海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

ワイングラスの中の絵

2018-12-18 | 写真日記

 

 

 

昔よく通ったバーカウンターで、絵を見ながら赤ワインを楽しめた時期があった。客層は、欧米中日と国に関係なく人が集まる店だった。私が酒を呑む時は、一人で静かに呑む事が多い。それは、酒を呑みながら様々な事を頭の中で巡らせていると、新しい発想やアイデアが突如湧き上がってくる事が多いからだ。ただ、条件があって何処で呑むかという環境が大事で、比較的小さな店で私を放置してくれる店に限る。ここ数年、上海で安心して一人で気軽に行ける呑み屋は相当激減し、今は一軒のみ。

近所に一軒知り合いが経営するバーがあったのだが、一人で静かに呑むのは辛い場所だったのでしばらく店の前すら歩いてなかったが、昨日の夕方店の前を通ると工事中になっていた。素人経営だったのと、おそらく契約更新が出来ず手放したと思われる。

昔と違って、今の上海で飲食の店を経営するのは至難の業と言われている。それは、店を新規に出す時にお上の許可が日本の基準より相当厳しいのと、家賃と人件費が異常に高騰しているからだ。私が一軒だけ安心して一人で呑める店も、その周囲の飲食の店が大規模立ち退きで破壊され、人の流れが大きく変わってしまい苦戦中。という事で、大掃除も半分終わったので、昨日はその店で軽く一杯。

 

 

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