上海で晴天の日は、街中が洗濯物を干す場になる。陽が当たる場所であれば樹であろうが電信柱であろうが利用できる物は何でも利用するのが上海流だ。
干す物は、骨董品の布団であろうが骨董品のような下着など他人の目をはばからず何でも公共の場に干してしまう。
良く言えばおおらかで、悪く言えば節操がない。
今、これを書いている場は北京だが、北京ではこんな洗濯物なんてほとんど見た事がない。「中国では」という言い方を日本では良く聞くが、この国は広いので一括りに言えない事が多過ぎるのだ。
一概には言えないが、北京と上海の民度を比べると北京の民度の方が高いような気がする。