明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

地元の『吉野家』がなくなった!

2023年05月30日 | 丼もの
【誠に勝手ながら、5月30日(火) 15:00 までの営業をもちまして、閉店させていただくこととなりました。
永らくのご愛顧ありがとうございました。】

上記のコメントは、『吉野家』HPに掲載されていた、立川北口大通り店閉店のお知らせである。
これはすなわち、本日限りで立川市内から、吉野家がなくなることを意味する。
地元民として、そして吉野家支持者として、残念でならない。

立川市の吉野家は、私の記憶では1990年代初頭には、旧第一デパート(現:立川タクロス)の並びに店舗があった。
そのお店はなくなったが、いつの間にか『ビックカメラ』脇に、先述した立川北口大通り店が誕生。
さらに、南口のウインズ近くにも1軒、駅から離れた奥多摩バイパスにも1軒あったが、現在はどちらも営業していない。
最後まで残っていた北口の店舗は、駅至近ゆえ家賃は高いだろうけど、
カウンター席だけの狭い横長店舗で、しかもメニューを絞っていたため、来客は多くても回転は早く、
いつも賑わっていた印象があるので、赤字によりやむなく撤退…とは思えないのだが。
ただし、私自身はまったく利用していなかった店なので、現時点ではそれほど喪失感はない。
閉店を知ったのは数日前だが、飯田橋のラーメン店『びぜん亭』のように、最後に食べておこう…
という気にもならず、最終日の今日も、混みそうだから行くつもりはない。

吉野家支持者のくせに、立川北口大通り店を利用していなかった理由は、このときに少し触れている。
ちなみに、後述する武蔵小金井店の「サラシア牛丼」も、この回で語っている。
立川店の箇所をコピペすると→メニューが少なく、立川の飲食店名物「ダメ店員」がいたため、あまり行く気にならず。となる。
口調がキツイので、一応、吉野家カラーのオレンジ文字にしてみたが、さほど効果はないかね。
北口店はさっき書いたように、常に混雑している印象があったので、滅多に入店しなかった。
久々に訪問したのが2021年。コロナ禍の影響で、持ち帰り客の多い時期だった。
お目当ては当時提供していた、牛肉、豚肉、鶏肉を網羅し追い飯も付く、総カロリー2000超の「スタミナ超特盛丼」。

吉野家HPより2年前に拝借

入店直後、店員さんから「いらっしゃいませ! まずは入口で消毒していただき、店内でお召し上がりの方は空いてるお席へ、
テイクアウトご利用の方は、こちらの窓口へお並びになってください」と、コロナ禍ならではの掛け声がかかる…のだが、
声掛けの担当が、うだつの上がらない若い男で、上記説明をいかにもかったるそうに、
「っらっしゃいませえ~ まずは入口で消毒して~ 店内でお召し上がり…(途中聞き取れず)ってください!」と、
語尾を伸ばしたり、途中で早口になったり小声になったり、突然大声になったりと、とても聞きづらく不快で、
発言主の表情には、「だりぃ」「何度も言わせるな」感が満載。立川の飲食チェーンって、なんでこんな店員ばかりなのかね。
これが、来客のたびに繰り返されるため実に耳障りで、着席したことを早くも後悔。
しかも、卓上のメニュー表を見たところ、スタミナ超特盛丼は扱っていないらしい!
さっきも書いたように、こちらのお店は回転を重視し、簡単に調理できるメニューだけに絞っていたのだ。
仕方ないので、同じく未知の商品であった、「牛丼」の超特盛+「半熟玉子」に変更。
ダメ男のすぐそばで、普通の女性店員が調理・盛り付けした、超特盛+半玉が完成。


当時の価格は計890円で、現在は超特盛921円+半玉107円の1028円。
横アングルはこちら。通常の牛丼並盛とは比較にならない、威圧感がある。


玉子ちゃんを中央に配置し、紅生姜と唐辛子を加え、食べ始める。


半分も食べない時点で、「これはダメだ。こんなの喰うヤツはバカだ」と感じてしまった。
ネットに出回っている情報によると、近年の吉野家の牛丼並は、肉が90グラム(以下g)に対し、ご飯が250g。
私がバイトしていた20年ほど前は、肉が85gでご飯が260gだったと記憶している。
大盛は肉110gでご飯320g、ところが超特盛は、肉は倍増の220gながら、ご飯は変わらず320g。
並盛との比較では、肉が約2.45倍に対し、ご飯は1.28倍。明らかに米が少なく、肉が多すぎるのだ。
普通に食べたらご飯が足りなくなるので、途中の数口は、肉だけ頬張ることになる。
ビールなどのアルコール類が欲しくなるが、当時は酒類販売禁止中。 ※この店では、元々扱ってなかったかも
肉が多いということはツユも多いため、最後の方はご飯もしょっぱい。酒だけでなく追加ライスも欲しくなった。
結局、超大盛ならぬ、「肉だけを増したバランスの悪いツユだく牛丼」をかき込むハメに。
吉野家にとっては並盛こそが、ご飯と肉&タレの比率が最適の商品のはずなので、あの肉だけ増し丼は邪道である。
「喰うヤツはバカ」とは失礼な表現だが、例の男性店員のダルそうな掛け声を聞きながらの食事ゆえ、
そう感じてしまった私の気持ちもわかってほしい。

例の男性店員は、途中で疲れたのか黙ったときもあったが、そのときは調理担当の女性店員が代わりに、
さっき私が記述したとおりのセリフを、はっきりとわかりやすい声で、来客に説明していた。
だったら最初から、この女性が声掛け担当で、あのダメ男を調理担当にすればいいのに…アイツは調理できないのか?
あの女性が時間帯責任者ならば、ダメ男にちゃんとした声掛けをするよう指導すべきだし、
指導してもダメ男が聞き入れないのならば、辞めさせちゃえばいいのだが…人手不足だとそうもいかぬ。
逆に、あのダメ男が責任者だとしたら…そんな店は潰した方がいい(笑)。立川の場合、その可能性もあるのが怖い。
Googleのクチコミでも、吉野家北口大通店については、接客面でボロクソに書かれている。
食べログと同様、あんなサイトの投稿は信用してはいけないが、吉野家としては評判の悪い店舗だったようだ。

そもそも、あまり気乗りしなかった北口店に足を運んだのは、3年前に立川南口店が閉店したからである。
南口店の最後の利用は2020年の4月。夕飯のオカズとして、「牛皿」の大盛+「ねぎだく」を持ち帰りで購入。
吉野家は一時期、ねぎだくサービスを廃止しており、復活したと思ったら有料化。
たいした額ではなかったが、しみったれた増量じゃ納得しねえぞ…と不安混じりに袋から取り出すと、
別容器に盛られた、結構な量のねぎを確認し、「さすがは吉野家!」と、お得意の手の平返し。


当時の価格は記録していないが、現在ならば牛皿大盛が479円、ねぎだくは140円の計619円。
高血圧に効く玉ねぎたっぷりで、ヘルシーな食事を楽しめたよ。 ※自宅の玉子を使用


このテイクアウトが、立川南口店最後の利用になるとは、思ってもいなかったね。

立川市から吉野家が消え、明日から私は、どこで吉牛を味わえばいいのか。
隣駅の国立にあるお店は、6年半前に利用した際、3枚で牛丼並盛と引き換えになるクーポン券を目当てに、
ひとりで3430円も飲み食いし、店員さんにヒンシュクを買った記憶があるので、行きづらい… 

※詳細はこちら

と思ったら、この国立駅前南口店も、ずいぶん前に閉店していた! 
現存する立川に近い吉野家を、HPの北口店地図から検索したところ、


上記地図の右下、最寄り駅が谷保の国立府中インター店、右上の鷹の台駅が近い五日市街道並木町店(6/15まで休業中)、
左下の小宮駅近くの石川パーキングエリア店など、車がない私は、訪問したことのない店ばかり。
一応、私の基準(片道60分以内)では徒歩圏内だが、できれば吉野家はそんなに歩かず、気軽に利用したい(笑)。
そんな、吉野家難民一歩手前の私が、今後通おうと思っているのが、武蔵小金井駅前店。
先日、近くの『百薬の長』で飲んだ帰り、数年前の早朝に「サラシア牛丼」を食べて以来の訪問をしてきた。

入店すると、トッピングの新商品らしい「肉だく」(牛小鉢)184円が、今だけ半額だと判明。
せっかくなので、「牛丼大盛」635円と「生玉子」85円に、肉だくも追加してみた。
数年前の朝は外国人労働者だけだったが、この日は明るく元気な女性店員ばかり。いい店ではないか。
数分後、女性のひとりが「お待ちどうさまです」と、牛丼一式と伝票が乗ったお盆を運んできてくれた。


肉だくは確かに小鉢サイズ。あとで調べたが、肉の量は並の半分=45gらしい。
いつものように玉子ちゃんと紅生姜、さらに肉トッピングを乗せ、途中で唐辛子もプラス。


以前別の店で感じた、肉臭さは一切なし。「これぞ吉野家の牛丼!」と叫びたくなるウマさだ。
なお、さっきの超特盛と同様に、通常の並盛と比較すると、ご飯1.28倍に対し、肉は155gで1.7222…倍。
肉が多めだが、これくらいなら許容範囲だし、実際に食べても、しょっぱさや違和感はなかった。
違和感はむしろ、置いてある伝票の価格。半額のはずの肉だくが、定価184円のままではないか。


壁のポスターには、ちゃんと「半額祭」の文字があるが、ここのマジメそうな店員さんが、伝票を打ち間違えるとも思えぬ。


ということは、ポスターと藤田ニコルさんが私を騙しているのか。そんな笑顔を振りまいておいて…。
いつものように、92円を巡るみみっちい悩みは、会計時にちゃんと半額に割り引いてくれて、あっさり解決(笑)。
立川店のダメ男とは雲泥の差の接客をしてくれた、店員さんたちに「ごちそうさまでした」と告げ、
ポスターにも「にこるん、疑ってゴメン」と心の中で詫び、武蔵小金井店をあとにした。
ところで…私のようなおっさんが「にこるん」と呼ぶのは、やっぱりキモイのかね?

地元の店舗がなくなり、牛丼の超特盛にはやや落胆させられたが、私の吉野家愛は変わることはない。
いつの日かまた、立川市のどこかに店舗が復活することを期待することで、本稿の締めとする。
ただし、今度のお店では、従業員教育はしっかりやってほしいね(苦笑)。



吉野家 立川北口大通り店
東京都立川市曙町2-12-2
JR立川駅北口より徒歩1分ちょい
営業時間4時~翌2時
定休日 基本なし
2023年5月30日で閉店となります。長年の営業、お疲れさまでした!

※追記 2023年12月、立川駅北口の別の場所に、吉野家は復活しています
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今さらながら、プロ野球の順位予想2023 -パ・リーグ編-

2023年05月25日 | プロ野球
前回のセ・リーグ編が予定より長くなってしまい、前後編となってしまった、
自称スポーツジャーナリスト(※実際はシロウトの野球好き)・正田祐司のプロ野球順位予想。 
やむなく後編扱いになってしまった今回は、2023年のパシフィック・リーグの見解を語っていく。
私自身はオリックスファンなので、パリーグの試合はTVで観る機会が多く、セリーグよりも知識はあるはず。

開幕直前の3月29日、この回の文末で発表した順位予想は、下記のとおり。
1位 福岡ソフトバンクホークス
2位 埼玉西武ライオンズ
3位 オリックス・バファローズ
4位 千葉ロッテマリーンズ
5位 東北楽天ゴールデンイーグルス
6位 北海道日本ハムファイターズ


大リーグも含め、大物選手の移籍が活発だったパリーグ。順位にも当然、反映させたつもりである。
2強4弱のセリーグに対し、パリーグは1チームを除き、5球団にチャンスありと予想。

除く1チームとは、最下位予想の日本ハムである。これは野球ファンの大半がそう思ったはず。
6位にした主な理由は、○近藤健介の退団 ○チームの方針
北海道移転後は、超一流に育った選手、言い換えれば高年俸になった選手は、簡単に移籍を認めてきた球団だが、
最近は、中田翔を無償で放出し、西川遥輝らFA権を得た3選手も引き止めず退団と、さすがにやり過ぎ。
監督が新庄剛志なのも、話題提供やグッズ販売による収益面はともかく、チーム強化には結びつかないでしょ。
昨年は案の定最下位だったが、首位と16.5ゲーム差は大健闘だろう。

そして今年は、現チームでは屈指の大物・近藤がFAで出て行ってしまった。
移籍は仕方ないとはいえ、残留の可能性がほとんど報じられなかったのも悲しい。
昨年は、松本剛が首位打者を獲得したが、近藤の後継者的役割は、さすがにまだ荷が重い。
あと、早実嫌いだからそう思うのではなく、清宮幸太郎は斎藤佑樹と同様、結局は大成せず終わる気がする。

5月25日の0時現在(※以降のデータも同)、北海道日本ハムファイターズは19勝25敗で、首位とは8ゲーム差の4位。 
昔から、低打率の選手がタイムリーを放ったり、数字以上にねちっこい野球をするチームなので、
現時点でも4位に健闘しているが、選手層の薄さは否めず、そのうち下降していきそう。
私のセ・パ順位予想で一番自信があるのは、申しわけないが日ハムの最下位である。

「5球団にチャンスあり」の球団中、もっとも低評価の楽天は、正直あまり思い入れがない。
5位に予想した理由は、○三木谷浩史オーナー ○上積みのない戦力だ。

昨年は貯金18の首位から借金2の4位に失速したのに、新戦力は涌井秀章とのトレードでやって来た阿部寿樹くらい。
外国人は当たりハズレがあるし、若手の台頭よりも、主力ベテラン勢の衰えの方が進行すると見た。
ただし、オープン戦で好調だった、日大三出身の伊藤裕季也には成長を期待。

会ったことも話したこともないが、三木谷って、たぶん野球好きじゃないよね。
そのくせ現場に介入し、監督はすぐにクビにするため、リーグ加入から19年間で、現在の石井一久監督が9人目。
パリーグが5球団にならず、堀江貴文のようなクズの球界参入を阻止したのは感謝しているが、
順位や利益はともかく、野球自体には興味なさそうなので、会長兼球団オーナーは辞任し、チームにかかわらないでほしい。

ハナシは逸れるが、楽天のプロ野球参入は、前年の大阪近鉄バファローズ消滅を受けてのことだったが、
近鉄の初代オーナー佐伯勇氏は、球団創立30年目の1979年、悲願のリーグ初優勝の瞬間を球場で観戦。
試合終了直後は、バックネット裏最前列へ向かい、グラウンド内の西本幸雄監督(当時)と目が合うと、
金網を間に挟み、涙を流しながら互いの手(というか指)を握り合ったそうだ。書いてる私も泣けてくる逸話である(涙)。
球団オーナーは三木谷や堀江のような輩ではなく、佐伯氏のように野球を愛している人物にやってほしいね。

現在、東北楽天ゴールデンイーグルスは15勝25敗で、首位とは10ゲーム差の6位。
チーム打率.209は12球団でビリ、防御率もリーグ最下位と、投打がかみ合っておらず。
伊藤は日ハムとの開幕戦で、記念すべきエスコンフィールド初ホームランを放ったが、それ以降は本塁打ゼロである。

他の4チームの順位は悩んだが、楽天と同様、目立った新戦力は不在のロッテを4位に予想。
楽天と異なるのは、○佐々木朗希の進化 ○吉井理人新監督の手腕に期待できること。

監督就任は初の吉井だが、投手コーチの経験はWBCも含め豊富なので、心配はないはず。
ロッテの場合は打線の強化、特に日本人スラッガーの育成が長年の課題だが、その役目は吉井監督ではなく、
福浦和也ヘッド兼打撃コーチに任せるしかない。個人的には、村田修一打撃コーチはアテにしていない(笑)。

昨年、オリックス相手に完全試合を達成し、大リーグも注目している佐々木だが、
先発機会が20で、投球回数が129と1/3と、規定投球回数には到達できず、9勝(4敗)止まり。
無理せず大事に起用していた印象だが、今年はもっと投げて、貯金を増やしそう。
あと、ここ数年ガマンして(?)出番を与えている、若手打撃陣のうち、誰かがそろそろ開花するのでは。
昨年のオリックス優勝に貢献(=ソフトバンク最終戦で逆転3ラン)した、山口航輝はひそかに応援している。

現在、千葉ロッテマリーンズは24勝14敗で、2位に2ゲーム差の1位。昨年5位から大躍進だ。
吉井新監督の指導がよかったのか、チーム防御率は2.55と、12球団トップ。
佐々木は今年、5度先発し3勝0敗。規定投球回数未満だが、防御率は0.84と期待どおりの活躍。
山口は太ももを痛め二軍調整中だが、昨日24日の試合で本塁打を打ったようで、昇格間近と思われる。
ここまで文章だけなので、山口の画像をベースボール・マガジン社「週刊ベースボール オンライン」から借りて掲載。


3位に予想したのが、私がひいきにしているオリックス。
前年日本一チームの評価を下げた理由は、○連覇はまぐれ ○吉田正尚の不在の2点。

西武から森友哉を獲得し、外国人打者も入れ替えたが、吉田の穴はそう簡単には埋まるまい。
昨年後半、ソフトと熾烈なV争いを演じた時期は、「吉田しか打たん!」と思わせるほどの大活躍だったし。
0-1といった、投手の奮闘を見殺しにする、ロースコアの敗戦が増えそうだ。

そして、今年のオリックスが3位くらいと予想した最大の理由は、
だいぶ前にここで語ったように、一昨年のパリーグ制覇はまぐれ、そして、このとき記したように、
去年のVもソフトバンク以下、ライバル球団の失速に恵まれたからで、まだまだ未完成のチームだからである。
開幕前の選手たちからは、三連覇に挑むプレッシャーや、優勝への執着心は感じられず、
「まあ、なんとかなるっしょ」のような、楽観視していそうな雰囲気。数年前までBクラス常連だったくせに!
投手陣は、球威のある選手が揃っているけれど、まだ経験が浅く、いわゆる修羅場をくぐっていないのも不安。

現在、オリックスバファローズは24勝18敗で、首位とは2ゲーム差の3位。
チーム打率.267、得点174はリーグでは断トツで、本塁打数34も楽天と並びトップタイ。
杉本裕太郎や太田椋が負傷で二軍に落ち、森も一時期欠場した割に、打線が意外と健闘していて驚かされる。
投手では、3年目の山下舜平大が早くも4勝と活躍。こんな逸材がいたなんて、オリックス投手陣ってすげえな(←今さら?)。
この調子でトップ集団から離されず、秋まで楽しませていただきたい。

あと、予想に無関係だが、ファンとして個人的な意見を少々。
○外国人打者3人、誰かひとりでいいからレギュラーに定着し、20本塁打は打ってくれ。
○中嶋聡監督、日大三出身の山﨑福也を、5回より前に降板させるな! ※降ろされる山ちゃんも悪いのだが
○山本由伸、無理を承知で頼むが、どうかこれからも日本にいてくれ…。
○紅林弘太郎、昨日はよくやった! ※楽天松井裕樹から逆転サヨナラ2ラン
○頓宮裕真、「ユーマー」だか何だか知らんが、かつての三冠王、ブーマー・ウェルズの応援曲を引き継ぐのは図々しいぞ。
最後のは頓宮ではなく、応援団に伝えるべきか。

2位に予想したのは西武。森をオリックスにもらったので、お詫びと期待を込めて上位に推した。
プラス要素が○リーグ屈指の先発投手陣 ○近年恒例の新スター輩出で、
マイナス要素が○平良海馬が抜けた救援陣 ○退団した森と、開幕直後の源田壮亮の不在だ。

大物選手が抜けたあと、新たな戦力が出てくるのは、ここ数年で実証済み。
新戦力ではないが、おかわり君こと中村剛也は、まだまだやれると思っている(←コレ、開幕前に書くべきだった)。
先発投手陣は昨年、髙橋光成、與座海人、ディートリック・エンスと、3人がふたケタ勝利を記録。
そんな面々に、今年はさらに平良も加わるのであれば、山﨑が5番手のオリックス先発陣より上かも?

先発陣に対し、平良が抜けて、増田達至も昨年後半は怪しかった、救援陣には不安が残る。
日大三出身の速球派投手・井上広輝の大抜擢は…なさそうだね(苦笑)。 ※昨年までの通算防御率10.38
森の不在はともかく、源田のWBC負傷による離脱は、松井稼頭央新監督も誤算だったはず。
打線は、昨年の本塁打と打点の二冠王・山川穂高がカバーするだろうが、ショート源田の代役は見当たらない。
とまあ、不安要素も多いのだが、私がガキの頃無敵だった西武には、今でも底知れぬ恐ろしさを感じるものである。

現在、埼玉西武ライオンズは18勝24敗で、首位とは8ゲーム差の5位。 ※4位日ハムとはゲーム差なし
山川の負傷により、おかわり君が主砲として奮闘していたものの、山川の2度目の離脱は予想外だった。
開幕前の時点で、選手の負傷は予想できないが、不祥事による離脱なんて、なおさら予想できねえ(嘆)。
母体である西武鉄道の駅や車内からは、山川のポスターは撤去されたそうだが、
所沢駅近くのプロぺ通り商店街では、下記のように掲示されたままなので、とりあえずシャッターを押す。

※5月21日撮影

この商店街は、以前紹介した居酒屋『百味』などがあり、人の往来も大変多く、山川の撮影は恥ずかしかった(苦笑)。

パリーグ1位に予想したのは、大半の評論家と同様、ソフトバンクである。
えげつない補強が話題となったが、実は退団した選手も多く、優勝も決して鉄板ではないはず。
プラス要素は○近藤、ロベルト・オスナ、ジョー・ガンケルらの入団 
○栗原陵矢の復帰 ○昨年V逸の悔しさ
であり、
マイナス要素は○千賀滉大、アルフレド・デスパイネ、松田宣浩らの退団 
○柳田悠岐の下降気配 ○大胆な補強に対する他球団からの反発
を挙げたい。

昨年、公式戦最後の2試合でまさかの連敗を喫し、優勝を逃したソフトバンク。
その怒りはすさまじく、選手や関係者の優勝へのモチベーションは、おそらく12球団トップのはず。
開幕直後の負傷で、ほぼ1年間欠場することになった、栗原の再起に賭ける想いも強そう。
関係者のVへの執念が如実に表れたのが、近藤、オスナ、ガンケル、さらに米国帰りの有原航平の補強だろう。
個人的には有原は恐れておらず、甲斐拓也を休ませられる、嶺井博希の獲得の方が大きいと見た。
年俸は推定とはいえ、近藤の7年で最大50億(この“最大”に触れない報道が多かった)を筆頭に、
オスナが6億5千万、有原が5億、ガンケル1億6千万。いくらなんでも全員もらいすぎだろう…。

他球団の選手・関係者の中には、そんな荒っぽい金遣いに不満を抱く人間もいるはずで、
対ソフト戦にエース級投手をぶつける監督や、他球団との対戦時より闘志を燃やす選手が出てきそうだ。
ただし、主軸である柳田の闘志は勝るとも劣らず、昨年後半のV争いの時期も、いい場面で打ちまくっていた。
そんな彼だが、昨年は打率.275で24本塁打。全盛期と比べたら、数字を落としている。
近藤、栗原、さらに牧原大成に中村晃と、柳田本人だけでなく前後も左打者が多く、どうにもバランスが悪い。
実績あるデスパイネと、全盛期は過ぎたがムードメーカーの松田、両右打者の退団は、数字以上に痛手ではないか。
無論、一番痛いのはエース千賀の大リーグ挑戦だ。有原&ガンケルのふたりでは、彼の穴は埋まらないだろう。
とはいえ、三軍どころか四軍まであるソフトゆえ、私が知らない新たなスターの登場もありそうで怖い。

現在、福岡ソフトバンクホークスは22勝16敗で、首位とは2ゲーム差の2位。 ※3位オリックスとはゲーム差なし
注目の近藤は、打率.238とやや物足りないが、四球28は柳田と並びリーグトップで、出塁率は.356に跳ね上がる。
柳田は打率.312に出塁率.434と、どちらもリーグトップ。「下降気配」は私の見当違いか。
昨日24日には、「デスパイネ、ソフトと再契約か」のニュースが報じられており、続報が待たれる。
投手陣では、オスナが16登板で4ホールドの11セーブ、防御率は0.00。こりゃすげえ!
ガンケルは1試合の先発で勝敗付かず、有原は二軍で調整中、2勝0敗らしい。

不安要素もあるけれど、拙ブログではソフトバンクをパリーグ首位と予想。
以前も書いたが、選手全員が野球を知っており、ここぞという場面での集中力は、他の追随を許さない、
またまた「週刊ベースボール オンライン」から、私の大好きなホークスの選手ということで、
南海ホークスの門田博光選手の勇姿を拝借させていただいた。

※今年1月にお亡くなりになった、門田さんのご冥福をお祈り申し上げます

以上、前後編の2回に分け、ダラダラと綴らせていただいた。
一部の選手・関係者には失礼な表現もあったし、気を悪くしたファンには「スマン!」と謝っておく。
現時点ですでに、阪神の5位予想と西武の2位予想は、ハズレた気がするが、
大事なのは予想の的中ではなく、選手たちの素晴らしいプレイや試合を、逃さず観ることである。
今年も日本シリーズまで、フルに楽しませてもらうつもりだ。ガンバレ、日本のプロ野球!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遅ればせながら、プロ野球の順位予想2023 -セ・リーグ編-

2023年05月23日 | プロ野球
ちょっと前に、最近のテンイチについて記したとき、末尾で唐突に今年のプロ野球順位予想を掲載した。
当時は開幕直前(3月29日)で、「詳細はまた改めて」と記したのだが、気付けばもう5月である。
遅ればせながら、予想を再掲するとともに、私なりの根拠や見解なども語ってみたいと思う。
なお、スポーツ・ジャーナリストを自称している私だが、もちろん現場取材などは未経験で、
プロ野球の知識は、TV中継を眺めながらクダを巻いている、その辺のおっさんと同レベルである。

まずは、私があまり興味のないセントラル・リーグの予想から。
当初は「ベイスターズ」など愛称だけだったが、今回は「横浜DeNAベイスターズ」と、正式名で表記する。
1位 横浜DeNAベイスターズ
2位 東京ヤクルトスワローズ
3位 読売ジャイアンツ
4位 中日ドラゴンズ
5位 阪神タイガース
6位 広島東洋カープ


大物新人・外国人の入団や、大型トレードやFA移籍もなく、どのチームも大幅な戦力アップは見られず。
なので、私の基準ではセリーグ6球団は2強4弱で、その4弱にあたるのが3位~6位のチーム。
この4チームは、よくてAクラス、間違っても優勝はないだろうと予想した。

4弱の中で、広島を最下位にした理由はふたつ。○坂倉将吾が正捕手 ○新井貴浩新監督である。

アメリカの大リーグでは、ある程度指導者経験がないと、監督にはなれないそうだが、
日本の場合は、球団に貢献したスター選手は、能力に関係なく監督にする傾向がある。
失礼だが新井監督も、前任の佐々岡真司監督と同様、広島の大事なOBだが、監督としての技量は怪しい。
選手とも年齢が近く、お人好しっぽいし、いざというとき非情に徹しきれないのでは?

選手や関係者に取材をしたことのない私だが、坂倉は日大三出身ゆえ、彼のことはちょっと知っている…つもり。
私の記憶している坂倉は、野手からの悪送球に対し、逸れたボールを追うより前に、送球した野手を睨みつける男で、
その態度はプロ向きかもしれないが、守備の要となる捕手は向いていない、と思えた。 ※三高野球部の指導不足でもある
投手を叱咤激励し、配球を組み立て、相手打者やベンチの様子を伺い、守備陣に指示を出す…なんてムリでしょ。

5月22日現在(※以降のデータも同)、広島東洋カープは20勝20敗で、首位とは5.5ゲーム差の4位。 
打撃には定評のある坂倉も、さすがに正捕手との両立に苦労しているのか、打率.241と、本来の力を発揮していない。

続いて、阪神を5位にした理由は、○岡田彰布監督の復帰 ○昨年26度の完封負けだ。

完封負け回数26は、チームのワースト記録を59年ぶりに更新。5.5試合に1回完封負けする計算だ。
佐藤輝明ら、いいバッターもいるのにこの失態は、前任の矢野燿大監督の手腕に問題があったのか。

ただし、今年の岡田監督も、矢野監督と同等か、彼以上に無能だと私は思っている。
前回阪神監督時代、2005年に優勝したが、あれは2年前に優勝した星野仙一前監督の遺産だし(岡田自身も認めている)、
3年後には、最大13ゲーム差付けていた巨人に優勝をさらわれる、史上最大のV逸を経験。
その後はオリックスの監督となるも、3年連続Bクラス。選手やコーチ・スコアラーに敗戦の責任を押しつけたため、
四面楚歌状態となり辞任。このときも指摘したように、長年続いたオリックスの低迷は、岡田監督にも責任がある。
阪神でも完封負けが続くことで、打撃コーチや選手に不満をぶつけ、チーム崩壊で連敗街道…もありえる、と見た。

現在、阪神タイガースは25勝14敗で、2位に2ゲーム差の首位。参りました!
エース青柳晃洋や新戦力の村上頌樹など、投手陣がいいので、大型連敗はしないか?

ここまで文字ばかりで画像がなかったので、休憩代わりに1枚。
母校グラウンドの練習試合・対開星(島根)戦で打席に立つ、高校2年生時の坂倉。


この試合、4番キャッチャーとして出場した坂倉は、2ラン本塁打も放っている。
打撃センスはあるので、気苦労や負傷の心配も多い捕手ではなく、野手に再転向させ、打つことに専念させてあげたい。

閑話休題、
中日ドラゴンズの4位は、坂倉捕手の広島と岡田監督の阪神よりはマシだろう、という思い込みが前提であった。
注目ポイントは、○立浪和義監督の決意 ○守りに特化したチーム作りだ。

実は中日も、昨年の完封負けは、阪神と同数の26。ここ数年、得点力アップが課題なのに、
昨年ずっとクリーンアップを打っていた阿部寿樹を放出し、楽天から涌井秀章を獲得したのには驚いた。

まあ、阿部も.270、9本塁打と、特筆すべき成績ではないが、それでも中日ではマシな方である。
さらにさらに、近年は打撃不振も、新人王だった京田陽太をトレードに出すなど、
情け無用で「自分の理想とする野球を貫く」という、立浪監督の強い意志が感じられる。
昨年と一昨年のパリーグは、ヘボ打者揃いで(←言い過ぎか)投手陣頼みのオリックスが連覇を遂げており、
中日も同様に、守り重視の野球をするのも間違いではないが、最近はあまりに打てなくて気の毒。

現在、中日ドラゴンズは13勝27敗で、首位と12.5ゲーム差の最下位。
チーム防御率はセリーグ2位も、本塁打13、得点105はどちらも大差のビリと、苦しい戦いが続いている。

プロ野球を見始めた頃からアンチ巨人を貫いている私だが、それでもセリーグ4弱の中ではトップに予想。
読売ジャイアンツ3位の根拠は、○菅野智之の負傷 ○侮れない巨人の伝統

「巨人軍こそプロ野球界の盟主」と、いまだに信じている人は、さすがに減っただろうが、
それでも、リーグ優勝回数47、日本シリーズ制覇数22、昨年までの通算勝利数6195は、今でも断トツである。
2年連続Bクラスも、2005~6年の1度だけ、しかも堀内恒夫→原辰徳(2度目)と監督は変わっており、
昨年→今年のような同一監督の連続Bクラスはない、というデータを信用してみた。

普段、セリーグの試合をあまり観戦せず、ましてや巨人が勝っている試合なんて、観ようとしない私ゆえ、
菅野の凄さを理解していなかったのだが、ウィキペディアで過去成績を確認したら…なかなかやるな(笑)。
ただし、最近4年間の6.5億、8億、6億、5億という推定年俸は、明らかにもらいすぎだ。
そんな高額所得者ながら、近年は1年通してローテーションを守ることもなく、今年も開幕前に負傷。
彼の戦線離脱を理由に、巨人は苦戦すると判断した評論家もいたが、私は逆に、
「あんな給料泥棒いらねえし、オレたちだけで頑張ろうぜ」と、若手投手陣が団結・奮闘すると判断。

現在、読売ジャイアンツは21勝20敗で、首位とは5ゲーム差の3位。
チーム防御率はリーグ最下位と、私の期待した若手投手陣の奮闘は、まだ先のことだろうか。

さてここからは、セリーグ2強について語っていく。ただ、80年代はBクラスの常連だった、
ヤクルトと大洋(現DeNA)を知る者としては、両チームを2強と呼ぶのは、どうにも抵抗があるのだが(笑)。

さすがに三連覇は苦しそうなヤクルトだが、他チームもたいしたことないので、2位はキープすると予想。
マイナス要素としては、○村上宗隆へのマーク強化 ○スコット・マクガフの退団があり、
プラス要素は、○奥川恭伸の復活 ○ルーキー吉村貢司郎の獲得だ。

新外国人のキオーニ・ケラは怪しいし、日本シリーズ以外は良かった、守護神マクガフの退団は痛手のはず。
打線は、山田哲人が衰えてきたことで、村上にマークが集中しそうで、昨年のような三冠王は難しいかも。
そもそも、ドミンゴ・サンタナとホセ・オスナの両外国人も、そろそろ打てなくなりそうで、村上の敬遠が増えそうだ。

ドラフト1位の吉村は、即戦力との噂。日大豊山出身で、東東京準優勝らしいが、覚えてないや。
それより、21年の日本シリーズで、オリックス山本由伸と互角の投手戦を繰り広げた、奥川の復活は朗報だろう。
リーグ屈指の捕手に成長し、ヤクルトOBの八重樫幸雄さんが絶賛していた中村悠平が、若手投手を巧くリードするか。

現在、東京ヤクルトスワローズは17勝22敗で、首位とは8ゲーム差の5位とスタートダッシュに失敗。
吉村は2勝1敗も、防御率は4.54とイマイチ。奥川と新外国人ケラは、いまだ一軍未登板なのも誤算か。
打撃陣は、私の予想に反し両外国人が好調で、山田も規定打席未到達だが、.265に5本塁打とまずまず。
一方、村上は本塁打こそ7本も、打率.207に低迷。四球と死球の数はリーグ1だが、三振数もダントツ。
中継ぎ陣や村上は、ここ2年間の激戦の疲労(村上はWBCも含む)が残っているのかも。

さて、わたくし正田がセリーグ優勝候補に自信を持って(実際は消去法)挙げたのが、DeNAである。
プラス要素は、○大物トレバー・バウアーの獲得 ○タイラー・オースティンの復活で、
マイナス要素は、○嶺井博希の移籍 ○球団が勝つことに慣れていないくらいでは?

昨年ほぼ出番がなかったオースティンだが、まだ31歳と若く、常時出場すれば20本塁打は固い。
彼が打てば、ネフタリ・ソトも刺激を受けるだろうし、現勢力と合わされば日本一の打線となる。
さらにさらに、筒香嘉智が米国から帰ってきたりして…それは飛躍しすぎか。 ※そもそも守る場所がない
また、最初の方で「大物外国人の入団がない」と記したが、唯一の例外が、サイ・ヤング賞投手のバウアーだ。
ただ、受賞した年はコロナの影響で、シーズン60試合制で、7イニングの試合もあり、実は5勝しかしていないのだが、
とにかく、日本の沢村賞レベルの大物が来日することで、若手投手陣にも好影響を与えるはず。
もっとも、彼の真の目的は大リーグ復帰だろうから、日本では無理せず調整程度…の可能性もあるのだが。
他にも、中日を追い出されたショート京田の奮起や、手術の影響で近年不振だった、東克樹の復調にも期待がかかる。

不安材料の嶺井移籍は、伊藤光や戸柱恭孝、ドラフト1位の松尾汐恩らがカバーするはず。
勝つことに慣れていないとはいえ、2017年には日本シリーズにも進出しているし、そもそも大きなお世話か(笑)。
順位予想には関係なく、個人的に注目しているのが、エドウィン・エスコバーと櫻井周斗だ。
日大三出身の櫻井は、故障の影響で昨シーズン終了後に育成契約となったが、今年4月に支配下に復帰。
プロでの通算成績は、47試合の登板で65イニングを投げ、0勝1敗2ホールド。なんとかプロ初勝利を飾らせたい。
なお、打撃成績は8打数3安打で.375。さすがは、高校野球全日本代表で5番打者を務めただけのことはある。
最近の写真はないので、またまた私が撮影した、高校時代のものを掲載。

※高校3年生の春、都大会で東海大菅生戦に登板した櫻井

もうひとりのエスコバーは、私がセリーグでもっとも好きな選手かも。
いかつい風貌にふさわしい豪速球は160kmを超え、日本の左腕投手史上最速。もっと評価されていい投手である。
評価されない理由はたぶん、「結構打たれているから」だ(笑)。あんな速球を打つ、プロはやっぱり凄い。
オースティン、ソト、バウアーなどで外国人枠が埋まるようだったら、私がひいきのオリックスに、ぜひ譲ってほしい。

現在、横浜DeNAベイスターズは22勝15敗で、首位とは2ゲーム差の2位。
一時は首位だったが、阪神との直接対決で負けまくり、連敗が6まで伸びて現在の順位に。
オースティンは先日18日に一軍昇格。代打で3度出場し、3打数0安打。まあ、これからだ。
期待のバウアーは、初登板で白星を挙げるも、続く2試合は連続KO。1勝2敗の防御率8.40で、現在二軍で調整中。
京田は33試合に出場し、打率は.218も、古巣の中日戦だけは、打席が少ないとはいえ.429と高打率。
東は完封勝利を含む4勝1敗と、好調時に迫る勢い。防御率1.98はリーグ2位だ。
櫻井は一軍登板がなく、二軍で1勝0敗も防御率4.91。昇格は時期尚早か。
エスコバーは0勝0敗4ホールドも、防御率15.63と大炎上し、無念の二軍降格。
彼のSNSに誹謗中傷したバカがいたそうだが、球団には厳正な対応を希望する。泣き寝入りはダメだ!

やや強引だが、今年のセリーグは、DeNAが1位と予想した。過去のプロ野球ブログと同様、
ベースボール・マガジン社の「週刊ベースボール オンライン」から、私の大好きなベイスターズ…ではなく、
大洋ホエールズの田代富雄選手の画像を拝借し、掲載させていただく。


ベースボール・マガジン社様、かつての私は「週刊プロレス」を購入していたので、どうか見逃してください(笑)。

セリーグについてダラダラと書いていたら、ずいぶん長くなってしまったので、
当初は一緒に語るつもりだったパリーグ編は、次回に回すことにする。
まだ開幕から2ヶ月もたっていないので、予想が当たるかどうかは未知数だが、
とりあえず、阪神の5位は、さすがに見くびりすぎたかなあ(苦笑)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

豊田の地下の「シン中華」 豊田『トヨチカ』

2023年05月20日 | 居酒屋・バー
歴史ある街中華のお店が大好きな私だが、今回のテーマは、真逆のお店。
創業は昨年の7月で、店員はおじちゃん&おばちゃんではなく、若く溌剌とした男女。
そんな彼らが働くお店は、肩書きこそ「中華酒場」だが、おしゃれなバーのような内装と雰囲気。
「おしゃれなバー」という、使い古された表現は恥ずかしいが、おっさんの私には、適切なワードが浮かばない。
約一時間熟考した(本当)結果、最近よく目にする「シン」というワードにたどり着いた。
使い方が正しいのかはさておき、中華屋さんの新しいカタチということで、シン中華と呼ばせていただく。
蛇足だが、カタカナのシンで私が真っ先に思い浮かべるのは、ゴジラでもウルトラマンでも仮面ライダーでもなく、
インドの狂虎タイガー・ジェット・シンである。彼については、「プロレス」ブログでまた改めて(←需要あるのか?)。

シン中華と勝手にカテゴライズした、今回のテーマである『トヨチカ』は、
酩酊状態で豊田駅の北口をプラプラ探索していたときに、下記のノレンを偶然発見したことで知った。


私の好きな飲める中華屋さん、しかも、豊田の地下でトヨチカとはいい屋号だ!
わかりやすいネーミングに興味を抱き、一瞬入ってみようと思ったのだが、
数分前まで南口の『ふじ』で飲んでいて、シメにオムライスも食べていたので、いかんせん満腹である。

※ふじの「オムライス」730円

なのでその日は、入口に貼ってあったメニュー表を確認しただけで、引き返した。
そのメニューの中に、気になる料理がいくつかあったので、数週間後、シラフ&空腹で再訪問。
前回もあったのかは覚えていないが、電飾付き看板が設置してある建物の階段を下りていくと、


地下は照明が控えめで、しかも入口近くにお花が飾ってあったりする、私の苦手なハイソな雰囲気。


実際のお店も、冒頭で述べたようにおしゃれバーっぽい雰囲気で、アウェイ感は否めないが、

※後述する、2度目の入店時に撮影

せっかく来たのでカウンター席の端っこに座り、飲み食いさせてもらうことに。
なお、お店の雰囲気を重視し、今回のカテゴリーは「中華食堂」ではなく、「居酒屋・バー」にした。

女性店員にドリンクをたずねられ、ろくにメニューも見ず、「ち、青島ビールください」と即答。
場違いな空間の雰囲気に呑まれたのか、緊張して注文を噛んでしまう、悲しき中年。
卓上のドリンクメニューがこちら。いつもと同様縮小してあるので、値段が見えなくてゴメン。


「青島ビール」は737円。価格にはお店の雰囲気代が込みなのか、全体的にややお高めかな。


周囲の客も、雰囲気に合った身なりの方ばかりで、薄汚いおっさんは私だけ(泣)。
ただ、店員さんたちは初訪問の私に対しても親切に応対してくれたので、心置きなく飲み食いができた。
ドリンクメニューの裏はお食事メニュー。普通の中華食堂にはない商品が多い。


どの料理も気になるが、右上で“トヨチカ3大名物”(端が切れているが)と称されている、
「焼き餃子」、「牛すじ麻婆豆腐」、「角煮ポテサラ」の3品を注文。価格はすべて660円。
「麻婆豆腐はハーフもできますよ」と告げられたので、そうしてもらったが、ハーフの価格は不明である。
まずは、お通しとして「北京ダック・トヨチカ風」が登場。価格は330円だった。


店員さんの「(皮で)巻いて食べてください」の指示に従う。さっきのハーフもそうだが、この日の私は素直である。


テンメンジャンの甘味とコクが効いており、青島ビールが進んだ。
しばらくして、牛すじ麻婆豆腐が完成。ハーフのはずだが、お皿からあふれるくらい盛られている。

※なぜかレンゲも2本あった

実際はバカ盛ではなく、容器が小さいのだが、このような盛り付け、というか演出は面白い。
続いて、焼き上がった餃子が、お店オリジナルの赤い調味液と一緒に登場。


そういえば、こちらの卓上には調味料は一切置かれていない。他に加える必要がない、という料理への自信の表れだろう。
牛すじ麻婆豆腐は、初訪問時の「気になる料理」のひとつで、スジ肉独特の香りと風味が、ピリ辛の麻婆タレに合う。


ひとり客ならハーフでじゅうぶんの量。気になる価格は、会計時に550円と判明。
ハーフで正価から110円引きはちょい割高に感じるが、逆にフルサイズがこの倍で660円なのは、相当お得だよ。
厚めの皮に具材をパンパンに詰めた餃子は、重量は一般的な店舗の1.5倍くらいか。


肉野菜の他、「スープを固めてジュレ状にしたものも含んでいる」と、厨房責任者らしい男性が教えてくれた。
調理で忙しい中、何度か話しかけてくれた、彼がこの店の店長かも。
お通しも料理も美味しく、青島ビールがすぐになくなったので、「ホッピー白」セット539円に変更。


欠点が見当たらないトヨチカさんだが、焼酎がもう少し濃かったら完璧である。
その後、3大名物最後のひとつ・角煮ポテサラが、予想外のビジュアルで登場。


「温かいうちにお召し上がりください」のメッセージどおり、温かいマッシュポテトに、角煮がでーんと乗っている。
別アングルでも撮ってみたが、角煮タレのおかげで、ポテトは肉じゃがっぽい風味になっている。


ポテトはホクホクで、角煮もホロリと崩れる柔らかさ。タレの甘味とは別に、お芋とお肉自体の甘味も感じる。


サラダなのか煮物なのか、そもそも中華なのかは判断しかねるが、そんなカテゴライズは必要のないウマさ。
何を食べても美味しいお店だが、角煮ポテサラは、絶対に食べるべき逸品だよ。
※6月1日追記 角煮ポテサラは最近、万能ねぎナシ・693円になりました

ホッピーの「中」275円と、焼酎の「ウーロン茶割り」440円をお替わりし、3大名物も食べ終えたので、
シメとして「ルーロー卵焼きそば」780円のハーフサイズ680円を追加オーダー。
すぐに店主風男性が調理を開始し、数分後には目映い輝きを放つ(←照明が映り込んだだけ)お皿が登場。


「これハーフですよね?」とたずねたら、「麺だけ半分で具材はそのまま」とのこと。
たっぷりの炒り卵と煮込まれた豚肉が盛られているので、ハーフでも680円はお得だし、量的にもシメにピッタリ。
オイスターソースなどを使用した(たぶん)タレが、歯応えのある麺とよく絡み、玉子ちゃんとお肉が三位一体に。


ペロリとたいらげ、麻婆豆腐と同様、「次回はハーフではなくフルで食べよう」と決意し、お会計。

お店のインスタグラムによると、毎日14時から営業しているそうなので、
念のため店主風男性に確認したところ、「夜と同じメニューで営業していますので、昼飲みもぜひ」と仰るので、
つい最近、昼酒を楽しむため2度目の入店。明るい時間帯ながら、ちゃんと看板照明が点灯している。


店主風男性は不在(あとから来たけど、奥で事務作業? に専念)で、働いているのは初見の若い女性ひとり。
彼女は昼営業担当なのか、たくさんの仕込みをこなしながら、私の酒と料理を作ってくれた。
この日はウーロン茶割りから始め、途中で、前回常連客が頼んでいた、大ジョッキバージョンも作ってもらった。


縁のギリギリまで注がれた、こちらの価格は880円。レシートには「男茶割り」と記載してあった。
前回同様、北京ダック風のお通しをつまみながら、注文した料理が出てくるのを待つ。
まず提供されたのは、「エビマヨ」660円。オレンジ色のマヨソースで和えた海老を揚げ、水菜などの野菜サラダに盛り付け、
最後にパクチーが添えられて完成。私はパクチーは大嫌いで、帰宅後は見るのもイヤだったのか、
せっかく撮った画像を、うっかり消してしまうミス(苦笑)。一応復元してみたが、「Tenorshare 4DDiG」のロゴが入っている。
ロゴをはずして取り込むのは有料なので、この状態の画像をスクショした。見づらくて申しわけない。


結局、パクチーは取り除いて食べたが、やっぱり匂いが残っていて気になった。
続いては、牛すじ麻婆豆腐とともに初訪問時から気になっていた、「回鍋肉春巻き」が完成。
昼番の女性店員にも「ハーフもできますが?」とたずねられ、「じゃ、じゃあハーフで…」と了承。
通常は2本660円だが、ハーフだと1本440円。それはさすがに、ハーフではもったいない。


カットされた状態で登場した春巻きの具材は、予想に反し豚肉とネギ。本場の回鍋肉は、キャベツを使わず辛口らしいが、
こちらのもピリ辛だった。ウーロン割りには合っており、味自体はけっこう気に入った。
前回餃子を食べたので、今回は「フカヒレ焼売 XO醤」1個176円を2個を頼んでみた。


ご覧のように2個だと見た目がさみしいので、4個くらいからの注文を推奨しておく。※味はフツーだった
ウーロン割りを何杯かお替わりし、いい気分になってきたので、シメの「煮干しラーメン」748円をお願い。


撮り忘れたが、麺は中細で、具材はメンマとナルトとネギに、たくさんの刻み玉ねぎ。
煮干し風味のスープは、ビーカー状の容器に入った赤茶色の液体に、麺を茹でるお湯を足して作っていた。
ちょっとしょっぱかったが、量も手頃で、なかなか美味しい。
ラーメンを食べ終えたのに、さらにデザートとして「杏仁豆腐」429円も追加。
店員さんが杏仁豆腐をスプーンで何度かすくい、最後にチリソースのような液体!? をかけて完成。


ソースの容器を凝視したら、「クコソース」と記してあった。どうやら、クコの実のソースだったようで、ひと安心。
甘さ控えめのさっぱりタイプで、いい口直しになったところで「ごちそうさまです」。
外に出るとまだ明るく、もう一軒ハシゴしたいところだが、すでに腹パンパンなのでやめておく。

どの料理にも個性があり、若い店員さんたちの接客も素晴らしく、さらに昼酒も飲めるトヨチカさん。
数ヶ月後には、どこかのマスコミが嗅ぎつけ、シン中華の店として(?)話題になっていそうな気がする。
「鶏白レバニラ」や「生青椒肉絲」など、まだまだ気になる料理も多いので、私も当然、今後も通わせていただく。
可能ならば豊田だけでなく、日野や立川にも『ヒノチカ』『タチチカ』と、支店展開してほしいものだ。



中華酒場トヨチカ
東京都日野市多摩平1-4-8 B1
JR豊田駅から徒歩約5分
営業時間 14時~23時
定休日 日曜
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

青空の下、南風に吹かれて 武蔵小金井『白樺』

2023年05月10日 | そば、うどん
唐突ではあるが、昭和生まれの私にとっては今でも、ドラえもんの声は大山のぶ代さんで、のび太君は小原乃梨子さんで、
ジャイアンはたてかべ和也さんなのである。 ※現声優さんたちを否定しているのではありません
規格外の音痴という設定のジャイアンは、原作での歌声は下記のように、「ホゲ~」などと表現されるが、
  (C)小学館 (C)藤子・F・不二雄
※「ドラえもん プラス」第2巻p39より

アニメでは、たてかべさんが作詞した「♪おれはジャイアン ガキ大将~」という、番組オリジナル曲に差し替えられる。
ただ、その歌が発表される以前、期間こそ短かったが、ジャイアンがよく歌っていたのは、
千昌夫「北国の春」の歌い出し部分、「♪しらかば~ あおぞ~ら みなぁみか~ぜ~」であった。
当時、元の曲は知らなかった我々ガキんちょも、ジャイアンの真似をして、学校や遊び場で歌いまくったものだった。
北国の春はミリオンセラーを記録したそうだが、高視聴率アニメ・ドラえもんの宣伝効果もあったはず。
この選曲については、【元々の台本にはなく、たてかべさんのアドリブだった】説もある。
それが事実だとしたら、売上に貢献をしたと思われる、たてかべさんにも印税の一部を支払うべきではないか(笑)。

とまあ、いつものようにダラダラと長く、しかも本題とはまったく無関係な前置きで申しわけないが(反省)、
今回のテーマは、武蔵小金井の立ち食いそば店『白樺』である。
「ジャイアンといえば、たてかべ和也さん」という持論に同意してくれる方はいるだろうが、
「白樺といえば、青空・南風、ジャイアンの歌」と連想してくれる方は…少ないだろうね、たぶん。

白樺さんの外観はこちら。「近江屋」は隣接する質屋の屋号なのだが、こっちが店名だと思っている人もいそうだ。


お店の場所は、駅前ドン・キホーテの脇道。少し進めば、数日前に紹介した、大衆酒場『百薬の長』がある。
ある日、百薬の長をほろ酔い気分で退店したところ、ついつい出汁の匂いに吸い寄せられて、初入店。

こちらも、西荻窪の『笠置そば』と同様、立ち食い風の店舗だけど、ちゃんとイスがある。
入口の券売機で、「かき揚げ」そば460円+生玉子の券を購入したいのだが、玉子のボタンが見つからず、
厨房のおじちゃんに直接お願いしたら、「100円いただきます」と告げられたので、現金で支払う。
数秒後には、かき揚げ+玉子、通称天玉そばが完成。なんだか、妙に具だくさんである。


ネギとワカメはともかく、明らかにかき揚げとは別の天ぷらも盛られている。


不思議そうに丼を見つめる私に、厨房のおじちゃんが、その謎を解き明かしてくれた。
「玉子が高くなったからさ、さつまいもサービスしといたよ」。おお、それは嬉しい!
あとで調べたところ、以前の白樺さんは生玉子60円、さらに月曜日は無料で提供していたようだ。
そんな生玉子が100円になり、お店側も心苦しかったのか、その分オマケしてくれたのだろう。
ラーメンを値上げした分、チャーシューの量を倍にした、立川『パワー軒』の店主もそうだけど、
こういう心遣いは、客としては大変ありがたく、この時点で私は、白樺さんの支持者になった。
さつまいも天1個(150円)で心をつかまれるとは、我ながら安上がりな男である。

味の方は、茹で置きのソバ、濃いカツオ出汁のツユ、時間がたちフニャッとした歯触りの天ぷらと、
想像以上でも以下でもない、昔から食べ慣れている立ち食いそば屋の味である。
柔らかな麺と天ぷらは胃にやさしく(?)、温かいツユは酩酊状態の身体に浸透していくようで、抜群にウマい。
途中で七味を投入し黄身ちゃんを崩し、ツユまで残さず啜ってしまった。


「ごちそうさまです、天ぷらサービスありがとうございました!」とおじちゃんに告げ、爽快な気分で店を出た。

数日後、またまた百薬の長で飲んだ帰りに、白樺さんへ。
2度目の訪問では、メニューもいくつか撮影した。こちらは壁メニュー。


さらに券売機の画像。ブレブレで判読困難だろうが、前回見つからなかった「生たまご」ボタンは、2段目の左にあった。


こちらは、券売機上にある、写真見本付きのおすすめメニュー。


以前はラーメンや豚丼なども扱っていたようだが、最近はオーソドックスな品揃えとなっている。
この日は、「ミニカレー丼セット」650円をうどんで注文。「かけ」360円+「ミニカレー丼」380円より90円お得だ。


かけうどんは、たぬき(揚げ玉)の有無がたずねられる。私はもちろん「入れてください」。


こちらはミニカレー丼。普通の立ち食いソバ店は平皿だが、こちらは文字どおり丼に盛られている。


業務用カレーに具材を追加したのかな? 最近食べた飲食店のカレーでは、群を抜いて人参がデカい


うどんはそばと同様にやわらかく、カレーは辛さこそ控えめだが、意外とコクがある。
このカレーならば、カツオ出汁のツユにも負けないので、「カレーうどん」も美味しそうだ。

3度目の訪問は、別の場所で飲んだ帰りに、わざわざ武蔵小金井で下車して訪問。
地元にも立ち食いソバ店はあるけれど、私はここ白樺と、働いているおじちゃんのファンなので。
この日は「ミニ天丼セット」650円のそばに、コロッケ150円も追加。
まずはコロッケそばが完成。たぬきだけでなく、またまたサービス天ぷらも!


サービス天の具材はピーマンだった。今回もありがとうございます。


直後にミニ天丼(単品は380円)が登場。前回のカレー丼と同様、福神漬け付き。


天タネはかき揚げ、さつまいも、ナス。ミニだからなのか、海老ちゃんが不在で残念。


写真はないが、コロッケは普通のいもコロッケ。素朴な味でそばツユとも好相性。
コロッケ半分を天丼に、さらにかき揚げをそばに移動して食べてみた。ツユで再加熱されたかき揚げのウマいこと。


カロリー過多だろうが、溶けこんだ衣を回収すべく、ツユを全部飲み干してしまった。
この日も厨房のおじちゃんに、天ぷらサービスの御礼を告げてから退散。
たいした常連でもない私に、オマケしてくれるなんて、なんていい人なんだ…と感激していたのだが、
私がよく見ているブログの記事によると、白樺さんの天ぷらオマケは、よくあることらしい(笑)。
サービスは私だけではなかったとしても、私の白樺さんに対する敬意は変わらない。
なぜなら、この日私が置き忘れたビニール傘を、ちゃんと倉庫で保管しておいてくれたから。
お手数かけて申しわけない…っていうか、忘れ物してんじゃねえよ、オレ。

数日後、傘を受け取るべく、タイトルどおり「青空の下、南風が吹く」昼間の時間帯に初訪問。
「武蔵小金井に南風が吹くのか!?」のような、野暮なツッコミは控えてほしい。
夜の時間帯は、おじちゃんひとりの営業だったが、昼間はおばちゃん店員もいた。
他店ではあまり見かけない、「餅カレー」のうどんを頼もうとしたら、「今はやってない」とのこと。
冬限定だったのか、そもそもメニューから外してしまったのかは不明だが、希少メニューマニアとしては残念。
気を取り直し、この日は気温が高かったので、冷やしタイプの「天ざる」650円をうどんで注文。
うどんを冷水で締め、容器に冷やしておいたツユを注ぎ、さらに冷えた天ぷら(笑)が盛られて、天ざるが完成。


ほどよい歯応えのうどんを、漆黒のツユに浸して啜る。途中で、薬味のネギと、サービスのたぬきをツユに投入。
天タネはナス、海老、ピーマン。冷たい揚げ物を、冷たいツユで食べるのは、正直しんどい。
ただし、コロモ自体も厚いとはいえ、海老ちゃんもなかなか太かったのは嬉しかった。


寡黙なおじちゃんに対し、おばちゃんは快活で、常連らしい客と仲良くしゃべっている。
そんなふたりに傘の御礼と「ごちそうさま」を告げ、青空の下、南風に吹かれて(←しつこい)お店を出た。

こちらは個人店ではなく、かつて吉祥寺にあった『大鵬』のグループだったが、
現在は『果寿濃』というグループに所属しており、近所の『ハンバーグレストラン 葦』も、同系列だとか。
今度は、白樺さんと同様に根強い人気を誇る、そっちのハンバーグ店にも行ってみようかな。
いずれにしても、今では貴重になった非チェーンの立ち食いソバ店である、
白樺さんには末永く営業を続けてほしい。おじちゃんおばちゃん、これからもよろしくお願いします!



白樺
東京都小金井市本町5-12-11
JR武蔵小金井駅から徒歩約80秒(信号次第)
営業時間 11時~20時
定休日 基本なし
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

跳ねるほどウマいうどん 東大和市『うさぎ屋udon』

2023年05月06日 | そば、うどん
私が住んでいる多摩地区は、うどんの名店が複数存在するのだが、
ほとんどのお店は昼間だけの営業で、なおかつ車を利用しないとしんどい場所にあったりする。
基本、正午近くまで寝ているグータラで、自動車免許を持っていない私にとって、
駅近く&夜営業ありの『うさぎ屋udon』さんは、それだけでもう名店扱いである。
店舗がある東大和市まで、私は健康のために(?)立川から徒歩で向かうこともあるが、
普通の方は、西武線かバスの利用をオススメする。というか、立川駅からだと歩いたら60分くらいかかるからね。

お店の場所は、表通りから一本入った住宅街にあるのだが、出汁の匂いを頼りに歩けば、すぐ見つかるはず。


初訪問は数ヶ月前。カウンター席とテーブル席があるが、ひとりなのでカウンターへ。
厨房の女性が店主で、他の若い男女はバイトだろうか。接客担当の男性店員にまずは、
「麒麟一番搾り生ビール」550円と、「ねぎ塩唐揚げ」の小330円に「味付たまご」110円を注文。
お店のHPやインスタグラムによると、以前は夜の時間帯におつまみ類を提供していたようだが、
現在はうどんとご飯もの以外の料理は、唐揚げと味玉、あとはデザートだけ。
提供メニューだけでなく、うさぎ屋(略称、以下同)さんは店舗の場所も、以前とは変わっている。
当初は、出店希望者に空きスペースを提供する、「チャレンジショップ」とかいう仮店舗みたいな場所で、
約2年ほど、開業前のお試し営業&宣伝したのち、現在の場所で正式開業したそうだ。

数分後、まずはビールと味玉が登場。味玉は最近、150円に価格変更したけど、まあ仕方ないよね。


さらに遅れて、生野菜を添えられた、ねぎ塩唐揚げが提供される。さっきの味玉の中身と、一緒に撮影。


「ウーロンハイ」440円に変更し、ネギと塩ダレ(市販のもの?)がかかった唐揚げと味玉を食べ終え、メインのお食事に。
一番のおススメは、店頭のノボリに記してある「肉汁うどん」880円だと思われるが、
「ごまだれうどん」770円も気になるので、双方のツユで食べられる「2種うどん」1100円をオーダー。
1玉100グラムのうどんは、3玉までが同料金で、4玉は+55円、5玉が+110円。私は当然、3玉を希望。
重量を計測してから茹でられたうどんが、丁寧に盛り付けられ、2種うどんが完成。


肉汁には豚バラ肉、揚げナス、焼きネギが入る。ごまだれには豆乳を使用している。


自家製のうどんは、太くて硬い武蔵野風ではなく、透明感がある平打ち麺。私の好きなタイプだ。


まずは肉汁に浸して啜る。肉と野菜は国産らしく、ダシは濃すぎず肉由来の脂っこさもないが、
私の苦手な大根おろしが入っていた。生姜やネギなどの薬味と同様、できれば別皿提供にしていただきたい。
一方のごまだれは、クセがなくまろやか。途中で卓上の唐辛子を入れてみた。
なにより、平打ちうどんが素晴らしく、茹で立てなのに柔らかく、舌触りも良いので、スルスルと腹に収まっていく。
なので、すぐに3玉も食べ終えたが、肉汁もごまだれも、まだまだ余っている。


結局、「すみません、うどんが美味しかったので、もう少し食べたいのですが…」と、素直にお替わりをお願い。
「構いませんよ。何玉ですか?」とたずねられたので、2玉110円追加。最初から、5玉頼むべきであった。


2玉もペロリとたいらげ、あと3玉くらいはイケそうであったが、腹八分(?)でやめておく。
シメとして、先述したデザートの「クッキー&クリームチーズケーキ」330円も注文。


クリームチーズ生地の上下を、「オレオ」みたいなクッキーでデコレートしている。


クッキーのほろ苦さと、甘さ控えめのチーズとの相性は良好。私のように冷水ではなく、
セルフサービスの温かいお茶か、コーヒーと一緒に食べた方がいいと思う。 ※コーヒーとのセットは550円

お会計は、レシートを受け取り、お店入口の自動精算機で支払い。アナログな私は当然、店員さんにやり方を質問。
その後の訪問でも、お店側の電源入れ忘れ(笑)などもあり、私は毎回、スムーズに操作を終えたことはない。
会計は面倒だが、自家製平打ちうどんがとても美味しかったので、大満足でお店を出る。

数日後、例のうどんを他の味でも試してみたくなり、うさぎ屋さんに再び足を運ぶ。
メニューの一部を紹介。こちらは【温かいおうどん】カテゴリーで、洋風や中華風の創作うどんもある。


この日は酒を頼まず、冷たい麺+温かい汁の「つけカレーうどん」の並935円をオーダー。
なお、うどんの価格も変わっており、並が300グラムで、1.5倍の大盛は+150円、2倍の特盛は+300円に。
小麦粉の価格も高いし、それまでの「100グラムごとに+55円」は、さすがに安すぎたよ。

しばらくすると、お盆に乗せられたつけカレーうどんが登場。


うどんは前回と同様、美しく盛りつけられた、口当たりしなやかな平打ち麺。
国産小麦使用とのことだが、味オンチの私には、小麦の味はわからず。申しわけない。
とろみを帯びたカレー汁には、ひき肉、ネギ、椎茸などが入っており、辛さは控えめ。


ただし、うどんもカレー汁もそれぞれ美味しいのだが、やや一体感に欠けるような感も。
麺がなくなったので、出汁割りスープをお願いしたら、立川のラーメン店『おや麺』と同じく、ポットでの提供。


写真はないが、鰹節・宗田節・サバ節・うるめ節、その他(←HPより)を使用した、黄金色の出汁が実にウマい!
出汁入りのカレー汁を飲み干したところで、元々予定していた、2杯目を注文することに。

さっきの黄金出汁をそのまま味わいたいので、希望は当然、かけタイプのうどんだ。
第一候補は、非・創作ジャンルの「かけ肉うどん」880円だったが、肉汁うどんは前回食べたので、
ダメ元で、つけ汁タイプの「鴨汁うどん」1045円を、かけで作ってもらえるかお願いしてみたところ、
店主は「今回は特別に…」と、了承してくださった。ありがとうございます!

数分後、待望の「鴨汁うどん・かけバージョン」がやってきた。価格は店主のご厚意で、1045円のままであった。


丼のサイズは大きめで、これは食べ応えがありそうだ。


まずはおツユをひと口啜ると、例の黄金出汁に塩分が加わり、さらに鴨の旨味と脂が融合して…
屋号の「うさぎ」のごとく、飛び跳ねたくなるほどウマい!
これまでは、平打ちうどんを絶賛してきたが、今回はスープも同等かそれ以上だ。
ご覧のように、椎茸などの野菜からも旨味が出るため、時間の経過とともにウマさが増していく印象。


初めて食べた温かい状態のうどんも、柔らかいけれどもしっかりコシがある。
とにかく、こんなに美味しい鴨うどんは初めてだし、ひょっとしたら、鴨料理としても生涯最高かもしれない。
2杯目にもかかわらず、スープまで残さずたいらげ、厨房の店主に「ものすごく美味しかったです!」と報告。
興奮気味の私に対し、店主は冷静に「以前、まかないで作ったことがあったんですよ」と教えてくれたが、
この「かけ鴨うどん」は、レギュラーメニューにしても絶対に人気が出ると思う。
結果的に、つけカレーに鴨かけと、うさぎ屋さんのうどんを2種類連続で食べたが、
「二兎を追う者は一兎をも得ず」とはならず、胸をなでおろした(←ウマいこと書いたつもり)。

そしてゴールデンウィーク中、うさぎ屋さんに3度目の訪問。
帰りに、近くの『串寅』さんに寄るつもりだったので、今回も飲酒は控え、
カルボ好きゆえ気になっていた、「カルボナーラうどん」1045円の大盛+150円をオーダー。


鴨うどんと同サイズの大きな丼には、実際のカルボナーラとは違い、クリーミーな白いスープがたっぷり。
具材はベーコン、椎茸、ネギ、卵黄、さらに薬味のネギ2種に、とろけるチーズや黒コショウなど。
スープは例の出汁に、豆乳を加えたのかな? 魚介出汁とチーズの相性は、あまり良くないかも。
うどん大盛は、1.5倍の450グラム。珍しく、麺リフト画像の撮影を試みたら、
ちょうど女性店員が近くに来てしまい、恥ずかしいのなんの。 ※なのでリフトも控えめ


毎回、堂々と撮影している、ラーメンブロガーはエライなあ。あ、これは皮肉じゃなくて本心ね。
うどんなので遠慮なくズズっと音を立てて啜り、途中で黄身ちゃんを崩し、麺やスープと絡めて食べ切った。

以上、うさぎ屋さんで4種のメニューを食べてきた。うどん自体が秀逸なので、どの商品も当然高品質である。
一橋学園の『うどん屋 武』もそうだけど、「かけ」や「もり」などのシンプルなうどんがなく、
アレンジした商品がウリのお店って、元々の麺と出汁がウマい気がする
うさぎ屋さんの麺で食べる釜玉や、あの出汁だけを味わう素うどんは、絶対ウマいだろうなあ。

最後に、店舗から少し離れた場所にあった看板に、お店情報が記載されていたので、掲載しておく。



うさぎ屋udon
東京都東大和市南街5-95-4
西武線東大和市駅から徒歩約2分半(信号次第) JRだと新小平駅から推定徒歩42分
営業時間 11時~15時半、17時半~20時半 月曜は昼のみ
定休日 火曜
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

移転後も人気は変わらぬ「まちの洋食屋」 西八王子『おがわ』

2023年05月02日 | 洋食屋さん
4月には、高校野球春季東京都大会が行われ、母校・日大三は八王子球場にて、計5試合を戦った。
全試合応援に行った私は、観戦後は八王子市内で、4度食事をしている。
5試合なのに4度なのは、5戦目は完敗にムカつき、即帰宅したからである(苦笑)。

4軒のうち3軒が初訪問のお店だったが、もっとも気に入ったのが、洋食店の『おがわ』さん。


黄色い看板に記された、「まちの洋食屋」の表記が、マニア心をくすぐる。

こちらのお店は、かつては北野駅近くにあったそうで、その後は八王子駅近くに移転。
数年前に、現在の西八王子駅至近の場所に再移転し、ネット情報によると、今年で47年目だそうだ。
時代と地域を問わず、市民の支持を集めてきた名店らしく、今から11年前の2012年には、
八王子商工会議所が主催する、第1回【八王子お店大賞】の飲食部門で、大賞を獲得している。
この八王子お店大賞、今年は超大物歌手の実家である『荒井呉服店』が、小売部門で選出された。
有名呉服店より10年以上前に受賞しているのが、おがわさんの人気と実力を証明している。

連日、大勢のお客さんで賑わっているようで、お店入口ドアのそばには、待ち客用のイスも設置されているが、


私が訪問した時間帯は、たまたまランチのピーク前で、並ぶことなく入店できた。

店内は複数のテーブル席と、カウンターが4席。屋号どおり、小川さん夫妻がふたりで営んでいる。
ホール担当のお母さんは「どこでもどうぞ」と案内してくれたが、テーブル席は遠慮し、カウンターの左端に着席。
まずは卓上のメニューを眺める。「ハンバーグ」「ナポリタン」「オムライス」など、洋食の定番が揃っている。


裏面は、サラダやドリンク類など。私がよく見ているブログによると、9年くらい価格が変わっていない


この日は母校野球部が勝ったので、祝杯として「ビール」500円を注文。
キリンとアサヒが選べるが、私は当然キリンを選択。ラガーの中瓶であった。


おつまみとして「オムレツ」550円を注文。完成するまでは、カウンター席の特権として、他の客が頼んだ料理をチェック。
カウンター席の先客に提供された、「ハンバーグ(ライス付←以下略)」800円は、目玉焼き付きで実にウマそう。
テーブル席のおばちゃん3人組が注文した、「海老フライ」1150円×3人前は、大きなエビが4本=計12本盛られていた。
しばらくすると、私のオムレツも完成。生野菜とカレースパも添えられている。


ハシで切り分けると、中身はふんわり半熟で、ひと口頬張ればバターの香り。「オムライス」も絶対ウマいと思う。


薄味のドレッシングがかかった生野菜や、どこか懐かしいピリ辛のカレースパも名脇役だ。
ビールを飲み終え、シメのお食事として、「海老ピラフ」650円と「ポタージュスープ」350円を追加注文。
まずは紙ナプキンにスプーン2種、そしてカップではなく、ボウルに入ったポタージュが登場。


先述した、海老フライおばちゃん3人組が、食後もペラペラと賑やかにしゃべっていたので、
私もつい、洋食店にいるのを忘れて、味噌汁を飲むかのように、ズズっと下品にスープを啜ってしまった。
マナー違反に気付き、以後は音を立てず慎重に口に運んだが、このスープがかなりイケる。
底に沈んでいたコーンはもちろん、液体すらも残すことなく、スプーンですくいまくった。


数分後には、オレンジ色っぽいビジュアルの海老ピラフも到着。


食べてみると、オレンジ色は唐辛子由来なのか、ジャンバラヤのように辛口。
具材の海老は小エビではなく、海老フライ用の大きいタイプを、刻んで使用している模様。


このときに少し触れたが、私はかつて立川にあった、『サンモリノ』というお店のエビピラフが好きだった。
そのお店では、食事メニューには「サンモリノ漬け」という、辛酸っぱいキャベツの浅漬けが付くのだが、
それをエピピラフに混ぜると、おがわさんの海老ピラフに近い味になる…気がする。誰か、同意してくれないかな?

ピラフも残さずたいらげお会計。計算では2050円になるのだが、お母さんが「2000円で結構ですよ」だって。
ただでさえお手頃価格なのに、この心遣いは嬉しい。「また来ます!」と告げて、その日は退散。

数日後、母校野球部の試合とは関係なく、夜の時間帯に再訪問。
西八王子駅で下車するのは、『リバティ』さんに行って以来かな。あそこの最寄り駅は、JRなら高尾なのだが。
駅南口を出てすぐの場所にある、広告看板でおなじみ『きぬた歯科』の脇を少し進めば、おがわさんに到着する。


2度目もカウンター席に座り、まずはビールと、「鳥のから揚げ」850円の単品100円引きをオーダー。
料理を待っている間は、新聞などと一緒になぜか置いてあった、毎日オリオンズの書籍を読ませていただく。

※「野球雲」第7号 -戦後の流星 毎日オリオンズ-

途中の記事に付箋が貼ってあったが、記事の著者が常連客なのかな?
榎本喜八、山内和弘など、球史に残る打者の名前に心を躍らせていたところへ、唐揚げが登場。


横アングルも撮影。唐揚げは大小合わせて計12個。ひとりでは食べ応えのある量だ。


例の名脇役・生野菜とカレースパもあるので、1本目のビールはすぐに空いた。
唐揚げの味付けは、適度でしょっぱすぎず、脂っこさも感じられない。冷めても美味しいタイプだ。
冷めても…といえば、この日はテイクアウトの注文電話が何度も鳴り、お母さんも厨房のお父さんも忙しそう。
中には、お会計8千円を超えるツワモノ客も。安価なお店の8千円なので、持ち帰り袋がはち切れそうだった。

ビールを2本飲み終わり、持ち帰り客の注文も落ち着いたようなので、シメのお食事を注文。
私の大好きな一橋学園『きっちんコバヤシ』さんや、同じ八王子の洋食店『エスエム』さんにはない商品、
「ハヤシライス」750円を選択。「ビーフシチュー」1250円も候補だったが、価格面でハヤシに軍配(笑)。
厨房からいい匂いが漂ってきた数秒後、ハヤシライスが運ばれてきた。


こちらのような、昔ながらの洋食屋さんが作るハヤシライスが、ウマくないワケがないが、
いざ食べてみたら、野菜の歯応え、牛肉の旨味、ソースのコク、すべてが想像を超えたウマさ
興奮して具材のアップを何枚か撮影したのだが、なんだかよくわからない写真に。

※一番まともな画像がコレ

カレーと比較すると、あまり食べる機会がないし、調べてみたら拙ブログでも初登場だったが、
ハヤシライスは、もっと評価されていい料理だと思う
もちろん、私にそう思わせた、おがわさんのハヤシライスが秀逸なのは書くまでもない。
ビール2本と唐揚げ12個を食べたあとにもかかわらず、スプーンが止まらず一気に完食してしまった。

食後はデザートとして、ハヤシライスと同様に昭和の時代からある、「クリームソーダ」350円を注文。


アイスを半分食べて、半分ソーダに溶かしこんでから、ストローでお上品に(←本当か?)啜った。

ビールの酔いとハヤシライスの興奮を、クリームソーダで醒ましたところで、お会計をお願い。
この日も、2850円のお代を、2800円にオマケしてもらった。「いつもすみません」とお礼を述べたあと、
お母さんに「ハヤシライスがすごく美味しかったです!」と報告。人見知りの私にしては珍しい。
厨房のお父さんも、私の感想を聞いて、笑顔を見せてくれた。
テイクアウトを利用し、もうひと皿食べたかったが、カレーやハヤシは、容器の都合で持ち帰りは不可とのこと。
これを書いている今も、頭の中はハヤシで一杯になっている。近日中におがわさんを再訪しなくては。
次は大盛にして、目玉焼きも乗せてもらうか…「カツサンド」との組み合わせもいいね。



洋食おがわ
東京都八王子市台町4-45-3
JR西八王子駅から徒歩約2分半
営業時間11時半~14時、17時~20時
定休日 水曜
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする