某年金生活者のぼやき

まだまだお迎えが来そうに無い

平和に形容詞はいらない。

2017-09-18 13:13:21 | 危険
 だいぶ前から、安倍首相が「積極的平和」と言い出した。日本語では意味がわからないが、英語ではProactive Peace と言っているそうだ。これって先制攻撃じゃないか。先に敵の戦力を叩いて攻撃できなくする。あとは平和? 積極的平和というのは初戦で勝って敵が戦争をできなくすることなのか。これって戦争そのものじゃないか。叩かれたほうが攻撃してこないわけがない。それとも、核で瞬時に全部壊滅させるつもりなのか。
 戦時中いつも聞いて、歌詞がまだ頭にこびりついている歌がある。愛国行進曲。その二番に「正しき平和うちたてん」とある。平和に正しいのと正しくないのとあるらしい。日本が戦争するのは正しい平和の為、戦争反対は「正しくない平和」の為。「正しき平和」とは結局戦争賛美の平和主義だ。
 今朝の新聞に、「無謀な戦争は二度と・・・」という見出しがあった。戦争反対には私も賛成だが、無謀な戦争はいけない、というのだったら、十分謀をめぐらした戦争ならいいのか、となってしまう。どんな戦争でも絶対にダメ、というのでなければ、つまり、形容詞なしにどんな戦争も駄目、というのでなければ、結局戦争賛成になってしまう。戦争はほとんどが自衛のため、防衛のためと言って始まっている。もし本気で戦争に反対するなら、攻めて来た敵に自分が殺されても、家族が悲惨なことになっても、反対しなければならない。そんな覚悟をもって反対する人はどのくらいいるだろう。平和な時に気楽に戦争反対と言ってるだけではないかな。いざとなれば、平和のための戦争に皆賛成するのではないかな。ほぼ絶望しかけている老人の諦め的ぼやき。
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4 コメント

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「平和に形容詞はいらない」について (アーク)
2017-10-15 07:21:19
大学1年次の「憲法」の試験で、このテーマについて問われた際、
9条2項に「交戦権はこれを認めない」とあるから、「日本はどんなことがあっても戦えないのである」「戦ってはいけないのである」(文理解釈というのでしょうか?)と書いて70点でした。

40数年経った今、先生が触れておられるように積極的に「一撃で斬首作戦」が完遂され平和が実現するならば、それも有りかなと思う自己(思想)があることに唖然とするのです。

 「陸海空軍その他の戦力を保持しない」もそうです。自衛隊も否定されるべきものです。

 ですが、「○○解釈」「××解釈」を論じ合理的に正当化していく。合理的に洗脳されていく。

特に、身をもって知らない戦後教育しか受けていない者は頭で考え、合理が正しいと思う。報道機関も合理的にもっともらしく喧伝する。

もともと人間は非合理なもの。
大学3年の先生のゼミ「合理と非合理とどちらが強いと思うか?」夏休み考えて「論文提出せよ」という宿題を課せられました。

もずかしいテーマと思いながらも「非合理の方が強いのではないか」と提出した記憶があります。

今という一瞬に、再び思うこと「死線を超えたものにはいとも簡単な問だったのだ」。あきらかに「非合理の方が強い」と。

それにしても、あの試験なぜ70点だったのか?
文理解釈だけでなく、他の解釈論も書けば「優」をもらえていたのでしょうか?

日本語を正しく理解し、書くことが基本だと思う昨今です。まだまだ未熟な者を今後ともご指導をよろしくお願いいたします。

(昨日は貴重なお話ありがとうございました。原田)
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コメントありがとう。 (数え年88の年寄)
2017-10-16 22:55:07
原田君、さっそくブログを読んでくだっさってありがとう。好き勝手なことや、自慢話などを気楽に書いていますから、腹が立ったら叱ってください。昨日はありがとう。前よりちょっとやせたみたいだけれど、太るよりはいいのでしょう。後藤君から手紙をもらいました。あなたと連絡が取れているとあって、安心しました。また会いましょう。
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ブログ読みました (後藤 啓文)
2017-10-17 07:02:56
元気そうですので 安心しました 私の両親は2人とも86でなくなってます ですので私は95までは生きると友達に言ってます もっと生きられたらいいですね 先生もお元気で
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ブログ読みました (後藤 啓文)
2017-10-17 07:03:21
元気そうですので 安心しました 私の両親は2人とも86でなくなってます ですので私は95までは生きると友達に言ってます もっと生きられたらいいですね 先生もお元気で
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