社会空間研究所 建築・まちづくり通信

社会空間研究所の所員が建築・まちづくりに関する情報等を気ままに綴ったブログです。
2007年6月からスタートしました。

若手建築家に家の設計を任せる内田樹さんのメールに感動

2011-07-28 19:54:02 | その他

糸井重里さんのほぼ日刊イトイ新聞を見ていたら、

内田樹さんが若手の建築家に家の設計を依頼する話がでていました。

詳細は以下のURLをご覧ください。

http://www.1101.com/ourhome/index.html

その中で、内田さんが建築家に以下のようなメールを書いていました。

とても感動しました。

なかなかこんなこと言えないですよね。

以下、そのまま引用しました。

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最初から一軒丸ごと設計するのははじめて、
というのはよかったですね。
いずれにせよ、
どこかで最初の仕事は経験するわけですけれど、
それがうちの道場/住宅であるならば、
ぼくもうれしいです。
若い人にチャンスを提供するというのは、
年上の人間のたいせつな仕事ですから。

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ここからの話は、上の話とつながっているようなないような・・・・・。

昨日、学生時代の友人(建築学科卒)と3人で飲んで、

そのうちの一人が新卒を自給850円で雇用していたという話を聞いて、

それはひどいんじゃないの。それなりに図面もかける職能をもった人を

そんな賃金で働かせるなんて。昔の徒弟制度じゃないないんだからと言いました。

すると、教えてあげてるんだし、

それぐらいのハングリー精神を持って

そこから這い上がってこないようだと

この世界では生き残れないんだからと、いうのです。

そうすると、もう一人も俺もそう思うというのです。

ハングリー精神とか、がんばって這い上がるのはわかるのですが、

それと、850円で働かせるところが、なぜ結びつくのか?

ただ単に、お前の事務所は、それぐらいしか払えないだけでしょう。

と言いたかったけど、まあ抑えました。

教えてやっているなんて、いうのもおごりだと言いたい。

いい建築家になるためには、いろいろなものも見なくちゃいけないし、

本も読まなくちゃいけなし、吸収しなくちゃいけないものがたくさんあるわけで、

それが、例えば地方から出てきてアパート暮らしだったら、

そんな余裕(お金)ないでしょ!!

建築家はいいもの、好きなことをやって、なんとか食えればいいんだともいっていたなー。

そんなことを言っているから、設計事務所で働く人の給料が上がらないんだって。

長くなるからこのへんでおしまい。

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『水戸を元気に、街を劇場に』プロジェクトの紹介

2011-07-22 22:15:25 | まち歩き(関東(東京以外))

水戸芸術館から夏・秋のスケジュールが届きました。

7/29日から9/10まで

街を劇場にした面白そうなプロジェクトが開催されるようです。

水戸芸術館の広場やギャラリー、中心市街地にあるカフェやバーなど

さまざまな場所で公演を行う新プロジェクトで、

約30分程度の朗読やお芝居を水戸駅北口~大工町周辺エリアで楽しめる。

(といっても水戸を知らない人はどこのことかわかりませんよね)

出演は

専属劇団ACMのほか、水戸を中心に活動する劇団です。

現代美術ギャラリーで開催する「カフェ・イン・水戸2011」や

商店会・商工会などとも連携し、水戸の街ににぎわいと活気を生み出す2か月間です。

詳細は以下のURLで

http://arttowermito.or.jp/theatre/theatre02.html?id=556 

 

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お国自慢、おらがまち自慢をいろいろ集めると面白いかも

2011-07-09 10:50:55 | その他

都市計画家協会の「まち歩き観光ビジネス研究会」に所属しているのですが

(最近、ちょっと参加していませんが。すいません)

以前、そこで、お国自慢、おらがまち自慢等々

いろいろやっていくと

結構、知らない面白い情報が集まってくるんじゃないか

という話があって、その後プロジェクトは進まなかったのですが・・・。

でも、いまだとこれだけfacebook等をやっている人が多く

すごいネットワークができているわけだから、このネットワークを使って、

雑誌では紹介されていないような、

お国自慢、おらが町自慢、出張・旅で見つけた素敵な場所・お店・お土産、元気な街、美しい街、まちづくりの面白いグループがいるまち等々

の情報を集めて、冊子にするとか、毎年表彰するとか(ただし、表彰式はちょっと素敵な場所でやる)、みんなが行きたくなるような場所のツアーを組んで出かけていくとか、いろいろなことがやれそうな気がするのですが、どうでしょうかねー。

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流行色について

2011-07-05 20:44:34 | 気ままに

街中のポスターや車内広告等をよく見てみると、

洋服の流行色と同じように、

その年(季節)の流行色があることがわかる。

ちなみに、今は(節電ブルー)である。

地球環境が叫ばれたり、

ロハスな生活が話題になった時は

(話題というのは適切ではないかもしれないが)

が氾濫していた。

ピンクがやたら使われた年もあった。

さて、次の「流行色」はなんだろう。

もしかしたら、街中の流行色で時代背景が語れるかもしれない。

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西武線と小田急線のデザインセンスの違い

2011-07-04 21:22:52 | その他

現在、西武池袋線富士見台から、代々木上原まで通勤しています。

通勤ルートは、西武池袋線「富士見台」から「池袋」、「池袋」から山手線で「新宿」、「新宿」から小田急線で「代々木上原」です。

そこで、いつも感じるのは、西武線と小田急線の駅舎やサイン計画、関連ポスター等のデザインの差です。

残念ながら、小田急線のデザインの方が圧倒的にいいのです。

なぜこんなに違いがあるのだろうかと、つくづく思ってしまうぐらい差があります。

これは、企業のビジョンとか、鉄道を通してのまちづくり、ブランディングの考え方が基本的に違うのでしょうか?それとも、単純に、代々、この関連部署の担当社員のデザインセンスがひどいのでしょうか?

極端に言ってしまうと、西武鉄道は基本的に、駅が持つべき機能があり、それが収まる箱があればいいとしか考えてないのではと疑ってしまいます。

その点、小田急線は駅舎やサイン計画等を通してイメージアップを図り、小田急線沿線の住宅地としてのブランディングを高めることをきちんと考えているように思えます(当たり前ですが)。

ちなみに、東京の鉄道沿線と住宅開発に関する話は、「郊外住宅地の系譜」という本に詳しく書かれています。この本、結構面白いです。たしか鹿島出版会から出ていたと思います。

ほかに「近代日本の郊外住宅地」という本もあります。

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