明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

ラーメンの王様・チャーシューメン

2019年08月20日 | ラーメン、つけ麺など
前々回投稿した、三鷹の中華食堂『大黒屋 三谷店』
先日またまた餃子で一杯やっていたら、同じく隣席で飲んでいた若者客ふたりが、
メニューにない「おつまみチャーシュー」を注文したところ、予想外に豪華な商品が出てきたので、
すかさず、「私にもチャーシューください」と相乗り。枚数が選べるので「3枚」でお願い。
大黒屋さんの「ラーメン」に入っているのは、ごく普通のチャーシューだが、


おつまみとして出てきたのはこちら。ずいぶんと分厚く豪華である!


これは別アングル。生野菜の上に盛り付けられ、自家製タレがかけられている。


予想通りの旨味と噛み応えで、ついついウーロンハイをお替わり。
この日は他にも、「日替わり定食のオカズだけ」というイレギュラーなメニューを頼んでしまったため、
会計総額から「つまみチャーシュー3枚盛り」の価格を割り出すことができず。たぶん500円くらいだと思うのだが。
可能ならば、このチャーシューを使用したラーメンも食べてみたいね。

とんかつ、生姜焼き、角煮に焼きトンと、豚肉料理が大好きな私だが、最も食べているのはチャーシューかもしれない。
餃子のないラーメン店では、チャーシューをつまみに飲むことが多いし、
自分へのご褒美=ごちそうとして、真っ先に浮かぶのはチャーシューメンだ(その次はカツカレーか?)。
ステーキや焼肉と違い、せいぜい1000円チョイで食べられるところが、万年金欠の私にはありがたい。
厳選素材を用いた、見た目も麗しい「意識高い系」ラーメンがもてはやされている昨今だが、
焼豚を下品に盛り付けた、チャーシューメンこそラーメンの王様だ! と断言したい。

拙ブログでは、これまでにいろんなお店のチャーシューメンを紹介してきた。
「長崎らーめん」のチェーン『西海』の「西海+チャーシュー」


西荻窪『山ちゃん』の「ニンニクチャーシュー」


狛江『狸小路』の「味噌チャーシュー麺」


おなじく狛江にある『ぼっけもん』の「2種類のチャーシューにんにくラーメン」


ブログ紹介時はチャーシューメンが未掲載だった、立川『味源』の「塩チャーシュー麺」


そんな私のチャーシューメン愛を覚醒させてくれたのが、八王子『壱発ラーメン』
ロース肉を使用した、やわらかチャーシューが8枚も乗る(下記画像は7枚だが)逸品だ。


福生と相模原にも支店があり、私が通い始めてからもうすぐ30年。
最近の流行とは違う味なので、ネットでの評判は賛否両論だが、今でも人気店なのは間違いない。
先月、八王子球場で高校野球を観戦した帰りに寄ったら、行列ができていた。
こちらは、ブログ未掲載の「ネギとろチャーシュー+味玉」の中盛。確か1300円だった。


ネギ、とろろ、チャーシューに味玉。おまけで付くハート型の昆布がキュートだね。
当然、具材はすべて冷たいので、スープがぬるくなる前に一気に喰うべし!
さらに先述の7月には、「チャーシューメン」のさらに「チャーシュー追加」に初チャレンジ。
券売機メニューにないので、お店の人にお願いしてみたところ、300円の券を購入してくれとのこと。
チャーシューメンは900円なので、合計1200円。完成したのがこちら。


「増し」なので、丼のフチだけでなく中央にも盛りつけられ、下の麺が見えない。
チャーシューの枚数は合計15枚、まさに肉まみれだ!
店主自ら調理してくれたのだが、「どうやって盛りつけたらいいんだ…」と困っている様子。
最後の海苔をどこに配置するか悩んだ挙句、「お客さん、お願いします」と手渡しされた(笑)。
ワガママに応じてくれたお店に感謝し、スープまで完食。母校野球部が快勝した直後で、気分もよかったしね。


「いい食べっぷりで! 励みになります!!」という、壱発独自のコメントを頂き、膨れたお腹をさすりつつ退散。
ちなみに母校野球部は、次戦でサクッと敗退したのであった…(涙)。
※詳細は3回前のブログ日大三が準々決勝で敗れた23の理由を参照されたし

チャーシューメンの名店はいくつもあるが、私が好きなのは喜多方ラーメンの『坂内』。
チェーン店ゆえ、ラーメンマニアの話題に上ることは少ないが、醤油スープとちぢれ麺の組み合わせ、
さらに、小ぶりだけど味がしっかりしている、チャーシューのクオリティはなかなかのもの。
もちろん味もいいし、どの支店でもブレがないのもスゴイ。坂内はもっと評価されていい
下記写真は、そのチャーシューをふんだんに使った「焼豚ラーメン」970円。


蛇足だけど、この写真を撮った立川店には、すごくキレイな女性店員がいた。近日中にまた行こう(←やめとけ)。

同じように、チャーシューを丼一面に盛りつけた、熊本ラーメンのお店があった。
最寄り駅は京王相模線の京王多摩川。お店の名前は『山水亭』
熊本にも同名のラーメン店があるようだが、店主は『桂花』出身らしいので無関係だと思う。
すぐ近くに京王閣競輪場があるので、レースの合い間の食事&飲酒によく利用した。
こちらが、坂内に似た盛りつけの「チャーシューメン」950円。見ての通り古い写真でスマン。


写真ではわかりづらいが、味の染みたチャーシューが14枚入っており、酒のつまみにもなった。

さっき書いたように、こちらのお店は競輪場の近くにあるのだが、
店内にテレビはなく、レース中継が見られないため、競輪客は意外と少なかったが、
常連らしき客が、昼間っからラーメンも喰わず飲んでいたりして、客層はあまり…私は気にならなかったけどね。
こちらがお店の外観。とりあえず入るのに少しだけ勇気が必要かもね。


看板を覆うツタが、まるでグリーンモンスやワイアール星人【(C)円谷プロ】みたいで不気味だ。
桂花出身らしく、こちらも太肉麺(ターローメン)のような、角煮入りラーメンがある。
商品名は「コーローメン」930円。コーロー=角煮は、桂花より大きく、数も多い(桂花は2個)ので好感。


味玉、モヤシ、木耳にメンマと、角煮以外の具も豊富なのもうれしい。
お店のおススメは、チャーシューと角煮の双方を楽しめる「ミックスラーメン」950円。


熊本ラーメンゆえ、マー油の入った豚骨スープは濃厚だし、食後の満足感は相当なもの。
おかげで、競輪で負けたショックを、何度か和らげてもらったよ(苦笑)。
角煮とチャーシューは、それぞれ単品メニューとしても存在し、酒と一緒に頼むこともできた。
こちらが「チャーシュー」+味玉で、ネギと野菜がたっぷり。


こちらは「おつまみコーロー」+味玉。マカロニサラダはサービスのお通しだ。


他にも辛口ラーメン、醤油ラーメン、塩ラーメン、つけ麺などもあり、さらに最近は、夜限定で一品料理もやっていた。
回鍋肉の写真も撮影し、いつかはブログで紹介しよう…と思っていたのだが、つい先日の日曜、
今年の6月で、閉店していたことが判明! 過去形の語尾が多いのはそのためだ。
一度でいいから、競輪に関係なく立ち寄り、店主や常連客たちと、じっくり飲んでお話ししたかったな。

山水亭はもう食べられないが、今後も私は、絶品チャーシューメンの探索を続けるつもりだ。
同世代は、チャーシューなどの脂身の多い肉を避ける方が増えてきたようだが、私はまだまだ現役(?)だぜ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

このお店は怪しくないです。 東十条『花ぼっくり』

2019年08月16日 | 居酒屋・バー
ちょっと前に、私が所属する昼酒愛好会(正会員2名)が十条界隈で飲んだときのこと。
酔いざましの散歩を兼ねて、東十条駅近くを探索していたとき、下記写真の貼紙を発見。


「このお店は怪しくないです みんな言ってます」
これは怪しい! そして個人的には興味津々。
まだ昼間で準備中だったため、その日の夜にでも再訪したかったが、同行者はあまり気が進まないようなので、
後日ひとりで再訪。正式なお店の名前は『花ぼっくり』

入口ドアを開けると、いきなりたくさんのゲームとソフトが迎えてくれる。






ファミコン、スーパーファミコン、初代プレステーションなど、私が遊んだことのあるレトロなゲームが満載。
店内はカウンター席とテーブル席があり、カウンター席には常連らしい先客が。
女将さんが「お好きな席へどうぞ」とおっしゃるので、テーブル席に座らせていただいた。
周囲を見回すと、壁や天井に、なにやら怪しい(失礼)イラストが。


なぜ、ダウンタウンの「笑ってはいけない」の絵が!?


なぜ、今の時代にシブがき隊!?

※私自身は、今でもカラオケで「ZOKKON命(ラブ)」を熱唱しているが

のちに知ったのだが、こちらの店主は漫画家さんらしい。確かに、絵のクオリティ自体は高い。
店主の奥様である女将さんも、以前は女優をやっていたそうで、CMなどにも出演経験があるそうだ。
最近は、女将さんひとりの営業が多いようだが、常連でも一見でも分け隔てなく対応してくれる、
温和かつ常識のある方で、全然怪しくないのでご安心を。

まずはドリンクということで、ホッピーセット480円を注文。なにげにナカ(焼酎)が多い。


あとで聞いたら、女将さん自身が「アルコールは濃い目が好きだから」らしい。
酔わないよう、ちびちび飲みながら、ゲームソフト群に好奇の視線を向けていたところ、
女将さんが「どうぞお好きなゲームで遊んでください」とのこと。ウホッ、そのお言葉待ってました!
貴重なソフトが多数そろっているが、驚いたことにゲーム代は無料であった。なんだか申し訳ないね。
ここからは、この日私が遊んだ、懐かしのゲームを紹介していく。
若い世代の方は、サッパリわからないかもしれないが、我慢して付き合ってほしい。

当時の「ファミリーコンピュータ」本体はなく、こちらの緑色のモノが代替機(?)らしい。


まずはエニックス(当時の社名、以下同)の「ドラゴンクエストⅡ 悪霊の神々」。




体力ギリギリまで戦ってから、宿で回復しよう、と思っていたところ、スライム3匹のパーティーに遭遇し死亡。
久々のドラクエⅡは、レベル2でゲームオーバー
久々とはいえ、普通のスライムに殺されるとは情けないねえ…。
続いては、コナミの「ツインビー」。かつて、私が一番得意だったゲームだ。




しかし、オッサンになった今ではスムーズに操作できず、バリヤーのベルを出せず、キャンディーも取れず。
ツインビーが7機増える裏技も忘れてしまったため、パラレルディッシュ将軍(名前忘れてた)にヤラれ全滅。
久々のツインビーは、ステージ2でゲームオーバー
ガキの頃は、その気になれば半永久的に続けられて、実際12時間くらいプレイしたこともあるのになあ。

最後は、当時は誰もがやったメジャーなゲーム、任天堂の「スーパーマリオブラザーズ」。




まずは4面までワープし、さらに4-2で8面にワープ…の予定が、そのやり方を忘れてしまい、やむなく5面に。
結局、久々のスーマリは、5-2でゲームオーバー
ヤラれたときのBGMが、他のお客さんに丸聞こえで(気にしてないだろうが)恥ずかしいので、
この3本でゲームはやめ、飲み食いに集中することにした。

こちらは自家製タレ付きの「超羽つき餃子」480円。確かに「チョーはね」だ。


裏返すとこのように、結構な大ぶりサイズが5個。


東十条名物の「からし焼き」550円もあったのでオーダー。


お店によっては、唐辛子やニンニクが効きすぎたりするところもあるが、
こちらのからし焼きは、女将さんの人柄が表れた、クセのないマイルドな味付け。
焼酎も濃く、結構酔ってきたので、「また来させていただきます」と告げて、この日は退散。

その後は、先輩を連れて行ってゲームで対戦したり、ひとりでカウンター席で飲むことも。
以下で、そのときに食べたフードメニューの一部を紹介。
まずは、お店のおススメだと思われる、オリジナル風味の「フライドポテト」520円。

※以前あったコーンポタージュ味は現在お休み中

★ハッピーターン風味を選択したら、本当にハッピーターンの味がした。うめえ!


個人的には「サッポロ一番塩らーめん」風味も食べてみたい。今度、お願いしてみよう。
続いては、オーダーが入ってから女将さんが焼く「出汁巻たまご」520円。


本来は大根おろしが付くのだが、私は苦手なので抜きにしてもらった。
口に含むと、じゅわっとダシがあふれる。やさしい味わいで、玉子好きなら絶対に食べるべし。

こちらは、かなりお得な「鶏あみ塩焼 ゆず胡椒添え」480円。


鶏肉の量が多く、食べても食べても減らない。ゆず胡椒で味を変えられるので飽きることもない。
最後はお食事メニューから、「ぼっくりナポリタン」690円。


メニューを見た友人が、「ぼったくりナポリタンってナニ?」と私に聞いてきたが、
ぼったくりではなくぼっくり(=店名)だ。女将さん、もし聞こえていたらゴメン。
具だくさんで味も良く、690円ではぼったくりどころか、サービス価格である。
未食メニューの中で、私が食べてみたいのがチキンカレー750円。


正式名(?)は「20種以上のスパイスときのこの山で作るうまさ100%チキンカレー」だ。
きのこの山とは、「数種のキノコが入った」の意味ではなく、文字通りお菓子の「きのこの山」のことである。
違和感を感じる方もいるだろうが、カレーの隠し味にココアの粉末を入れるとおいしいと聞いたことがあるし、
チョコのお菓子が入るのも、理がかなっているといえる…はず。
先日注文したら品切れだったので、近日中にまた頼んでみよう。
ドリンク類は、ビールの生中が520円、サワー類は430~500円くらい、日本酒600円~など。
先述のように焼酎は濃いので、私は金宮ボトル2000円を入れて、薄いウーロンハイやホッピーを飲んでいる。

さっき載せたメニュー写真にあった、「大人気唐あげ丼」750円を見たことがあるが、でっかい唐揚げが山盛りだった。
食べていたのは20代ぐらいの若者で、もちろん残さずたいらげていた。
実は、ここ花ぼっくりさんは、レトロゲームが置いてある割には、私と同世代のオッサン客は少なく、
カウンター席に座る常連客は、圧倒的に若者が多い
ファミコンブームの頃は、まだ生まれてなかったと思われる彼らの目当ては、ゲームではなく、
女将さんとお料理、あとはお店の楽しい雰囲気なのかもしれない。
実際、こちらのお店で知り合ったのがきっかけで、結婚に至ったカップルが8組もいるとか。
じゃ、じゃあ私にもチャンスが…ないだろうな、どうせ(泣)。

先日は、あの高橋名人が来店するなど、連日賑わっている花ぼっくりさんだが、
道路拡張のため、近々立ち退かなくてはならないらしい
現在、移転先を探しているそうだが、いい場所がみつかることを願ってやまない。
どこかに、土地や空き店舗を多数保有していて、「安く貸すよ」というオーナーはいないだろうか。
見返りに、ファミコンソフトをたくさん貸してもらえるぜ。たぶん。

最後に、お店のトイレ内の写真を掲載。


「落書きOK」とのことで、サインペンも置いてあり、大勢のお客がイラストやメッセージを書き込んでいる。
恥ずかしながら、私も来店記念として、座右の銘(?)を書かせていただいた。


日が沈む前に飲む酒はウマい
我ながら、知性のカケラもないヘタクソな字だな。恥ずかしいので、次回訪問時に消すことにしよう。



花ぼっくり
東京都北区中十条3-18-14
東十条駅北口から徒歩約2分、十条駅からも徒歩約10分
営業時間 18時~24時
定休日 水曜、ほか臨時休業あり
※詳細は女将さんのツイッター↓でご確認を
https://twitter.com/satomin18


※追記 すぐ近くの東京都北区中十条3-16-15-102に移転なさいました
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

値引きの多い明朗中華食堂 三鷹『大黒屋 三谷店』

2019年08月05日 | 中華食堂
母校野球部が敗れた。しかし、いつまでも落ち込んではいられない。
こんなときは、ウマいもん=餃子でも喰って元気を出すに限る。
最近よく通っているのが、三鷹駅北口から少し歩いたところにある、『大黒屋』さん。


近くに大黒屋という屋号のお店がもう一軒あり、三谷(さんや)通り商店街にあるこちらは、三谷店を名乗っている。
一方の大黒屋さんの方が、単品メニューは多いのだが、回鍋肉などは千円超えと、ちょいと高級。
比べたところ、餃子も三谷店の方が50円安かったので、こちらを選んだ。いつもながらセコイだろ。
※追記 近所の大黒屋は閉店しました

お店に入ると、元気なおばちゃんが「いらっしゃい」とお出迎え。厨房のおじちゃんとはご夫婦かな。
店内はコの字カウンター…ではなく、左側の席は奥まで続いているので、「しの字」カウンターだ。
最初の訪問時は、まずは「餃子とびんビールのセット」を注文。
単品だと餃子が350円、ビールは500円だが、セットにすると小鉢が付いて830円と、少しお得になる。
すぐにビールと「シラス、ワカメと野菜のサラダ」(商品名は私が勝手に命名)が運ばれてきた。


想像より小鉢が豪華でありがたい。しばらくすると、餃子が焼きあがった。1人前は5個。


見た目、焼き加減は申し分なし。そして、いざ食べてみたところ、おおっ、ウマいぞ!
皮の厚さや具材の旨味はちょうどよく、肉と野菜のバランスもいい。
強烈なニラ・ニンニクやあふれる肉汁といった、派手なインパクトこそないけど、欠点のない高品質の餃子。
野球で例えるならば、走攻守三拍子そろったプレイヤー。打つしか能のない、我が母校N大三とは大違いだ(泣)。
当然のように「すみません、餃子のお替りください!」だ。ついでにウーロンハイ350円も追加した。

最初に頼んだ「餃子+ビールセット」は、店内壁の貼紙に記してあったのだが、
別の場所に、「餃子1人前350円、2人前だと650円(=50円引き)」と書かれた小さな貼紙を発見。
しまった、もっと早く気付けばよかった。次回は、餃子は最初から2人前注文しよう。
この日は、別の店で飲み食いした帰りだったので、餃子とお酒だけでお会計。
おばちゃんが素早く計算し「1300円です」だって。えっ? 安すぎますよ。
以前も書いたが、常に金欠の私は、計算しながら飲むビンボー臭い習性が身についてしまっている。
私の暗算では、ビールセット830+追加餃子350+ウーロンハイ350で1530円のはず。
おばちゃんに確認したところ、「大丈夫、これで合ってますよ」と言い張るので、
「じゃ、じゃあ遠慮なく…」と、ありがたく受け入れ1300円だけ支払い退散。
おじちゃんが焼いた餃子はウマいし、おばちゃんの接客も素晴らしい。気に入ったので再訪決定。

2回目の訪問では、餃子2人前とビールを注文したところ、最初にまたまた小鉢が。


この日は山芋のサラダだったが、どうやら酒類を頼んだ客には、必ず小鉢が付いてくるらしい。
続いて、大きなお皿で2人前=10個の餃子が登場。ウホッ、ここの餃子はやっぱりウメエ!


ビールからウーロンハイに替え、それも飲み干したところで、この日はシメの食事をオーダー。
選択したのは、店内貼紙にあった「本日のサービス品 広東麺570円」。※通常は670円
大黒屋さんは、生姜焼きなどのメイン料理に、餃子3個かミニ麻婆豆腐などが付く、日替わり定食も人気が高いが、
同じく日替わりで麺類の一品を、サービス価格で提供している。というかこのお店、値引きサービス多いね。

しばらくして、広東麺が運ばれてきた。


アンの下の麺を撮影しようとしたら、やはり熱々の湯気でレンズが曇った。


湯気なしバージョンがこちら。豊富な具材、細ちぢれ麺、醤油ベースでとろみのあるスープ。


天津飯と同様、広東にあるのか定かではないが、これぞ街中華の広東麺だ
勢いよく麺を啜ったため、舌をヤケドしたが、美味しかったので問題なし。すっかりお腹イッパイになったのでお会計。
ビール500+餃子2人前350+300+ウーロンハイ350+広東麺570=2070円のはずだが、
おばちゃんによると「1870円です」。なぜだ!?
さすがに今回は、「前回もそうでしたけど、安くないですか?」と食い下がったのだが、
おばちゃんによると「今日はビールがお得ですし…とにかく、つけ忘れはないですよ」とおっしゃる。
結局今回も「そうですか…」と、サービス価格を甘んじて受け入れ退散。なんだか申しわけないな。

「goo辞書」で明朗会計という言葉を検索すると、まずは「明朗」という言葉が出てきて、
【内容をはっきりと示して、うそやごまかしがないこと】の解説とともに、用例として「明朗会計」が出てくる。
内容をはっきり示してはいない、大黒屋さんの場合はどう表現するんだ? 「不明朗会計」か。
とはいえ、インチキ会計の店(例:大森『富士川』)とは違い、逆に安くなっているのだから、この言い分は失礼だ。
ちなみに、「明朗」には【こだわりがなく、明るくほがらかなこと】という解説もある。
こっちの意味なら、いつも明るく、あまりお金儲けにこだわってなさそうな、大黒屋のご夫婦にピッタリだ。

そんな不明朗会計だけど明朗なご夫婦が営むお店に、先日は飲んだ帰りに訪問。
日が沈む前から飲んでいたので、お酒はやめて、「ラーメン+ミニチャーハンのセット」770円をオーダー。
ちなみに単品だと、ラーメン470円(安い!)、ミニチャーハンが360円なので、60円お得。
こちらがラーメン。醤油味のオールドファッションなタイプだ。


そして、こちらがミニチャーハン。ミニとはいうが、要するに半チャーハンだ。


ラーメンはやや薄味だが、チャーハンが意外と濃い味だったので、バランスは良いといえる。
お会計を済ませ、お店を出たところで、入口ガラスの隅っこにある貼紙に気付いた。


あまりの興奮に手が震え、ピンボケしてしまったが(←毎度のことじゃねえか)、
ビール500→400円、ウーロンハイ350→300円、(ウーロンハイ)2杯目から50円引き、とある。
こんなところに、不明朗会計の謎を解くカギがあったとは!?
おばちゃんは「今日はビールがお得」とおっしゃっていたが、たぶん毎日安いのだ。

改めて、計算をやりなおしてみると、
最初の訪問、ビールセット830+追加餃子350+ウーロンハイ350=1530円ではなく、
ビール400+餃子2人前650+ウーロンハイ250=1300円という計算式が用いられたと思われる。
普通の店では、餃子を1人前ずつ2回頼んでも、「2人前で50円引き」は認められない場合が多い。焼く手間もかかるしね。
さらに、「ウーロンハイは2杯目から50円引き」というのも、ウーハイを2杯飲んで、ようやく成立すると思うのだが、
まずビールを飲んで、2杯目にウーハイを頼んでもOK、というのは珍しい。

2度目の訪問も、ビール500+餃子2人前350+300+ウーロンハイ350+広東麺570=2070円ではなく、
同様にビール400+W餃子650+ウーロンハイ250+広東麺570=1870円が正しいようだ。
悩んでいた数式(?)が解けた喜びで、帰りの三鷹駅への道中、スキップを踏んだことを告白しておく(←キモイね!)
それにしても、さっきも書いたが、大黒屋さん値引き多すぎ!

最後に訪問したのが、冒頭で触れた母校野球部が敗れた直後、つまりつい最近のこと。
すでに他の店でヤケ酒を飲み、泥酔気味だったので、この日の注文は軽めに、
餃子1人前とウーロンハイ(※この日の小鉢は冷奴)、


そしてデザートに「ミニカレーライス」360円を頼んでみた。


ミニカレーはスープ付き(味噌汁も選べる)で、価格の割には量が多く、味も良かったのでシメに最適。
気になるお会計、私の暗算では餃子350+ウーハイ300+ミニカレー360=1010円だが…
おばちゃん「はい毎度。1010円です」。よかった合ってた!

とにかく、元々安いにもかかわらず、さらに値引きの多い大黒屋・三谷店。
全国各地にある、同名の金券ショップグループも、ぜひ見習ってほしい。
今年の夏も関西方面に行くので、「青春18きっぷ」を、もっと安く売ってくれ。



大黒屋 三谷店
東京都武蔵野市西久保1-6-17
三鷹駅から徒歩約7分
営業時間 12~15時、18~22時(多少の前後あり)
定休日 木曜
※持ち帰り冷凍餃子、10個300円もおススメ!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日大三が準々決勝で敗れた23の理由 2019 西東京大会

2019年08月04日 | 高校野球
前回日記の冒頭で、初戦・2戦目と強豪でもない相手に苦戦した、今年の我が母校野球部に対し、
「西東京制覇はまず無理」と断言したが、その数日後、準々決勝の桜美林戦でとっとと敗退。
正直、負けるとしても、もっと先だと思っていた。
ちなみに対桜美林、過去の戦績は三高の9勝4敗。最後に当たったのが2004年の夏大会ベスト16。
三高が11-0の5回コールド、確かノーヒットノーランで完勝している。

その桜美林戦も、私はいつものように神宮球場へ足を運び、三高側スタンド席に陣取り、
最終回に最後のアウトを取られる、敗戦の瞬間まで母校の勝利を信じて応援していた。
試合終了後、私の心中を占めていたのは、例年のような悔しさ、悲しさ、怒りといったものではなく、
「なぜ?」という疑問であった。

そもそも、この準々決勝の試合中には、敗戦となった理由が、ブログタイトルに記したように23個もあった。
今回の日記は珍しく、試合開始から終了までの全プレイを、三高側からの視線で振り返りながら、
すべての敗戦ポイントを順に説明していきたいと思う。
執筆にあたり、「高校野球ドットコム」の記事と、「J:COM」(ジェイコム)の中継映像を、参考にさせていただいた。

まずは当日のスコアから。
7月24日 準々決勝 対桜美林(神宮球場)
三000121000→4
桜21101010X→6


点数的には惜敗かもしれないが、内容的には惨敗である。以下でその理由を解説していく。

1回表 日大三の攻撃
1番 セカンド前田 初球を打ってボテボテのサードゴロ 一死
普通、先頭打者というのは、相手投手の調子を見極めるため、早打ちしないのがセオリーだが、
前田は元々、初球打ちが大好きなので仕方がない。ただし、ボテボテのゴロはいただけないし、
しかも一塁にヘッドスライディングを試みたのだが、タイミングが悪かったため、
一塁の手前でストップしてしまう、お粗末なスライディングとなった。
駆けこんでもアウトだっただろうが、なんとも幸先の悪いスタートである。

2番 センター渡辺 二遊間へのヒットで出塁 一死一塁

3番 サード柳舘 渡辺盗塁成功もセンターライナーに倒れる 二死二塁

4番 ファースト宇津木 変化球を空振り三振 一回表終了0-0
2球目、内角へのボールが身体にぶつかり、宇津木はガッツポーズで一塁に向かうも、球審が認めず打席に戻される。
「よけていない」と見なされた場合、デッドボールは認められないのだ。 
そもそも、四番打者なのだから、安易に出塁しようとはせず、タイムリーヒットを狙うべきでは。
ランナーが進むのならまだしも、二死二塁と二死一、二塁では、守備側のプレッシャーはさほど変わらないし。
いずれにせよ、好機に死球で喜ぶ主砲は、相手にとって怖さなど微塵もないだろう。

1回裏 桜美林の攻撃 日大三の投手は廣澤。
1番 こちらも初球を打ち、右中間へライナーの三塁打 無死三塁
初球のストレートを逆方向(彼は右打者)へ見事に狙い撃ち。同じ初球打ちでも三高とはエライ違いだ。
廣澤が投じたボール自体は悪くなく、打った相手をホメるべきだろうが、
全力疾走を怠り小走りでボールに向かった、ライトの守備はいただけない
打たれた瞬間のライトのゆっくりとした走りと、捕球後のゆる~い返球は、
あたかもサヨナラ負けが決まり、落胆したようなプレイであった。
打者は足も速かったため、守備のいいチームでも三塁打になったかもしれないが、
ボールが返ってこなくて悠々セーフになるのは、全国の強豪と呼ばれるチームでは、三高外野陣くらいだろう。

2番 初球いきなりワイルドピッチで桜美林先制。打者もセンター前ヒットで出塁 0-1 無死一塁
わずか2球で1点を献上。しかもこの直後、三高側は守備のタイム。1試合3回までしか使えないのに!
なお、後逸したボールを追っているときのキャッチャーは「あーあ、ナニやってんだよ…」といわんばかりの表情。
投球もひどいが、止められないお前も悪いだろバカ。おまけに、3球目をピッチャーに返球する際、手が滑ってお手玉(苦笑)。
走者がいなくて助かったものの、守りの要であるキャッチャー、しかもキャプテンがこのザマでは…。
挙句の果てに打者にヒットを打たれてしまう。詰まった当たりだったが、センターはダイレクトで捕る気なし。

3番 バントの気配もなく、一度もバットを振ることなく見逃し三振 一死一塁

4番 2球目に再びワイルドピッチで走者二進。打者も四球を選ぶ 一死一、二塁
繰り返しになるけど、捕れよキャッチャー、頼むよキャプテン! だ。
去年から何度も組んでいるはずなのに、このコンビはバッテリーミスが多すぎる。
ピンチを迎え、三高側スタンドから、女子生徒主体の「ガンバレ」コールが飛ぶ。

5番 一~二塁間を鋭く破るヒット 一死満塁

6番 止めたバットでライト前へ運ぶタイムリーヒット 0-2 なおも一死満塁
カウント1-2(昔風にいえば2-1)と追い込んでからのもったいない被安打。
この日は、2ストライクと追い込んでから打たれるケースが多かった
配球を読まれているのか、三高バッテリーの工夫が足りないのか。
驚いたことに、ここで三高側、1試合3回までなのに、2度目の守備タイム
試合終盤で、もっと大事な場面を迎えたとき、どうするんだ?
さっきも、そして2度目も、「落ち着け」「切り替えろ」「ガンバレ」程度のアドバイスしかしてないと思うのだが。
桜美林サイドからすれば「三高、あせってやがるな」「この試合、イケるかも?」とヤル気になったこと必至。

7番 ライトライナー 走者そのまま 二死満塁
ヘタクソなライトも、さすがに真正面の打球は捕った。

8番 空振り三振 一回裏終了 0-2
結果的に、2度目のタイムで間を取ったのは正解だったか。
しかし繰り返すが、守備のタイムはあと1回しか使えないのだ。
初回を終えた時点で、「この試合、勝つだろうけど反省点が多そうだな」と思ったものだが、
悲しいことにマヌケなミスは、以後も途切れることなく発生するのであった。

2回表 日大三の攻撃
5番 レフト大濱 平凡なゴロをファーストが後逸。打球は外野へと転がり大濱は二塁へ 無死二塁

6番 ライト大城 5球目バッテリーミスで大濱は三塁へ。大城もフルカウントから四球 無死一、三塁
相手のミスふたつにより、反撃のチャンス到来。

7番 キャッチャー佐藤 ファウルで粘るもサードファウルフライ 一死一、三塁
ファウルした打球も、タイミングはまったく合っておらず。

8番 ショート小久保 空振り三振 その間に一塁走者大城が盗塁成功 二死二、三塁
佐藤がチャンスで打たないのはいつものことだが、普段の小久保は、難しいボールをカットして粘るタイプゆえ、
なんとか前に打球を飛ばし、三塁ランナーを還してほしかった。

9番 ピッチャー廣澤 レフトフライで二者残塁 2回表終了 0-2
廣澤が放ったゴロを、相手サードはトンネルしたものの打球はファウル。桜美林はツイてる
先制された直後、相手のミスでもらったチャンスを逃したのは痛い。

2回裏 桜美林の攻撃
9番 平凡なレフトフライ 一死

1番 またまた初球打ち。サードゴロだが三高エラー 一死一塁

2番 5球目に一塁走者盗塁成功。打者はショートゴロ 二死二塁

3番 ライト前へのヒットで二塁走者生還 0-3 二死一塁
カウント1-2と追い込んでいたし、ライトからホームへの返球もよかったため、惜しい失点だった。
なによりこの打者は、初回は見逃し三振、2回の守りでは簡単なゴロをエラーするなど、
三高にとって「ラッキーボーイ」だったのだが、そんな彼に名誉挽回させたのはもったいない
タイムリーを打った彼も、ミスを取り戻したことで、塁上では安どの表情を見せていた。
三高ここで投手が2年生左腕・児玉に交代。結果論だが、さっきの廣澤の打席で代打を出しておけばよかったか。

4番 一~二塁間への深いゴロが内野安打に 二死一、二塁
普段はさほど打球を追わないセカンドが、珍しく好捕したものの一塁は間に合わず。

5番 ショートフライでようやくチェンジ 2回裏終了 0-3
相手のミスを活かせなかった攻撃の直後、エラーからきっちり失点した三高
勝負の流れは明らかに桜美林寄りだ。

3回表 日大三の攻撃
1番 前田 右中間への二塁打 無死二塁

2番 渡辺 センターフライで走者そのまま 一死二塁
相手センターが前進してきて好捕。三高のセンターならヒットになってそう。

3番 柳舘 セカンドフライでやはり走者動けず 二死二塁

4番 宇津木 サードゴロ 一塁にヘッドスライディングも実らず 3回表終了 0-3
この回もチャンスを活かせず。フライじゃあ走者は進められないわな。

3回裏 桜美林の攻撃
6番 ライトへのヒットで一気に二塁へ 無死二塁、
0-2と追い込んだのに、3-2まで粘られた挙句のヒット。しかも、ライトがもたついてやがる。
大城、いい加減にしろよ! ←実際に現場で叫んだヤジ
一塁で止まりかけた打者も、ライトの動きを見て「え、あの当たりで二塁に行けるの?」と驚いた様子で再加速。
記録は二塁打だが、私の見解ではワンヒットワンエラーだ。
この直後、日大三はピッチャーを児玉からエース井上に交代。
流れを変えるための判断だろうが、児玉の降板はもったいない気がする。

7番 初球サードへのバント、まったく反応できず内野安打に 無死一、三塁
この試合、ここまで桜美林はまったくバントをしてこなかったとはいえ、無死二塁でエース登板。
この状況で送りバントを無警戒なのはおかしい

8番 見逃しの三振 一死一、三塁

9番 四球を選ぶ 一死満塁
2-2と追い込んだのだが、あとの2球がクソボール。

1番 ライトへの犠牲フライ 0-4 二死一、二塁
カウント1-2と追い込んだのに、外野まで飛ばされ、もったいない失点。

2番 空振り三振でチェンジ 3回裏終了 0-4
井上を投入したにもかかわらず、この回も失点し、桜美林は毎回得点。

4回表 日大三の攻撃
5番 大濱 ライトポール際へのホームラン 1-4 無死
パワーある大濱とはいえ、大振りしたわけでもないのにスタンドインしたのには驚いた。
止めたバットの打球が外野に飛ぶ桜美林の打線といい、この日のボールは飛びすぎ?

6番 大城 サードゴロ 一死
鋭い打球を飛ばしたが、1球目は三塁線へのファウル、2球目はサードの正面。桜美林、やっぱりツイてる。

7番 佐藤 レフトへの大きなフライ 二死

8番 小久保 サードゴロ 4回表終了 1-4
ホームラン打ったあとが淡白だね。

4回裏 桜美林の攻撃
3番 レフト前ヒット 無死一塁

4番 高目のボールを空振り三振 一死一塁

5番 センターへのフライ 二死一塁

6番 センター前ヒットで、彼はここまで3打数3安打。 二死一、二塁
井上もけっこう打たれるねえ…。

7番 空振り三振でこの回初めての無失点 4回裏終了 1-4
三振の前、ベンチ付近に飛んだファウルフライをファーストが捕れず。こういうのを好捕すると流れも来るだろうに。
毎回ピンチを迎えるため、三高スタンドからは「ガンバレ」の声援が頻繁に飛んでいる。
選手側は「うるせえな」、応援側は「毎回ピンチかよ…」と思っていそうで心配。

5回表 日大三の攻撃
9番 井上 初球セカンドフライ 一死

1番 前田 二遊間への内野安打 一死一塁

2番 渡辺 レフト戦へのヒット 一死一、二塁
1-2と追い込まれながらも巧く流し打ち。三塁に行く素振りも見せず二塁で止まった、前田の走塁が不満。

3番 柳舘 ライトの頭を越えるツーベースヒットで二塁走者生還 2-4 なおも一死二、三塁
打った瞬間、抜けるのがわかり、二塁はもちろん、一塁走者も還ってこられる打球。
なのに二塁走者の前田はタッチアップを狙っているのか、二塁と三塁の間で立ち止まり打球の様子をうかがう。
前田のすぐ後ろに来ていた一塁走者の渡辺は慌ててストップ。危なく抜かすところであった。
この走塁判断は、当然渡辺が正しい。打球が落ちたのを見て、前田はスパートし、間一髪ホームイン。
前田ナニやってんだてめえ! ふざけた走塁しやがって! 野球知らねえのかこのクソバカ…(以下略)
↑この日、私が一番大声で怒鳴ったヤジである。
点を返したとはいえ、本来なら2点入って、なお一死二塁になっていた場面なのだから。
初球打ちといい、怠惰な守備といい、普段から「こいつバカなのでは疑惑」のあった前田だが、
このプレイで疑惑は確信へと変わった。ホームインした瞬間、誇らしげな顔してやがったし。
お前のせいで、一塁走者が三塁止まりなんだよ!

4番 宇津木 初球をレフトへの犠牲フライ 3-4 二死二塁
ここでタイムリーでも出れば、前田の走塁ミスも帳消しになったのだが。

5番 大濱 平凡なレフトフライでこの回2点止まり 5回表終了 3-4
同点に追いついていれば、桜美林にプレッシャーを与えられたのに。

5回裏 桜美林の攻撃
8番 三遊間へのヒット 無死一塁

9番 送りバント成功 一死二塁
二塁での封殺は? 普段そういうプレイをしない(練習もしていない?)から無理か。

1番 初球を狙い左中間へのタイムリー二塁打 3-5 一死二塁
いい当たりではあったが、センターはグラブに当てていた。最初の一歩が遅い気がする。
4回裏のセンターフライも、簡単にアウトにできる打球を、ギリギリで捕っていた。
点を取ってもすぐに取り返される。ちっとも流れが来ないねえ。

2番 一~二塁間への内野安打 一死一、三塁
セカンド、打球に追いついたものの弾いてしまう。三高、この日は結局ファインプレイはナシ
三高、ここで3度目の守備タイム。まだ5回なのに…。

3番 高く上がったフライをサードが捕球 二死一、三塁
地面スレスレの危なっかしい捕り方だった。

4番 変化球で三球三振 5回裏終了 3-5
この回ではないが、テレビ中継の解説者が「もっとインコースを使えばいいのに」と語っていたが、
三高投手陣がインコースをつかないのは伝統なので仕方がない。
デッドボールを当てたら申し訳ない、と考えているのかな。一時期のW稲田実業なんて、わざとぶつけにきていたのに
(注:上記はあくまで個人の感想だが、間違ってないと思っている)。

5回終了後はグラウンド整備で試合は一時中断。今回のブログも、ここまで1枚も写真がなかったので、休憩代わりに掲載。

【過去の栄光 2011年夏の甲子園・決勝戦より】


試合再開、ブログも再開。

6回表 日大三の攻撃
6番 大城 レフトへのソロホームラン 4-5 無死
ちょこーんと当てただけのようなスイングがホームランに。この日のボール、やっぱり飛び過ぎだ。

7番 佐藤 初球を打ってショートフライ 一死
こちらに来そうな流れをすぐに断ち切る初球凡打。桜美林からワイロでももらっているのか?

8番 小久保 サードへのライナーがエラーで出塁 一死一塁

9番 井上 サードへの強いゴロ。走者は進塁も一塁はアウト 二死二塁
サード弾いたが後ろへは逸らさず、一塁をアウトにした。打者井上、一塁手前で意図的にスビードを緩める。
ピッチングへの影響やケガを恐れたのかもしれないが、ちょっと残念なプレイ。
桜美林、ここでサードが交代。三高なんて、全員がベンチに下げるべき守備レベルだけどね。
 
1番 前田 インコースの球を見逃し三振 6回表終了 4-5
確かにいいコースだったが、ちょっと厳しい判定のような気もした。

6回裏 桜美林の攻撃
5番 サードゴロ 一死

6番 ショート正面へのゴロ 二死

7番 ストレートを見逃し三振 両チーム通じて初の三者凡退 6回裏終了 4-5
三者凡退はうれしいが、サードゴロもショートゴロも、平凡な打球なのに、一塁は間一髪のアウト。
三高守備陣のレベルの低さがよくわかる。

7回表 日大三の攻撃
2番 渡辺 センターフライ 一死

3番 柳舘 ライト前ヒット 一死一塁

4番 宇津木 ショートへのゴロで併殺 7回表終了 4-5
三者凡退に抑えた直後の攻撃ゆえ、結果を残したかったね。

7回裏 桜美林の攻撃
8番 デッドボール 無死一塁

9番 送りバント成功 一死二塁

1番 ショートへのゴロで二塁走者飛び出し、三塁送球でタッチアウト 二死一塁
桜美林の明らかな走塁ミス。三高はアホだからサードには投げないとでも思われたか。舐められたモンだ。

2番 一塁走者盗塁成功。二死二塁からセンター前に落ちるヒットがタイムリーになる 4-6 二死一塁
相手が走塁ミスをしてくれたのに失点してしまう、この日何度も見たもったいないプレイ。
またもや捕れそうな打球を捕れない、センターの球際の弱さも残念。
5回裏もこの回の打球もタイムリーになったが、強いチームのセンターなら捕っているはず。
また、一死二塁になったあたりで、伝令を出してひと呼吸置くべきだったが、
初回にムダ使いしたため、もうタイムが取れず、その結果がこの失点に繋がったような気もする。

3番 一塁走者、盗塁失敗でチェンジ 7回裏終了 4-6
三高側のスタンド、そろそろ敗戦ムードが漂い始める。
女子生徒たちの「ガンバレー」の掛け声がむなしい。もっと、ここぞいうべき場面だけにした方がいいと思う。
声援する側はもちろん、選手の方だって疲れちゃうよ。ここで、特に意味はないが、今回のブログ2枚目の画像挿入。

【過去の栄光 2011年夏の甲子園・決勝戦後の優勝行進】


8回表 日大三の攻撃
5番 大濱 三遊間へのヒットで出塁 無死一塁

6番 大城 ショートゴロだがエンドランで走者は二進 一死二塁
さきほどのホームランに似た、レフト側への大きなファウルがあった。

7番 佐藤 レフト前にヒット 一死一、三塁
二死じゃない場合の走塁は、無理せず各駅停車という、チーム独自の規則があるのだろうか。
あるとしたらバカげた規則だし、なかったとしたら「三高の走者はバカばかり」ということになる。

8番 小久保 空振り三振 この間に一塁走者盗塁成功 二死二、三塁
カウント3-2から、エンドランのサインが出たのか。小久保には打撃に集中させてやりたかった。
この時、相手捕手が二塁に送球した際も、三塁走者はほとんど反応せず。
不動の四番打者(ランナーは五番だが)は格好いいが、不動のランナーというのは情けない。

9番 井上 ライトフライで好機逃す 8回表終了 4-6
下位打線では、最も頼りになる井上だったが、3-1の打者有利なカウントから打ち上げてしまった。

8回裏 桜美林の攻撃
3番 見逃し三振 一死

4番 ライト前に落ちるヒット 一死一塁
走塁も守備も決して無理をしない、その安全運転ぶりには頭が下がる…ことはなく、腹が立つだけ。

5番 初球、平凡なセカンドフライ 二死一塁

6番 やはり初球から打ってセンターフライ 8回裏終了 4-6
消極的な守備のせいでもあるが、8回までに15本もヒットを打たれるとは、思ってもいなかった。
桜美林は、守備の際も、右打者なのにセンターが右寄りに守るなど、打者によって外野手が守る位置を変えていたように、
三高の投手や打者を、ある程度、研究していたと思われる。
それに対し、三高は桜美林のことはノーマークだったんだろうな。
それでも、最終回は打順もいいし、相手投手が疲れているのも見ていてわかったし、
最後はウチが勝つ、と信じていた。

9回表 日大三の攻撃
1番前田 ファーストへのゴロ 一死
ファースト弾いたが、真正面だったため、あわてず拾ってアウト。
初球から打ちにいき(ファウル)、打ってほしい場面では打てず。最後まで前田らしい打席であった。

2番 渡辺 左中間への二塁打 一死二塁
桜美林、ここで今日初めての守りのタイム。

3番 柳舘 ストレートの四球 一死一、二塁
同点のランナーが出て、桜美林もリリーフ投手が用意を始める。打席には、今日ノーヒットの宇津木。
ここで打つのが主砲だ。「うつきいぃ~! 打てぇ~!!」
最終回の土壇場を迎え、私は恥も外聞もなく絶叫していた。ちょっと泣いてたかもしれない(苦笑)。

4番 宇津木 強いゴロを放つもショート正面。ダブルプレイで試合終了 4-6
結果はまさかの、7回の打席と同様ショートゴロ併殺。
日大三高野球部2019、これにて終戦

今回の試合経過で、赤く大きな文字にした箇所、これこそ、冒頭で書いた23個の敗戦理由だ。
少し強引なのもあるが、敗戦の理由となったポイントがこれだけあるのだから、負けて当然だろう。
この23個は大きく分けると、【試合の流れをつかめなかったこと】と、
【守備や走塁の準備不足というか理解不足】に分けられる。
どちらも選手だけでなく、指導者側の責任も大きい。

冒頭で触れた、私の「なぜ?」の対象は、それら23個の理由ではなく、小倉監督に向けられたものだった。
三高ファンというか、小倉監督のファンである私としては、
今年のチームを見ていて、怒りがこみ上げるよりも、
「監督、どうしちゃったのかな?」「2度も全国制覇したし、もうヤル気なくしちゃったのかな?」と、
心配になったものだった。例年と比べて、明らかに負け方が悪いからね。

三高野球部の活躍は、私の薄っぺらな人生において、もはや数少ない生きがいとなっている。
ここで小倉監督に奮起してもらわないと、このまま低迷していく危険性もある。そんなのはイヤだ。
小倉監督、どうか三高野球部を見捨てないでください! そして、いま一度選手を鍛え上げ、再び母校に優勝旗を、
そして下記写真のように、校舎に垂れ幕を!
【過去の栄光 2011年夏の甲子園・優勝後の母校】


あの時のように、優勝して胴上げされて朗らかに笑う小倉監督を、また見たいんです!

私の願望をつづったところで、この駄文を終わらせようと思う。
当ブログ史上最長かと思われるが、読んでくれた人、どうもありがとう。

「日大三高2020 町田より愛を込めて(仮称)」につづく
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする