海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

春節の花火を

2024-02-11 | 写真日記

自宅の窓から

 

自宅の窓から

 

新年直前の大気汚染指数 赤が上海中心部

 

昨日10日は春節の新年。今ではすっかり消えてしまった春節の爆竹や打ち上げ花火だが、上海市郊外では禁止されてない。確か2016年に、この風習は上海中心部では禁止になったと記憶している。画像は9日の大晦日で自宅の窓から見える打ち上げ花火だが、散発的に上がるので私が過去知っている春節風景ではない。この写真を自宅窓から撮っていると、火薬の匂いが漂い何だか喉が痛くなってきた。大気汚染指数を見ると危険指数レベルに。画像の赤い指数部分は上海中心部で爆竹や花火は禁止区域なので、郊外より大気汚染はマシだがレッドゾーンの不健康レベル。新年を祝う爆竹や打ち上げ花火は、音で邪気を払う意味があり私は好きな伝統的風習だと思うし、昔のように毎日やるわけではないからね。この期間に気を付ける事は、近くで打ち上げ花火が始まる時には窓を閉める事。でないと、部屋に花火が飛び込んでくる事もあるからだ。

 

確か2010年の春節

 

2015年の春節 花火の段ボール箱を集めるおじさんは嬉しそう

 

上の二点の画像は、花火や爆竹が禁止になる前に昔住んでいた自宅近くで撮影した画像。私が最初に春節の花火や爆竹を経験したのは前世紀末の上海市虹口区で、激しすぎる音と空が真っ赤になる光景を見てど肝を抜かれたと同時に、高揚感があったのを今も覚えている。

私が住む郊外では、個人商店の多くが店を締め帰省中。近所の小さなスーパーのおばちゃんは、10日ほど店を閉め福建省へ戻るとの事。日本から春節を楽しんで下さいとのメッセージをもらったが、私にとっては春節中は一年で一番不便で面白くない期間。私が住んでいる上海のアパートも人の気配無しで、生活音も聞こえないほど静かすぎる。アパートの更新がなかったら、日本に居たかった。

コメント (2)
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