海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

江陰方面の工場へ打ち合わせに

2017-03-27 | 写真日記

土曜日に古くから付き合いのある工場へ行き、既製の商品の改良点について話し合った。既存の商品の用途以外の使い道を話したのだが、最初は理解されず副社長の奥さんに説明すると一発で理解してもらえ、即試作品を作る事になった。順を追って商品の利点と使い方とユーザーの利便性を理解してもらえれば、すぐに行動するのが大陸の良いところ。 

これが日本だとアイデア出しから決定までが読めず、前向きな話より後ろ向きのタラレバの話がメインになってしまうのでタチが悪い。最近私はそういう人達を「後人」と呼んでいる。彼らの多くは、新しい事に対して失敗したくないのと責任を取りたくないからだろうと思う。日本は良い技術を持っているしモノづくりの経験値は相当深いが、それを活かしてビジネスに繋げてない「うしろびと」が多すぎるからだ。予定調和から新しい事や物は絶対に生まれないし、今までの慣習だって時代に合わせて変えて行くのが筋だと思うが、どうもそれらから日本人は柵越えが出来ない人が多すぎる気がする。

 

何処の国かわからないような建物を見ながら工場へ

 

 梅村のドライブインで昼飯を

 

 高いマズイ

 

途中で梅村ドライブインで昼飯を食ったが、日本の昭和のドライブインと同じで値段が高くたいして美味くもない。この定食で50元(約800円)なので、上海の普通の店の方が安い。

 

最初に重湯が出てくる

 

フグの鍋なのだが・・・

 

工場夫妻から夕飯の接待を受けたのだが、旬の季節野菜料理がとても美味しかった。江陰地方の料理は上海と違って味付けが淡白なので、私は好きな料理なのだ。今回初めて大陸で河豚料理を食べたのだが、様々な香辛料で味付けされた河豚鍋は私にとっては馴染めなかった。もし同席した中国人が日本の河豚鍋を食べたらどう思うのか、ちょっと興味がある。

☆最近私は日本に帰国すると、複数の人からお前はアクが強いと言われるようになった。「アクが強い人」とは、日本では良い意味に使われないようだが、私はそれで結構。日本社会に受け入れられない帰国子女の気持ちが最近よくわかる。

と、ここまでブログを書いて、スマートニュースを見ていると東洋経済の記事「日本は後追いの国」と割り切ったほうがよいという記事が。この記事にすべて私は同意する。

X100F

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 宝地広場で打ち合わせと夕飯を | トップ | 消逝的老街1996-2000 Panoram... »

コメントを投稿