海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

春節前のこの静けさは例年とは違う

2017-01-27 | 写真日記

新華路

 

新華路の郵便局前

 

数年ぶりに春節を上海で迎えるのだが、ちょっと不気味なくらい街が静かで地味過ぎる。Radikoで日本のTBSラジオを聞きながらブログを書いているので、何だか東京の自宅で正月を迎えている雰囲気。これは、昨年から施行されたクラクション禁止(罰金)の影響も大きい。普段なら自宅に居ても近所から大声で話す人の声や怒鳴り声が必ず聞こえてくるのだが、この一週間はまったく無い。すでに地方から働きに来ている人のほとんどが帰省しているのと、上海人は海外旅行などで大陸を離れた人も多いのだと思う。私が知っている上海の春節前は街中が赤一色の飾り付けに染まり、街路樹はLEDでピカピカし人が溢れ買物した荷物を抱えた人が街を行き交っているのだが、今回はそれもあまり見ない。

 

アパートの入口の禁煙ポスター

 

2017年の3月1日から上海市内は公共の場や屋内(店舗など)も全面禁煙になる。違反すると個人の罰金は(約3200円未満)だが、店舗などの管理人は最高で3万元(約50万円)の罰金を喰らう事になるそうだ。通報制度もあるようなので、それが怖いな。すでに上海浦東空港の第二ターミナル搭乗口近くの喫煙所は撤廃され、分かりにくい場所に一箇所のみ存在している。

まぁ、禁煙はある意味仕方がないし良いと思うが、それよりも大気汚染対策を優先させる方がもっと重要だと思うのだがなぁ。

☆Ricoh GR


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2 コメント

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Unknown (通りすがり)
2017-02-05 12:27:13
日本の年末年始に行きました。
去年の5月にも行きましたが、路上の屋台が消えましたよね。
そして何か違和感を感じていたのは、クラクションがダメになったんですね。
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です。 (かいはら)
2017-02-05 12:46:44
通りすがりさん
屋台が消えていたのは、城管(権力側)からの取締があったのでしょう。でも、ほとぼりがさめるとまた復活する事が多いです。

クラクション禁止は、無意味なクラクションは罰金対象になったからです。大陸の南方や一部の地方では、昔からクラクション禁止の所も多いので、むしろ上海がそうなったのは遅いくらい。

最近は電子警察(カメラ)で見張っているので、公安が現場に居なくても取締が出来るので、ある意味監視社会になってしまったようです。
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