海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

路地裏上海 旧城内から見た浦東のビル

2012-03-15 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

 

写真展用にプリントしたが、ボツにした写真。

キャノンFD50mm f1.4

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路地裏上海 未来

2012-03-14 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

 

中国では、海外に自由に行ける人は限られている。上海に住む上海人はまだ恵まれているほうで、他の地方都市の人達より他国のビザは比較的取得しやすいが、中国全体から見るとそれはほんの一部の人達だと思った方がよい。日本はというと、ビザ免除の国も多くほとんどの外国に自由に行く事ができる恵まれた国だ。この両極端な国に住む若者(私より若い人)の中には、自由に海外に行く事ができる環境に居ながら海外に興味の無い若者が増えているのが日本で、そのまったく逆が中国の今だ。

世界には人種や宗教なども含め色々な文化や価値観があり、それを個人が体験する事によって、さまざまな事が理解できたり自分の個を磨く事ができる。今や、一国がクシャミをすると他国が風邪をひいてしまうほど世の中はリンクしている。そんな中、他国の世界を見たり知ろうとしない日本の若者は理解できないし、そんな狭い価値観の人と話をしても面白くないので関わりたくない。仮に狭い世界で生きて、その中でより深い世界を追求している人は別だが。

人の五感のうち、視覚が一番重要だ。すべては、見る事から始まる。まず、見ようとしない人は、他の感覚も鈍くなるのだ。

☆3月16日から31日まで、新宿ゴールデン街「十月」にて、海原修平展「遠い記憶 上海」やってます。

キャノンFD50mm f1.4

 

 

 

 

 

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海原修平小さな写真展 新宿ゴールデン街十月で

2012-03-13 | 写真日記

 

3月10日の朝一便で東京に戻って来た。目的は、新宿でのミニ写真展と確定申告。3月16日から31日まで、ミニ写真展「遠い記憶 上海」を新宿ゴールデン街のバー「十月」開催。申し訳ありませんが、写真展の告知はこのブログでのみで、案内状はあるのだが郵送はしません。

上海での1年は、他の国の都市の5年と同じと言われるくらい都市開発のスピードがはやい。なので、上海に住んでいる私にとっては、今世紀に入ってすぐに立った最新のビルでさえ遠い昔の事のように思える。万博が終わり都市開発のスピードは、かなり落ちたが、それでも現在進行形で続けられている。このおもちゃ箱をひっくり返したような都市のビル群は、中国の都市開発実験場であり、ビルのデザインや規模を他のビルと競い合いながら出来てしまった為に調和が無い。しかし、それが上海らしいのかもしれない。

2年ほど前に、この同じ「十月」で、ピンホールカメラで撮影した上海の街の写真展をやったのだが、その後フィルムの感材などの問題でピンホールは打ち止め。ピンホールカメラで撮影していた時の後半、デジカメを使用しピンホールのような描写をするレンズ探しが始まった。もちろん、そんなレンズは無い事はわかっていたのだが、キャノン5D2のボディを使用し、本来のレンズ性能を落とす方法を模索していた時に見つけたのが、補正レンズ入りマウントアダプターだった。

この補正レンズ(性能が悪い)入りマウントアダプターに行き着く前に、メイヤーやアンジェニューなど色々なヨーロッパの古いレンズを購入しテストしたが、結局は旧キャノンFDやキャノンFLなど明るいレンズと性能の悪い補正レンズ付きマウントアダプターの描写が気に入りFD35mm f2、FD50mm f1.4 FD85mm f1.8をメインに使用。この性能の悪いマウントアダプターは、オリジナルの焦点距離X1.5倍となるので、50mmの焦点距離は、約75mmほどになる。

これらのレンズ描写は、ピンホールの描写とは違うが、開放付近で撮影すると球面収差やコマ収差やコントラストが低くなり周辺光量が足りないので昔の雰囲気に写るのが魅力だ。

良いレンズの定義は曖昧だ。最新のデジタル専用レンズは、限りなくレンズ収差を取り除き非常にシャープな画像を提供してくれるが、それらのレンズが決して良いレンズとは言えないと思う。私にとっての理想のレンズは、1970年代以前のライカレンズなどが理想のレンズと思っている。幸いキャノンボディのフランジバックは他社ボディと比べて短いので、様々な旧レンズの描写を楽しめる理想のカメラボディだ。

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上海 人民広場から

2012-03-12 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

 

上海の人民広場は、大昔イギリス人がつくった競馬場跡だった場所。そのクラブハウスは、上海図書館から上海美術館となり、その美術館も今年は浦東に移転する。この広場から360度見渡すと近代的なビルや租界時代の建物など様々な建物を見渡す事ができる。上海は、租界という時代を経ているので、西洋の様々な建築様式が混ざりあいとても面白い。これらの建築物を見る場合、昼見るより陽の落ちた夕方から夜の方が面白い。写真は、何のビルか忘れた。

☆3月16日から新宿のあそこでやるミニ写真展は、そんな風景をモノクロで十数点展示。

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路地裏上海 解体を待つ家

2012-03-11 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

 

ここは、旧城内の外側。大昔、この旧城内と外側とでは、あきらかに住んでいる人達に差があった。その差は、地方から出て来た人達は、城内に居を構える事ができなかったので、城の外側に住まざるをえなかったようだ。この辺一帯は約90年以上前に建てられた家が多く、赤レンガの家や濃いグレーのレンガで建てられた家がほとんどだ。まだ一部の人が住んでいるが、ほとんどが老人達。私の立ち位置の後ろはすでに更地になっており、さらに後ろは新しいマンションを建築中。

キャノンFD50mm f1.4

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