海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

金牛杯の銅賞をいただきました。

2010-10-06 | 写真日記
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ありがたい事に私の写真集「消逝的老街」の修正版(第二版)が、第十九回優秀美術図書「金牛杯」銅賞を受賞しました。
と言っても私自身が賞をもらった訳ではなく、この本を出版した上海錦綉文章出版社(旧上海画報社)が受賞したのですが、私にとってもありがたい事です。

この賞の存在を知らなかったのですが、毎年国慶節前に決まる賞のようで、今年販売出版された美術関係の図書の中から選ばれる賞のようです。

この写真集は、上海でもっとも歴史がある旧城内を中心にパノラマカメラで撮影したものです。今では再開発で見る事の出来なくなった1996年から2000年までの古い上海が記録されてます。
また、私が録音した当時の街の音のCDが付録で付いてます。今では聞こえなくなった物売りのおっさんの声や街の雑多な音が約45分ほど入っているので、これを聞きながら写真集を見ると前世紀の上海を2倍楽しむ事ができます。

残念ながら日本では手に入りませんが、もしかしたら新宿ゴールデン街のバー「十月」で手に入るかもしれません。上海では福州路の「外文書店」で売ってます。

私の写真集は「消逝的老街」ですが、同じシリーズで4人の作家の写真集があるので注意してください。表紙を一瞬見ただけでは見分けがつきません。ちなみに私はこの表紙が嫌いです。

キャノンFL58mm f1.2  アトムレンズ  開放で撮影  照明LED  Z96
コメント (6)
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