前回日記の冒頭で、ちょこっと触れた国会図書館。最後に訪れたのはもう7年ほど前。
地下鉄永田町駅から地上に出て、徒歩約5分の距離にもかかわらず、2回も職質に遭ってしまったのは不愉快だった。
もうひとつ不愉快な思い出、それは用事を済ませたあとの館内食堂での食事。
注文したのは、カレーと牛丼の具が合い盛りになった「国会図書館カレー」570円(←当時の名称と価格)。
ガラケー画像ゆえ見た目は悪いが、味もよろしくなかった。具体的にいうとカレーがヌルいのである。
営業時間はあらかじめ調べておいたし、閉店にはまだ早いはずだが、広い食堂内には私しか客がいない。
だからなのか、厨房では早くも後片付けを始めていた。そんなタイミングでのオーダーゆえ、
作業を中断させられメンドくせえ…と感じながら、ロクに加熱もせず、そのまま盛り付けたのではないか。
抗議して、作り直させるべきだったかもしれないが、画像を見ればおわかりのとおり、
私もひそかに缶ビールを持ち込んでいるので、あまり強気には出られない(苦笑)。
一応、国会図書館の規則には「酒類持ち込み不可」とは記されていない。そういう輩を想定していないのだろうが。
牛肉部分の方はちゃんと温まっており、一般的な牛丼よりも大きめにカットされた肉は食べ応えがあり、
ビールのツマミには適していたが、とにかくカレーの印象が悪すぎて、全体評価は下げざるを得ない。
牛丼単品もあったので、そちらを頼めばよかったのだが、こちらの食堂は最近閉店したようで、もう食べることはできない。
イヤな記憶から始まった、【チェーン以外の牛丼】シリーズ第4弾。
せっかくなので、ちゃんとした牛丼も紹介しよう。昨年、三鷹駅から南の下連雀あたりをうろついていたとき、
まともなスーパーマーケットチェーン『紀ノ国屋』の工場直営店を発見。
パンや総菜などに混ざり、冷凍された国産黒毛和牛使用の「牛丼の具材」も販売していた。
※撮影し忘れたので、某通販サイトより画像を拝借
「1個単位で買えるのはここだけ」とお店のお姉さんがおっしゃるので、即購入。量は80グラムで価格は600円。
私がバイトしていた頃の吉野家は、並の具材は85グラム、タレ込みで110グラムくらいだった記憶がある。
通販価格も調べてみたら、10パックで6000円弱だった。数日後、湯煎して食べてみることに。
さすがは国産牛。肉が柔らかい…というか柔らかすぎる。脂身が多いのか、ちょっとクドい気がする。
味付けは甘く、浅草あたりの老舗の「すき焼き弁当」のような、ソフトな仕上がり。
個人的には、もっとしょっぱく、具材はもっと硬く、ハードな味の方が好きだね。
あと、いいニクを使っているのはわかるが、チェーン店の牛丼と比べると、割高感は否めない。
次は、非チェーン系のお店から、新橋の呑み助にはおなじみ、24時間営業の『なんどき屋』を紹介。
銀座方面には、食堂業態の同名店もあるが、私が食べたのは居酒屋業態の方。こちらでも定食や牛丼を提供している。
最後に訪問したのは、今からもう3年近く前。日雇いで築地方面に派遣されたとき、別の店で飲んだ帰りに寄った。
「食事だけでもいいですか」と確認を取り、「牛めし並」580円と「玉子」50円を注文。
牛めしにはお新香と味噌汁が付く。現在は並650円、大盛750円、「上牛めし」850円らしい。上牛めしは気になるな。
雑誌の記事や他人が食べているのを見たことがあるので、なんどき屋の牛めしのビジュアルは知っていた。
一般的な牛丼とは異なり、肉と玉ねぎの他に、よく煮込まれた豆腐とこんにゃくも入る。
長時間の営業中、ずっと煮込んでいるから、あの色になるのかと思い込んでいた。
だがこの日、ベテラン風の店員さん(店主?)は、私のオーダーを聞いてから、タレの入った大きな鍋を温め、
そこに生の牛肉を投入し、脂やアクをすくいながら煮込んでいた。予想外の丁寧な調理!
ただし、玉ねぎや豆腐などは、前もって煮込んでからタッパーに保存しており、
仕上げに鍋で短時間加熱し、ご飯に盛りつけて牛めしが完成。みそ汁やお新香などと一緒に提供された。
牛めしだけアップ。全体的に、チェーンの牛丼より色が濃いのだが…この写真ではわかりづらい。
玉子と七味を加えたときの画像の方が、なんどき屋さんらしい色合いだ。
牛肉は短時間だが、豆腐やこんにゃくの色は、長い時間煮込まなくては出せない。
営業中、大きな鍋で肉をずーーーっと煮込んでいる、居酒屋や食堂をたまに見かける。
長時間煮込むことでタレの味は浸みるだろうが、肉自体の旨味は逃げてしまい、形状もボロボロになってしまう。
そんな肉の残骸ともいうべきモノを、白米、あるいはうどんやソバに乗せても、ウマいわけがない。
失礼ながら、ここの牛めしも、その類だと思っていたが、実際に食べてみると、
色と同様、味付けは確かに濃いけれど、肉には弾力と旨味がしっかり残っていて、なかなか美味しい。
生玉子との相性も当然いいし、甘味の残った玉ねぎも、豆腐やこんにゃくもウマかった。
アップ写真はないが、セットのみそ汁もワカメたっぷり。茗荷谷の『丼太郎』とは大違いだ(笑)。
食べ終えてから、卓上にカレー粉が置いてあったのに気付いた。牛めしやみそ汁に試せばよかった。
さっき書いたように、注文を受けてから肉を煮る、なんどき屋さんの調理法は、手間はかかるが正しい。
新橋に行く機会があったら、なんどき屋さんで一杯やり、シメにはまた、牛めしを食べたいね。
かつては、吉野家だけでなく松屋でもバイトした経験のある私だが、注文後(というか来客後)に肉を煮始める、
なんどき屋と同じやり方をしていたのは、キング・オブ・牛丼の吉野家だけ(忙しい時間帯を除く)。
そんな吉野家だが、よく利用していた立川南口店が2020年に閉店したため、利用回数が減少。
北口にも店舗はあるが、メニューが少なく、立川の飲食店名物「ダメ店員」がいたため、あまり行く気にならず。
最後に食べたのは所沢駅前の店舗。値上げ前ゆえ「並盛+玉子」で462円だったが、やっぱりウマかった。
そんな吉野家の珍しい商品も紹介しよう。約4年前、早朝4時台に武蔵小金井店を利用したときのこと。
都内で飲みすぎ、立川方面の終電に乗れず、三鷹から徒歩で帰宅を試みたものの、武蔵小金井で力尽き、
吉野家で喰ってから始発に乗ることに。注文したのは、当時の新商品だった「サラシア牛丼」480円+「玉子」60円。
サラシア牛丼とは、普通の牛丼に「血糖値の上昇をおだやかにするサラシノールを配合」(HPより)した商品で、
価格は通常の並盛380円に+100円だが、「“牛丼のうまさ”はそのまま」(同)とのこと。見た目は確かに同じ。
実際に食べてみたら、本当にいつもの牛丼と同じ味。ついでに、提供スピードも同じだった。
こうすべてが同じだと、実は普通の牛丼を提供し、100円余計にガメているのでは…なんて疑ったりして。
まあ、キングオブ牛丼の吉野家が、そんなセコイ悪事を働くわけがない。
ちなみに、現在サラシア牛丼は販売しておらず、私の血糖値も当然、特に変化はない(悪いまま)。
約3年ぶりとなった牛丼シリーズ、パート5はなるべく間隔を空けずに発表するつもりなので、今後もよろしく。
既存チェーンも、いろいろ新商品を出しているので、食べてみようかと考えている。
地下鉄永田町駅から地上に出て、徒歩約5分の距離にもかかわらず、2回も職質に遭ってしまったのは不愉快だった。
もうひとつ不愉快な思い出、それは用事を済ませたあとの館内食堂での食事。
注文したのは、カレーと牛丼の具が合い盛りになった「国会図書館カレー」570円(←当時の名称と価格)。
ガラケー画像ゆえ見た目は悪いが、味もよろしくなかった。具体的にいうとカレーがヌルいのである。
営業時間はあらかじめ調べておいたし、閉店にはまだ早いはずだが、広い食堂内には私しか客がいない。
だからなのか、厨房では早くも後片付けを始めていた。そんなタイミングでのオーダーゆえ、
作業を中断させられメンドくせえ…と感じながら、ロクに加熱もせず、そのまま盛り付けたのではないか。
抗議して、作り直させるべきだったかもしれないが、画像を見ればおわかりのとおり、
私もひそかに缶ビールを持ち込んでいるので、あまり強気には出られない(苦笑)。
一応、国会図書館の規則には「酒類持ち込み不可」とは記されていない。そういう輩を想定していないのだろうが。
牛肉部分の方はちゃんと温まっており、一般的な牛丼よりも大きめにカットされた肉は食べ応えがあり、
ビールのツマミには適していたが、とにかくカレーの印象が悪すぎて、全体評価は下げざるを得ない。
牛丼単品もあったので、そちらを頼めばよかったのだが、こちらの食堂は最近閉店したようで、もう食べることはできない。
イヤな記憶から始まった、【チェーン以外の牛丼】シリーズ第4弾。
せっかくなので、ちゃんとした牛丼も紹介しよう。昨年、三鷹駅から南の下連雀あたりをうろついていたとき、
まともなスーパーマーケットチェーン『紀ノ国屋』の工場直営店を発見。
パンや総菜などに混ざり、冷凍された国産黒毛和牛使用の「牛丼の具材」も販売していた。
※撮影し忘れたので、某通販サイトより画像を拝借
「1個単位で買えるのはここだけ」とお店のお姉さんがおっしゃるので、即購入。量は80グラムで価格は600円。
私がバイトしていた頃の吉野家は、並の具材は85グラム、タレ込みで110グラムくらいだった記憶がある。
通販価格も調べてみたら、10パックで6000円弱だった。数日後、湯煎して食べてみることに。
さすがは国産牛。肉が柔らかい…というか柔らかすぎる。脂身が多いのか、ちょっとクドい気がする。
味付けは甘く、浅草あたりの老舗の「すき焼き弁当」のような、ソフトな仕上がり。
個人的には、もっとしょっぱく、具材はもっと硬く、ハードな味の方が好きだね。
あと、いいニクを使っているのはわかるが、チェーン店の牛丼と比べると、割高感は否めない。
次は、非チェーン系のお店から、新橋の呑み助にはおなじみ、24時間営業の『なんどき屋』を紹介。
銀座方面には、食堂業態の同名店もあるが、私が食べたのは居酒屋業態の方。こちらでも定食や牛丼を提供している。
最後に訪問したのは、今からもう3年近く前。日雇いで築地方面に派遣されたとき、別の店で飲んだ帰りに寄った。
「食事だけでもいいですか」と確認を取り、「牛めし並」580円と「玉子」50円を注文。
牛めしにはお新香と味噌汁が付く。現在は並650円、大盛750円、「上牛めし」850円らしい。上牛めしは気になるな。
雑誌の記事や他人が食べているのを見たことがあるので、なんどき屋の牛めしのビジュアルは知っていた。
一般的な牛丼とは異なり、肉と玉ねぎの他に、よく煮込まれた豆腐とこんにゃくも入る。
長時間の営業中、ずっと煮込んでいるから、あの色になるのかと思い込んでいた。
だがこの日、ベテラン風の店員さん(店主?)は、私のオーダーを聞いてから、タレの入った大きな鍋を温め、
そこに生の牛肉を投入し、脂やアクをすくいながら煮込んでいた。予想外の丁寧な調理!
ただし、玉ねぎや豆腐などは、前もって煮込んでからタッパーに保存しており、
仕上げに鍋で短時間加熱し、ご飯に盛りつけて牛めしが完成。みそ汁やお新香などと一緒に提供された。
牛めしだけアップ。全体的に、チェーンの牛丼より色が濃いのだが…この写真ではわかりづらい。
玉子と七味を加えたときの画像の方が、なんどき屋さんらしい色合いだ。
牛肉は短時間だが、豆腐やこんにゃくの色は、長い時間煮込まなくては出せない。
営業中、大きな鍋で肉をずーーーっと煮込んでいる、居酒屋や食堂をたまに見かける。
長時間煮込むことでタレの味は浸みるだろうが、肉自体の旨味は逃げてしまい、形状もボロボロになってしまう。
そんな肉の残骸ともいうべきモノを、白米、あるいはうどんやソバに乗せても、ウマいわけがない。
失礼ながら、ここの牛めしも、その類だと思っていたが、実際に食べてみると、
色と同様、味付けは確かに濃いけれど、肉には弾力と旨味がしっかり残っていて、なかなか美味しい。
生玉子との相性も当然いいし、甘味の残った玉ねぎも、豆腐やこんにゃくもウマかった。
アップ写真はないが、セットのみそ汁もワカメたっぷり。茗荷谷の『丼太郎』とは大違いだ(笑)。
食べ終えてから、卓上にカレー粉が置いてあったのに気付いた。牛めしやみそ汁に試せばよかった。
さっき書いたように、注文を受けてから肉を煮る、なんどき屋さんの調理法は、手間はかかるが正しい。
新橋に行く機会があったら、なんどき屋さんで一杯やり、シメにはまた、牛めしを食べたいね。
かつては、吉野家だけでなく松屋でもバイトした経験のある私だが、注文後(というか来客後)に肉を煮始める、
なんどき屋と同じやり方をしていたのは、キング・オブ・牛丼の吉野家だけ(忙しい時間帯を除く)。
そんな吉野家だが、よく利用していた立川南口店が2020年に閉店したため、利用回数が減少。
北口にも店舗はあるが、メニューが少なく、立川の飲食店名物「ダメ店員」がいたため、あまり行く気にならず。
最後に食べたのは所沢駅前の店舗。値上げ前ゆえ「並盛+玉子」で462円だったが、やっぱりウマかった。
そんな吉野家の珍しい商品も紹介しよう。約4年前、早朝4時台に武蔵小金井店を利用したときのこと。
都内で飲みすぎ、立川方面の終電に乗れず、三鷹から徒歩で帰宅を試みたものの、武蔵小金井で力尽き、
吉野家で喰ってから始発に乗ることに。注文したのは、当時の新商品だった「サラシア牛丼」480円+「玉子」60円。
サラシア牛丼とは、普通の牛丼に「血糖値の上昇をおだやかにするサラシノールを配合」(HPより)した商品で、
価格は通常の並盛380円に+100円だが、「“牛丼のうまさ”はそのまま」(同)とのこと。見た目は確かに同じ。
実際に食べてみたら、本当にいつもの牛丼と同じ味。ついでに、提供スピードも同じだった。
こうすべてが同じだと、実は普通の牛丼を提供し、100円余計にガメているのでは…なんて疑ったりして。
まあ、キングオブ牛丼の吉野家が、そんなセコイ悪事を働くわけがない。
ちなみに、現在サラシア牛丼は販売しておらず、私の血糖値も当然、特に変化はない(悪いまま)。
約3年ぶりとなった牛丼シリーズ、パート5はなるべく間隔を空けずに発表するつもりなので、今後もよろしく。
既存チェーンも、いろいろ新商品を出しているので、食べてみようかと考えている。