明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

すべての飲食店に感謝をこめて

2020年04月26日 | 飲食店まとめ
暗いニュースばかりが報じられ、滅入ってしまいそうな今日この頃。
こんなときは、ウマいモノでも喰って栄養を摂取し、英気を養うに限る。
新規開拓は難しい時勢のため、私の行きつけのお店の中から、最近の営業状態がわかっている数軒をピックアップし、
拙ブログ投稿時の料理と、その後に食べた未掲載メニューの双方を紹介してみようと思う。
突然過去を振り返るなんて、まるで急に打ち切りが決まった漫画の最終回みたいだが、
このブログは当分やめないので、どうか見捨てないでね♡←初めてハートマークを使ったが、文字化けしてないか心配。

まずは私の地元立川市から。拙ブログで最初に取り上げた市内のお店は、
「昭和の中華屋さん」というフレーズがピッタリの『双葉食堂』さんであった。
私はここの塩味チャーハンが好きなので、オムライスではなく、下記の「オムチャーハン」がオススメ。

※ケチャップはボトルごと渡され、客自身がかける

ご高齢のおじちゃんおばちゃんが営むお店だが、メニューの一部は意外にも、大胆なデカ盛りだったりする。
こちらは「生姜焼き」580円+「ライス」の並200円だが、どちらも値段以上に量が多いのがわかるはず。
  
※クリックで大きくなる

上記オムチャーハンのケチャップと同様、かけ放題のマヨネーズボトルが提供されるのも嬉しい。


たっぷりの刻みショウガの下には、合計15枚ものお肉が盛りつけられており、食後は当然満腹になった。
そんな双葉食堂さん、最近の営業については不明だったのだが、先日久しぶりに店の前を通りかかったところ、
普段通り、赤いのれんが出ていた。しかも、入口左のメニュー表は、以前と同じまま=全然値上げしていない!


営業時間はおそらく、20時までだと思われるが、どうか無理せずお店を続けてほしい。

続いては、心を癒すような中華料理を提供する、西国立駅近くの『癒食同源』さん。
オリジナリティあふれる店主の料理と、奥様の穏やかな接客が評判を呼び、繁忙時は1時間待つこともあるらしい。
私がよく注文するのが、「天津飯に麻婆豆腐かけたやつ」。メニューにはないが、頼めば作ってもらえる。

※「天津飯」がわからない画像でゴメン

営業時間は、昼夜ともにブログ掲載時より閉店時間が30分早まり、11時~14時半に17時半~22時となり、
さらに最近は、ディナータイムは20時までとなった。まあ当然だよね。
つい先日は、「具材たっぷりのパリパリ春巻」1本180円など春巻3種と、「五目あんかけやきそば」740円をお持ち帰り。
だが、画像数枚をうっかり消去してしまい、残ったのが下記2枚だけ。せっかく撮影したのに…。
大好物の春巻は、3種6本買ったのに、家族で4本食べ終えたあとの写真しかない。


実際のお持ち帰り商品は、あんかけと麺は、別々の容器に入れてもらえるため、麺の歯応えが失われない。


また、数ヶ月前には、店内で飲み食いしたあと、デザートとして「台湾黒タピオカ入りココナッツミルク」280円を注文。


私のムダに長い人生において、初のタピオカ体験であった!
甘いココナッツミルクの中に、大きいハナクソ(お下品)みたいなのが入っていたけど、これがタピオカか。
コレって、行列してまで求めるモノかなあ…? あ、癒食同源さんの商品には不満はないので、誤解のないように。

3軒目は、ハンバーグや油そばなど和洋中豊富なメニューを揃え、しかも深夜から早朝まで営業しているため、
日が昇る前に高カロリーめしが味わえる、立川市の居酒屋『竹や』さん。
17時~翌5時までだった営業時間は、さすがに12時~20時に変更し、テイクアウトも始めた。

※どうやら、ランチもやっている模様

「きくらげ卵とじ」と「ネギチャーシュー」は、当ブログで紹介済み。ネギチャーシューは酒がススムよ。
  
※2枚目写真の左手前は「牛すじ煮込み」

以前、いつものように深夜に訪問し、「カニクリームコロッケ」で一杯。値段は500円くらいだったと記憶している。


中身はこの通り。深夜1時台に口にするベシャメルソースは、罪悪感が加わりさらにウマさが増す


付け合わせのデミグラスソースも絶品で、これだけでも酒が飲めるよ。

立川市の4軒目は、もつ煮100円と激安、餃子はビールとのセットだと実質無料という、飲めるラーメン店『味源』さん。
下記画像の通り、5月6日まで、営業時間は11時~20時、日祝は17時閉店だ。


最近はもつ煮が200円になり、セットの餃子は8個→5個に減ったが、それでもお得なのは変わらない。
さらに、酒類+餃子+お通し(キムチや牛皿など)の3点で600円というセットも登場していた。“最大300円お得”らしい。
ちなみに、餃子は今までの8個500円のものだけでなく、セットの5個餃子も300円で販売し始めたようだが、
これだと、8個の方が1個あたりの価格は損ではないか!  ※みんなも計算してみよう
それはさておき。ここは北海道ラーメンのお店だが、私が好きなのは「極太濃厚和風つけ麺」750円。


数ヶ月前、飲んだあとに寄ったときは、「特製もつ煮込み(正式な商品名)」と一緒に食券を購入。


オリジナルの濃厚ダレと、熱々もつ煮のダブルつけダレで味わった。


無料で中盛に増やした麺も、スルスルと食べられた。「もつ煮込みつけ麺」、グランドメニュー入りしないかな。

5軒目は、パワーみなぎる濃厚ラーメンのお店『パワー軒』さん。私が立川で一番好きなラーメン店だ。
お店のツイッターによると、営業時間は11時~20時と、閉店を1時間繰り上げ。
スープのない「油そば」や「台湾まぜそば」などのテイクアウトも受け付けているそうだ。
私はだいぶ前に、チャーシューのお持ち帰りを購入したことがある。基本は100グラム280円。安い!

※しかも、端数をオマケしてもらった

「燕三条」「長浜」など、いろんな味があるパワー軒さんだが、私のお気に入りは「塩豚骨らーめん」。


卓上のクラッシュ用ニンニクや、保冷されているおろしニンニクをがっちょり投入すると、昇天するほどウマいよ。
こってりメニューに目を奪われ、実は今まで頼んだことのなかった「支那そば」780円を、先日初めて食べてみた。


醤油味のさっぱりタイプかと思いきや、濃口醤油スープに、脂と旨味が溶け込んだ濃厚スタイル。
豚骨などに使用する、太麺とは異なるちぢれ麺は、スープとの絡みも抜群で、最後までハシが止まらず。
さすがはパワー軒、どのラーメンを食べてもガツンとくる!
こちらの店舗は、すぐ近所に葬儀場がある。先日は、通夜振る舞いの帰りに寄ったと思われる、
喪服姿の酩酊じいさんが3名来店し、全員支那そばを注文していたけど、高齢者がシメで食べるのはキツかったはず(笑)。

立川市のラストは、前回紹介したばかりだが、
街の変遷を見守り93年。100年、さらにその先も続いてほしい中華食堂『四つ角飯店』さんだ。
後編の文末で「次回は(略)汁なし担々麺を食べてみよう」と予告したので、さっそく食べてきたわけで。
こちらがその、「汁なし坦々麺」880円。こちらの表記では、たんの字はつちへんの坦らしい。


担の字はさておき、四つ角飯店さんの坦々麺は、一般的なものとはやや異なるビジュアルである。
もちろん汚らしくはなく、むしろ整っているといえる。これが映えるってやつか(←人生初使用)。
食べてみたところ、モヤシとザーサイの歯応えがよく、ひき肉には旨味と、結構な辛味がついていた!
注文時、店員さんに「山椒をお入れしてもよろしいですか」と確認されたように、確かに山椒が効いていてシビれる。
麺の太さはご覧の通り。このあと、肉と卵黄を混ぜた麺を、一気にズルズルと啜った。幸せだった。


麺を食べ終え、坦々ソースが余ったとき、ようやくレンゲが付いていた理由がわかった。
せっかくなので、レンゲでソースをすくって味わう。ここにご飯を入れるとウマいだろうが、
そんなお下品な行為は…やればよかったな。というかスープ+ライスは、家系やテンイチでしょっちゅうやってるし。
キレイにたいらげたあと、前回紹介した「肉と玉子の炒め」と、名物の「餃子」を、家族のためにテイクアウトした。
そのときも書いたが、最近の四つ角飯店さんは11~20時営業、日曜は定休の可能性ありだ。

さて、ここまで立川市内のお店を6軒紹介してきた。
このあとは、近隣地域や都内の飲食店について語る予定であり、20軒分の画像を用意していたのだが、
読んでいる皆さんだけでなく、書いている私も疲れてきたので、残りの14軒は、また今度にする。
そもそも、なぜ急に総集編のようなことを企画したのかといえば、実は拙ブログ、今回が200回目なのである。
100回目のときは、気づいたら過ぎていたので、200回目は何かやろうと考えていたのでね。
約4年間で200回。週イチにも満たないペースだが、今後はもう少し、更新頻度を上げるつもりなので、
読者の皆さん、どうか今後も拙ブログを、やさしく見守ってやってください。

最後に。この情勢での飲食店とのお付き合いについて、私なりにいろいろ熟慮したつもりだが、当面の間は、
現在営業中のお店では、食事や持ち帰りを続け、休業中のお店が再開したら、真っ先に駆けつけよう、と決めた。
すべての飲食店関係者のみなさん、いつもありがとうございます。
そして、これからもよろしくお願いします!
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100周年、そしてその先も。 立川『四つ角飯店』-後編-

2020年04月24日 | 中華食堂
前回に引き続き、私の地元立川の老舗中華食堂『四つ角飯店』さんを紹介。
今回は移転前、本当に四つ角にあった旧店舗時代を振り返ってみる。後編が過去というのも妙だが、許しておくれ。
移転前の営業は2013年1月末まで。営業最終週は、大行列ができていた。

私が初めて四つ角飯店さんの存在を知ったのは、小学生になったばかりの頃。
母親との買い物帰り、たまたまお店の前を通りかかり、お土産餃子を買ってもらった、と記憶している。
当時は1人前200円で、現在と同様、5の付く日は半額の100円だった。
その後も、何度か夕飯のオカズとして餃子を買ってもらったり、成長した頃には、ひとりでお店に行ったことも。
訪問するのはもちろん餃子半額の日で、注文するのは餃子2人前とライス、以上!
ライスの値段は覚えていないが、確か100~150円くらいだったはずで、お会計は300~350円となる。
母親からメシ代として500円もらい、お釣りをちょろまかすのが常であった。

その後は、市外で遊ぶことが増え、社会人になってからはラーメン屋を巡るようになり、利用回数が減少。
四つ角飯店さんだけでなく、中華食堂にはあまり興味を示さなかった、あの頃の自分を叱ってやりたい。
再び、通うようになったのは、サラリーマン生活に見切りをつけ(会社に見切りをつけられた、ともいえる)、
フリージャーナリストというか無職に転身した、21世紀の初頭から。食堂で飲む楽しさを知ったのも、この頃だ。
仕事はないしお金もないが、ヒマはある。そんな私をいつでも温かく(?)迎え入れ、昼酒とメシを提供してくれたのが、
基本年中無休、さらに中休みナシの四つ角飯店さんだったのだ。
前編でも書いたが、ちょうどこの頃、立川駅周辺の開発が進み、私の望まぬ方向に進んでいく街の風景に反し、
ガキの頃と変わらぬ渋い外観で、四つ角にたたずんでいる、こちらのお店が、たまらなく愛おしかった。

昔は、撮影する習慣がなかったため、私が保持している旧店舗の画像は下記の旧ガラケーで撮影したものだけ。

※手前のおばちゃんが通り過ぎてから撮影すればいいのに…

見づらいだろうが、看板には「1日1食中華食」「餃子の日 毎月5日15日25日」と、現店舗に引き継がれたコピーが躍り、
「謝謝」の文字が入ったのれんがある入口の右側には、「餃子」ののれんが舞う、テイクアウト専用窓口があり、
お持ち帰り餃子を求める客の行列が、画像の外まで続いている。ちなみにこの日は、12月25日だった。
年内最後の5の付く日=半額とはいえ、クリスマスに餃子で行列!?
実は、客の一部はクリスマスではなく、年末年始のために、生餃子を大量(20~50人前)に買い込んだようだ。
撮影直前まで、彼らの買い物や会話を、間近で見聞きしていたのだから間違いない(←お前も並んでたんじゃねえか)。

入口脇に持ち帰り用窓口があり、そのすぐそばに餃子の焼き場があるのは、旧店舗も現店舗も共通。
ただし、現店舗は厨房内に焼き場があるのに対し、旧店舗は、厨房が店内奥にあり、餃子焼き場は独立していた。
結果的に、換気が不十分で、客席にも油が飛び散るため、床や壁は結構ベタベタであった。
マズいことに、「ほぼ年中無休・中休みナシ」なので、正直、清掃も行き届いてなかったはず。
さきほど「昔と変わらぬ渋い外観」と記したが、要するに、店内外ともにキッタナイお店だったのである。
ただ、そのキタナさというか乱雑さが、居心地の良さを醸し出していたともいえる。※あくまで個人の意見です

ここで、ちょっと話題を変えて。かつて存在した従業員について。
5の付く日はとにかく餃子の消費量が多く、店員さんたちが休む間もなく餃子を包んでいるのは、今も昔も一緒。
だが、旧店舗時代は、ベテラン店員が瓶ビールを飲みながら餃子を作成しており、
自分だけでなく、若いバイト店員たちの分までグラスを用意し、「いいから飲め飲め」と注いで回っていた。
繰り返すが、こちらのお店に中休みはなく、客(=私)の前で行われていた行為である。

創業昭和2年の老舗ゆえ、以前はこの店員だけでなく、後述する店主よりも年長と思われる方が数名働いていたが、
中には残念ながら、「昭和の悪しき時代の飲食店」を体現する、勤務態度の店員もいた。
厨房で、くわえタバコのまま中華鍋を振る職人、なんてのはマシな方。
あるとき、私が入店したところ、瓶ビールと飲みかけのグラスを前に、すでに赤ら顔の先客と目が合った。
そいつは、私に向かってなぜか「いらっしゃい」と声をかけてきたが、メンドーな酔っぱらいかと思い無視。
ホールの店員さんも、他の客の応対をしていて私に気づかず、空いている席に勝手に座って待っていたところ、
さっきの酔っぱらいが席を立ち、厨房の方から水の入ったグラスを持ってきて、私の席に置き、
「ご注文が決まったら呼んでください」だと。オメエ店員だったのかよ!
客席での休憩も、賄いを食べるのも仕方ないとして、賄いがビール、それも酩酊するほど飲むのはいかがなものか(笑)。

しかし、一番マズかったのは、リーダー格の店員。接客はさほど問題ないが、アイドルタイムは常にしゃべり続けている。
当然、部外者である私が客席にいても、一切気にせず、だ。あるときは休憩時間に近所の雀荘で遊んでいたらしく、
「いや~参った参った。5万切って8万待ちのリーチかけたんだけど、出ねぇでやんの。ガハハハハ」だと。
どんな手役だがわからんが、彼がやったのは、しょーもない引っ掛け手である(麻雀知らない人、ゴメン)。
さらに別の日は「おい、今日19時から4名、席予約な」と業務連絡…と思いきや、そのあとがイカン。
「ホラ、この前来た女4人組。あいつらまた来るんだよ。しっかしなあ、普通4人いりゃあ、ひとりくらいはカワイイのがいるのに、アイツら全員中の下…いや、下の下の下でゲゲゲの鬼太郎だな。ガハハハハ…(以下、延々と続くが略)」
これね、文字にするとイマイチだろうけど、生ライブ(笑)で聞いた私には、メチャクチャ面白かったんだよ。
リーダーの「いかにもおっさん」的な声と口調での、流れるような客の悪口の組み合わせが絶妙でね。
口に含んでいたビールを、つい吹き出しちゃった。それを見たリーダーも、客の私にウケたからか、嬉しそうな顔しやがんの。
飲食店の店員が、客の悪口を吹聴するなんてご法度だが、面白かったのでヨシ。※あくまで個人の意見です
なお、上記で説明してきたダメ店員たちは、移転後はほぼ姿を消した…あ、ひとりだけ残っているか(笑)。
まるで、香港映画に出てくる場末の飯屋のような、乱雑な店内にいかがわしい店員。
そんな移転前の店舗は、今思えば実に魅力的だった。※しつこいけれど、あくまで個人の意見です

ここで、そんな四つ角飯店を長年支えてきた、店主である高橋淳さんの画像を掲載。


2011年、アスペクト発行「餃子グルメ パーフェクトガイド」より。四つ角飯店が載っていたので買ってしまった。
写真左側には、「三代目店長の高橋さん。日本一の呼び声も高い。」との解説がある。
実際は高橋さんは四代目で、日本一とは、「中華料理技術コンテスト 餃子の部」で金賞を獲得したことを指しているようだ。
この中華料理技術コンテスト、一応検索してみたが、それほど大規模な組織ではない。
以前紹介した、茗荷谷『札幌軒』の「全国丼グランプリ」と似たような団体なのかな。
ただし、四つ角飯店さんの餃子は、いつ見ても美しい形状をしており、金賞獲得に異論はない。

今さらだが、ここで旧店舗時代にガラケーで撮影した料理の画像を紹介する。画質の悪さはカンベン。
まずは、現在はメニューにないつけ麺。正式名は「肉つけめん」だが、そんなに肉は多くない気も。


値段は覚えてないが、「普通のラーメンを麺とスープに分けただけなのに、ラーメンより200円上乗せ」だった記憶がある。
続いて、こちらも現在はメニューにない「オムライス」850円(税抜)。奥に見えるのは「餃子」と「水餃子」だ。


オムライスはウマかったので、なくなったのは残念。「天津飯」があるし頼む人は少ないのかな。
そしてこちらは、お店自慢の「餃子」を2人前。焼き色が揃っているのは、さすがは「金賞」獲得商品。


気のせいかもしれないが、この頃の餃子の方が、今よりも野菜の旨味が強く、ウマかった印象があるのだが。

冒頭でも触れたが、旧店舗閉店の直前は連日、長~い行列ができていた。
廃業ではなく、あくまで一時休業なのだから、並ぶことねえのに…と思っていた私だが、
「近隣で再開予定」から、1年以上経過しても復活の気配がなく、このまま滅亡か、と心配し始めたある日。
飲んだ帰りの深夜0時過ぎ、立川市の某ラーメン店で食事をしていたら、酔ったおっさん客の団体が来店し、
ラーメンとサイドメニューのご飯ものをガツガツと食べていた。そのうちのひとりが、高橋店主だったわけで。
店主、飲んだあとのラーメン+ライスは、身体に悪いですよ(←お前が言うか)。
すかさず「お食事中すみません、四つ角飯店の方ですよね」と声をかけ、「再開はいつですか?」とたずねたところ、
「来月に再開します。場所はこちらです」と、新店舗の住所が記載された、高橋さんの名刺をいただいた。
「ありがとうございます。必ず行きます!」と伝えてその場は別れ、新店舗で再び挨拶させていただき、
「以前よりメニューは減った(先述のオムライスなど)けど、その分、今のメニューに原価をかけている」こと、
「餃子は、季節によって野菜の配合を変えている」ことなどを教えてもらった。味が変わったと感じたのはそれが理由かな。

現在は若い店員さんが増えたが、高橋さんが不在でも、皆さん飲酒などせず、マジメに働いている。
お店も清潔で、お店の雰囲気は明らかに、現在の方が良くなっている。私個人の好みはともかく(苦笑)。
店内の様子はこんな感じ。カウンター席はないため、ひとり客でもテーブルに案内される。


夜は大勢で飲む団体客も多く、通常ならもっと混雑していて、こんな撮影はできない。早く収束・終息してほしいね。
せっかくなので、現在の料理も紹介。ガラケー写真ばかりでは申し訳ないので。
こちらは「肉と玉子の炒め」780円。私の大好きなKTI=きくらげ玉子炒めだ。


ピーマンも大きいが、豚肉は特にデカい。まるで焼肉定食のお肉だ。


KTIは旧店舗で食べたことがあるはずだが、今回の方が明らかに満足度が高い。少しずつ進化しているのだろう。
シメは初めて食べる「広東麺」880円。とろみのある熱々あんかけスープで舌をヤケドしないよう、慎重に食べていく。


具材はキャベツ、豚肉、きくらげ、人参、チンゲン菜にエビ、うずら。


醤油ベースのスープと、豊富な具材の旨味が重なり、なかなかおいしい。
意外とキャベツが多かったため、お腹いっぱいになったが、汁を少々残したのみで、ほぼたいらげた。
次回は、ちょっと気になった「汁なし担々麺」を食べてみよう。汁なしだからテイクアウトもOKかもね。

多少の空白はあるが、私の人生でもっとも長い間通い続けている飲食店。それが四つ角飯店さんだ。
立川の街を見守り続けて90余年。2027年には創業100周年を迎える
無論、その後も110年、120年、150年…とお店は続いていくはず。イヤ、続いてもらわなくては困る。
私はたぶん、あと80年くらいしか生きられないが(?)、死ぬ間際も、ここの餃子で一杯やれたらいいな、と思う。



四つ角飯店
東京都立川市曙町1-16-5 (旧店舗は立川市曙町2-2-17)
JR立川駅から徒歩約3分半
営業時間 月~金 11時~23時 土日祝は22時まで ラストオーダーはそれぞれ30分前
定休日 元日、ほか不定休
※日野にも同屋号のお店あり


※2020年4月以降は、しばらく11~20時営業(酒類は19時ラスト)、
日曜は定休、あるいは早じまいの可能性がありそうです
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街の変遷を見守り続けて90余年 立川『四つ角飯店』-前編-

2020年04月15日 | 中華食堂
近年、市外在住の方から「立川、ずいぶん変わったね」「きれいになった」と、よく言われる。
確かに、JR立川駅の周辺は、以前と比べると大幅な変貌を遂げた。
改札を出れば、「ペディストリアンデッキ」とかいう大きな歩道ができ、巨大なアーチまで建設され、
駅の真横にはモノレールが走る、近未来都市的(←陳腐な表現)な光景が広がっている。
エスカレーターやエレベーターを降りた先には、新たなビルや施設ができ、居酒屋や飲食店などが入った。

私がガキの頃はまだ、駅周辺はごちゃついていて、時折いかがわしい人間も闊歩しており、
小学校の先生にも、駅には近寄らないよう指導されていたが、今考えると、その原因は立川競輪だよな(苦笑)。
ただ、そのごちゃついた商店街の中には、市民に愛されたお菓子屋さんやトンカツ店などもあったのだが、
それらは「駅前開発」の名目で、大部分が立ち退きを強いられ、街から姿を消した。
替わって入ったのが、先述した居酒屋や飲食店だが、それらのほとんどはチェーン店。
周囲もパチンコ店、ドラッグストア、コンビニで固められ、正直つまらない街に生まれ変わってしまった。
見栄えはよくなり、機能性も向上したのかもしれないが、私自身は、今の立川駅周辺は好きになれない。

そんな、駅北口を出て西方面に向かうと、『ヤマダ電機』などが入る「立川タクロス」という施設がある。
ここにはかつて、「第一デパート」というカルトな百貨店が存在し、並びには青果店や鮮魚店などもあり、
さらにその先の四つ角には、その名のとおり『四つ角飯店』という中華食堂があった。
創業はなんと、昭和2(1927)年。東京でも屈指の老舗食堂である。
こちらも、開発を理由に立ち退きとなり、2014年10月、旧店舗からも近い現在の場所に移転し、営業を再開。
その間、約1年8ヶ月の休業があったものの、93年もの間、街の変遷を見守ってきた。
立川市民はもちろん、近隣住民にも、長きにわたって愛されてきたお店なのである。

こちらがお店の脇に設置してある看板。いつもながらダメな写真でゴメン。


旧店舗からのキャッチコピー「一日一食中華食」とともに、
こちらの名物「毎月5日15日25日 餃子の日 半額デー」が提示されている。
5の付く日は、1人前税込330円の「餃子」が、半額の165円になるため、毎回店頭に行列ができる。
お客の大半が持ち帰り希望で、生餃子を10人前・20人前と購入していく、おばちゃん客もよく見かける。
テイクアウトは何人前でもOKだが、店内での食事は、半額の日はひとり2人前までとなる。
こちらがその餃子だ。毎回、焼き色も形も揃っていて、美しい仕上がりである。


この餃子は、従業員の方々がせっせと包んでいるのだが、まるで機械で製造したのかと思うほど、丁寧である。
『餃子のO将』(←イニシャルにした意味なし)で習った、テキトーな包み方で自作する私も、見習うべきだな。
中身はこんな感じ。細かく刻まれた肉や野菜に、秘伝(?)の調味料やハチミツなどが加えられているらしい。


そして、毎週水曜日は「水餃子」330円も半額になるのだが、こちらは汁物なので、持ち帰りは不可だと思う。

※ラー油とコショウをかけるのが好み

5の付く水曜日は双方とも半額になるが、店内で食べる場合はやはり、併せて2人前までだ。
餃子自体は、「焼」と一緒のモノだが、スープが付く分だけ水餃子の方がお得な気がする。
どちらの餃子も、定額の330円でもじゅうぶんお得な一品だ。

なお、現店舗は席数も減ったこともあり、夜の時間帯はけっこう混雑していることが多く、
最近は「餃子半額デー」以外の昼にお邪魔し、日が沈む前の酒を楽しむことが多い。
以降で、これまでに食べてきた四つ角飯店さんのメニューの一部を、掲載していこう。

まずは、以前チラッと紹介した、巨大な角煮を乗せた「四つ角ラーメン」1100円。


お店の屋号がついているし、麺類メニューでは一番上の目立つ場所に記載されているため、
「普通のラーメンかと思い頼んだら、妙にボリューミーなのが出てきて、店員に文句を言う客」を、2度見かけた(笑)。
その後は、メニューに「特製角煮入り」の文字が入ったため、そのようなクレーマー(?)は減ったはず。
なお、いわゆる普通のラーメン=「中華そば」は、移転当時が490円で、現在は600円だ。

食べてみると、やはり豚角煮の存在感がスゴイ
以前「スマホより大きいサイズ」と説明した角煮は、中華風の味付けが施されており、
醤油味のスープやチンゲン菜、そしてご飯ともよく合う。なので「半ライス」170円を追加し、自家製「角煮丼」を作成。


ハシとレンゲを止めることなく、ズルズル、ガツガツと一気に食べ進めるべし。
角煮は定食1100円や単品990円もあり、さらに単品は「ダブル」1880円もある。ダブルは相当な量だろう。
下記画像は、ガラケーで撮影した、餃子と「肉とニンニクの芽炒め」730円。当時は630円くらいだった。


あと、奥に写っている「びんビール」は550円で、ウーロンハイやハイボールなどは390円~。焼酎ボトルもあったはず。
ニンニクの芽のシャキシャキ感が、柔らかいお肉とマッチしている。なお、一杯やるときに餃子は必須。
このときは確か、15時台に訪問したはず。こちらのお店は中休みナシなのがありがたい。

先日、四つ角飯店を取り上げたネット記事「多摩てばこネット」を発見。※当ブログより、よっぽどためになる内容です
読んでみたところ、「餃子が無添加」であり、「角煮は350グラム以上」あり、「麻婆豆腐の豆腐を変えた」ことなどを知った。
店主曰く低価格のスーパーではなく、豆腐屋さんから仕入れた手作り豆腐で麻婆豆腐を作ると、「味も食感も全く違う」とのこと。
以前は、低価格スーパーで仕入れていたのを告白しているのが気になるが(笑)、新・麻婆豆腐には興味津々。
なので、食べに行ってみたところ、おおっ、確かに豆腐の食感が全然違う!


よくある麻婆豆腐は、豆腐が口の中ですぐに崩れる(とろける、とは違う)けど、この豆腐はうどんのようにコシがある。
ひき肉やタレとの絡みもいいし、お豆腐屋さんのを使用しただけで、こんなに違うのか、と驚かされた。
こちらの麻婆豆腐、単品だと930円。以前より少し値上げしたけど、その価値はある。
ちなみに、私が食べた写真の料理は、実は数年前に加わった、「カレー麻婆豆腐」980円だったりする。
もう一度、画像を見てもらえればわかるが、普通の麻婆より赤くなく、黄色というか茶色っぽいでしょ。
「こんなに違うのか」と驚くのも当然であるが、豆腐の歯応えが違うのは事実なので、次回は普通のを食べるつもりだ。
あと、この日気づいたのだが、カレーと麻婆って、そんなに相性が良くない気がする(苦笑)。

※別注の餃子にも、タレとして利用

実は四つ角飯店さんは、「チャーハン」も絶品である。普通のは680円で、「ミニ(半)チャーハン」が430円。
先日、私が食べたのは「海老チャーハン」780円。写真のように、大きなエビが5尾も乗る。


わかりづらいが、一般的なお店と比べると、1.5~2倍くらいの量がありそう。


チャーハン自体は、ほどよい味加減で、お米もパラリと仕上がっており、しつこさもなく一気に食べられる。
実は、最初の方で紹介した、餃子と水餃子(ついでにビール)も、同じ日に食べており、


それでも残さず食べ切ったのだから、本当に「一気に食べられる」のだ。「喰いすぎだ!」と叱らないでおくれ。
シメには麺類を選ぶことが多く、チャーハンは詳しくない私だが、ここのは、他人にも自信を持っておススメできる。
まだ食べたことのない、自家製XO醤を使用した「究極のチャーハン」980円もきっとウマいんだろうな。

最後に、時勢を考慮し、つい最近利用した際の、テイクアウト料理も掲載。
定番の餃子2人前と、「レバニラ炒め」(900円)だ。容器代がかかるため、料金は店内と同一。

※上のパック、撮影前に2個つまみ喰い



チャーハンのところでも記したが、全体的に量が多めなので、レバニラも普通のお店の2倍近くあると思う。
「テイクアウトで飲食店を助けよう!」という運動が一部で始まっているようだが、
ぜひ四つ角飯店さんも、持ち帰り候補のひとつとして、頭に入れておいてもらいたい。

私が、こちらを利用し始めてから、もう30年以上の月日が流れた。
駅周辺だけでなく、かつて通っていた個人経営のお店も、次々と閉店を余儀なくされ、
いつの間にか、私が物心ついたときから営業している飲食店は、ほぼなくなってしまった。
唯一残った四つ角飯店さんには、永遠に営業を続けていただきたい。

そういえば、今回のブログタイトル、「前編」となっているのにお気づきだろうか。
次回「後編」では、移転前の四つ角飯店さんについて語ってみようと考えている。
写真は極めて少なく、あってもガラケー画像だが、カンベンしてほしい。



四つ角飯店
東京都立川市曙町1-16-5
JR立川駅から徒歩約3分半
営業時間 月~金 11時~23時 土日祝は22時まで ラストオーダーはそれぞれ30分前
定休日 元日、ほか不定休
※日野にも同屋号のお店あり


※2020年4月以降は、しばらく11~20時営業(酒類は19時ラスト)、
日曜は定休の場合があるそうです
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お座敷も牛丼もある『天下一品』神田店

2020年04月07日 | 天下一品
前回日記の最後の方で予告していた、『こげら』さんのお持ち帰りうどん+『天下一品』スープを試してみた。



※こってりスープ、ニンニク薬味、ラーメンタレのセットで500円

スープを購入した際、「ニンニクと味噌、どちらをお付けしますか」とたずねられ、ニンニクを選択したのだが、
「両方もらうのはダメなの!?」と思ったことを告白しておく。

さて、実際に作ってみたのがこちら。まずはスープにうどんを合わせ、つづいてニンニクを入れる。


具材や薬味はあえて入れず、純粋にこげら+テンイチのコラボを楽しむ。


よ~く混ぜたところで、うどんを啜ってみると、ビックリするほどウマい!


モチモチの極太麺が、濃厚なスープと絡み、まさに1+1=10にも20にもなる最高の組み合わせ。
上品なうどんダシだけでなく、下品な(注:ホメ言葉)テンイチスープとも合うとは、こげらさんのうどんはスゴイ!
麺を食べ終えたあとも、残ったスープに鶏唐揚げなどを浸して食べる「テンイチ・フォンデュ」も楽しんだ。


うどんも素晴らしかったが、最近ご無沙汰していた天下一品のこってりスープも、やはり認めざるを得ない。

ご無沙汰していた理由は、昨年10月の日記の冒頭でも触れたが、大幅値上げが納得できなかったから。
夏まではラーメン1杯720円だった神楽坂店が、10月1日のテンイチの日に行ってみたところ、790円になってる!
10月から税率が10%になったし、多少の値上げは覚悟していたが、70円も上がるとは計算外。
調べたところ、神楽坂だけでなく東京の他店舗も790円になった様子。意識高い系の価格だ!
もちろん、原材料価格や人件費の高騰など、いろいろ理由があるのは理解しているつもりだけど、
自分の店でスープを炊かない(人件費とガス代が抑えられる)チェーン店が、ラーメン1杯で790円とはねえ…。
その日、神楽坂店で食べたのは、こってりラーメン並のスープ増しにライス並。

※スープがちょっと多い

御会計は1080円。酒も餃子も頼んでねえのに、ラーメン店でこの価格は悔しい!


「もう天下一品なんて行かねえぞ!」と誓ったが、この日「次回無料券」をもらっていたため、誓いは即瓦解(笑)。
結局その後、年内だけで3度ほど足を運んでしまった。今後もたぶん、持ち帰りスープを何度か買うと思う。
悔しいが、やはりテンイチのこってりスープはオンリーワンの味だ。

そんな、憎み切れないろくでなし(?)な天下一品を、私が初めて食べたのは、今から20年以上前の神田店であった。
「関西発祥のポタージュみたいなどろどろスープのラーメン屋がある」と何かの本で知り、入ってみたのだ。
その後も、神田店は数回利用しており、直近に食事をしたときの様子を、今回リポートさせていただく。
入店したのは昨年の春ごろ。念のため繰り返すが、「入店は昨年の春」だからな。
「こんな大変な時期に食べ歩くのは最低」なんて批判コメントを、わざわざ送ってくるなよ!
今日、「緊急事態宣言」が発令されたようだが、私の姿勢は前回日記の最後に記してある。文句は一切受け付けない。

ブログタイトルにあるように、神田店にはお座敷席があり、夜は団体の飲み客もよく見かける。
もちろん、アルコール類やおつまみも多数用意されており、その充実度は東京のテンイチではナンバー1ではないか。
私もそれまでに、餃子や角煮で飲んだ記憶があるが、この日はまず、びんビールに「豚角煮」、


そして「もつ煮」を初めて頼んでみた。置いてある店舗は関東では少ないはず。


ビールは中びんで確か543円、角煮と煮込みは412円。税率5%なら400円になる計算だ。
先述のように、昨年10月に全店値上げしているので、現在はもうちょっと高いはず(以下の価格も同)。
味の方は、角煮も煮込みも自家製ではなく、業務用のヤツを湯煎して出すタイプだったため、
不満はないけど、無難でクセがないというか…要するに、どこかで食べたことのある味。
煮込みなんか、こってりスープを使用すれば、メチャクチャおいしいのができるはずだけどね。
それでもビールをお替りし、ほろ酔いになったところで、シメのこってりラーメン。
これも初めてとなる、牛丼とこってりラーメンのセット「牛丼定食」1037円をオーダー。
こちらが牛丼。最初から紅ショウガが添えられた状態で出てくる。単品だと486円。


ラーメンには、角煮ともつの残りを加えた(丼中央の上あたり)。スープの濃度もなかなか。


厨房での様子は見ていなかったが、牛丼の具材もおそらく業務用タイプだと思う。ちょっと肉が硬い。
いっそのこと、『吉野家』の「冷凍牛丼の具」を使えばいいのに…それだとコストがかかるのか。
牛丼には生玉子をつけたいところだが、テンイチって置いてないんだよね。頼めば出してくれそうだけど。
牛丼を半分、ラーメンの麺を食べ終えたところで、禁断のコラボレーション牛丼+こってりスープ!

※汚い画像でゴメン

ネットニュースか何かで「ウマい」って報じていたけど、やってみたら…たいしたことない
具体的には、牛丼の旨味とスープの旨味がぶつかり合ってしまう。双方ともキャラ(味)が濃いからねえ。
牛丼とこってりラーメン、どちらもシングルプレイヤーとしては超一流だが、タッグを組むとイマイチといえる。
あのルー・テーズとカール・ゴッチも、猪木&坂口とのタッグ戦では、チグハグしていたらしいし、
スタン・ハンセンとブルーザー・ブロディのタッグも、強かったことは間違いないが、
ブロディ(こってりスープ)の魅力をもっとも引き出したのは、ハンセン(牛丼)ではなくジミー・スヌーカ(白米)だし、
同様に、ハンセンにとっては、テッド・デビアス(味噌汁)の方がベストパートナーだったよな。
以上、昭和のプロレスファンにしか通じない比喩を用いてみた。一般の方にはわかりづらくてゴメン。

居酒屋としても利用できる、神田店のもうひとつの長所が、接客がなかなかいいこと。
この日、私の対応をしてくれた、リーダー的な男性従業員(店長?)を中心に、外国人バイトもテキパキ働いていた。
こういうお店なら、ついつい長居して、気が済むまで飲んじまいたくなるよ。
さっき触れた緊急事態宣言によると、飲食店は「営業OK」だが、居酒屋は「自粛が望ましい」とか。
はっきり線引きしないと、天下一品神田店とか、ラーメン店で堂々と飲酒するオヤジが出てくるぞ。
私? さすがに飲まないよ。自宅のある立川から神田は遠いし…(←近かったら飲むのか?)。


※拙ブログは、営業or自粛にかかわらず、全国の飲食店・居酒屋を応援しております


天下一品 神田店
東京都千代田区内神田3-23-8
JR神田駅北口から徒歩約2分
営業時間 月~金 11時~翌2時 土、祝日は22時まで
定休日 日曜日
※HPによると、4/7以降は当分、月~金 11~22時、土日は定休だそうです


※追記 残念ながら、ビルの老朽化により、2022年11月12日に閉店しました
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『こげら』さんの安ウマうどんを自宅で

2020年04月04日 | そば、うどん
以前紹介した、東村山市のうどん店『こげら』さんには、その後もたびたび通っている。
いつもは店主ひとりの営業だが、先日訪問した際は、女将さんもお手伝い。
女将「ご注文は?」 私「釜玉うどんの並にれんこんとちくわ、あと缶ビールもお願いします」。
女将「天ぷらがれんこんとちくわ、あと釜玉にビールの並でーす」。店主「ビール並ってなんだよ(笑)」。
最近、めでたく結婚20周年を迎えたおふたりのやりとりを、常連客は「夫婦漫才」と呼んでいるらしい。
フォローしておくと、女将さんは食材管理やお客さんのお見送りなどは、メチャクチャ丁寧である。

前回日記にも掲載したが、こちらが「釜玉うどん」並300円と、「れんこん天(かじりかけ失礼)」&「ちくわ天」各100円。
上の方にひっそりと写っているのが、300円と破格のエビス缶! ※缶ビールはプレミアムモルツもあり、そちらも300円


ついでに「かけうどん」小200円に期間限定商品「餅の天ぷら」100円を追加。ダブル炭水化物、いいね!

※実は、缶ビールもお替りしている

食後、さらにお持ち帰り用の茹でうどん(1玉100円)とダシ(約300ccで100円)もお願いした。


ダシを入れる容器は、自分で用意していく。また、うどんは3玉のはずだが、明らかに3玉以上あった。


※追記 お持ち帰りサービスはお店のご厚意なので、対応できない場合もあります

さっそく、家族で「かけうどん」にして食べ、余った分はお店での助言通り、冷凍した。





※炒り玉子とおろしショウガを入れてみた

もちろん、店主が提供する、切りたて・茹でたてうどんにはかなわないが、この味を家庭で楽しめるのはありがたい。

外出自粛要請により、飲食店での食事すら批判される時勢だが、テイクアウトなら問題ないだろう。
というわけで、こげらさんの安ウマうどんは、これまで何度も持ち帰りで楽しんでいたため、この機会にまとめて紹介してみる。
初めての持ち帰りでは市販の「めんつゆ」を使用。昨年の大晦日も、年越しそばと一緒に、めんつゆに浸してズルズルすすった。
  

2度目の持ち帰りで、初めてめんつゆ以外を使用。選んだのは、私の大好きな「サッポロ一番 塩らーめん」の粉スープ!


よく、「世界三大スープ」として、トムヤムクン、ふかひれスープ、ボルシチが挙げられるが(ブイヤベースの場合もあり)、
私はそれらより素晴らしいスープをふたつ知っている。そのうちのひとつが、このサッポロ一番塩スープだ!

まずはこげらうどんを再度茹でて温め、軽く水で洗っておき、薬味や具材を用意する。


ネギと揚げ玉は100円ショップで買った安物だが、チャーシューは一橋学園の名店『なにや』さん自家製の逸品である。


とにかく、ここのチャーシューは私の知る限りナンバー1なので、また改めて紹介する。
その後、熱湯に粉を溶いた、世界三大スープのひとつ(笑)を丼に注ぎ、麺や具材を盛りつけていく。


こちらが完成版。食べてみたところ、うどんもスープも大好きだし、当然ウマいのだが、なんだか予想通りの味。


1+1が10にも20にもなると思ったのだが、麺と汁に一体感がなく、あくまで1+1=2という印象。
その後、店主に持ち帰りうどんの調理についてたずねてみたところ、「一度茹でてあるので、煮込んだ方がいい」とのこと。
そうか、うどんとスープをあとから合わせるのではなく、一緒に煮込めばよかったのか。
なお、うどんと薬味が余ったので、自宅で作ったカレーをかけて食べてみたところ、


揚げ玉とネギはともかく、ぶっというどんと、トロミのある家庭のカレーの相性は、なかなかよかった。
その次に持ち帰った際は、アドバイスに従い、煮込みタイプのうどんを作ってみることに。
ダシとして選んだのは、これまた100円ショップで購入した、クリームシチュー!

※ローソンストア100 バリューラインの「大盛クリームシチュー」

いきなり双方を鍋に入れて加熱。どうも、水分が足らない気がするので、水を追加。


大好きな生玉子も投入し、しばらく待つと麺から水分が出てきた。水は入れなくてよかったようだ。


完成品を丼に盛りつけ、スライスチーズを1枚置いてみた(右下の方)が、写真がヘタで、わかりづらいね。


玉子&チーズ入りのクリームシチュー煮込みうどん、見た目は悪いが、食べてみたら結構おいしい。


この、オマケとして数本混ざっている、うどんのはじっこ=超幅広うどんを噛みしめるのが快感なんだよ。

以上、いくつか試してみたけど、太くてムチムチのこげらうどんは、腹持ちもよく、どんなスープ(?)とも合う。
今後は、煮込みタイプということで、具だくさんの「鍋焼きうどん」や、それこそお鍋のシメにも使用してみたい。

ただその前に、先日購入したうどん玉が、まだ冷凍庫に残っており、そのうどん用に、本日あるものを購入した。
それこそ、さきほどサッポロ一番塩スープのときにチラッと触れた、世界三大スープに匹敵するもうひとつのスープ、


拙ブログで何度も紹介している、『天下一品』のこってりスープだ!
初めて持ち帰りスープを買ったが、500円もしやがった。すっかり意識高い系だな、最近のテンイチは。
無敵のこげらうどん+魅惑のテンイチこってりスープ。絶対ウマいだろうなあ。
上記のうどんは、天下一品シリーズで近いうちに報告しよう。

さっきも書いたが、“不要不急の外出自粛要請”により、多くの個人経営の飲食店が、ピンチに陥っている。
私の知人のお店も、週末を休みにしたり、営業自体をやめたところもある。
個人的には「不要な外食はない!」と思っているが…あんまりこういうコトは言わねえ方がいいのかな。
私は今後も、飲食店の利用を(ひそかに)続けるつもりである


手打ちうどん こげら
東京都東村山市富士見町2-6-72
西武線小川駅から徒歩約15分、東大和市駅から徒歩約18分
営業時間 11時~14時(売り切れによる早じまいあり、夜営業は現在お休み)
定休日 水曜、その他不定休
※持ち帰りうどんは基本、茹でタイプのみ。繁忙時は対応できない場合もあり
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