明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

「フライドチキン鍋」を作ってみた。

2021年02月17日 | 調理
飲食店が大好きな私だが、さすがに三食外食、というワケにはいかぬ。
この時勢ゆえ、たまには自宅で調理もするが、つい先日は、ネットで話題の「フライドチキン鍋」を作ってみた。
某番組で紹介され、話題を集めたそうだが、その番組のレシピ紹介は、簡潔すぎてわかりづらいので、
かつて「メシ通」というサイトに載っていた、漫画家のなかむらみつのり先生の記事をベースに、
他サイトの意見も取り入れてみることに。自分では「いいトコどり」のつもりだが、これって失敗するパターンだよな。

まずは材料の仕入れから。なかむら先生のレシピ(以下、青字で記載)によると、2~3人前作るのに必要なのは、
フライドチキン2~3ピースに、野菜(白菜、えのき、大根、ネギなど)、あとは水600mlと塩・コショウだけ。

私は『ケンタッキー』でチキンを3本、さらに地元の高級スーパー『ドン・キホーテ』で野菜を買った。
久々のケンタ、私が最後に買ったとき1本200円だったチキンは、1本250円・3本で740円に。これはまだ許せるが、
大好きだった「ビスケット」が、1個230円になっていたのがショック! 昔は100円くらいじゃなかったっけ?
野菜は白菜1/4とえのき1束で、どちらも105円。ネギは自宅にあったものを使用し、大根は苦手なので入れないことに。
水は水道水、調味料も自宅にあるもの。あとは肉と骨を分けるときに使うビニール手袋を、地元の100円ショップで購入。

帰宅し、さっそくお鍋のスープ作り。まずは手袋をはめ、3本のチキンを、


肉と骨に分けていく。なお、撮影でカメラを触るたびに、アルコール消毒はしているので念のため。


私の知人(友人ではない)に、自宅で調理するたびに、調理過程や完成料理とかをスマホでこまめに撮影し、
SNSに投稿して「デキる男」を気取っているヤツがいるけど、あれって絶対、消毒してねえよな。
調理用鍋に水と骨、さらに匂い消しにネギの青い部分を少々入れる。


「弱火~中火で15分」煮込むそうだが、どこかのサイトで「最初は中火、沸騰したら弱火にして15分」
とあったので、そちらの意見を採用。煮込んでいる間に、白菜やネギを刻んでおく。
少し長めに17分ほど煮込んでみて、塩コショウ少々を振り、


濾したスープを土鍋に注ぎ、スプーンで味見をしてみたところ…あまり味がしない。


まあ、薄かったらあとで塩コショウでも追加すればいいや、と思い、具材を盛りつけていく。


上記画像では白菜しか見えないが、ちゃんとえのきや「ケンタ肉」なども入っている。


「フタをして5~6分火を通す」が、上の方の白菜が煮えていないので、
『ラーメン二郎』のごとく天地返しで上下を入れ替え、もう数分煮込んだのち、フライドチキン鍋が完成!


とんすい(というか茶碗)にスープだけ注ぎ、味わってみたところ…やっぱり薄い。


ケンタ肉から出る旨味や塩分よりも、白菜などから出る水の方が多かったようだ。
塩コショウを加え、缶ビールやキンミヤ焼酎も用意し、食べ始めることに。


なかむら先生の記事だけでなく、どのサイトでも「おいしい」と絶賛されているこの鍋だが、
私自身は正直満足できず。酒のツマミにしては味が薄いというか、そもそも鶏の旨味を感じられない。
焼鳥屋さんで、お会計後の口直しに「鶏スープ」を出してくれるお店があるけど、ああいうの期待したんだけどね。
もしや舌がバカになっているのか? とも思い、シメとして日清「チキンラーメン」を食べてみることに。


普段はお湯で作る即席ラーメンを、鍋のダシで煮込んで作る。これはぜいたくだよ。


ちょっと麺がグダグダになったが、食べてみたところ、うわっ、しょっぺえ!


どうやら、舌に異常はなかったようだ。残った鍋は翌日、固形コンソメを入れて食べ切った。
正田式フライドチキン鍋、残念ながら失敗だった、と言わざるを得ない。
まあ、私は血圧が高いので、薄口の味付けは悪くないかも。たっぷり白菜で繊維も摂ったし。

そして本日、懲りずに2度目の挑戦。前回との相違点を挙げると、
○チキンをケンタ3本から、ケンタ2本+ドンキの「うまチキ」1本(159円)に変更


原価削減及び、ドンキチキンを食べたことがなかったのでつい。
○えのきから舞茸Mパック(170円)、ネギから油揚げ1枚(自宅にあった)に変更
舞茸の方がえのきより格上だし、油揚げが入ると熱々になる。
○スープを煮込むときのネギを増やし、さらに生姜のかけらも追加


匂い消しではなく、むしろ旨味が出るのを期待した。
○煮込む時間を17分から27分に延長、日も弱火より少々強めに
前回、味が薄かったのはやはり、煮込む時間や火力が足りなかったのでは。
煮込むときにフタをする 
これはなかむら先生のレシピだが、前回はうっかり見落としていた。
○盛りつけるとき、白菜を下にする

※新メンバーの舞茸と油揚げが入っている

この方が白菜も良く煮えるし、そもそも鍋作りでの基本…だったような。
○味付けは塩コショウを前回より多め、おろしショウガも入れる
○そして仕上げに、「サッポロ一番 塩らーめん」の粉末スープを投入



旨味を増幅させるのに、調味料の増加は必須である。切り札が「魔法の粉・サッポロ塩」だ。
白菜との相性も抜群であり、なにより私が認定する【世界三大スープのひとつ】ではないか。
粉末スープを入れて混ぜ、最後に「サッポロ塩」に添付されている切り胡麻を、中央に乗せて完成。


さて、第2弾のテイストはどうだろうか…まあ、書く前からおわかりだと思うが、


「サッポロ一番塩らーめんの味!」であった。鶏由来のコクもあるけどね。
あと意外だったのが、ドンキのうまチキが思ったよりイケる、ということ。
塩コショウ(と化学調味料?)主体のわかりやすいコロモの味が、鶏肉にも浸透していた。
ケンタチキンは、数種のハーブや調味料を使用した、周囲のコロモはおいしいが、中身の鶏肉はパサパサでウマくないし、
鍋で煮込むと味が抜けちゃうので、具材としては、ドンキチキンの方が向いているのではないか。
ただ、骨から出る旨味については未確認なので、次回やるならドンキチキン3本かな。

日が沈む前の酒と鍋で、だいぶ気分がよくなってきたのでそろそろシメを。
さっきの「サッポロ塩」で余っていた乾麺を別鍋で茹で、鍋のスープと具材を併せた特製塩らーめん。


納得のウマさであったが、チキンの旨味が過多で、シメにはちょっと重かった。
食後は酔ってバタンキューだったため、ブログアップがこの時間(深夜)になってしまった。

フライドチキン鍋を作った感想は、「家庭の厨房で骨を煮込んでダシを取るのは難しい」である。
チキンスープ自体は、2回とも薄くてイマイチだった。火力の問題か、時間が足りないのか、私がなにかヘマしたのか。
イマイチといえば、ケンタチキンも同様だ。若い頃はいっぺんに20本以上食べるくらいウマく感じたのに。
私がトシとったんだろうけど、ビスケットも値上げしたし、ケンタッキーにはしばらく行くことはないかなあ。
その反面、「サッポロ一番塩スープの万能さ」を再認識できた。
さっきも書いたが野菜との相性もいいし、機会があれば、「魔法の粉」を使用した、別の料理も紹介してみたい。
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残暑の季節に最適な? 冷やしカップ麺

2016年09月22日 | 調理
震災や台風などの災害時は、救援物資として日本全国からカップ麺が送られるそうだが、
電気やガスが不通になり、熱湯が用意できず、結局食べられないケースもあるそうで。
そんなときの手段として、「長時間かけて、水で戻す」という方法が、ネットで紹介されていた。
味はさほど悪くなく、商品によっては「むしろ冷たくて食べやすい」という意見もあった。
ただし、ノンフライの麺は戻りづらく、脂分の多いタイプは、脂が固まるので避けた方がいいらしい。
ということは、私の大好きな池袋『一秀』の背脂ラーメンは、冷やしちゃダメなんだな。


まあ、冷やして喰うバカはいないし、そもそもカップ麺ではないが。

というワケで、防災時の訓練(ウソ、ただの好奇心)として、私も冷やしカップ麺を試してみることにした。
用意したのは、『Vマークバリュープラス』の「しょうゆ味ヌードル」


スーパーで90円くらいで売ってるやつ。
別に好きな商品でもないので、失敗しても心が痛まないと思って。
カップ麺にいちいち心を痛めるのも、我ながら情けない気がするが。

まずは水を入れる。美味しい水はもったいないので、水道水を使ってみた。


その後、冷蔵庫に入れて待つ。


ネットでは30分~45分といろんな意見があったが、私は40分にしてみた。
なお、我が家の冷蔵庫が雑然としていることは、どうか見逃して欲しい。

40分後、冷蔵庫から取り出しフタを開けると、麺のかさが増しており、
ハシでかきまぜたら、カップからあふれそうになった。


わーい麺が増えて儲かったぜ! って、これじゃあ「つるピカハゲ丸くん」だ。

肝心の味だが、ちょっと固かったけど、麺と具はちゃんと食べられた。
ただ、このラーメンの普段の味を覚えてないので、断定はできないが、
スープはややしょっぱく感じた。塩分は、温度が低いと、より強く感じるらしいからね。
新感覚の冷やしカップ麺、食後の感想は決して悪くなかったので、
他の商品でも試してみたくなった。

今度は『東洋水産』の「赤いきつね」
個人的には、立ち食いチェーン『富士●ば』のきつねうどんより、こっちの方が好きだ。


今度は氷を2個追加し、先ほどと同じく冷蔵庫へ。
40分後、麺はさほど増えていなかった。粉末スープを入れて、食べ始めることに。
私が部屋で愛用しているテーブルが、鳩サブレの缶であることも、どうか見逃して欲しい。
麺は外側が固く、しかし中心部は柔らかいという、謎の逆アルデンテ状態。
具のメインである、お揚げを噛みしめると、ジュワ~としょっぱ冷たいスープがあふれ出る。
残念ながら、「赤いきつね・冷やしバージョン」は、正直イマイチだった。

続いては、私が最後の晩餐にしたいと思ってるほど大好きな、
『まるか食品』の「ペヤング ソースやきそば」
あまりに好きすぎて、私が連載している雑誌「週間レース」のコラムで、
【2014年の競輪界10大ニュース】の10位を「ペヤング発売中止」と、
競輪に無関係な事柄を入れ、文末も「頑張れペヤング!」で締め、ひんしゅくを買ったこともある。

だが、そんな愛しのペヤング様(?)に、氷水を注ぐなんて、どうにも罰当たりな気がしたので…
代理品として、同じ製造元の「ペヨング」を選択。同じじゃねえか、というツッコミは受け付けない。

これまでと同様に、氷水を入れたが、冷蔵庫には入れずに、常温で40分待機。


普段と同様、ソースもふたの上に置き、冷やすことに。
40分のはずが、うっかり忘れてて、60分放置してしまったので、
あわててお湯…ではなく水を捨て、ソースと青のりをかけたのが、下記の写真。


かき混ぜたら、見た目はほとんど、普段のペヨングと同じ。


ただ、捨てる水の量が少なかったので、だいぶ麺に吸われたのだろう。
味自体は悪くなく、水分を多く含んだ麺の歯触りも悪くなかった。
ただ、ペヨング及びペヤング様の魅力である、まろやか~なソースが、
冷えていたために香りが乏しく、その分だけ物足りなかった。
そういえば、ソースって、あまり冷たい料理には使用しないよね。

以上、3種ほど試してみて、どれも経験したことのない、面白い味ではあったが、
総合力ではやはり、熱湯で作るカップ麺にはかなわない、というのが私の感想だ。
ただ、冷たいので暑い時期は食べやすいし、熱湯でヤケドする心配もない。
さらには、スープの味がしょっぱく感じ、おまけに脂分が浮くので、
普段はスープを全部飲み干す私も、さすがに残してしまったように、
高血圧患者にとっては、ヘルシー(?)でオススメかもしれない。

待ち時間を変えたり、水の代わりにウーロン茶を使うなど、今後もいろいろ試してみたいね。
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