某年金生活者のぼやき

まだまだお迎えが来そうに無い

北アイルランドの妖星イアン・ペイズリー死す

2014-09-13 01:40:34 | アイルランドの今日
 北アイルランドの妖星イアン・ペイズリーが亡くなった(アイリッシュ・タイムズ2014/09/12)88歳。私は彼を「北アイルランドのラスプーチン」だと思っている。元はプレスビテリアン=長老派教会の聖職者だったが、エキュメニカル(キリスト教統一運動)に反対して長老派を脱退、原理主義的な自由プレスビテリアンを創設してその独裁者になった。ヨーロッパ議会の議員であった頃、ヨーロッパ議会でローマ教皇パウロⅡ世が演説した。ペイズリーは演説中に「教皇パウロⅡ世 反キリスト者」というプラカードを掲げ、議場からつまみだされている。徹底したカトリック嫌いで、頑迷固陋なユニオニスト(アイルランドの親英派。)「イギリス政府はカトリック―アイルランド民族派ーに譲歩ばかりしている」と非難し、説教で「カトリックは共産党員だ」と訳の分らぬことをほざくほどでたらめな男。彼がいなければ、北アイルランド問題の解決は遥かに早かったろうと思える。誰かが暗殺しないか、とさえ思った事がある。ところが、訃報に接したトニー・ブレアは北アイルランドに和平にもたらした政治家としてペイズリーを称えている。どうなってるんかね。ブレアがおかしいのか、俺が知らないのか。丁寧にチェックしなければならないな。また仕事が増えた。

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