■2025年5月16日、金曜日、曇り
この日の散策ルートは神田ワテラス~御茶ノ水駅~明治大学~日本大学~旧文化学院~山の上ホテル~男坂~女坂~錦華公園、約2.5km。地図の緑のラインが散策コースです。
▼再開発ビル「ワテラス」の西側、ビルの谷間で見つけた登録有形文化財「高畠家住宅」。都心にこういう建物が残っているというのがすごい。
https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/588543
▼最近オープンした御茶ノ水駅ecute(聖橋口) です。地形的な問題から工期が長かったです。きっと難工事だったのでしょう。
▼駅と一体化して見える「讃岐うどん店・おにやんま」。五反田駅に本店があるが最近店舗数が増えています。五反田の「おにやんま」は気に入って時々行きましたが、チェーン店化してしまうと、なんとなく足が向かなくなります。
▼ecuteの2階には聖橋に沿って湯島聖堂の緑や神田川、丸ノ内線、総武線が眺められるテラスが設けられています。
▼神田川側にもテラスが設けられていますがちょっと狭いです。どうせなら聖橋側のテラスとつなげてほしかった。
▼この雰囲気だとまだまだ御茶ノ水駅の工事は続きそうです。
御茶ノ水駅から山の上ホテルへ。
▼山の上ホテルの手前にある日大理工学部応用化学科の建物。
▼閉館した山の上ホテル。最近、明治大学が取得したことで話題になりました。明治大学はホテルとして活用するようですが上手に保全活用してほしいところです。ここの有名な天ぷら屋さん、一度食べたかった。
山の上ホテルの詳細は → https://www.yamanoue-hotel.co.jp/concept/
▼ホテルの前に法面を蔦で覆った広場がありました。ここは明治大学の敷地だと思います。
▼ホテルの店舗案内が遊び心があっていいですね。よく見たらサボテンでした。ここに出ているお店は、てんぷらと和食「山の上」、コーヒーパーラー「ヒルトップ」、葡萄酒ぐら「モン・カーヴ」、中国料理「新北京」。
▼写真の高木の樹木に覆われた広場は明治大学のリバティタワーの開発(総合設計制度による)により設けられた公開空地です。敷地内の樹木がうまく保全されています。すばらしい公開空地ですね!!
▼この赤いRのエントランス、確か50年前は紅茶専門のシャレた喫茶店でした。今はギャラリーになっています。
▼とちのき通りと明治大学に挟まれた一帯は緑の多い崖地になっています。竹林も見られます。とても都心とは思えません。
▼明治大学の駐輪場から見た崖地です。緑が鬱蒼としています。左側に竹林が見えます。
▼とちのき通りにある旧文化学院。今は「BSイレブン」の社屋。とても雰囲気のある建物です。設計は学院創設者の西村伊作。保存を手掛けたのは坂倉建築研究所。坂倉準三は西村伊作の次女の婿。
▼旧文化学院の隣りにあったブティック?ここに誰が買いに来るのでしょうか、ちょっと気になります。
▼とちのき通りから男坂へ。男坂と女坂は関東大震災の震災復興事業つくられたと案内に書いてありました。直線的に上る坂のため「男坂」と名付けられ、男坂の西側に位置する緩やかな坂は「女坂」と名付けられたとあります。が、女坂も急坂でした。
▼男坂を下り猿楽通りへ、そして女坂へ。
▼途中、猿楽通り沿道に「東京音楽大学発祥の地」という石碑がありました。東京音大は、現在、池袋の鬼子母神の近くにあります(記憶が間違ってなければ)。
▼女坂
▼女坂に面したコンクリート打ち放しの集合住宅、階段をうまく活かしていてとてもいい建物です。階段の途中途中から部屋にアクセスできます。緑の配置も下町の路地裏のような感じで、なかなかいい空間になってます。
女坂に上る手前に「未知谷」という小さな出版社がありました。窓に飾ってあった1991年~2000年のジロ・デ・イタリアのポストカードを見ていたら、中から会社の方が出てきて「よければ差し上げます」と言ってくれたのでもらってきました。それと、玄関先に艶めかしいポストカードがあったので、こちらもいただけないかとお願いしたところ、気前よく好きなだけ、というのでとりあえず5枚いただいてきました。Hな友人たちに配ろうと思います。
▼ベージュ色の建物が出版社の「未知谷」。 http://www.michitani.com/
▼1991年のジロ・デ・イタリアのポストカード
▼なんとも艶めかしい絵です。
再び猿楽通りに戻る
▼明治大学の「現代マンガ図書館」。ここにあったんですね。
猿楽通りを明治大学方面に歩きました。
▼錦華公園です。この公園は震災復興公園として整備された公園のひとつで、最近改修されたようです。左の坂を上っていくと山の上ホテルがあります。
▼神田・神保町界隈はなぜか讃岐うどん屋が多いんです。
以上、1時間30分の御茶ノ水散策でした。この一帯は驚くほど緑が多く、まさに都会のオアシスでした。