海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

カラーで撮影しモノクロに変換が基本

2023-08-28 | 写真日記

久しぶりに発見した小便小僧

 

いつもの窓から夕方に

 

デジカメのモノクロ専用機というのがライカにあるが、ペンタックスからも発売されているようで売れているらしいね。でも、私がモノクロメインの表現者だとしても、一生買わないカテゴリーのデジカメだ。普通のデジカメでRAWで撮影しカラー現像して、その後処理でモノクロ化した方が圧倒的にモノクロの表現方法が広いからだ。また、デジカメ設定でモノクロ撮影も絶対にしない。

東京に事務所があった頃は暗室があり、フィルム現像から印画紙にプリントしていた。その頃のモノクロフィルム120に限っては、コダックのベリクロームパン120(感度125)がメインだった。このフィルムは本来アマチュア用として販売されていたが、ラチチュードが広くとても扱いやすいフィルムで、とある有名モノクロプリンターの指定フィルムだった。現像液はイギリスのMay&Bakerが販売していたプロマイクロールを希釈し、現像タンクはPatersonだった。その後、フィルムも現像液も販売されたくなったので、仕方なくフィルムも現像液もT-Maxに変えたが、T-Maxは取り扱いが難しかったなぁ。

フィルムからデジカメに移行後は、RAWで撮影し現像時にカラー出力し、その後にモノクロ化するのが私の常。フジのデジカメを使う時は、エテルナに変換した後にモノクロ化する。なぜなら、エテルナは動画フィルムシュミレーションで、一番コントラストが低くトーンが豊富だから。そして、レンズはやっぱり古い単層コーティングのレンズが私が思う写真らしく仕上がる。逆光時のフレアーやゴーストやコントラスト低下も、あえて受け入れている。でも、依頼仕事の撮影では、あえて古いレンズは使わないけどね。

☆月末に上海へ。なんだか日中関係がドタバタしているが、これはもう想定内で全く気にしてない。日本のマスコミも事実の一部だけ連日報道して騒いでいるが、お疲れさん。また、日本の農水省大臣野村哲郎の「想定外発言」は、大笑いしてしまった。こんなんが、大臣になれるなんて人材不足としか言いようがない。事が起きてから考える日本人の典型だな。

☆中国から日本に迷惑電話がかかって来るようだが、電話をかける奴は国際電話料金がバカ高い事を知ってやっているのだろうかね。携帯電話の契約内容にもよるが、電話を受けた方も料金が相当かかる事もある。


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