明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

ランチでお世話になった、飯田橋界隈の安ウマそば店

2020年08月26日 | そば、うどん
以前チラッと書いたけど、私は週に数度、都内で日雇いの仕事をしていた。
よく派遣されたのが、飯田橋にあるオフィスで、昼メシは当然、この界隈の飲食店を利用することになる。
立川市在住のくせに、このあたりの飲食店のブログ記事が多いのは、そのためである。
ただし、さきほど「仕事をしていた」と過去形で記したように、その日雇い労働は、現在はやっていない。
理由は、派遣会社の社長とケンカしたからという、わかりやすい事情によるものである。
私を昔から知っている方なら、「またかよ! 職場で揉めて辞めるの何回目だ!?」とあきれているだろうが、
今回は珍しく、私はほとんど悪くなく(社長が頭を下げた)、一応、円満退職ということになっている。はず。
揉め事についてはまた別の機会に譲り、今回はあの頃食べたおソバ屋さんという、
いたって平和的な題材で、ブログを書いてみようと思う。

ランチ休憩は60分。私は運動不足解消のため、なるべくオフィスから離れた場所まで歩き、飲食店を選択していた。
ところが、ごくまれに目的のお店が、混雑や謎の臨時休業などの理由により入店できないことがあり、
そんなときに助けてくれたのが、早い、安い、ウマい、立ち食いソバ店であった。
そのうちのひとつが、以前紹介した『豊しま』さんである。

※豊しまさんの「厚肉そば」

今回紹介するのも、失礼ながら期待せずに入店したところ、予想以上に良店だった3軒である。
まずは、地下鉄江戸川橋駅からほど近い『山吹』さん。こちらは、連日客足の絶えない人気店である。
ソバやうどんの味もさることながら、「かつ丼」などのご飯ものも美味しいと評判。
中でも人気を集めているのが、店頭に提示してある、麺+ご飯のお得なセットメニュー。
たとえばこちら、かけうどんとカツカレーのセットは、なんと560円!

※私が食べたときは540円であった

揚げ玉無料なので、たぬきそばにもなる「かけうどん」は、単品だと320円。
正式名「ヒレカツカレー」は単品500円、ハーフサイズだから250円くらいかと思うだろうが、
このボリュームは絶対にハーフではあるまい。560円というのは破格なのである。
うどんも、茹で立てっぽい歯応えで美味しかった。大半の客がソバを頼むから、うどんは注文次第茹でるのかな。

また、昨年1月には、お正月らしいトッピング「揚げ餅」を、期間限定で販売していた。
貼り紙には「白米・玄米 各1個100円」との説明があり、券売機に「揚げ餅」ボタンはなく、店員さんに100円玉を渡す。
希望は玄米餅なのだが、店員さんはたずねてくれなかったから、白米餅が出てくるのかな…と思ったら、
両方出てきて感激! 各1個100円とは、それぞれ1個ずつ、計2個で100円という意味だったのか!


左のやや茶色っぽい方が玄米餅、右が白米餅。どっちもウマかったよ。
ちなみに注文したのは、「天丼」と「かけうどん」のセット+「揚げ餅」で660円。


新年早々のトリプル炭水化物、実にめでたいね!
こちらのお店は、朝6時からの営業だが、モーニングセットはさらに安いらしい。

続いての紹介は、住宅街っぽいところにポツンとある『稲浪(いなみ)』さん。
山吹さんは完全立ち食いだが、こちらにはイスもある。初訪問時は、下記のメニューを食べた。


2年前のことなので記憶が定かではないが、460円というメモが残っていたので、そこから判断すると、
「かけうどん」280円+「大盛」30円+「かき揚天」90円+「いなり」60円かと思われる。
大盛30円、いなり寿司60円は安い! しかもいなりは、値段以上のウマさ。※「いなり」90円説もアリ 
あと、レモンが付いてくるのも珍しいよね。途中で絞ると、かき揚げがフレッシュになった気がした。
こちらの名物は、珍しい野菜の天ぷら。春菊は他の店でもたまに見かけるが、
パクチー、明日葉、空心菜の天ぷらを置いているソバ屋は、あまりないだろう。
あと、卓上の七味などの他にも、薬味コーナーには、店主自家製の多彩な薬味が設置されている。
さっきの写真にも、丼の右側あたりに、緑色のブツが少し散りばめてあったはず。
右下のはオクラかと思ったら、青唐辛子を刻んだヤツでやんの。激しくムセたのでわかったよ。
別の日には、卓上の一味と、刻み紅生姜を乾燥させたモノ(正式名称不明)を大量にかけてみた。


刻み紅生姜の乾燥は、ペヤングの薬味でも見たことはあったが、実物を目にしたのは初めて。
当然、ペヤングのよりもウマい(ごめんよペヤング)。これって、カレーとかにも合いそう。
画像を見ると、刻み紅~(後略)は、赤唐辛子のタネみたいなのも混ざっているな。なるほど、辛かったワケだ。
この日頼んだのは、「かけそば」280円+「玉ねぎ天」90円+「コロッケ」90円で460円。やっぱり安い。


しいたけはサービス。小さい竹輪やこんにゃくが付く場合もあるとか。こういうささやかなオマケは好きだ。
お店の場所は、飯田橋駅から北上し、以前紹介した餃子店『PAIRON(パイロン)』の十字路を右折だ。

最後は、地下鉄後楽園駅の方がちょっと近い、やはり繁華街からは少し脇に入った『器庵(きあん)』さん。
ちょっと変わった屋号なのは、こちらは本業が陶器屋さんだから。
店内にも、値札付きのお皿がいくつか置いてある。ソバを喰ったついでに、皿も買っていく客はいるのかな?




こちらは奥にテーブル席もあり、立ち食い店ではないが、「かけそば」280円~など、お値段はやはり格安。
最初の訪問時に注文したのは、もりうどんとの「麻婆丼セット」550円。ソバ店で麻婆豆腐とは珍しい。


こちらの麻婆丼、見た目はフツーだし、実際食べてみても、よくある業務用っぽい味だったけど、

※ソバ用薬味のネギをもらった

実はこれ、自分でご飯と麻婆をよそるのである。これは画期的!
麻婆をよそるコーナーには、カレーもあり、別の客がたっぷりとカレーとライスを盛っていた。
このコーナーは、厨房の死角にあるため、何度もよそる輩がいるのでは? と心配になった。
といいつつ、次回は私もカレーとのセットにして、たっぷりよそってやろう…という野望を抱いた。
ちなみに、うどん自体もスルスルと食べ切ったけど、特に印象はなかったかなあ。


さて、それから数週間後、「カレーセット」をかけそばでオーダー。価格は500円。
カレーを超大盛でよそる予定だったが、下記画像のとおり、常識範囲の盛りになってしまった。


ちゃんと、死角を利用し、ご飯は大量に盛ったのだが、カレーソースが、なんと空っぽだった!
厨房からは死角ゆえ、店員さんも当然気づかず。最後のヤツ、ちゃんとお店の人に報告しろよ!
こういう、次の人のことを考えない、自分本位のヤツが多いから、世の中よくならないんだよな…って、
自分もついさっきまで、お店の損失を考えず、大盛りにしてやろうと考えていたくせに。
仕方なく、空いたカレーソース容器を厨房に持っていったところ、店員さんが「どうもすみません」と謝りながら、
ちょうど1人前のカレーソースを補充したくれた。あ、やっぱり1人前ね…。
1人前でも、ご飯はバカ盛りなので、お皿から少しこぼれてしまった。

※カレーソースの下にもご飯あり

実は、かけそばにもこっそりぶっかけて、カレーそばにしてやろうと企んでいたのだが、
それは明確なルール違反だから、みなさんも絶対にやらないように!
ちなみに(ご飯だけ)大盛カレーライスは、案の定ご飯が余ったため、卓上のキュウリのキューちゃんを利用して食べたよ。
あと、かけそばは、麺のコシとツユのコクがちょうどいい塩梅で、悪くなかったな。
会計時、食べログの投稿には、居酒屋風のツマミを記したメニュー表もあったので、
お店の方に聞いてみたところ、「昔はやってましたが、今は団体さんの予約がない限りは…」とのこと。それは残念。
でも、食べログ「メニュー」によると、昨年の増税後も値上げせず、頑張ってらっしゃる様子。
今度器庵さんに行く機会があったら、お皿も1枚くらい買って帰ろうかな。

仕事はないしコロナ騒動はあるしで、飯田橋界隈は今年になってから、まだ1度も訪れていない。
最近の価格については、先述したように食べログの「メニュー」への投稿画像を参考にさせていただいた。
親愛なる(大笑)食べロガーの皆さん、どうもありがとう!
お前らが、お店の迷惑も考えず垂れ流している、くだらねえ批評文や点数評価は見るに堪えないが、
住所や価格などのデータだけは、そこそこ参考にしているぞ。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 若さを感じる(?)しょっぱウマ... | トップ | 日大三高野球部2020 完結編... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

そば、うどん」カテゴリの最新記事