海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

中国のネット人口

2012-09-24 | 写真日記

 

一昨日の夜にいつものBarへ行くためにタクシーを拾い乗り込むと、行き先を告げる前にドライバーから中国語で日本人か?と聞かれる。私は、ややムッとした口調で、日本人だと答える。ひと呼吸あって、「そうれすねぇ」と訛った日本語が返ってきたので拍子抜け。行き先を告げた後は、目的地まで会話なし。金を支払うと、「ありあと」とお礼を言われる。衡山路の夜の街は、いつもの賑わいに戻っていた。(日本人村近くではない)

上海は、すでにほとんどの若者がスマートホンに切り替えているので、普通の携帯電話を見る事の方が少なくなっている。現在この国の携帯電話使用者は、10億人を超えている。そのうちネットに接続している人口は約5.4億人といわれているが、最近廉価版のAndroidスマートフォン(一万円以下)が数多く市場に流れているのでさらにネット接続人口は急激に増えるだろう。今までPCを持っていなかった若者達も色々なサイトを見る事が出来るで楽しくてしょうがないという雰囲気だ。これは、良い事でもあるが、間違った使われ方をするととんでもない方向に向かう事だってある。

今回100都市以上で発生した物々しい運動会は、このネットが活躍し多くの人を過激運動会に集め画像情報も含め情報が即拡散した。私が心配しているのは、間違った情報がネット上を駆巡る事だ。ネット社会に慣れてないネット初心者と世界を知らず物事を深く考えない猪突猛進型の人達は突然とんでもない方向に行きかねない。近年、国を変えたのは情報だという事を忘れてはならない。

今回の島の問題は長引くだろうし、他の色々な問題も起きるかも知れないので、こちら在住の日本人個人も企業も、それをふまえて自己防衛するしかない。

トップの画像は、深夜2時頃ipadに夢中になっている一人の坊や。

Canon FD50mm f1.4

コメント (2)
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