけ太い気がする。


スープは、豚骨由来のものに、どこかで味わった記憶のある旨味が加わっている。業務用「白湯スープ」かな?
と、ここまで書いておいて、店で白湯スープを別に炊いていたら申しわけない。
ある程度食べ進めたので、無料の替玉をお願いした。専用のカラフルなお皿で提供される。


この日は空腹でもなかったので、替玉はひとつだけにしておき、麺は食べ切りスープを残し退散。
食べた感想は初訪問時と同じ、「個性的な味ではないが、替玉無制限無料は嬉しい」だ。

数ヶ月後、まだ食べたことのない、つけ麺を目当てに再訪。
麺160グラムの(小)が920円で、以降は80グラム増すごとに+60円。私は240グラムの(中)980円を選択。
太麺なので茹で時間がかかったが、「濃厚魚介つけ麺」が完成。


書き忘れたが、つけ麺は太麺と中太麺(HPでは中太・中と記載)から選べ、私は太麺にした。
オリジナリティこそないものの、太麺はプリプリとした食感で、食べ応えあり。


もうひとつ書き忘れたが、替玉無料なのはお店が「九州麺」と呼ぶ豚骨ラーメン用の細麺のみで、太麺・中太麺は不可だ。
つけスープは、一時期流行った、旨味過剰な魚介豚骨タイプだったが、魚介の風味がより強く感じた。
スープの底には、味玉や角煮っぽい肉片もあったが、水菜は不要だと思ってしまった。


麺を食べ終えたところで、「つけ麺を頼んだ客でも、九州麺なら替玉OK」という情報を、
食べログかどこかで見た記憶があったのだが、確信が持てなかったので、ホールの店員さんに聞いてみたところ、
「ハイ、できますよ」だって。そのやり取りを聞いた厨房の方も、「今からでも替玉できますよ!」と声をかけてくれた。
もう席を立っていたので遠慮したが、無料の替玉をオススメしてくれるなんて、この日の厨房担当はいい人だな。

今年3度目の訪問は、お店の屋号から名付けた、「節そば」(並)950円をオーダー。


つけ麺と同じく、麺は太め、スープは濃厚魚介豚骨、味玉入り。角煮はないが大きなチャーシューに刻み玉ねぎ、


そして、たくさんの水菜も入っているが、個人的にはやはりジャマだと思う。彩りならほうれん草とかでいいのに。
麺を7割ほど食べ終えたところで、OKなはずの細麺替玉を注文すると、
店員さんから拒絶されることもなく、すぐに専用皿に盛られた麺が登場したので、丼に投入し、
少しだけ残っていた、太麺とのコラボ(?)を楽しんだ。わかりづらいだろうが、右側が先住民の太麺だ。

※麺に絡んでくる水菜がイヤ

あまりに多くの店が模倣したため、またお前か=「またおま系」と揶揄された濃厚魚介豚骨スープを、
細麺で食べたのは初めてだったが、意外と悪くない。前回のつけ麺も、替玉しておくべきだったか。
豚骨、つけ麺、節そばの主要3種を食べ終え、お店への義理を果たした(?)ところで、
次回はいよいよ、替玉無制限サービスで、どれだけ食べられるのか挑戦しようと決意。

今から10年以上前、まだ胃腸が元気だった頃に、かつて存在した『NAGAHAMA』中野店で、
替玉を5玉注文し、最初の分と合わせて6玉食べたのが人生最高記録。
最近は替玉ふたつの計3玉でやめてしまうケースが多いが、ここで改めて、自身の限界を再確認しておこうと思ってね。
決行したのは7月23日。ちょうど府中球場で、母校野球部の試合があったので、観戦後に立ち寄った。
朝食は抜いたし、母校野球部が快勝し、心身ともにベストの状態でのチャレンジだ。
なお、前回から数日後の訪問となったが、さっき「以前の価格のまま」と指摘した店頭ポスターの表記が、
ちゃんと新価格に修正されていたことを報告しておく。写真撮らなくてゴメン。

注文は「白豚骨」800円のみ。お店には悪いが、少しでも多くの麺を食べるため、トッピング類は遠慮させていただいた。
それだけ本気で挑んでいるということだ。本気の読みは当然「マジ」だ。
麺の硬さは「普通」、ただし味は、「濃いめ」でお願いしてみた。
こちらの卓上には、九州ラーメン用の高菜、紅生姜に、おろしにんにく、すりごま、胡椒に七味など、
薬味や調味料が豊富に設置してあるのだが、薄まったスープに加える「追加タレ」がないのである。
替玉を繰り返すうちに、スープの味がぼやけていくのは困るので、最初から濃くしておいたのだ。
ランチタイムゆえ、いつもより少しだけ待ったが、白豚骨・塩が完成。


スープの色は、以前頼んだ白豚骨・白湯とほとんど一緒だが、さすがに味が違った。
白湯の方は不自然な旨味(失礼)が感じられたが、塩の方は、塩由来のしょっぱさがダイレクトに伝わる。
っていうか、塩スープしょっぱすぎ! どうやら、「濃いめ」指定は失敗だった模様。
炎天下の高校野球で発汗し、身体は塩分を求めているが、球児ではなく観戦者の私は、汗の量もたかがしれている。
最初のひと玉はすぐに食べ終え、替玉をお願いしたが、早くも戦意喪失気味。


味を変化させるため、にんにくと胡椒を投入したが、濃いめスープのしょっぱさは、当然緩和されず。
それでもふたつ目の替玉を注文。さっきとほぼ変わらぬ画像だが、前回の麺は「かため」、今回は「バリかた」である。


丼に移した状態がこちらだが、どうも普通の九州ラーメンの店より、麺自体が多い気がするのだが。


ひと玉食べ終える時間が、徐々に長くなったが、それでも3玉食べ切った。
近年、メシの量が減ったのを嘆く私だが、実は今年に入り、塩分もツラくなってきている。
日清の「チキンラーメン」がしんどくなり、東洋水産の「赤いきつね」も、粉末スープを少し捨てるようになった。
高血圧ゆえ、身体の本能が「やめとけ!」と命令しているのかもしれない。
なので、こちらの濃いめ塩豚骨も、お腹自体はもう少し余裕があったが、ここでギブアップ。
本気(マジ)と宣言しておきながら、替玉は2回しかできなかった。無念である。

節府中店は、毎回入店時間が違うためか、いろんな方が働いているのを見てきた。
老若男女に国内外と、様々な世代と国籍の店員さんが在籍しているようだが、態度の悪いヤツを見たことがない。
さっきも書いたが、替玉は無料なのに、注文を受けてイヤな顔をするどころか、オススメしてくれる方もいる。
すぐに潰れたが、私の地元立川に、月に1度だけ替玉が無料になる豚骨ラーメンの店があったのだが、
そのサービスデイは、店員の態度がすげえ悪かったからね。そんなにイヤなら、無料にしなけりゃいいのに。
小麦粉の高騰が叫ばれる昨今、替玉をお替わりするのに気が引けるのも事実だが、
快く応じてくれる節さんには、感謝するしかない。
そして、可能ならばもう一度、替玉の限界にチャレンジしたい。次回は「白豚骨・醤油・濃さは普通」だ。

なお、母校野球部は、あと3勝すれば甲子園出場となる。ゲン担ぎに私も、替玉を3回しておきたかった。



つけ麺 中華そば 節 府中店
東京都府中市宮町1-100 ル・シーニュ1F
京王線府中駅から徒歩約1分、分倍河原駅やJRの府中本町駅、北府中駅からも歩ける
営業時間 11時~23時
定休日 基本なし
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「おでん食べ放題」の激安バー 立川『サムライキッチン』

2022年07月21日 | 居酒屋・バー
前回紹介した、荻窪『チューハイ倶楽部C』の立ち飲み客限定企画、
「700円で焼酎ナカ飲み放題、しかも時間無制限」は、まさに出血大サービスだが、
同じくらい太っ腹なのが、私の地元・立川市にあるバー『サムライキッチン』
そちらのお店では、すべての客が「500円でおでん食べ放題、当然時間無制限」
下記画像がそのお知らせ看板。失礼ながら「本当かな!?」と疑いつつ、入ってみたのが緊急事態宣言中の今年2月。


店内はバーのような造りで、カウンター席と、折りたたみ式の小さなテーブル席があり、目一杯詰めても12席くらいか。
しかもこのときは、17~20時までの短縮営業だったため、開店直後の時間なのにほぼ満席。
温厚そうな若い男性店主が、「こちらへどうぞ」と、空いていたカウンター席に案内してくれた。

食べ放題を実施しているお店はその分、飲み物やチャージが高かったりするのだが、
こちらの酒類はだいたい350~450円。席代はかからず、お通しも出てきたが無料であった。
ドリンクは、珍しい「ジャワティハイ」があったので注文。焼酎類はどれも400円だ。
おツマミは当然、気になっていた「食べ放題おでん」500円を選択。
下記画像の大きな鍋から、希望する具材を店主に告げると、専用の白い器で提供される。


鍋の出汁は濃い茶色に見えるが、実際はもうちょっと薄い色である。
主なおでんダネを記したメニュー表はこちら。さすがに見づらいだろうから、下に転記した。


大根 ごぼうてん いか 玉子 車麩 なると にんじん ロールキャベツ はんぺん こんにゃく 糸こんにゃく
肉団子 厚揚げ いわしのつみれ エリンギ かにのつみれ さといも ねぎ入りつみれ チーズ入りはんぺん
もち入り巾着 がんもどき ちくわ ちくわぶ 竹の子 フランクフルト バクダンきんちゃく(中身は日替わり)

上記以外にも、季節の食材が加わるため、何度通っても飽きることはないはず。
私の初注文は、ロールキャベツ、がんもどき、バクダンきんちゃく、かにのつみれ、いわしのつみれ。バクダン~の中身は忘れた。

※画像奥に見えるのが、無料のお通しとジャワティハイ

お好みで、卓上の一味や辛子を付ける。いざ食べてみたら、無料なのにちゃんと美味しい。
やや小ぶりなおでんダネは、自家製ではないと思われるが、どれもほど良く煮込まれ、食べごろ状態を維持。
店主がこまめに継ぎ足す、濁りのない澄んだ出汁は、しょっぱすぎず濃すぎず、個人的にはちょうどいい塩梅。
ジャワティハイをお替わりし、せっかくなのでおでんの追加もいただく。
ふた皿めは、フランクフルト、はんぺん、玉子に、先述のメニューにはない、さつま揚げと牛スジ串。


肉、玉子、魚介と、野菜のないチョイスが私らしい。当然、今回のタネもみんなウマかった。
よく知らないが、都内のおでん専門店では、500円ではせいぜい2個くらいしか注文できないはずだが、
サムライキッチンさんでは500円で、ひと皿めと合わせて10個も食べられた。ありがたいねえ。
お客さんも次から次へと来店し、イスがなく立って飲む客もいたので、新参者の私はお会計を済ませ、席を譲ることに。
店主が「またよろしくお願いします」とおっしゃってくれたし、当たり前のように再訪を決意。

2度目の訪問でも、やはりジャワティハイを注文。さっきの写真では全体が写っていないので、お通しと一緒に改めて掲載。


この日のおでんは、3品だけ注文(画像はなし)。その他に、「鶏のから揚げ」400円もオーダー。
おでん以外のおツマミもあるが、すべて500円以下とリーズナブル。

※この他にも日替わりメニューあり

しばらくして、揚げ立ての唐揚げが登場。400円にしては個数が多いし、生野菜も付いている。


おでんと唐揚げでドリンクをがぶがぶ飲み干し、計4杯飲んだところで、お会計。
酒400×4=1600+唐揚げ400+おでん500で2500円のはずが、伝票には2300円と記載されている。
たずねてみたところ、「今日は、あまり食べてないようなので、おでんは300円でいいです」だって。ええっ!?
普段、食べ放題or飲み放題のお店では、元を取ろうと意地汚く飲み喰いする私だが、
こちらのおでんは500円と、元を取るどころか、客側が申しわけなく感じてしまう価格。
なのでこの日は、遠慮して3個しか頼まなかったのだが、店主はその分、しっかり割り引いてくれていた。
余計なお世話なのは重々承知だが、ただでさえ安いのに、儲けは出るのだろうか?
店主の心遣いに感謝し、そして今後もこちらに通い、少しでもお金を落とそうと決意。

緊急事態宣言が明け、サムライキッチンさんの営業時間も伸びたが、どの時間帯も相変わらず混んでいる。
ここからは、私が注文したおでん、一品料理、酒類の一部を一挙に紹介。
まずはおでんから。アスパラガス、竹の子、もち入り巾着、チーズ入りはんぺん、ごぼうてん。


アスパラガスと竹の子は、個人的には珍しいタネ。おでんって、どんな具材でも合うんだね。
こちらは、チーズ入りはんぺん、なると、ねぎ入りつみれ、ごぼうてん。


なるとは、隠れマニアにはたまらないビッグサイズ! はんぺん内のチーズが見えないので、一応撮影。


あるときは店主に、「お任せで」とお願いし、盛ってもらった。
チンゲン菜、ふき、なると、ぼんじり串。なると以外は通常メニューではないし、珍しいおでんダネであろう。


いろいろ食べたが、私のおススメおでんは玉子、チーズ入りはんぺん、ロールキャベツだ。
念のため忠告するが、300円のソフトドリンク1杯で粘り、500円のおでんを大量に喰うような行為はご法度だ。
実際、そんな意地汚い客は見たことないし、そもそも男性の常連客は、おでんを食べていない気がする。

おツマミ類では、下記の「こんがり! ちくわのチーズ巻き焼き」400円も気に入った。


商品名そのままの一品だが、大葉も挟まっていたり、これまた量・質ともにお値段以上の価値あり。
おでん専門店にもある「茶飯」は、飲んだシメに最適。右端のキムチ付きで150円という価格も嬉しいではないか。

※ちくわチーズ、出汁に浸してみた

出汁で炊いたご飯だから、残ったおでんダネを乗せても当然ウマい。


さらにバージョンアップしたのが、非レギュラーメニューの「茶飯TKG」250円。


通常の茶飯になめたけをたっぷり乗せ、生玉子と一緒に提供される。
とき玉子を混ぜ、木のスプーンでお下品にズルズルとすすり、満足・満腹で「ごちそうさまです」。


最後にドリンク。店名がサムライキッチンなので、「サムライロック」400円を頼んでみた。


知らない方のために補足するが、「サムライ」というカクテルは実在し、日本酒にライム果汁を合わせるのが一般的。
ただ、普通は安酒で作るのだが、こちらでは人気銘柄の「浦霞」を使用。400円なのにもったいない!

そして、最近の私がよく飲んでいるのが、「ジャワティハイのメガサイズ」。


通常のハイボールが350円で、上記画像のメガサイズジョッキだと、倍額の700円になる。
「ハイボール以外のモノも、あのジョッキで作れますか?」とたずね、作っていただいたのだが、
価格は400×2で800円かと思いきや、「メガハイボールと同じ700円でいいです」だって。
さっきも書いたけど、儲けは出るのだろうか? と、あえて最大フォントで表示。

失礼かとは思ったが、店主にも実際、儲けは出るんですか? とたずねてみた。
店主は苦笑いしながら、「そんなに儲かってはいませんが…なんとかやっていけますよ」と返答。
「あまり場所もよくないので、(値段設定は)高くできませんし」とおっしゃるように、
お店の場所は、立川北口『ドン・キホーテ』の裏側にある、シネマ通りの一角…と説明して、すぐにわかる人は少なそう。
駅からはそれほど遠くないのだが、人通りはそんなに多くなく、私も滅多に行かないエリアであった。

それでも、サムライキッチンさんは、今年で開店12年目!
好立地とはいえない場所で、長く愛され続けている最大の理由は、店主の温和な人柄だろう。
常連の皆さんも、そんな店主を助けるべく、新参者の客、特に若い女性客には(笑)愛想よく接している。
私のような、見た目のよろしくないおっさんにも、何人かの方がいろいろと話しかけてくれて、ありがたかった。
店主が儲けているかはさておき、大勢の客の信頼と支持を集めているのは間違いない。それって、お金以上に大事だよね。



サムライキッチン 
東京都立川市曙町2-30-6
JR立川駅から徒歩約6分 多摩都市モノレール立川北駅からも同程度
営業時間 17時~0時
定休日 月、火
※夏休みあり、今年は8月の中旬あたりを予定
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撃沈必至の「焼酎飲み放題」 荻窪『チューハイ倶楽部C』

2022年07月17日 | 居酒屋・バー
地元の立川より、高円寺~阿佐ヶ谷~荻窪~西荻窪の中央線杉並4駅で飲むことの多い私。
往復の時間と電車賃、さらには帰りに中央線内で寝てしまい、乗り過ごす恐怖(←経験多数)を差し引いても、
飲みに行く価値のある、安くてウマくて居心地のいいお店がたくさんあるのでね。
昨年の秋、荻窪の教会通りでオープンした、『チューハイ倶楽部C』もそんなお店のひとつ。
荻窪在住の飲み仲間から、いい評判を聞いていたので、私も行ってみることにした。

店内にはカウンター席と立ち飲みエリアが共存しており、お値段も立ち飲み屋と同等の安価に設定してある。
カウンター席は先客で埋まっていたので、立ち飲み用の小さなテーブルで飲むことに。
まずはドリンクメニュー。チューハイを屋号にしているように、最初に記載してあるのは「レモンチューハイ」だ。


こちらが主なおつまみ。この他にも、期間限定メニューがあったりする。


初訪問時の私は、下記の「おつかれセット」500円を、「ドライレモン」でオーダー。


すぐにドリンクと「本日のおつまみ」→ニンニクの醤油漬けにネギなどを合わせた小鉢、「からあげ」2個が登場。


唐揚げはなかなか美味しく、1個100円の唐揚げ2個に、450円のドリンクと小鉢が付いて500円は、かなりお得である。
ひとりで入店したのだが、偶然にも飲み仲間がふたり来店してきたので、3人で飲むことに。
ふたりはすでに、店員さんと顔見知りだったので、私もその仲間と認識されたようで、不審人物扱いは解除(たぶん)。
いいトシこいて人見知りな私は、お店の方と話すのが苦手なので、知人たちの合流はありがたかった。
ドリンク・接客担当が店主の山下さんで、厨房の調理担当が畠山さん。ふたりは同級生らしい。
彼らやお店の詳しい情報などは、「フードスタジアム」というサイトのこの記事で紹介されている。
先に読んじゃうと、今回ブログの存在価値がなくなるので(泣)、できればあと回しにしていただきたい。

ハナシは戻って。この日に食べた料理を、知人が注文した分も含めて紹介。
さっき書き忘れたが、普通の立ち飲み屋さんでは冷凍食品などの既製品も使うが、こちらはすべて手作りである。はず。
これは「メンチカツ」400円。唐揚げにもついていたけど、キャベツの存在が嬉しいね。


中身はこんな感じ。メンチにありがちな肉臭さはなく、肉の旨味とソースの香りが口内に広がる。


こちらは「大人のマカロニサラダ」400円。たっぷりの黒胡椒と揚げニンニクが、まろやかなマカロニと合う。


料理長・畠山さんのお父さんは、競艇などを取材するライターで、先述のフードスタジアムの記事によると、
「父と一緒に行った競艇場で食べたモツ煮込みがウマかったので、再現しようと研究・模索」し、
ようやく完成したのが、こちらの「和牛ホルモン煮込み」500円。予想に反し、上品な見た目である。


ギャンブル場及び周辺の飲み屋で提供している、モツ煮の味は客と同様(?)、臭く脂っこく下品なのが大半だが、
この煮込みはイヤな臭みや脂っこさがなくて、味噌のコクも感じられる、誰もが好きになるテイストだと思う。
どうやら私が入ったことのない、平和島競艇場で販売しているもつ煮がヒントになっているそうだ。

ところで、競艇を取材する畠山氏といえば、畠山直毅さんしかいない。
たずねてみたところ、やはりお父様は直毅さんで、「この店にもたまに飲みに来ますよ」とのこと。
以前は競艇だけでなく、競馬や競輪の原稿も執筆していた、私の好きなライターなので、いつかお会いしたいものだ。

その後も、チューハイ倶楽部Cさんには何度か通っているので、私や友人が頼んだメニューの一部を公開。
こちらは、ドリンクメニューの一番上に記載されている、レモンチューハイの「3C」。


甘味、酸味、苦みが三味一体であり、山下さんと畠山さんが3年C組だったことが、名前の由来らしい。
藤子不二雄A先生が亡くなった直後、献杯として飲んだのが、サイダーの焼酎割り「チューダー」450円。


藤子不二雄先生や赤塚不二夫先生、石ノ森章太郎先生ら、トキワ荘の皆さんが愛飲していたドリンクだ。

料理もいろいろ食べている。「アジフライ」300円は、いい具合に揚がったアジがふたつ。


豚肉好きにはたまらない、脂分がとろける「あぶりチャーシュー」は600円。


自家製チャーシューは、それ自体が美味しい逸品である。 ※この一行、覚えておいてほしい

先日食べて気に入ったのが、「出汁まきたまご」500円。「少々お時間いただきます」と告げられたが、そんなに待たなかった。

※本来は、大根おろしが添えられる

ちょうどいい出汁加減と、焼き立て熱々のふんわり玉子。そりゃあウマいに決まっている。
料理をいろいろ紹介したが、唐揚げ、モツ煮、出汁巻きの3種は、「絶対に食べた方がいい」と推奨しておく。

そして、ここチューハイ倶楽部Cさんで、もっとも衝撃的なメニューが、今回のブログタイトルである【焼酎飲み放題】。
立ち飲み客限定のサービスだが、価格は700円、しかも時間無制限だ!


友人とふたりで、このサービスを利用したのだが、まずグラスを渡され、あとから氷やマドラーが提供される。
客は、店内に入ってすぐの場所に設置してある、焼酎マシーンにグラスを持っていき、好みの量の焼酎を注ぐ。


ホッピーなどの割り用ドリンク(250~300円)は、近くの冷蔵庫から客が自ら取り出し、栓抜きで開封する。
焼酎マシーン(正式名称不明)は入口にあるため、消毒用アルコールと間違えて、手に注いでしまう客もいるらしい(笑)。
飲み放題&食べ放題だと、ついつい元を取ろうと、時間制限内ギリギリまで頑張ってしまう、貧乏性の私だが、
700円という安価で、しかも時間無制限なら、落ち着いて飲めるからいいね。
まずは「ホッピーの白」300円、そのあとは先述の「三ツ矢サイダー」や、「ジンジャーエール」(どっちも250円)などを飲み、
山下店主におススメされた、ちょっと珍しい「スンチー杏仁」250円も試してみた。


杏仁豆腐っぽい香りがする、ピンク色の液体で、杏仁豆腐好きの私は大歓迎。


ただ、さきほど「落ち着いて飲めるからいい」と書いておきながら、
結局は、焼酎をガバガバと注いでしまったため、このあたりで記憶を失う。※焼酎は残さず飲んだはず
立ったまま飲むから、余計に酔いが回るのかもしれない。

退店後、友人と「もうちょっと飲もう」となり、近くの『グレートスコット!』にも立ち寄ったのだが、
このお店が出す酒も濃いので、私も友人もトドメを差された(苦笑)。友人はほぼ記憶がないらしく、
私と別れたあと、どこかの生垣に突っ込んで、身体中傷だらけになったとか。まさに「なんてこった!」だ。
※グレートスコット=「なんてこった!」の意
念のため忠告するが、「焼酎飲み放題」は調子に乗ると撃沈必至なので、飲むときはほどほどに。

最後に、チューハイ倶楽部Cさんが、春頃提供していた限定メニューを紹介しよう。
その商品とは、前回ブログの最後に予告した、「本気のペヤング」800円。画像も再掲する。


別角度からも撮影。このメニューはペヤングの麺、具材、ソースを使用しながら、お店独自のアレンジを加えたモノで、


麺は茹でてからさらに炒め、そこにモヤシやキャベツなどの野菜を加え、さっき絶賛したチャーシューを乗せ、


ソースにもゴマ油などを追加し、ノリとマヨネーズをかけ、最後にペヤング付属の青海苔とスパイスも…と、
注文後、かなり待たされたのも納得な、まさに本気で作られたペヤングなのである。

※ちゃんと「ペヤング肉」も入っている

山下店主の遊び心と、畠山料理長の技術が融合した、面白いメニューがこれからも続々登場すると思われる。
今後も私は、中央線に乗ってせっせと通うつもりだ。ただし、帰りに寝過ごさないよう泥酔は控える(笑)。



チューハイ俱楽部C
東京都杉並区天沼3-6-22
JR荻窪駅北口から徒歩約4分
営業時間 17時~24時
定休日 月曜
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「ソースやきそば」以外のウマいペヤング

2022年07月05日 | ペヤング
かつては新しい商品がリリースされれば、必ず購入していた【ペヤング】ブランドだが、
途中で「激辛」&「メガ盛り」関連の商品で、生命の危機を感じて以来、コンプリートはあきらめた。
もっとも、一時期の「ほぼ週イチで新作」というラッシュに、ついていけなかったのも事実。
しかも、お店に買いに行っても、前の商品が売れ残っており、新商品を並べるスペースを確保できず、仕入れ自体がない状況。
ついていけなくなったのは、客の私だけでなく、販売店舗も同様だったのではないか。

4月頃、高校野球観戦のため八王子に出かけたとき、帰りにドン・キホーテ八王子店に立ち寄った。
こちらの食品売り場では、「ペヤングコーナー」と名付けられた一角で、各種ペヤングを大々的に販売。
マニア感涙のコーナーと思いきや、置いてあるのは激辛・獄辛や、ギガ盛り・テラ盛りなどの商品ばかり。
結果的に、「キワモノ商品の在庫一斉処分セール」となっており(苦笑)、近付く客も少なかった。

実際、今年の3~4月頃は、新商品を見かけることが少なく、前回のペヤングブログでも触れた、
熱湯1分で食べる「九州豚骨」や、宮城県の高校生が考案した「たこめし風」は、いまだに見たことがない。
先月くらいから、ようやく在庫処分が完了したのか(完売or返品?)、新商品が棚に陳列されるようになってきており、
6月発売の「ペヨング カレー」「きんぴら風」「ジャーマンポテト風」は、とりあえず購入しておいた。

※まだ食べてはいない

近年のペヤング新商品ラッシュについては、どうも「話題作り」ありきで、味は二の次という印象があり、
一部マニアは嘆いているようだが、私自身はもう慣れたというか、バリエーションを楽しむようにしている。
確かに、ウマくない商品もあるのだが(失礼)、時折「おっ、意外とイケるな!」という秀作に出くわすことも。
以下では、最近食べた商品の中から、「そこそこウマいペヤング」を紹介。

まずは今年の2月頃に食べた、「オムそば風」。発売されたのは昨年10月で、定価は221円。私はドンキで181円で購入。


中にはソース、マヨネーズ、玉子主体の具材と、3つの袋を同封。


前にも書いたけど、まともなカップ麺ブロガーは、具材を別の容器で戻してから麺に乗せて、
オムそばみたいに盛り付けるのだが、そんな工夫のできない私が作ると、下記のようになる。


さらにあるブログでは、ソースとマヨを細く絞り、「縦の糸はソース、横の糸はマヨ」と、
中島みゆきさんの歌のごとく、美しいストライプを描いていたが、ガサツな私には、こんな抽出しかできない。スマン!


全体を混ぜ合わせる前に、あえて玉子の多い部分だけを食べてみたら…なかなか「オムそば」っぽいではないか。


麺はいつもの油臭のするやつで、マヨも一般的なタイプのものだと思うが、ソースがかなりの甘口。
以前食べた、「関西風天かす」のソースに似ているが、あれよりもドロッとしている印象。

※上記商品の解説はこちらの後半部で

キャベツと人参も結構たくさん入っているのだが、濃厚ソースとマヨ、たっぷり玉子に隠れてしまっていた。
普通のペヤングにマヨと卵黄を混ぜるのが好きな私が、この組み合わせを気に入るのは当然。
新江古田の居酒屋『ホワイトはうす』で出している、「ペヤング入りオムレツ」には叶わないが、


「オムそば風」のネーミングにふさわしい、満足度の高い商品であった。

ふたつめは、今年5月に発売され、6月に購入・実食した「バター醤油」。定価は221円で、入手先と値段は忘れた。


同封の袋は具材、ノリ、ソースの3種。固形バターなどはなく、ソースに混入しているようだ。


具材はわかりづらかったが、成分表には「しいたけ、人参、アスパラガス、ネギ」と記してある。


完成品がこちら。ソースは醤油ベースだが、しっかりバターの香りがする。


しいたけにアスパラガスと、カップ麺では珍しい具材を使用しているが、それを上回るバターの存在感
バター×醤油というのは、日本人が好むテイストではあるが、ペヤング独自の油揚げ麺との相性も抜群。
具材はともかく、このバター醤油ソースは高評価したい。別売りしてくれれば、ご飯にかけて喰うのに。

3つめの紹介は、5月発売、6月末購入、7月実食の「にんにく味噌」。定価221円、私はドンキで170円くらいで買った。
パッケージを撮影し忘れたので、公式ツイッターから画像を拝借。なので商品解説付き。


ソースを取り出し、具材のコーン、キャベツ、人参、フライドガーリックを麺に乗せたところ。


お湯を捨ててから、味噌味のソースをぶっかけて、


よく混ぜ合わせたら完成。肉がないので、一橋学園『なにや』の絶品チャーシューを追加。


ツイッター画像では「コク深い味噌とパンチの効いたにんにく…」という説明書きがあるが、
麺と混ぜると、味噌ソースのコクもにんにくチップのパンチも、ちょうどいい塩梅に中和された。
コーンが入るので味噌ラーメンっぽくなるかと思いきや、味噌ベースのもつ鍋のような味わい
濃すぎず薄すぎず、キャッチコピーどおり、「ガツンとやみつき」になるテイストだ。大盛で喰いたいよ。
一気に食べ終えてしまったが、おろしショウガや七味を加えたら、さらにウマくなったと思う。

以上、3種の秀作ペヤングを紹介してきたが、これらは期間限定商品ゆえ、現在ではどれも入手困難のはず。
「もう食べられないのなら紹介するなよ!」と、お叱りを受けるかもしれないが、
別に「食べなかったことを後悔する、感動必至の味」とかではなく、「そこそこウマい」程度なので許してほしい(笑)。
そもそも、一期一会だったからこそ、ウマく感じた可能性もあるからね。
当たりハズレはあるけれど、やっぱりペヤング新味の購入はやめられないよ

一期一会といえば今年4月頃、とある居酒屋で、ペヤングを独自にアレンジした限定メニューを提供していた。


上記商品名は「本気のペヤング」。この商品と、作ったお店については、改めて語らせていただく。
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