海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

Elmar65mm f3.5とGFX50SII

2024-08-18 | GFX+オールドレンズ

Elmar65mm f3.5(f5.6)+GFX50SII  44x33 台風接近中雨上がり

 

Elmar65mm f3.5とGFX50SIIで f5.6

 

Elmar65mm f3.5+ビゾアダプター経由でGFX50SII

 

Elmar 65mm f3.5とGFX50SIIの組み合わせは、44x33センサーで使ってもケラレが発生せず相性がとても良い。特に質感描写は最近のデジタル用レンズより数倍表現力がある。このレンズはライカMボディにビゾフレックス経由で使うために作られたレンズだが、Canon時代から使っている名レンズ。

このElmar 65mm f3.5は、ライカM型で使うマクロ用として開発されたテッサータイプのレンズ。他社にない65mmという焦点距離はとても使いやすく、マクロ撮影はこれ一本でほとんどの撮影がこなせる。このレンズ以外にもレンズ枚数が少ないElmar50mm f2.8や、ビゾ経由でElmarit90mm-M f2.8とHector135mm f4.5も使っているが、この4本すべてが私が好きな描写のレンズ。最近のデジタル用レンズはレンズの構成枚数が増えて性能的には良いと言われているが、非球面レンズを使わないレンズの方が私は好き。今、一番テッサータイプの良さを知っているレンズメーカーはコシナだけかもね。

最近このレンズの出番がない理由は、GFXで65x24フォーマットを使う事が増えたからだ。50mmを基準にこのフォーマットで使う場合の65mmは、中途半端な焦点距離になってしまう。このフォーマットで使う場合、50mmより長いレンズはPentaxの77mmや90mmがベストな焦点距離。

☆海外から戻り電信柱を見ると、あー日本の風景だなぁと思ってしまう。日本の地方へ行くとカメラを向けたくなるのが、この電信柱と軽トラックと黄色い帽子にランドセルを背負った小学生。

 

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