某年金生活者のぼやき

まだまだお迎えが来そうに無い

インパール作戦の生存者

2017-09-18 14:35:58 | 信じられない本当の話
 NHKで前にインパール作戦の実情を伝えていた。私にも親しくしていただいた先輩友人に二人インパール作戦からの生存者がおられて、詳しく経験をうかがったことがある。ここにはとても書けない、話せないことばかりだった。一人の方は、夜ふっと思いだして眠れなくなることがよくある、と言っておられた。もう一人の方は、敗走中にアメーバー赤痢に罹り、下痢していたが、しゃがんで用を足しては仲間とはぐれ死を待つばかりになるので、ズボンの後ろを切り裂き、下痢を垂れ流しにしてとにかく仲間に追いすがったという。あちこちに歩けなくなった兵、息絶えた兵がいて、明日は我が身と幽鬼のような敗残兵だったという。
 そのような思いを無数の兵隊にさせながら、牟田口は自害するどころか平気で生き延び、「私の作戦は正しかったとイギリスの軍事史研究に出た」とテレビ放送で喜んでいた。無責任な野郎だ。
 敗戦後割腹した大将は阿南と柴五郎だけ。柴はもうとっくに予備役だった。日本の陸軍には武人がいなかったということだろう。
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