後の壁が明代に造られた城壁
過去の画像から
もう10年前の事だが、琴の会に招待され一泊で禅修行を経験。場所は、上海郊外の萬彿閣だ。この寺は明代に建てられた寺だが、倭寇からの襲撃に備え1386年に城壁が造られそのまま残っている。これは、上海県城の城壁(旧城内)ができた1553年より167年も古い事になる。この萬彿閣がある場所は、旧城内(上海県城)から南の位置で地理的に海に近い場所だったので、当時は倭寇も攻めやすかったのだろう。上海の城壁跡は大境路付近にかすかに記念館として残っているが、この寺の城壁は現在も昔のまま残っている貴重な壁だ。他にも探せばこのような城壁が残っているかも知れないが、私が知る限り上海近郊で明代の城壁が残っているのは、おそらくこの寺の城壁くらいしかないだろうな。この萬彿閣は、文革時に破壊されたが1989年に再建され現在に至る。
☆岸田首相が"しゃもじ"をウクライナに贈った問題だが、この首相のセンスは化石級といえる。こちらでも中国人がもらって困る日本土産に日本人形などがあるが、日本では喜ばれる物が他国では通用しない事や物があるのを知らないのだろうな。
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