海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

上海 悪い意味でのイイカゲン

2012-03-06 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

 

日本と比べると上海は、ほとんどの事が悪い意味でイイカゲン。屋外もそうだが屋内の問題は内装と内装の内側だ。電気の配線は私の部屋に限った事ではなく、新しいマンションやオフィスビルでもイイカゲン。何がイイカゲンかと言うと計算して電気の配線をしていない事と絶縁やコードの処理が雑なのだ。一言で言うと繋いでいるだけ。220Vの怖さは日本の100Vの比ではない。電気のトラブルが起きると、火を吹くというより爆発に近い。また、電圧が安定してないので、電球が爆発する事はよくある事。また、テレビなどの家電もよく爆発する。

 

次はガスで、実はこれが一番恐ろしい。これは、ガス爆発と一酸化中毒もあるが、一番怖いのがガス漏れ。これは、中国人からのアドバイスだが、冬どんなに寒くても湯沸かし器のある部屋の窓は開けておく事だと言われた。そして、上海に住むと誰でも一度は経験する水漏れ。最初の事務所では、床から水が湧き出てきたのにはびっくり。おかげで、事務所の床が恐竜の背中のように波打ってしまった。

 

 

ん?私の部屋?  私が住んでいるアパートは1980年代後半に建てられたアパートなので、6階建でエレベーターは無い。家賃3800元で68平米と契約書に書かれているが本当かどうかわからない。場所は、新華路なので環境はすごく良い。大昔は、名士や各国の大使館に勤める人達が多く住んでいた場所なのでこの通りは少し品があり私はすごく好きな場所だ。

私の部屋のキッチンにあるガス湯沸かし器は比較的新しいのだが、お湯の蛇口をひねった瞬間に、私は湯沸器のそばから離れる事にしている。理由は、点火のタイミングが遅かった場合、出たガスが多過ぎてドッカーンと来るからだ。それも問題だが、一番困っているのは電気の容量が少ない事。なのでよくブレーカーでなくヒューズがよく飛ぶ事だ。

上の写真は、私の部屋のケーブルテレビの配線で入居した時からこの状態。その隣のコンセントは、カメラの歪みでは無く最初から曲がって取付けてある。

キャノンFD50mm f1.4

 
コメント (2)
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