社会空間研究所 建築・まちづくり通信

社会空間研究所の所員が建築・まちづくりに関する情報等を気ままに綴ったブログです。
2007年6月からスタートしました。

ヘザウィック・スタジオ展を観に森美術館へ

2023-05-25 11:05:18 | 建築

■2023年5月23日、火曜日、雨

友人からのLINEで「ヘザウィック・スタジオ展」がいいらしい、というので早速行ってきた。

六本木ヒルズには基本用事がないので、中に入るのはこの日が3度目。

ヘザウィックさんについては、ニューヨークのハドソン川にできた公園・リトルアイランドの設計者であること以外何も知らず。

そんなわけで、ヘザウィックさんはランドスケープアーキテクトだと思いこんでました。

森美術館に行ってはじめて、ヘザウィック・スタジオが、世界が注目するデザイン集団であることを知った次第!!

そして、森ビルが手掛ける麻布台ヒルズの低層部のデザインを担当している事務所だということも。
で、森美術館でヘザウィック・スタジオ展を開催してるわけか。

会場にあるのは、基本的に模型とプロジェクトの解説ビデオですが、その中でヘザウィックさん自身が自分の建築に対する思い等をプレゼンしているものがありました。とても分かりやすく、かつ共感できる。その考え方をきちんと建物に落とし込んでいる気がする。
デザインもユニークでおもしろい。
ちょっと奇抜な部分もあるが、これは嗜好の問題なので仕方がない。ろくろを回して作るような壺的な形状が好きなようだ。

「ヘザウィック・スタジオ」の作品は建築雑誌「a+u」に特集号があります。

▽ハドソン川のリトルアイランド(ニューヨーク)。pierからの発想だ。

▽ハドソンヤードのランドマークとなっている「ヴェッセル」(ニューヨーク)。あ~、これもヘザウィックだったのか、って感じ。この発想はすごい!!

▽グーグルの本部?だったかな

▽アフリカ現代美術館(ケープタウン)。トウロモコシの巨大なサイロを上手にかつ大胆にいかしている。

▽シンガポールの理工系大学。プレゼンビデオで本人が多様な交流の生まれる大学づくりを目指したと言っています。

○○蒸留所

麻布台ヒルズ

▽麻布台ヒルズの低層部の計画をヘザウィック・スタジオが担当

それと、ヘザウィックさんとは関係ないが、森美術館52階からの眺めは最高だった。
自分の知っている建物を一つひとつ確認したり、いろいろな発見がある。

たぶん2・3時間は十分楽しめる。

みなさんも時間があったら「ヘザウィック・スタジオ展」と52階からの眺望を楽しんできてください。
当日は地図をお忘れなく!!

▽溜池山王・虎ノ門・神谷町方面(以下時計回り/一部ズーム)

▽赤い屋根は東洋英和

▽真ん中が一ノ橋ジャンクション

▽ヒルズのレジデンシャルタワー

▽内井昭蔵さん設計の元麻布ヒルズ

▽広尾ガーデンヒルズ

約6.6ha、建設年度は昭和57から61年、4~14階建て、全15棟1228戸。

日赤病院跡地に建ったわけだが旧日赤病院は広かったんだね~。残念ながら昔の日赤は知らない。

こうやって見ると、超高級マンション「広尾ガーデンヒルズ」もただの団地だ。

が1億円/戸(実際は1億円以上)とすると、ヒルズ全体で最低でも1228億円か。

▽渋谷方面

▽都営青山霊園方面

この墓地の広さは26ha。明治7年開設。もとは美濃郡上藩(現在の岐阜県郡上市)の藩主・青山家の下屋敷。

▽東京ミッドタウン方面

ヒルズを出て、霞町交差点~広尾~恵比寿駅まで歩いた。

▽広尾の商店街を抜けて恵比寿方面に向かったら渋谷川があった。

▽恵比寿2丁目。このあたりを歩くのは初めて。多少店舗はあるが基本住宅街。ゆるやかな坂の感じがいい。

▽「エビスネオン」、なんかいい響きだ。残念ながらピンボケだった。

▽この外壁はすごい!!このマンションは現役です。

▽恵比寿駅前にはベンチがたくさん置かれていた。ほかの駅も見習ってほしい。

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大山交差点から東北沢駅方面を散策

2023-05-12 15:24:58 | 代々木上原お昼さんぽ

■2023年5月10日、水曜日、五月晴れ

この日のお昼さんぽは、大山交差点~東北沢駅方面まで足を延ばしました。

 

【ドラマの撮影に出会う】

井の頭通りの小田急線のガードをくぐったところで、なんかのドラマ?の撮影をしていた。

監督さんらしき人が

「ここを二人が並んで歩いてきます」

とスタッフに声をかけていたが、俳優さんはどこかで待機していたようで、残念ながら会えなかった。

この路線バスも撮影用です。

ドラマの中で京王の路線バスが出てきたら撮影場所は、ここ代々木上原です。

【井の頭通りのケヤキ並木は美しい(大山方面)】

この季節、井の頭通りのケヤキ並木がきれいです。

東京ジャーミー周辺は沿道の建物のデザインも洗練されているので街並みが絵になります。

【和菓子屋さんとエジプト料理の店発見】

大山交差点を左に折れ、少し歩くと右側に落ち着いた店構えの和菓子屋さんを発見。

のれんに「ほさか」と書いてあります。

和菓子「ほさか」の反対側にはエジプト料理のお店がありました。

お昼をまだ食べてなかったので、入ろうと思ったのですが満席でした。

なんか美味しそうです。

お店の名前は「deli shopウチムラ」です。

大山の交差点から左に折れたところは現在都市計画道路を整備中です。

【東北沢駅前広場】

しばらく来ていなかったら、東北沢駅には駅前広場が整備されていました。

【大樹荘】

駅前のビルで食べたランチ、結構おいしかった。お店の名前は忘れましたが。

駅前の道をちょっと入ると「大樹荘」があります。

大樹莊についてはネットで調べても出てきません。

5・6年前は、

一帯はもと水戸徳川13代当主圀順公爵邸のあった地で公爵邸が玉川瀬田町(現・瀬田温泉山河の湯)に移ったあと

所有者が移転し、今は住友家評議員会の管轄。

というのが出てきたのですが、今は検索しても出てきません。

なんか気になる「大樹荘」です。

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マンションの修繕決議 出席者の過半数で決議

2023-05-09 16:31:26 | マンション

■2023年5月1日、日経新聞朝刊記事

マンションの共用部分などの修繕は、所有者で構成する管理組合の総会での決議が必要である。

しかし、物件管理に無関心な住人や別の場所に住んでいて連絡がつかない人がいると欠席者が多くなり、

欠席者から賛否表明がないと反対とみなすため、改修に必要な決議ができないケースがある。

そこで、マンションの修繕を促進させるため、分譲マンションの修繕決議案を

「現在の所有者の過半数の賛成から、出席者の過半数」で決議できるよう法改正を検討する。

今後法制審議会で議論し、2024年度にも区分所有法の改正を目指している。

【注:総会の成立について】

なお、総会は、実際に出席した人と、委任状や議決権行使書を提出した人の議決権総数の合計が

議決権総数の半数以上を超えないと成立しません。

※ちなみに、総数が100の場合、半数以上→50、過半数→51です。

▼2023年5月1日、日経新聞朝刊

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宮下公園(MIYASHITA PARK)に行ってきました

2023-05-08 21:01:24 | 公園

■2023年5月2日、火曜日、晴れ

ゴールデンウィークのはざまの5/2、天気が良かったので、仕事の合間に宮下公園に行ってきました。

平日でしたが渋谷はお休みモードでした。

▼タワーレコードのある交差点から見た宮下公園。横を埼京線が走ってた。

▼道路を跨ぐ部分は上下階を結ぶ階段になっています。2階建てのロンドンバス頻繁に通ります。

▼右側の建物(木の後ろのビル)は営団地下鉄の本社ビル。昔のままでした。

▼正面の最上階の赤い文字を見てどこのビルだろうと思ってよく見たら「kewpie」マヨネーズでした。な~んだ。

▼大きく育ったケヤキ並木の緑がとてもきれいです。

このあたり(明治通り沿い)は、30年ぐらい前に若者向けのアパレルショップ等が立地しはじめたものの、それほど人通りは多くなかった。しかし、その後、少しずつ増えてきて、今ではこんなに人が集まる場所になってしまった。しかも外国人まで。

▼「THE TOKYO TOILET 」プロジェクトのひとつ、安藤忠雄さん設計の神宮通公園トイレ。きれいなトイレのある場所・街はポイントが高い。

▼公園の北側に建つホテル棟

▼フロアマップ。この建物は3階建てで屋上が宮下公園。宮下公園は立体公園制度を活用して整備されました。

▼宮下公園のバーチャル空間というのもあるようです。QRコードからアクセスできます。

▼明治通り沿いから見た宮下公園。正確には公園は屋上部分のみで、ほかのフロアーは三井ショッピングパーク。そして端の高層棟がホテルsequence。デザインは軍艦をスケルトン化し、スマートな商業施設にリノベーションした感じでしょうか。

もしかして、屋上の公園の管理費は三井不動産が出している?確認してみます。

▼1階は高級ブランドショップが並んでます。

▼1階部分(渋谷駅側)には現代版のんべえ横丁「渋谷横丁」が配置されています。

▼各フロアーの通路にはいたるところに「座り場」「眺め場」が設けられ、お金を使わなくても、思い思いの時間を過ごすことができます。こういう場所があるのがこの施設の魅力です。

▼それれと上下階の移動空間がたくさんあるのがいいです。これにより空間の変化が楽しめ、回遊性が生まれている気がします。

▼既存の古い歩道橋と施設をじょうずにつなげています。

▼いたるところに「座り場」「眺め場」があって訪れた人を飽きさせません。ここからは山手線が見えます。外国人観光客も多い。

▼ホテルの公園とつながるフロアは公園利用者のためのカフェレストラン的な感じです。

▼ホテルのこのフロアでは、宮下公園のオリジナルグッズが販売されていました。結構オシャレです。

▼明治通りを挟んで宮下公園の反対側にあるこの再開発ビル、上層階は住宅でした。知らなかった。

▼「SHIBUYA WINERY」なる店舗を発見。最初読めませんでした。

▼ガード下の壁はきれいにペインティングされています。

以上、宮下公園訪問記でした。

【ひと言】

商業施設としてはおもしろいですがこれは公園ではないですね。デパートの屋上に遊園地があるのと同じです。

 

以下オマケです。

▼電力館はシダックスに代わり、かつて丸井の分館?だった建物はいつのまにか「NITORI」になっていた。オマエもか!!った感じです。

たまたま写真に写っているマリオカートですが、事務所のある井の頭通りを1日に何回も通過します。ノーヘルなので事故がないことを祈るばかりです。

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