■4月16日
これまで東京都では、特定緊急輸送道路沿道については、都条例により耐震診断を義務化し、
診断の推進を図ってきたが、診断の結果、耐震性能が低いことがわかっても、
多額の費用がかかることから、なかなか耐震改修にはつながらなかった。
これに対し、自治体が25年度から耐震改修費の補助額を増やす動きが出てきた。
今年度は40の区市町村が国や都と合わせ、補助率を約83%(5/6の補助)に引き上げた。
これにより、私有財産の改修費の大半を補助する手厚い制度となったことから、
今後、ビルの耐震化が一気に進むものと予想されるが・・・・・・。
【特定緊急輸送道路】
大規模災害の発生時に、災害救助や物資輸送のために重要な役割を担う道路。
都心では、青山通り、昭和通り、白山通り、環七通り、甲州街道や新青梅街道など
都内の主要な幹線道路が指定されている。