海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

災害時の勘と想像力

2019-10-14 | 写真日記

NHKスマホ画面

 

昨年の西日本豪雨に続き、今年も自然災害の大きな被害が日本を襲った。私は11日に日本を出国したので、日本の情報はネットのみに頼らざるをえないのだが、私が今いる国ではVPN接続しないとネットに接続できない状況。なので、12日はずっとVPN接続経由でスマホAPPに頼り情報を得ていたが、複数契約している災害アプリは警告アラームが鳴りっぱなし状態。こんな時、自分が現場に居ないので、勝手に想像力のみが先行してしまう。

日本に帰れば、タクシーや店も自動でドアが開きトイレまで便座の蓋が自動で開閉するところもあったり、インフラも整備されていて清潔で安全度が高く物価も安いので、人は何も考える事もなく生きて行ける場所が多いが、そのぶん頭を使わなくなり想像力が欠落し勘が鈍くなっていると思う。そういう人は、どうでもよい小さな出来事にも文句を言う。そう、便利は不便でもあるのだ。そして、不便は想像力を鍛える格好の場でもある。

話がズレてしまうが、ストリートスナップをメインに撮影している写真家は、普通の人に比べて観察眼が鋭く想像力が高い。それは、普段街を歩いていても電車に乗っていても、人や周囲を見て様々な事を思い描ける訓練を日々やっているからだ。そして、世の中の流れを理解し好奇心も旺盛なので、新しい事や物も否定しない。もちろん、その写真家にテーマがあっての話だが・・・。そして、シャッター切るべきかどうかを瞬時に判断し、数秒後の人の動きを予測しフレームしてシャッターを切る。当たり前の事でハズす事もあるが、自分の使い慣れたカメラと心が一心同体になれば、自然に指がシャッターを押しているのだ。

日本は美しい自然に囲まれた国だが、その分自然災害が他国より多い国という事を再認識すべきだが、時が過ぎると忘れてしまうのが人間。もうすでに日本は亜熱帯地域だと認識し、毎年このような災害が何処でも起きると思って生活基盤を見直した方がイイね。こんな事を言うと、ではどうすれば良いの?と即聞いてくる馬鹿な奴が必ずいるが、人に聞く前に自分の頭で物事を考えられないような奴は、すでに想像力が欠如している証拠。

★ラグビーW杯 日本xスコットランドの試合は、映像を観る事が出来ないので、テキスト速報で想像力を働かせて観戦。今回の日本チームは、すらばしい。

コメント
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