文化系クラブに入ろう! その3

2014年04月21日 | 時事ネタ
  文化部に入ろう!

 春からの新生活において、前回(→こちら)は新入生たちにそんなアドバイスを送った。

 その良いところについては、「女子部員と仲良くなれる」「うまくいけばファンがつく」など、前回語った通りだ。

 現に私など、先日も女性読者からコメントをいただいてしまった。

 さすがは私である。今も現役バリバリだ。これなら、ファンクラブの名前も「男汁」から「ビキニギャル100人と熱海でモンゴル相撲」に華麗なるクラスチェンジをとげる日も近いに違いない。

 そういった意外と異性と交遊できる文化部には恋愛の種も転がっているものだが、ひとつ問題はないこともない。

 それは、カップルが成立しても、その仲がこじれた場合である。

 想像してもらえばわかるが、仲違いをした、さらには別れてしまった男女が同じ部にいるというのはつらい。

 みなさんにも経験があるだろう、バイト内での痴話喧嘩や社内恋愛でもめると、当事者だけでなく、周りにも迷惑ふりまいたりとか。

 女性が少ない場で、特権的「女王様」なポジションから男を手玉にとって人間関係を崩壊させがちな人をいう「サークルクラッシャー」なんて言葉もある。

 この場合、部室という非常に閉鎖的な空間だけに気まずさは倍増。狭い世界の人間関係のヒビは、周囲に非常なる影響をおよぼすのだ。気ぃ使いますねん、これが。

 私の所属していたクラブは、中でも恋愛沙汰のゴタゴタが多いことで有名であった。

 ある先輩は同期の女の子に惚れて告白して爆死。ショックのあまり、すぐに退部してしまった。

 また某先輩がある女性部員を好きになったときも、フラれたあと気まずくなり、女性部員は「迷惑をかけたくないから」と退部。

 また、ある先輩が後輩の女子を好きになったときは、女子部員の彼氏と何度も「三者会談」が行われたりして、あれこれモメたりしたそうである。

 中にはそのまま仲良く結婚までいったカップルもいたりもしたけど、フラれた男子がストーカーになったり、三角関係から男同士が気まずくなったりと、惚れたはれたでのトラブルは年中行事というか、我が部の伝統芸能のようなイベントであった。

 これはもう、部の活動は滞るし、周囲もはれ物にでもさわるようにあつかわないかんし、下手すると部員が減るしで、もう勘弁してください。

 というか、今気づいたが、これ男が悪い話ばっかじゃん! ダメだよ、ウチの男子! 

 こんなえらそうなことをいっている私であったが、もちろんのことお約束通り、その呪いからのがれられず、まあ、あれこれあったものであった。

 恥ずかしいので詳細は割愛するが、色々あって退部したのは(まあ、これだけが理由でもないんだけど)私。あはは、若気、至ってましたわ、あのころは。

 なのでカップルが誕生すると、とりあえずみんなが思うのは、

 「頼むから別れないで」。

 卒業したら、別れようがなにしようが勝手だが、現役のときは仲良くしておいてもらわないと困る。

 部外者から見たら「コップの中の嵐」なんだけど、狭い世界では一度もめると、なにかとややこしいんです。

 あとですね、幸せでも不幸せでも、あんまり部室で恋愛沙汰が重なると、そういうのに縁がない男性部員が不機嫌になるという弊害も。

 アハハ、哀しい! まあ、それでも、別れられるよりは全然マシです。

 がんばれ、「残され島」の男子部員諸君!



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