明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

3年前の日大三-金足農を、再度振り返ってみる

2021年03月23日 | 高校野球
2年ぶりに開催されている、選抜高校野球大会。
前回の高校野球ブログでの予想が的中し、我が母校・日大三は無念の落選で出場ならず。
1月下旬の代表校発表会議(←名称テキトー)は、今年もネット中継されており、わずかな望みを託し視聴していたのだが、
関東地区担当・選考係長(←この肩書きもテキトー)の寸評が、三高批判ばかりでムカついた。
曰く、「準決勝は7回まで無安打」「決勝も8番打者の2安打のみ」「非力でバカばっかりの打線」などと言いたい放題。
3つ目のは創作だが、選出した東海大相模をたいしてホメずに、三高の欠点をダラダラ述べる、ってのはおかしいだろ。
むしろ、準決勝は7回までノーヒットでも勝ったんだし、決勝もヒット2本で1点取ったんだぞ。
試合巧者ぶりを評価し、選んでくれてもいいではないか(苦笑)。
なお、関東と同様、最後の1枠が注目された近畿地区は、奈良の天理が選ばれた。
準々決勝がコールド負けゆえ、選出への疑問や批判も多かったようだが、忘れてはいけないのが、
天理も東海大相模も、中止になった昨春の選抜大会にも出場予定だったこと。
昨年はコロナ、今年は微妙なジャッジで出場できないのは、さすがに気の毒だ。
私も、上記2校が選ばれてよかったと思っている。昨年の分まで、力いっぱい戦ってほしい(両校とも初戦は突破)。

甲子園出場を果たせなかった三高に対し、「低迷期に入った」などの厳しい意見がネットで見られる。
低迷期って…3年前の夏に全国ベスト4になったのを、もう忘れたのかよ。
敗れた準決勝だって、ドラフト1位指名された、好投手を擁する金足農相手に1-2の惜敗だし。
その試合については、拙ブログでも2年前、-今年の夏が来る前に 昨年の日大三-金足農を-で、簡単に振り返った。
負けた試合の映像は見ない主義なので、現地観戦した記憶だけで書いたのだが、
つい最近、日大三-金足農戦の動画を改めて視聴してみたところ、ブログの記述に誤りがあったことに気づいた。
5回裏の吉田投手のバント処理、あれは完全に絶対に間違いなく100%セーフである
上記のとおり、同じ意味の言葉を繰り返す、バカ丸出しの重複表現で強調してみたフォースプレイでのアウトだが、
映像で確認したら、「完全に」ではなく、「セーフじゃないかなあ…」くらいにトーンダウン。
三高ベンチがある、3塁側観客席に陣取ったのに、周囲のヤツラは相手の金足を応援していたため、
二塁塁審などの審判も含め、球場の大部分が敵に見えてしまったのかな。

もうひとつ、記述ミスがあったのだが、その前に1冊の本を紹介。
ノンフィクションライターの中村計さんによる、「金足農業、燃ゆ」(文藝春秋発行)だ。
  ※アマゾンからパクった画像

高校野球をテーマにした著書を、多数発表しておられる中村さんだが、どの作品も綿密な取材がベースにあるのが特徴。
取材対象チームの生徒や監督・コーチだけでなく、OBや他校のライバルなど、あらゆる関係者の声を拾い上げる。
登場人物たちへの敬意も感じられるし、高校野球関連のライターの中では、一番信用できる方だと思っている。
代表作は「甲子園が割れた日 松井秀喜5連続敬遠の真実」。私のおススメは「勝ち過ぎた監督 駒大苫小牧 幻の三連覇」。
少年少女向けだが、山﨑福也投手(現オリックス・バファローズ)について記した「世の中への扉 甲子園がくれた命」も、
日大三高野球部のファンなら要チェックだろう。ちなみに私は、大嫌いな早実関連以外の著書は、だいたい読んだ。

さっき挙げた「金足農業、燃ゆ」も当然、金足農野球部関係者に、徹底取材した様子がうかがえる。
彼らの快進撃に対し、【東北の公立農業高校に通う、純朴でマジメな地元出身球児たちの奮闘】という、
世間が抱いた印象を裏切るように、吉田投手らレギュラーメンバーの赤裸々な姿が描かれている。
彼ら(というか、彼ら3年生の代)は劣等感とは無縁な、常に自信満々で大胆不敵な連中だったようで、例を挙げると、
○監督やコーチには常に反発 ○相手校を徹底的にヤジる ○試合前の挨拶では必ず相手をにらみつける
○味方でもエラーしたら罵倒する ○ピンチに伝令で出てきた後輩にギャグをやらせる
牽制球を受けた一塁手は、帰塁した走者に強烈なタッチをする


個人的に好きな言葉ではないが、いわゆる「ヤンチャ」な選手の集まりであることが理解できるが、
最後に他より大きめの字で記した、走者への過剰なタッチ、これは見過ごせない行為である。
実際、準決勝で小倉監督は、「一塁手のタッチが強すぎる!」と、主将に命じて審判へ意見を述べさせたらしい。
我々の座席からは、ベンチ内の監督の表情は見えなかったが、そういえば、日置が球審になにかを告げに行った記憶がある。
中村さんは当然、三高の小倉監督にも取材しており、当時はベンチで怒り心頭だったらしく、
「肩を叩かれると脱臼しちゃう。必要以上に強いタッチは危険」なため、審判に意見(抗議)したそうだ。
「そんなの、負けてるチームの難クセじゃねえか」と思う方もいるだろうが、一塁手のタッチについては、
同じチームの吉田投手ですら「手がもげるくらいのタッチ」、捕手の菊池も「ほぼ殴ってる感じ」と語っている。
当の本人も「昔、相手の一塁手に叩かれて。叩かれたくないからリードしなくなった。あれいいな」と、
否定するどころか、強いタッチをしていたことを認めた。あまつさえ、抗議した小倉監督に対しても、
「抗議したあと、吉田の牽制が増えたでしょ。文句あるなら自分じゃなく吉田に言えばいいのに」と、
悪びれず応えている。さすがの中村さんも「問題の本質が根本的にわかっていないようだ」とあきれていた。
この選手は地区大会でも、打者として一塁に駆け抜けるとき、相手一塁手の足を踏む前科があるらしい。
多少態度が悪いのはともかく、ケガの恐れがあるプレイを故意に行なうのはダメだろう。
観戦中は熱くなっているし、そもそも三高の選手しか見ていないから、そんな行為があったなんて気づかなかったよ。
先述のブログで私は、(金足は)「死球や体当たりなどの悪辣な行為は皆無で、最後まで全員がフェアプレイを貫いた」
と絶賛したのだが、残念ながら結果的に記述ミスだったようだ。チクショー、負けたことが余計に悔しくなった。

とはいえ、「金足農業、燃ゆ」では、三高に好意的なコメントも複数見受けられた。
○金足の元監督である三浦氏が、日大三の冬合宿を見学したときの感想
「金足も練習してるって言われてたけど、まだまだ足りねぇなと思った。しかも、三高の選手はいい顔して練習してる」
書籍では、金足の猛特訓についても描かれていたが、三高の冬合宿はさらに内容が濃いとは。なんで勝てないんだ?
○3回戦の横浜戦で逆転3ランを放った、6番打者の高橋がバントを失敗した際
「広沢からバントすんの、無理です。速いし、背が高いから角度がすごい」
この日先発した廣澤(正式名)は、190センチ超の長身投手。速く角度がすごい、と認めてくれたのは嬉しい。
○全試合で4番打者を任され、三高戦でもタイムリーを放った打川
「甲子園で対戦した投手では、三高の河村がナンバー1。スピードはそうでもないけど、キレがすごく、手元で伸びてくる」
優勝した大阪桐蔭からプロ入りした柿木とか、大勢の好投手の中で、三高の河村を最高評価してもらえるとは光栄だ。
憎たらしいヤツラだが、三高のことも少しは認めてくれたようなので、早実のように恨み続けるのはよそう。
最近の金足は、一昨年の9月以降勝ち星がないように、三高以上に苦しい戦いが続いている様子だが、
再び甲子園で対戦できることを願っているよ。もちろん、今度は必ず三高が勝つ!

昨日、1都3県の緊急事態宣言が解除された。あさって25日には、春季都大会の抽選が行われる。
2回勝ってベスト16に進出すれば、夏の大会のシード権がもらえる。
昨秋大会準優勝の日大三は、例年どおりならトーナメント表の右下に入るはず(優勝した東海大菅生が左上)。
どうか、序盤からいきなり、強いところと当たりませんように…(祈)。

昨日、都大会の会場となる(春季大会はなし)、市営立川球場の近くを散歩してみた。


六分咲き程度の桜の合間から、スコアボードが見えた。


待ちに待った球春が、東京にもまもなく到来。ガンバレ高校球児たち! 
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日が沈む前に喫茶店でホロ酔い 大泉学園『大森喫茶酒店』

2021年03月18日 | 居酒屋・バー
私の好きなTV番組のひとつが、テレ東系で放映している、「出没! アド街ック天国」
街の名所や見どころを広く浅く、軽妙なナレーションで紹介していくスタンスが、ボーっと眺めるのにちょうどいい。
番組開始から20年以上続いているため、以前出没した街を、再度訪れるケースも増えている。
今週20日の土曜日は、練馬区の大泉学園を、約11年ぶりに紹介するようだ。

私が初めて、西武池袋線の大泉学園駅を訪れたのは、昨年の夏頃。目的は駅近くの人気うどん店だ。
店主と顔なじみの友人に案内してもらい、さんざん飲み喰いしたあと、「もう1軒行こうか」となり、
今度は私が友人を、うどん屋さんから歩いて数分の場所にあるお店へ案内。
とはいえ、私自身もそこに入ったことはないので、案内したのは道だけである。
以前から気になっていた、そのお店の名前は『大森喫茶酒店』。屋号どおり、喫茶と酒場を兼ねたお店だ。
ちなみに、読みは「きっささけてん」ではなく、「きっけてん」である。

店内は横並びのカウンター席と、奥にはテーブル席。カウンター内には店主らしき男性と女性店員、
そして黒板には、数えきれないほどのメニューが書き込まれている。


まずはウーロンハイを頼み、つまみにはネーミングが面白い「コマネチ」300円を注文。


「コ」ンビーフに「マ」ヨネーズと「ネ」ギを乗せ、レンジで「チ」ンするのが商品名の由来だそうだ。
お店のオリジナルかと思ったら、関西ではだいぶ前から存在するレシピらしい。知らなかった!
前の店でうどんを食べてきたのに、日替わりメニューの「しゅうまい」300円など、いろいろとツマミを頼み、


さらにシメの食事として、マニア心をくすぐる「サッポロ一番で作る油そば」380円も注文することに。


ちょっと酸味の効いたタレなど、お店独自の味付けと具材だが、麺はまさしくサッポロ一番であった。
友人は満腹のようだが、私は調子に乗って、シメ第2弾の「自家製チーズケーキ」500円を追加。


さすがは「喫茶」酒店。デザートも手抜きなく、かなりウマいではないか。
会計時、「昼の時間帯も同じメニューです」と教えてもらったので、すぐに再訪を決意。

数日後の夕方、日が沈む前の酒を楽しむため、ひとりで入店。
前回と同様、店主と女性がお迎えしてくれたが、おふたりは夫婦ではないそうだ。
いろいろと注文したが、今回もやはりハズレはなく、その後は別の友人とも何度か通った。
以下で飲み食いしたメニューの一部を、一気に紹介していく。

まずはドリンクから。ビールやハイボールなどの定番の他にも、個性的な商品が揃っており、
たとえば下記は「生パインサワー」。なお、ドリンクの価格は覚えてないが、サワー類はだいたい400円台のはず。
 

マドラーでパインをぐしゅぐしゅ潰し、果汁たっぷりのサワーを楽しんだ。
「生すいかサワー」も注文してみたが、品切れとのこと。結局、すいかサワーはその後も品切れ・未見のままだ。
替わりに注文したのが、「生いちごサワー」。果肉たっぷりで、ビタミンが摂れそう。


サワー類もいろいろあったが、私が一番気に入ったのは、「ブラックペッパー割」。


ひと口飲むと、最初は焼酎の味がして、あとから黒胡椒の香りと辛味がブワンと口内に広がる。
私は辛口ジンジャーエールの焼酎割りも好きなのだが、あれよりも甘さがなく、爽やかで飲みやすい。
その後は「キンミヤ」のボトル(1200円+氷500円)を入れ、ホッピー外250円で割ったり、
喫茶らしく、私の大好きな無果汁メロンソーダがあったので、「緑ソーダ割」にして飲んでみたり。


理想は、バニラアイスも乗せる「クリームソーダ割」なのだが、この日はアイスがなかったそうで断念(←頼むなよ)。
繰り返しになるが、こちらは喫茶店でもあるので、コーヒー・紅茶にソフトドリンク、
さらに店主が厳選した日本酒や焼酎なども用意されており、あらゆるお客さんの好みに対応できるはずだ。

続いてはおつまみ類。最初に出てくるお通しも、なかなか手が込んでいる。
あるときは、ミョウガと鶏肉の和え物(商品名は私が勝手に命名、以下同)。


またあるときは、はんぺんの柚子胡椒まぶし。


和風ばかりでなく、ラタトゥイユのときもあった。


店主大森さんは、喫茶店や和食の経験があるようだが、若いのに引き出しの多い方である。
おつまみ類も、個性的かつ豊富ながら、味だけでなく価格もヨシ。
こちらの「牛ステーキ」は、このボリュームで580円!


食べたことはないし、一生食べないだろうけど、いきなりステーキよりも絶対に安くてウマいはずだ。
こちらも、このお店で初めて食べて、感銘を受けた「魚肉ナポリ」300円。


要するに、「魚肉ソーセージ入りナポリタンの麺抜き」だが、酒のツマミとしては、コスパも含めかなり優秀。
数日後に他のお店でも、マスターにお願いして作ってもらったよ。
こちらは「自家製タルタル」。ブロッコリーとエビを選択できるので、エビにした。


このタルタルを使った、「白身魚フライ」380円も、きっとウマいだろう。
ここからは、私の大好物であるメニューを3連発。まずは「プレーンオムレツ」450円に、


「特製カレーライス」700円のライス抜き、「カレールー」300円。


「自家製トマトソースハンバーグ」580円。ご飯orパン付きだと800円。


お子ちゃまメニュー3連発と思うだろうが、大人でも楽しめるテイストなのは書くまでもない。
特にハンバーグはウマかった。次回はチーズや目玉焼きもトッピングしてみたい。

最後に紹介するのは、喫茶店らしく「自家製プリン」400円。オッサンのくせに、子供が喜ぶメニューばかりでスマン。


表面がキャラメリゼされており、スプーンを入れるとバリンと割れる。

※「キャラメリゼ」という言葉を使うのは、三鷹『ブルーバード』以来人生2度目

甘さ控えめで、シメにぴったり。未食のチョコレートケーキも、ぜひ試してみたいね。
和洋中、軽いものからガッツリメニュー、さらに食事にデザートまで、なんでも揃っているのが素晴らしい。
おまけに昼間っから営業しているとは…近所に住んでいる方々がうらやましいよ。

私の地元立川からはちょっと遠いし、緊急事態宣言やらなにやらで、ここ数ヶ月はご無沙汰しているが、
こうしてブログで振り返っていたら、今すぐ大森喫茶酒店で飲みたくなってきたではないか。
もし、土曜夜の「アド街」で取り上げられたら、客が殺到するだろうし、行くなら明日か明後日の昼かなあ…。

あと、冒頭で少し触れた「人気うどん店」とは、『手打うどん長谷川』のこと。

※代表的商品の「糧うどん」

こちらは、うどん好きの間では有名らしく、多分、アド街にも登場するのではないかね。
拙ブログでも当然、そのうち紹介するつもりだ。



大森喫茶酒店
東京都練馬区東大泉4-3-6
西武線大泉学園駅から徒歩約3分
営業時間 12時~24時 3月21日までは10時~20時
定休日 火曜
※お店のHP→https://www.o-kissake.com/
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立川駅から徒歩60分圏内の飲食店

2021年03月15日 | 飲食店まとめ
最近ポツポツと発表している、【近所の飲食店を巡る(ただし、近所=徒歩60分圏内)】シリーズ。
私はかつて、減量のため長時間ウォーキングをしていたため、60分程度の歩行は苦にならない。
飲食とお散歩、ふたつの趣味を同時に楽しめ、しかも交通費まで浮き(←ケチくせえ)、至れり尽くせりである。
せっかくなので今回は、私の地元・立川駅から徒歩60分で行ける範囲を紹介してみたい。
こんな情報、誰が望んでいるんだ!? という指摘は、あえて無視する(苦笑)。
なお、私自身はここ数年、泥酔時を除き後続の歩行者に抜かれた記憶はなく、歩くのは早い方だと思う。
また、いいトシこいて路上をダッシュすることもあるし、車が来ないときは、時折赤信号も…(以下自主規制)
まあとにかく、実際は60分以上の時間を要する方もいるだろうが、そこはご容赦願いたい。

今回はJR沿線に絞ろうと思う。まずは中央線の上り方面から。
都内はともかく、多摩地区は駅間の距離が長いため、徒歩60分では、ふた駅先の西国分寺までが限度。
ルートを簡単に説明すると、まずは駅南口を出て、WINS通りを西へ進み、国立駅を目指す。
南武線の踏切を越え、なおも進むと、道路右側に人気中華食堂『癒食同源』
すぐその先、左側のちょっと奥に入った場所には、大盛ラーメン・つけ麺の『日の出屋』がある。

さらに進んでいくと、国立市に入り、国立駅に続いている富士見通りと交差する。
ここの十字路には、昨年開店した『ひもかわ桐生』といううどん屋があったのだが、


いつの間にか芝大門に移転していた。まあ、潰れたわけじゃないようなので、よかったよ。
富士見通りを直進すると、国立駅が見えてくる。ここまで36分くらいか。
駅南口から西へ伸びる細道を歩いていき、私道みたいな公道と階段を上ると、中央線の線路を見下ろす一本道に出る。
ここからは、行き交う中央線を眺めながら、ひたすら西国分寺駅へ進む。到着までだいたい54分。
残り6分で着きそうなのは、この日の目的だった、初訪問の某中華食堂。
約60分歩きたどり着いた、私を待っていたのは、無情の「準備中」札!


出発前に「中休みナシ」という情報を確認したのだが、今の時勢だと変更もあるからね。
門前払いは残念だが、以前も書いたように、日頃の行ないが悪い私には、よくある惨事である(泣)。
予定を変更して向かったのは、駅からほど近いカレーのお店『すぷーん』
近隣住民ならみんな知ってる、常に客足の途切れない繁盛店だが、開店直後でたまたま空いていた。
迷わず入店し、写真の「カツ(とんロース)+玉子」810円を注文。右端の生クリーム模様もいいね!


安くて美味しいこちらのお店も、そのうち改めて紹介するつもりだ。→しました『すぷーん』

続いては中央線の下り。こちらもふた駅先の豊田にたどり着くのが精いっぱい。
立川南口から、多摩都市モノレールに沿って直進し、立日橋を渡ってからはモノレールと逆の右方向へ。
日野駅には向かわず、中央自動車道を通過し、通称百段階段を上り、その後もうねうねと歩いていく。


写真がヘタで申しわけないが、上記地点からの見晴らしは抜群なので、ぜひその目で確認していただきたい。
日野バイパスを超え、中央線の線路が見えてくると、まもなく豊田駅。到着まで約58分だ。
豊田駅といえば、南口徒歩1分という奇跡的な場所にある、食堂兼居酒屋の『ふじ』
先日は、メニューにないかつ丼のアタマ=「カツ煮」で一杯。価格は650円だった。


最近は常連さんの協力を得て、「ふじ食堂」の名前でツイッターを開始していた。
緊急事態宣言下の現在は、閉店時間が早まった分、中休みナシで営業なさっているようだ。

なお、駅向こう側の北口には、出口からすぐの場所に、つけ麺大王グループの『大王亭』がある。


上記看板では、お持ち帰りできる餃子と焼きそばを推しているが、大王といえば元祖「つけ麺」。


酸味の効いたタレ、シンプルな具材(玉子半分が嬉しい!)、歯触りのいい麺。640円と安価なのも魅力。
同系列の早稲田『大王ラーメン』も好きだが、立川からは遠いため、豊田・大王亭の利用回数は、今後増えそうだ。

お次は、立川が始発のJR青梅線沿線。以前、昭島『大山家』のときに記したが、駅チカのこの店までも50分以上かかる。
次の拝島駅だと60分を超えるので、青梅線は立川から4駅先の昭島が限度であろう。
行き方は簡単。立川南口を出て、最初の信号を右折。あとはその道をひたすら進むだけ
立川南通り、途中から江戸街道と名称が変わるが、青梅線とほぼ並行なため、私のような方向音痴でも迷う心配がない。

途中、というか最初の右折ですぐに見つかるのが、メニュー豊富な居酒屋『竹や』
最近は16~20時の時短営業だが、結構混んでいる模様。私も先日、「チーズ餃子」などで一杯やった。


価格は確か600円くらい。チーズの風味が濃厚で食べ応えあり。   

さらに西立川駅付近まで歩くと、熊本や八王子、トムヤムクンなど多彩なラーメンのお店『えんの助』がある。
昨年夏頃には、「つけ麺」780円を初めて注文してみた。


豚骨ベースのタレに、つけ麺専用の平べったい麺と、大きなチャーシューをつけて食べる。

最近は17時半頃には開店しており、テーブル席はいつも、常連らしい酔客で賑わっている。

そしてつい最近、西立川と東中神の間に、『武道家』出身の家系ラーメン店『思道』が新規オープン。


基本の「らーめん」は650円と、修行先より50円安く、「ライス」は50円でやっぱり食べ放題。
店内はバーのように暗く、店主らしき男性とバイトの対応もやかましくなく、むしろ丁寧。
ただし、ご飯はふっくらツヤツヤと、飲食店的には正解だが、私が愛する「スープかけご飯」には不適な仕上がり。
スープも、店主が大きな寸胴で炊いていたが、武道家のような荒々しいレンガ色ではなく、クセのないタイプ。
つまり、雰囲気や味などがいい意味で武道家らしくないため、万人受けしそう。
昭島への道中は、上記以外にもたくさんの飲食店があるので、これからも探索を続けたい。

最後はJR南武線エリア。西国立まで約12分、線路沿いに歩けば矢川は約24分、谷保には約38分で到着する。
次の西府へは、大きな交差点がいくつかあり信号待ちが生じるため、到着するのに推定57分。
つまり、南武線も4駅先の西府が、60分ルールの範囲となる。
私は昨日、西府駅からも近い、甲州街道沿いの某飲食店を目指し、55分歩いたのだが、
今度は臨時休業に遭遇! ちなみに、西国分寺の門前払いの4日後だ(再泣)。


周囲に通行人もいたのに、貼紙を見た瞬間、「ああっ!」と声が漏れちゃったよ。
このお店は後日再訪するとして、西府付近には知ってるお店はないため、やむなく甲州街道をさらに東へ。
目的は南武線の隣駅である分倍河原。駅より先に、お目当てのお店が見えてきた。
通算65分歩き、ようやくたどり着いたのは、我が母校『ホルモン大学』である!


なお、すぐ近くの博多ラーメン居酒屋『しょうちゃん』は、現在は昼のみ営業とのこと。


ホルモン大学の店内をのぞくと、カウンター席がひとつだけ開いていたので、喜び勇んで入店。
緊急事態宣言後は金土日のみ、17時~20時の短縮営業となった模様。
店主は「お酒が19時までだから、平日のお客さんが減ってね。それに内臓肉は残ると悪くなるし…」と嘆く。
売上も必要だろうが、それでも安く美味しく、そして新鮮なお肉を提供すべく、平日定休を決めたそうだ。
やっぱり、ホルモン大学の屋号はダテではない。ますますファンになったぞ。
盛況だったこの日は品切れ部位が多数あり、18時半頃には早くも「売り切れ・店じまい」の準備に入っていたが、
私の大好きな「カルビ」と「ハラミ」は残っていたので、遠慮なく踊り食い。


この日のハラミは、いつも以上に旨味が強かった。
あとは、野菜嫌いの私でも注文する、サンチュのような「つつみ菜」に「豚バラ」、


あとは瓶ビール、瓶ビール、瓶ビール、そして生玉子を初めて注文。たぶん100円だった。
溶き玉子状態にして、タレ付き肉にまとわせると、ウホホホ…と思わず笑いが込み上げるウマさ。


前回は、店主のお孫さんである女性が手伝っていたが、この日は店主夫妻と一緒に働く二代目の息子、
つまり三代目候補がお店に出ていた。二代目とそっくりなのですぐにわかったよ。
また、二階には近所の大企業(東芝?)が宴会するときのために、団体用席があることも教えてもらった。
私も一度でいいから、ホルモン大学の二階で宴会したいな。どれだけ大人数でも、絶対に安いし。
大満足でお会計をお願いすると、いつもと同様、たっぷり飲み食いしたのに懐にやさしい額。
「ごちそうさまです、また来ます」と告げ、気分よくお店をあとにした。

ただし、「気分よくお店をあとにした」のはいいけれど、
その数分後には、泥酔したわけでもないのに道端で足がもつれ、右足首をくじいてしまう悲劇が!
このときもまた、衆人環視の中、「ああっ!」と叫んでしまった(苦笑)。
病院に行くレベルではないが、今日も痛みは引かず。しばらく長時間ウォーキングは控えなくては。
治癒した頃には、緊急事態宣言も解除されているだろう。
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祝・ペヤングソースやきそば発売46周年

2021年03月12日 | ペヤング
昨年の今ごろも書いたけど、明日3月13日は【ペヤングソースやきそば発売記念日】
1975(昭和50)年に発売され、46年もの間、愛され続けているロングセラーである。
近年は、看板商品の「ソースやきそば」だけでなく、多種多彩な商品を発売しているのは周知のとおり。
ペヤングマニアの私も、新作が出るたびに食べてきたが、最近は下記の3種、
○本当に辛い激辛シリーズ ○個人的に苦手な納豆が入る商品 ○通常の3倍以上の「GIGA」シリーズ 
は、買うのを控えている。GIGAシリーズは、量的には問題ないのだが、カロリーと塩分がキツイからねえ…。
ちょっと前に出た、ソースだけでなく魚粉、マヨ、ラー油の4種で食べる「君なら食べれる」も気にはなったが、


1950カロリーより、“食べれる”という「ら抜き言葉」が受け入れられず、購入を見送った。
拙ブログ自体は、汚い言葉が多く見受けられるが(恥)、実は私、「美しい日本語」が好きなのでね。

最近食べたのは、2月22日発売の「ベジタブルワールドやきそば」。

※ドン・キホーテで178円で購入

なにが「ワールド」なのかは不明だが、野菜不足の私には適した商品かも、と迷わず購入。
麺の量はいつもと同じ90グラムなのだが、箱のサイズが普通のモノより縦長。


中身はソースと薬味、そしてたっぷりの乾燥野菜。


なんだか、いつもより麺が細い気がしたのだが、気のせいかな。


熱湯3分、湯切りを済ませたのがこちら。キャベツの緑が目にやさしい。


そこへ、塩ベースの茶色いソースと、黒い薬味をかけて完成。


ソースは、玉ねぎの風味と酸味を感じる、シャリアピンソース風(←やや誇張)のテイスト。
青海苔・紅生姜でなく、黒コショウ主体のスパイス薬味も、このやきそばには合っている。
昨年紹介した「マシマシキャベツ」はキャベツと肉だけだったが、今回は肉の代わりに人参とコーンが仲間入り。
      

たっぷりお野菜で、まるでサラダを食べているよう、というのは言い過ぎだろうか…言い過ぎだね。
とはいえ、最近は食べるのがしんどい、クセのある商品(笑)が多かったペヤングだが、
このベジタブルワールドは、野菜嫌いのお子さんや中年(私だ)にもおススメできる逸品だろう。

上記商品の1ヶ月ほど前に発売されたのが、「こってりラー油ガーリックやきそば」。

※こちらも、ドン・キホーテで178円で購入

「こってり+にんにく」という、私の好きな要素をふたつ含む、期待の商品。
具材はネギ、鷹の爪、ニンニクチップ。お湯を注ぐと、鷹の爪由来の香ばしい匂いがただよう。


湯切りし、カップに乗せて温めていた、ラー油ベースのオレンジ色した和風ソースを注ぎ、


よく混ぜ合わせたら完成。ニンニクの香りは、それほどキツくないかな。


ラーメンブロガーのように、「麺リフト画像」も撮ってみたが…あまり意味はないね。


ラー油風味とはいえそれほど辛くなく、むしろ鷹の爪の方がピリッとくる。ニンニクも、それほど感じなかった。
「こってり感」は当然あったが、前回紹介した「モノホントンコツMAX」のような、
容器の底に脂が溜まり、少々ウンザリするレベルではなく、個人的には許容範囲であった。
拙ブログでも紹介してきたように、ペヤングはここ数年、奇々怪々なブツを発表しまくってきたため、
私のような変態レベルのマニアだと、この商品も「ちょっと変」程度にしか感じられないよ

上記の「奇々怪々」ラインナップに加えたいのが、2018年12月に発売された「スカルプDやきそば」。

※購入価格忘れちゃった

左の「海藻MAX」はまだしも、右の「ヌルヌル塩味」のコピーが不気味である。
アンファー社の「スカルプD」とのコラボ企画らしいが、育毛シャンプーとコラボかよ!?
もちろん、シャンプーをかけて食べるのではなく、育毛に役立つ食材を使用した商品とのこと。
具材に肉や野菜はなく、多い順に「昆布、ひじき、わかめ」のみ!  


あと、ソースには「さけエキス」や「びわ葉エキスパウダー」など、髪にやさしいエキス(?)が含まれているようだ。
完成したのがこちら。パッケージの記載どおり、まさに海藻MAXである。


食べた感想は、塩ベースのソースがそれほどヌルヌルしておらず、味自体は悪くなかった。
ただ、大量の海藻は見た目がよろしくなく、特に麺と絡むひじきは、まるで異物混入…以下自主規制。
最近、頭髪の減りが気になる私だが、スカルプDやきそばの効能はとりあえずナシ
ひょっとして、1ヶ月毎日欠かさず食べれば効果も…ないだろうな、多分。

そういえば、先日またまた、とあるTV番組にペヤング=まるか食品の重役ふたりが出演していた。
彼らが番組内で語ったことで、記憶に残ったのが、
○ペヤングは基本、マーケティングリサーチをしない
○ペヤングは基本、どんな企画or奇画でも、社長は反対せずGOサインを出す
○むしろ、社長が提案する企画の方が危ない


マーケティングリサーチ(市場調査)は、確かにしていないだろうね。
していたら、超高カロリーや獄辛、豚骨臭とか、世間が求めていない商品は出さないだろう(笑)。
部下の企画をトップが受け入れるということは、風通しのよい企業であることを意味する。
社員の労働意欲向上には繋がるだろうが、先述のように、社長が反対すべき商品も多い気がする(苦笑)。
ところが、社長の出した商品プランはもっとヤバいらしく、出演していた副社長(=社長の息子)によると、
「先日は、社長考案の“クリームソーダ味”の試作品を食べさせられた」だと。
クリームソーダ味だと!?

※埼玉県鶴ヶ島の居酒屋『すぅちゃん』の「クリームソーダ」380円

拙ブログでも過去に、「そのうち“カルボナーラ味”や“クリームソーダ味”も出すらしいぞ」と書いたが、
本当にクリームソーダ味を、しかも社長の起案・指示で試作しているとは驚きだ。
残念ながら、麺が緑色で味も悪く、全員一致で商品化を却下したようだが、
昨秋にはアップルパイ味も出しているし、クリームソーダ味も実現の可能性はありそう。

こんなブログ見てないだろうけど、まるか食品の社長! たとえ社員が反対しても、私は社長の味方ですよ!
ぜひともクリームソーダ味を開発・発売してください!!
売れ残ったら私が買いますから…ただし、100個くらいでカンベンしてください。
あと、可能ならば、チーズとベーコンを入れた、クリーミィーな「カルボナーラ味」
豚骨臭の「モノホントンコツ」に続く、芳香を再現した「うなぎ屋の店頭の匂い味」
カスタードクリームを使用した「シュークリーム味」なども、ご一考いただけませんでしょうか!?
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勝利を願い麺をすする 『立川大勝軒』

2021年03月08日 | ラーメン、つけ麺など
今日3月8日に解除される予定だった、一都三県の緊急事態宣言。
観戦者数が減っていないという理由で、2週間の再延長が決まったが、賛成派も多い模様。
この1年間、感染理由や感染源などの詳細について、徹底検証した様子もなく、
明確な理由もないまま、飲食店や外食する客を感染源、言い換えれば悪者扱いした挙句、
「とりあえず、飲食店はもう2週間休んで」というのは、どうも納得できない。
以前書いたように、世界中の人々が一致団結して、コロナウィルスと戦うべきなのに、
日本では怒りの矛先を感染者や飲食店、あるいは政治家やマスコミに向けている方が多いのは残念だ。
誰かに責任を押しつけたい感情もわからなくもないが、悪いのはコロナウィルスだからな。
だいたい、政治家なんて昔から無能なのはわかってるんだから、怒るだけムダだと思うよ。
繰り返すが、今回のコロナ問題は、地球人対ウィルスの全面戦争と考えるべきである。

ハナシは変わって。ここからは今回のブログタイトルである大勝軒について。
大勝軒という屋号は、大きく分けて「丸長系」、「永福町系」、「人形町系」と3つの流派がある。
一番古いのが人形町系で、昨年閉店した本店には、日露戦争で指揮を執った、乃木大将直筆の「大勝軒」の書があった。
どうやら、大勝軒という屋号は、日露戦争の大勝利を祝して名付けられたらしいのだ。 ※諸説あり
先の見えない「対コロナ戦争」だが、小国日本が大国ロシアを破った、日露戦争の奇跡と同様、
約110年たった現代も、最後は我々が大勝利することを願い、大勝軒で食事をしようではないか。
ちょうど昨年12月、私の地元で『立川大勝軒』が開業したことだし。


こちらのお店は、一番メジャーな丸長系で、有名な東池袋店・山岸さんの弟子スジにあたるそうだ。
本店は武蔵小金井にあるため、【小金井大勝軒グループ】と名乗っており、荻窪などにも支店があるが、
基本のラーメン・つけ麺が、立川店だけ30円高い…とボヤいたのが、西国立『日の出屋』の記事の冒頭。
そのとき紹介した、下記画像「もりそば」780円+「生玉子」50円を再掲載。


個人的には、同じ丸長大勝軒系では、さっき名前を出した日の出屋さんの方が好みだが、
あちらは週休3日で営業は昼間の4時間のみ。昼まで寝ている私には、ちょっと通いづらい(←起きろ)。
立川大勝軒は、基本無休で営業時間が長く、メニューも席数も多く、なにより立川駅から近いため、利用しやすい。

並盛で350グラム、大盛だと倍の700グラムらしい、つけ麺の量。せっかくなので、挑戦してみた。


「あつもり」780円+「麺大盛」150円+「魚粉」70円。700グラムはさすがに多い。


つけダレに魚粉を混ぜたら、少し前に流行った魚粉つけ麺みたいになるかと思ったら、ちょっと違った。
途中で飽きたけど、七味やコショウの力も借りて、なんとか麺をたいらげた。
私的には、並と大の中間ぐらい、500グラム程度の中盛があれば、ちょうどいいかも。

先日は、まずはビール+おつまみを楽しみ、シメにラーメンを食べることに。
券売機で「ビール中瓶」500円と「皿ワンタン」400円の食券を購入し、100円余ったので「白茹玉子」30円を3個購入。
白茹玉子とは、こちらのラーメンやつけ麺タレに入る、ゆで玉子半分。味玉は半熟だが、こちらは完熟(固ゆで)だ。
30円とお安いので3枚の食券を提出したら、店員さんは「!?」とやや戸惑った様子。
しばらくすると、ビールとお通しの細切れチャーシュー&ネギ、そして白茹玉子がやってきた。


無料なので文句はないが、閉店した『鍋横大勝軒』の山盛お通しを知ってるだけに、物足りなく感じる。


玉子ちゃんと一緒に、つまんでいくことにした。柔らか半熟もいいけど、固い黄身ちゃんも悪くないね。


数分後、皿ワンタンもやってきた。皿といいつつ丼に入ってるし、ずいぶんと汁っ気が多い。


私が好きな、『こうや』の茹でワンタンと違い、いわゆる「スープワンタン」であった。

※御茶ノ水『こうや麺房』の「皿ワンタン」

スープは、ほんのり味がついた程度だが、ワンタン自体は、肉たっぷりのショウガ風味で結構ウマい。


そこそこ大きいサイズが8個も入っており、お得な商品であった。「ワンタン麺」もきっとウマいだろう。
ビールを飲み終わり、シメには基本の「中華そば」750円を選択。


チャーシュー、メンマ、海苔、ナルト、玉子半分。まさに東池袋系・大勝軒のスタイルだ。
つけ麺は350グラムの麺量、ラーメンだと300グラムくらいか。それでも一般的な量の倍以上だ。


いつものように、残ったワンタンと玉子ちゃんもゲスト参加させたら、豪華なラーメンになった。


ただ、チャーシューが、ちょっとパサついているのが残念。肉の旨味は感じるんだけどね。


普段なら喜んで食べる、つまみの「皿チャーシュー」450円を頼まなかった理由でもある。
ビールを飲んだあとなので、なかなか減らない麺に苦労したが、スープ以外は食べ切った。

ここまで、味についてほとんど触れていなかったが、立川大勝軒さんは、どうも味が薄い気がする。
最近のラーメンが濃いから、物足りなく感じるんだろう、という意見もあるだろうが、
先述の『日の出屋』さんなど他の丸長系大勝軒や、以前食べたここの荻窪支店と比べても、明らかに薄く感じるんだよね。
もちろん、丼や器をよくかき混ぜても、そんなに味は変わらない。湯切りが甘いのが、タレが足りないのか、
あるいは私の外観を見て、「このデブは高血圧だろうから、ちょっと塩分薄めにしてやろう」と調整してくれたのか…
そんな気遣いはしてくれなそうだな。空いたビール瓶もなかなか下げてくれなかったし。
感染防止のため、両脇をアクリル板で固定されているので、食べるスペースがエラい狭かったよ(苦笑)。

なおこちらは、券売機に記載はないが、店員さんに「塩で」と伝えれば、どのメニューも塩味に変更できる。
下記はその「中華そば・塩」。具材も価格も、醤油味と同じ750円だ。


こちらはさすがに、塩分はそこそこあったけど、化学の力を感じるフツーの味だったよ。

最近のブログで何度か述べたように、緊急事態宣言下は、近所のお店を利用することにしている。
立川大勝軒さんには4度通った。コロナ戦争の大勝利も近いことだろう。
ところで、冒頭の店舗入口写真の右側に、下記のような近隣店舗の看板があったのだが、


ランチ390円って異様に安いよね! 店名は『おっ魚』か。今度行ってみるかな。
立川大勝軒さんも、23時までの平常営業になったら、他の店で飲んだシメに利用させてもらうつもりだ。



立川大勝軒
東京都立川市錦町2-1-3
JR立川駅から徒歩約2分半、モノレール立川南駅からも同じくらい
営業時間 11時~23時
定休日 特になし
※現在は20時閉店となっております
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愛すべき「最変」の居酒屋 鶴ヶ島『すぅちゃん』

2021年03月06日 | 居酒屋・バー
ムダに長い私の人生。飲み歩いたお店は、相当な数になるだろう。
たまに、「今まで行った中で最高の居酒屋はどこ?」とたずねられるが、難しすぎて答えが出せない。
ただし、最も変わっている店、そんな熟語はないが「最変」の店は間違いなく、鶴ヶ島の『すぅちゃん』だろう。
東武東上線で川越の3つほど先、鶴ヶ島駅で下車し、数分歩くと下記のようなお店が現れる。


外観を見ただけで、ひと筋縄ではいかないお店、と察するはずだ。
『黄桜』のCMを思い出させる、カッパのイラストなどは、店主のすぅちゃんが描いたものらしい。
なお、看板やHPにも記載してあるように、お店の正式名はす「ぅ」ちゃんなのだが、
食べログや、食べログに自分のブログを転載しているバカは、す「う」ちゃんと誤記している。
エラそうにお店を採点する前に、小学校1年生で習う、小さいぅの使い方くらい覚えたらどうなんだ。
なお、先述したHPをクリックすると、居酒屋ではなく、引っ越しや片付けなどを引き受ける「便利屋すぅちゃん」に飛ぶ。
住所や電話番号はお店と一緒だし、「ごあいさつ」欄には、ビートきよしさん似の店主画像が掲載されている。
こっちが本業で、居酒屋は副業なのだろうか。さっき触れたイラストもそうだけど、店主は多芸な方なのかも。

営業開始時間の15時ちょっと過ぎに、私と友人が訪問したところ、店主が左の建物から出てきた。
さっきの店頭画像を見てもらえばわかるが、右半分が『居酒屋すぅちゃん』で、左半分は『カラオケすぅちゃん』。
カラオケ~の方は、地元の常連客のために、もっと早い時間から開けているらしい。
一方の居酒屋は、我々がいわゆる一番客。店主が入口ドアを開けて、招き入れてくれた。
ただ、「その通路を奥へ」と指示されたのだが…通路というか厨房内みたいで、客が通っていいのか迷う(苦笑)。


店内は意外と広く、こちらが我々が案内された席。ストーブが懐かしいタイプだ。


テーブル席は他にもあるが、壁にはやはり、店主手製のイラストや、なぜかアイドルのポスター、


さらに、昔のレコードジャケットなども。新宿『ヤングマン』みたいだね。


同系列(?)のカラオケ&便利屋すぅちゃんや、お持ち帰りパックのお知らせも貼ってある。


まずはドリンクとしてホッピーセット400円を注文。さらに「お通しは350円だけどいる?」とたずねられた。
我々はもらうことにしたが、お通しが不要な場合は断ることも可能なようだ。いいサービスだね。
まずはレモン入りのホッピーがやってきて、


その後お通しも登場。鶏肉と人参、里芋などが入った煮込み料理で、丼サイズなのに350円とはお得。


ここまでは「ちょっと変なお店」という印象だろうが、【最変】評価を侮ってはいけない。以下で理由を紹介していく。
理由その1 メニューが多すぎる
私が知る限り、商品の数はこちらが日本一。なにしろ、メニュー表がこんなに分厚い。


まるで、かつてカラオケ店にあったブックリストのようだが、最初のページをめくると、目次(?)まである。


しかも、右上には「全部書ききれていません」の表記も。どれだけメニューあるんだ?
最初の【一般的なサワー】p5がこちら。価格は普通か、ちょっと安いくらいか。


ページをめくると、【ワイン、ワインカクテル】p7と、【カクテルバー】p8に。時折、イラストも描かれている。


全ページ撮影しようかと思ったが、99pもあるので断念。とにかく、ここよりメニュー数の多い店はまずないだろう。

理由その2 妙なメニューも多い
ホッピーを飲み終わり、次は何にしようかとメニューブックをめくっていくと、


【ビールカクテル】部門に「ビールたまご」を発見してしまった。玉子好きとして、頼まないワケにはいかぬ。


要するに生玉子入りビールである。下から見ると、卵黄ちゃんの存在が確認できる。


肝心の味は、ビールに合うとは思えないが、そんなに悪くもなかったよ(※あくまで個人の感想です)。
3杯目に選んだのが、「赤まむしの焼酎割」。“体の中からメラメラ、メキメキ”とあるが、私には効き目なし(泣)。



他にも、コカインの葉などが原料のリキュール「コカレロ」使用のカクテルや、


「スピリタス」など度数の高い酒で作るカクテル、通称【バカコーナー】など、妙なドリンクが多数。


内容だけでなく、ネーミングが妙な商品も結構ある。こちらは【酒肴】のページだが、


「とんかつ」「肉じゃが」など普通の商品に混ざり、「とりめし唐揚」「コーンポタ唐揚」など一風変わったもの、
さらに「ニャンニャン」「森林公園」「県民共済」「留年決定」など、奇妙キテレツなメニューが混ざる。
別のページには、「東上線」「県民共済」(重複だ!)「ださいじゃん」「マジ微妙」など、マジ微妙な商品が。


他のページにも、「ねねの恋人」「なんだかね」「ばぁちゃんの気持」などが見受けられた。
どんな料理なのか、さっぱりわからないので、店主にたずねてみたところ、「頼んでのお楽しみ」だって。
ひそかに、バイトの女の子にも聞いてみたのだが「一切お応えできません」と、教えてくれない。
ただし、そのあと私が、【妄想カクテル】欄から「彼女できるカクテル」を注文してみたところ、

※ツッコミたくなるメニューもあるが、あえて触れない

店主が女の子に、「ナニ入れるんだっけ?」と作り方をたずねていた。メニュー多すぎてレシピを忘れてるよ(笑)。
出てきたのは、ジンベースのカクテルだったが、さっきの赤まむし同様、「彼女できる」効果はなかった(泣)×2。


最初のお通しが具だくさんだったので、頼んだ料理は、私が好きな「餃子」と、友人が頼んだ謎の料理(後述)。
餃子は作り置きせず、オーダーごとに成型するらしく、店主と女の子がせっせと包んでいる…結構な数を。
なので、提供までに時間がかかった。これで1人前580円。安い!


理由その3 フードの量自体も多い
メニューに「20~23ケ」と記載してあったので驚かなかったが、包む手間を考えたら安すぎる。


ちなみに、数は19個であった(笑)。店主が1個ツマミ食いしたのかな。
皮の閉じが甘いのもあったが、具材はニラが多めで、いわゆるツマミになる餃子であった。


こちらは、友人が頼んだ料理。申しわけないが、メニュー名を忘れてしまった。


いろいろ調べてみたところ、肉と豆腐を混ぜて揚げたものに鰹節とマヨをかけた、「Yヨッチ」かと思われる。
ちなみにヨッチとは、すぅちゃんこと店主・須藤義昭(よしあき?)さんの、もうひとつのあだ名ではないか。
とにかくメニューの多いこちらのお店、シメの食事も豊富だし、


デザートだって、おしゃれカフェ(←この言い方がおしゃれではない)に負けない品揃え。


家族で訪れても、小さいお子さんが喜ぶメニューがたくさんあるよ。
特にお子さんが喜びそうなのが、この日私がシメに頼んだ、「クリームソーダ」380円。
いろんな意味でお腹イッパイなので(笑)、食事は入りそうもなかったのでね。
こちらがそのクリームソーダ。繰り返すが、これで380円である


ジョッキに注がれた、メロンの味がしない緑色ソーダ(個人的に大好き)の上に、狂った量のアイスが!
友人は、アルコール入りの「カカオ オレ シェーク」(だと思った)にしたが、


こちらも、たっぷりの生クリームが飾られている。原価率高そうだなあ。


満足したところで「ごちそう様です」。お会計も安かったし、「また来ます」と店主すぅちゃんに告げて退散。
だが同行した友人は、あまり気に入らなかった様子。まあ、評価が分かれるお店だろうしね。
私自身も、ひとりじゃツラい量のツマミだし、鶴ヶ島に行く機会もなかなかない。
また行きたいな…と思ってはいたのだが、再訪が叶わぬまま3年たってしまった!
なので、これまで綴ってきた内容、料理の価格や量などは、現在とは多少異なるかもしれない。
今の時期は、仕込みを減らしメニュー数を絞っている可能性もあるが…それでもまだメニューは多いんだろうな。

最初の方で書いたように、HP「便利屋すぅちゃん」には、居酒屋経営については一切触れていない。
休業か、もしかしたら…お店には失礼だが不安になったので、直接電話して聞いてみることに。
 ※お店の名刺

すぅちゃん「ハイもしもし」 私「あ、あの…HP見たんですけど、居酒屋もやってますよね」
すぅちゃん「ハイ、やってますよ!」
私「ああよかった。緊急事態宣言が明けたら、必ず行きます。お忙しい中すみません」
すぅちゃん「ハイ、お待ちしてますので!」 店主は以前と変わらぬ明るい声だった。
東京や埼玉は緊急事態宣言の延長が決まったばかりだが、解除されたらまず、『居酒屋すぅちゃん』に駆けつける予定だ。



居酒屋すぅちゃん
埼玉県鶴ヶ島市上広谷4-3
東武東上線鶴ヶ島駅から徒歩約4分
営業時間 一応15時~24時だけど、開店が遅れる場合があるので、行く前に電話で確認した方がいい 
ただし、現在は20時閉店
定休日 基本無休だけど、やはり確認した方がいい
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