島崎遥香(ぱるる)のフランス語は塩対応で、スペイン語はアミーゴ!

2024年07月11日 | 海外旅行

 「これからキミたちに、スペイン語をやってもらいます」

 

 デスゲームの開幕のよう、ボイスチェンジャーを通した声でそう言ってみたいのは、不肖この私である。

 ここまでスペイン語は

 

 ローマ字読みでカンタン

 ・発音も楽勝

 ・数字も法則性がハッキリしてて使いやすい

 

 などなど様々な「できる」プレゼンをしてきたが、まだまだ、おすすめポイントは存在する。

 外国語学習のやはり大きなのひとつである動詞や、冠詞の格変化だが、これもスペイン語だとおぼえやすい。
 
 たとえばフランス語で「話す」は「parler」(パルレ)というが、その活用というのが、
 
 
 Je parle(私は話す)

 Tu parles(君は話す)

 Il/Elle parle
(彼/彼女は話す)


 Nous parlons
(私たちは話す)


 Vous parlez
(あなた/あなたたちは話す)


Ils/Elles parlent(彼ら/彼女らは話す)


 となるのだが、みなさんはどう発音しますか?
 
 「ジェ パルレ」かなあ、あとは「チュ パルレス」「イル パルレ」。

 「ノウス パルロンズ」「ヴォウス パルレズ」「イルス パルレント」かな?
 
 そうなるのは自然だが、正解というのが、
 
 
 Je parle (ジュ パルル)

 Tu parles(チュ パルル


 Il/Elle parle(イルエル パルル


 Nous parlons(ヌ パルロン


 Vous parlez(ヴ パルレ


 Ils/Elles parlent(イルエル パルル


 ぱるる多すぎや! 昔のAKBか!
 
 てゆうか、zとかsとかntとかどこ行ってん! 書いてるんやから、ちゃんと発音せえ!
 
 その一方で、われらがスペイン語にいさんは、
 
 
 yo hablo

 tú hablas 

 él
/ella/usted habla 

 nosotros
/nosotras hablamos 

 vosotros
/vosotras habláis 

 ellos
/ellas/ustedes hablan
 
 
 同じロマンス語群だから似てるんだけど、読みが全然違う
 
 上から
 
 
 ヨ アブロ

 「チュ アブラス

 「エル アブラ

 「ノソートロス アブラーモス

 「ヴォソートロス アブライス

 「エジョス アブラン
 

 
 嗚呼、やっぱりローマ字読み
 
 もちろん発音しないとか、が「」になるとか例外はあるけど、これはシンプルな規則だし、山ほど出てくるから、すぐに慣れます。
 
 それよりも、とにかく全部
 
 
 「そのまま読めばいい」
 
 
 というのが強く、「parler」と「hablar」と同じような活用なのに、圧倒的に後者の方がおぼえやすいのだ。
 
 まあ、これは私がフランス語をやってて、ロマンス語群になれていたこともあるかもしれないけど、それでもやっぱり、スペイン語のほうが圧倒的にに残る。
 
 個人的にはIls parlent苦手で……。

 どうしてもntが引っかかってしまうのだ。
 
 もちろん、なれればどうってことないんだけど、
 
 
 「あれ? ntついてるのって、発音せんでええんやんね。じゃあエル・パルル」
 
 
 とか、ほんの0.1秒程度とは言え、頭によぎることがあると本当にノイズなのだ。
 
 その意味でもホント、スペイン語は簡単というか、「親しみやすい」のかもしれない。
 
 とにかくハードル低いという意味で、仲良くなりやすいというか。
 
 いわば、男にとってフランス語が「女友達」だとすれば、スペイン語は「男友達」。
 
 いくら仲良くても、異性相手だと多少は身なりや言葉に気を使うけど、同性同士だとざっくばらんというか。
 
 ちょっとぐらいでも「そんなん、全然オッケーやでー」と、ゆるしてくれそうな距離感。
 
 そのアミーゴ! な感じが、理屈以上にスペイン語を勉強しやすい理由なのかもしれない。
 
 少なくとも私は、一番ストレスなく勉強できたのはスペイン語です。
 
 これ本当。ぜひお試しあれ。

 

 (イタリア語編に続く)


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