社会空間研究所 建築・まちづくり通信

社会空間研究所の所員が建築・まちづくりに関する情報等を気ままに綴ったブログです。
2007年6月からスタートしました。

長野市はボランティアが盛ん 五輪のレガシー!!??

2016-10-25 19:18:25 | スポーツ・オリンピック

■10月25日 日経朝刊 「時流地流」

宇都宮市が全国45中核都市を対象に行った調査によると

社会福祉協議会に登録するボランティア団体数は

長野市が人口1,000人当たり3.4で1位。

2位 豊田市 0.98

この数字だけでは判断できないが、長野市の地域活動支援課は

「ボランティア意識が高まった長野オリンピックが一つの要因と考えられる」とみる。

2012年のロンドンオリンピックでは

開幕前までに英国全土で4300万人が文化プログラムに参加し

よく13年でも新たに10万人のボランティアが生まれた。

五輪のレガシーとして、スポーツだけではなく社会や文化、経済への貢献も

重視されるようになっている。

 

長野市の社会福祉協議会に登録するボランティア団体数の数字は確かにすごい。

日本は、イギリス以上に、社会や文化への貢献に力を入れないと、2回目のオリンピックを開催する意味がない。

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神戸市の東遊園地の社会実験 『アーバンピクニック』

2016-10-21 14:47:16 | 公園

公園シリーズ第3弾として、神戸市の「東遊園地」を取り上げます。

東遊園地は、神戸市役所の隣に位置する都心のシンボル的公園で、面積は2.7haほどあります。

ウィキペディアによると、

1868年に外国人居留遊園の名称で開園した日本で最初の西洋式運動公園で開園当時は外国人専用で

公園内には、ボウリング発祥の地の碑・近代洋服発祥地の碑などの各種の記念碑があるようです。

このような歴史を持つ、由緒ある?公園ですが、現在、にぎわいの創出に向け

  ◎グラウンド部分での芝生化実証実験

  ◎芝生広場を活用した公園の魅力を高めるプログラム

が社会実験として展開され、公園を核にした都市の活性化を目指しています。

具体的内容は以下のとおりです。

※神戸市の記者発表資料や「EAT LOCAL KOBE」公式サイト等の記載を引用したものです。

http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2016/06/20160614300201.html


1.芝生化実証実験

(1)実証実験の面積

  ・東遊園地グラウンド部 約2,500㎡

(2)実験の方法

  芝の種類や芝生保護材、土壌改良材を組み合わせ、10パターン以上の実験を行い

  日常的な利用や大規模イベント時における芝生の損傷具合やその後の回復の状況を検証

2.公園の魅力を高めるプログラムの展開

  公園の魅力を高めるプログラムを展開する事業者を公募により選定

  ↓

  にぎわい創出に寄与する新たなプログラムを展開

  ↓

  広報PR活動や事業の評価検証についても実施

■選定された事業者

 (一般社団法人)リバブルシティイニシアティブを代表とするグループ

■事業内容

【情報交流拠点、カフェの設置】

 芝生広場とパフォーマンス広場をつなぐ位置にシェイド(日陰)やベンチなどを備えた空間をつくり、

 スタッフが常駐することで人々やグループ間の交流を促す結節点となる情報交流拠点を設置

 また、公園でゆったり滞在していただくために、美味しいコーヒーやワイン、軽食などを提供するカフェを併設

 6月25日の芝生広場一部開放に合わせてオープンし11月上旬まで設置する予定(午前11時から午後7時 季節曜日によって変更あり)
 
【アウトドアライブラリー】

 一人一冊本を寄贈していただいて公園に屋外図書館をつくる「アウトドアライブラリー」を開設

 さわやかな風を感じながら、本を片手に芝生に寝そべり、ゆったりと読書を楽しんだり、語り合ったりできる空間

 開設は6月25日から11月上旬を予定
  
【プログラムの公募・実施】

 公園の新しい使い方、楽しみ方を発掘するため、東遊園地にふさわしいプログラムを広く公募し、

 文化、芸術、健康、子育て支援等幅広いジャンルのプログラムを実施

 プログラムの内容は以下のURLを参照してください。
 
http://urbanpicnic.jp/

 このプログラムで人気なのが「FARMERS MAKET」

 ”神戸に暮らし、ローカルを食べる” をテーマに

 神戸市各地から、毎回いろんな農家・漁師が参加。

 土曜日の朝、様々な人が公園の木々の下に芝生の上で

 参加した生産者との会話を楽しみながら買い物ができる。

 2016年も7月~12月まで土曜日に開催している。

 東遊園地の「FARMERS MAKET」はとてもオシャレ感があります。

 オープンと同時にファミリー、カップル、シニア層等年齢・性別を多くの人がつめかけるそうです。

 こんな公園、東京にも、是非欲しいですね~~。

 詳しくは以下のURLを見てください。

http://eatlocalkobe.org/

https://www.facebook.com/eatlocalkobe

※まだ、社会実験なのでどのような制度の中で実施しているのかわかりません。

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「ハーブカフェ ららら」のハーブ市と早野の農の風景

2016-10-17 20:59:13 | 里山

今回はうちの事務所で、地域振興のお手伝いしている川崎市麻生区早野地区のイベントの紹介です。

10月7日(金)川崎麻生区早野の「子の神社」の近くのにある『ハーブカフェ ららら』で

ハーブ市が開催されました。

当日は、近くにお住いの声楽家の辻端幹彦氏、大森寿枝氏のお二人によるコンサート、

多肉植物の寄せ植えアレンジメントが開催されたほか、

ハーブ苗、ハーブ製品、手作りジャム、地元早野農地管理組合による野菜等も販売され、

盛況のうちに終了しました。

▽当日のハーブ市の様子です
 

 
  
 

▽いま人気の多肉植物の寄せ植えアレンジメント教室です

 

▽早野農地管理組合の「早野野菜マーケット」(このエプロン、うちの事務所でデザインしました)
 

 
 
▽ハイビスカス(これがハイビスカスティになります。皆さんが知っている熱帯地方の花、ハイビスカスとは違います。
 

早野(川崎市麻生区)の秋の風景もお楽しみください。川崎市内にもまだこんな風景が残っています。大事に残していきたい風景です。

▽ちょうど稲刈りをやっていました。
 

 

▽はぐるまハーブ園の秋のハーブ

 

 

 

▽こちらは農家の育てているケイトウです。



▽里芋の葉っぱがこんなに大きくなっていました


 
▽聖地公園内の里山(東京農業大学の鈴木研究室のみなさんが管理及び植生のモニタリングをしています)

 

 

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TOTO通信 2016年秋号で取り上げられている『IRONHOUSE』がいい

2016-10-13 19:47:27 | 建築

TOTO通信2016年秋号の「現代住宅併走」で取り上げられていた『IRONHOUSE(丸ごと鉄)』がいい。

設計は椎名英三さんと梅沢良三さん(このTOTO通信で知ったが、お二人とも大学の先輩であった)。

梅沢さんは構造設計家。そして、この住宅は梅沢さんの自宅である。

細かなデティルはわからないが、外観のイメージから想像できない内観というかプランである。

地下1階のリビング、そして緑(緑化)が特にいい。

藤森先生に、

『建築緑化にはうるさいほうだが、野菜と果樹を含め、

これだけ多様な緑をちゃんとコントロールしている例はほかに知らない。』

とまで言わしめるのだから、かなり質が高い緑化なのである。

写真は↓

梅沢建築構造研究所HPでご覧ください。

http://www.use-web.co.jp/projects/706


考えてみると、TOTO通信が特集で「社会資源の発掘」として、

鉄道の高架下の活用等を取りあげるというのも次代の潮流を感じるなー。

TOTO通信だけじゃなく、最近は建築雑誌のコンテンツがかなり変わってきた気がする。

いま、ふと思ったが、廃刊になった「建築文化」や「都市住宅」はとてもいい本だった。

コメント (1)
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