全国から重度の活字中毒者を集めて行われる、読書マリリンマラソン。
今回も45億人以上が集まっています。
さあ、スタート。優勝者以外は、罰ゲームとして、フィリップ・K・ディックの『ヴァリス』のストーリーやテーマを「論理的」に説明していただきます。
というわけで、年末年始はとにもかくにも読書の時間。
私はこの季節、スーパーとコンビニと銭湯に行く以外は、ひたすら家でじっとして本を読むというのが恒例になっており、極論を言えばこの日のために1年をがんばっているといってもいい。
積読をひたすら消費していくのが楽しいわけだが、最近は買うスピードと読むスピードのバランスが悪く、本がどんどんたまる一方。
何度か断捨離はしたけど、処分した本も結局、未練がましく古本で買い直したりしてるから、なにをかいわんや。
ジャングルのごとく生い茂る紙の物量の前に、茫然とせざるを得ない。
これに対抗するには、どんどん読んでいくしかない。
腹をくくって、出走者はこちらです、ドン。
逸木裕『虹を待つ彼女』
マリオ・バルガス=リョサ『アンデスのリトゥーマ』
チャールズ・H・ハスキンズ『十二世紀のルネサンス』
カレル・チャペック『長い長いお医者さんのはなし』
千野栄一『言語学フォーエバー』
パトリーシア・メロ『死体泥棒』
沼野充義『モスクワ ペテルブルグ縦横記』
ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト『MORSE モールス』
滝野沢優子『来て見てラテンアメリカ』
フィリップ・K・ディック『高い城の男』
辻村深月『サクラ咲く』
オースン・スコット・カード『エンダーのゲーム』
石持浅海『セリヌンティウスの舟』
黒田龍之助『水曜日の外国語』
アンドレアス・グルーバー『月の夜は暗く』
近藤史恵『スティグマータ』
小泉喜美子『血の季節』
ミネット・ウォルターズ『女彫刻家』
岩瀬彰『「月給100円サラリーマン」の時代 戦前日本の〈普通〉の生活』
ジョン・ディクスン・カー『夜歩く』
山口瞳『ああ! 懐かしのプロ野球黄金時代』
アイザック・アシモフ『鋼鉄都市』
宮地昌幸『さよならアリアドネ』
まだまだ山ほどあるけど、何冊いけることか。
世界は色々あるけれど、みかんと本があれば、とりあえずは大丈夫だ。