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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

ビートルズで洋食を 立川『にゅうとん』(後編)

2024年02月01日 | 洋食屋さん
「立川にこんな素晴らしい洋食屋さんがあったのか!」と、地元民の私を喜ばせてくれた『にゅうとん』


上記は、数日前に発表した前編冒頭の店頭画像のアップで、今回が後編となる。

ではさっそく、前回末尾の続きとなる、「エビドリア」からリポートしていく。ドリアはカニやチキンもあり、価格はどれも950円。


グラタンの中にご飯を入れるなんて、考えた人は天才だよな。カロリーはさておき(笑)。
具材はエビ、マッシュルーム、玉ねぎなど。他のソースをかけるクリームコロッケでは気付かなかったが、ホワイトソースの塩分は控えめ。


前編でも説明したように、にゅうとんさんの食事メニューには味噌汁、サラダ、コーヒーが付くのだが、
実はこの日、ドリアの前に「ハンバーグステーキ(玉子付)」780円も注文していた。


すると店員さんが、「(ハンバーグの)生野菜サラダがダブってしまうので、他のにしましょうか?」と提案してくれ、
マカロニサラダやポテトサラダにも変更可能らしいので、マカサラにしてもらった。
出てきたのは、いかにも業務用スーパーで売ってそうなヤツだったが(苦笑)、心配りがありがたいよ。


なお、一緒に写っているのは「ウーロンサワー」定価480円とお通しの枝豆。洋食屋さんで飲む焼酎割りも、なかなかイケる。
ハンバーグには、目玉焼きと生野菜サラダの他、よく見るとカレー風味の黄色いポテトサラダもあるし、
さらにハンバーグの下には、パスタも隠れている。デミグラスソースと絡めれば、ウマさ爆発なのは書くまでもない。


無論、ハンバーグ本体も美味しいし、最後はドリアに乗せてハンバーグドリアに。お行儀悪い食べ方、そしてカロリーの過剰摂取を反省。


他の食事類では、ナポリタンはだいぶ前に食べたので、同系統の「イタリアンスパゲティー」770円をオーダー。
地域によって異なるようだが、関東地区ではほぼ、イタリアン=ナポリタンのケチャップ未使用版、のはず。


見た目に反し、味付けは意外としょっぱく、野菜やベーコンと合わさると美味しい。そこそこ量もあり、満腹になった。


ナポリタンはいろんなお店にあるが、イタリアンスパを提供しているお店は、立川では珍しいはず。

あるときは、「カツカレー」830円も食べた。「ポークカレー」が680円なので、お得感がある。
いつものようにサラダと味噌汁が出てきたあと、大皿に盛られたカツカレーが登場。


カツが小さく見えるが、このとき紹介した東小金井『冨士ランチ』のカツカレーと同様、皿がバカでかいのである。


海のようなカレーソースに対し、島部分のライスは適量だったので、難なく食べ切った。
なお、この日は下記の「一部ドリンクが割り引きになるハッピーアワー」の看板を発見。


さっき、ウーハイを定価480円と記載したのは、あの日は300円で飲ませていただいたからである。
ハッピーアワーを知ったのは昨年9月だが、今年訪問したとき(3回前に掲載)は、この看板を見かけなかったので、もうやめたのかも。

どのメニューも安く美味しく、お腹一杯にもなるにゅうとんさんだが、前回語ったように、訪問が途絶えた時期もあった。
その理由のひとつが、ランチはさらに安すぎて、夜しか行けないのが悔しかった、である。
私らしいセコイ理由だが、ランチタイムのメニュー看板がこちら。


主菜をふたつ選び、サラダ・味噌汁・コーヒー付きのランチが770円で、単品の日替わりランチは660円。夜以上に安価である。
例に挙げて悪いが、たった今『松屋』のHPで確認したら、ランチタイムは、ほとんどの定食が770円以上する。
チェーン店で高い金払うなら、ちゃんとしたコックさんがいるお店の料理を食べた方が、満足度は高いはずだ。
私自身は、昼食は自宅で食べるのが基本だし、そもそも正午くらいまで寝ているため(恥)、ランチタイムの訪問は難しかった。
そんなある日、意を決し初のにゅうとんランチを味わうことに。13時過ぎの訪問だったが、1階は満席で、初めて2階席に案内された。
実は、数ヶ月前に八王子球場で高校野球秋季大会を観戦した帰り、ランチを食べに訪問したところ、
土曜日の13時過ぎにもかかわらず、店頭に行列があり入店を断念。平日12時台は、さらに混んでいると思われる。

主菜ダブルの「組み合わせランチ」は、+300円でさらにもう一品追加できるので、そちらを選択。
おかず3つは、牛ロース生姜焼き・とんかつ・チキンソテーの牛豚鶏トリプル制覇も企んだのだが、
さすがに下品すぎるので、チキンソテーをオムレツにし、さらにご飯は+100円の大盛で、計1170円。
まずは「そばサラダ」がやってくる。そばサラダというのを初めて見たが、少量のツユに浸した茹でそば+野菜少々であった。


野菜嫌い・麺類好きの私には最高のサラダであり、これならあと10個は食えるぞ(笑)。
しばらくすると、栄養満点のランチ一式が登場。


大盛ライスは450グラムくらいか。食が細くなった私だが、これくらいは許容範囲。


そしてこちらが、牛豚鶏の洋食3種盛り合わせに、生野菜と白スパ。


牛ロース生姜焼きは歯応えがある肉質で、とんかつはやや厚め、ほうれん草入りのオムレツは半熟の仕上がり。


メシもオカズもガツガツとたいらげ、食後のコーヒーまでキッチリいただき、大満足でお会計。

さて、前編では「現在は二代目がメインシェフ」と記したが、初代店主は引退したのではなく、
にゅうとんのすぐ隣に、『洋膳食堂 新豚亭(にゅうとんてい)』というお店を新たに開業。


要するに、今も現役シェフとして、腕を振るっているのである。
ただし、新豚亭はランチ営業のみなので、これまた訪問がなかなか叶わなかったが、


昨年末に、念願の初入店を果たしたので、その様子もリポートする。

店内の席数は少なめで、他の席との間隔が広く、ゆったりくつろげる雰囲気。
お母さんにテーブル席に案内され、さっそく卓上のメニューを確認。


品数は絞っているが、にゅうとんと変わらぬお手頃価格。
私はこちらのオリジナルである、「ミックスクリームコロッケ(エビ 牛舌)」900円を注文。
エビはともかく、牛タンのクリームコロッケは珍しいね。数分後、予想より早くランチが出てきた。


味噌汁とサラダに小皿、そして中央のコロッケの脇には、温野菜や煮物が添えられている。
チェーン店ではまず出てこない、きんぴらや里芋の煮物は、ベテランシェフならではの技術と真心だろう。


実は和食が苦手な私だが、シェフの真心に応るべく、残さず食べたよ。
メインのクリームコロッケも当然絶品で、こちらがエビで、トマトソースがよく合う。


珍しい牛タン入りがこちら。思ったより具材が多く、クリームコロッケなのに歯応えがあるのが面白い。


食後はコーヒーと紅茶が選べるので、アイスティーにしてもらい、「ごちそうさまでした」。


途中、お母さんが奥の厨房に行っている間に、新規客が入ってきたので、私が厨房に行き「お客さんが来ましたよ」と伝えたところ、
会計時にはシェフのお父さんがわざわざ出てきて、「さっきはありがとうね」と声をかけてくれた。
気さくなお父さんがメインシェフだった、昔のにゅうとんさんに、もっと通っておくべきだったね。

かつて私は、「立川駅周辺はロクな店がねえ」と不平を述べたこともあったが、 ※私以外の立川市民にも、そう思っている人はいる
にゅうとんさんと新豚亭さんは、上記発言に該当しない良店であるため、反省するとともに前言を撤回し、
今後は「にゅうとんさんと新豚亭さんは素晴らしいお店だ!」と訴え続けていくことにする。

最後にオマケ情報。にゅうとんさんは営業中、ビートルズの楽曲がBGMとして流れ、店内にはメンバーの写真も掲示してある。
つい最近、お店の脇にある看板に、「ビートルズを聴きながら、美味しい洋食を!」のコピーを発見。


おそらく、初代店主がファンなのだろう。キャッチコピーを真似て、今回のブログタイトルにしてみた。
昨夏の「新世界で朝酒を」よりは、『ティファニーで朝食を』に近いと思うのだが…。



にゅうとん 
東京都立川市曙町3-2-1
JR立川駅北口より徒歩約3分
営業時間 11時半~14時、17時~21時 第三土曜と祝日はランチのみ
定休日 日曜

洋膳食堂 新豚亭
東京都立川市曙町3-2-5(にゅうとんのほぼ隣)
営業時間 11時半~14時
定休日 日曜、祝日
※大人数での予約ならば、夜営業も可能とのこと
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