「防衛戦略四つの『弱点』」ー総合研究大学院名誉教授・池内了氏の意見

　今日の東京新聞には、総合研究大学院名誉教授・池内了氏が、「防衛戦略四つの『弱点』として、書いている。長い文章ですので、要点を記して、紹介します。

「既成事実」覆す口火に
総合研究大学院名誉教授・池内了氏の意見の意見

　防衛戦略の四つの｛弱点」

第一の弱点

　第一の弱点は食料安全保障に関わることで、「多くを海外から輸入に依存するのがわかが国の食料安全保障のリスクが顕在化している中、食料供給の構造を転換していくことが重要」と述べていることだ。
　食料自給率の異常な低さを十分知悉しているくせに、武器を大量に買い込む愚については何もいわない。

第二に弱点

　第二の弱点は、海岸線に６０基もの原発を建設している日本だから、原発が真っ先に攻撃対象になえうことは明らかなのに、「国家安全保障戦略」では「原子力発電所等の安全確保」としか言ってないことだ。何しろ原発は「生活関連施設」なのである。
　「原子力発電所が多数立地する地域等において、関係機関と連携して訓練を実施し、連携要領をを検証するとともに、原子力発電所の近傍における展開基盤の確保等について検討の上、必要な措置を講じる」とあるが、何をいっているのかさっぱりわからない。原発への攻撃はお手上げなのである。

第三の弱点

　第三の弱点はセクハラ問題である。昨年、勇気ある元女性隊員が自衛隊内でのセクハラ被害を告発し、防衛省は大慌てで関係者を処分して火消しに走ったことを、三文書において大きく取り上げている。
　実は自衛隊は長年隊員不足に悩んでいる上に、ドローンなど無人の装備品が増えていることもあって、女性隊員を多く採用するように力をいれてきた。その渦中のセクハラ事件だから女性隊員の募集に支障が生じるとあって、「国家安全保障戦略」で「ハラスメントを一切許容しない組織環境や女性隊員がさらに活躍できる環境を整備する」と言わざるを得なくなった。（略）

　第四の弱点

　第四の弱点は、ここ数年軍事生産から撤退する企業が増加していることで、それをどう引き留めるかを喫緊の課題として言及せざるを得なくなっていることだ。

　まとめ

　いろいろいろな工夫をして防衛戦略の弱点を衝いていく方策を考えるのはいかがだろうか。

岩瀬駅西側踏切（真壁第４）のレール工事が３月１日から始まります

　この工事は、私の３月議会の一般質問でも取り上げる予定ですが、岩瀬駅西側踏切（真壁第４）のレール工事が３月１日から始まります。
　この踏切は、通過した方はお分かりと思いますが、踏切のレールが、「ゴットン、ゴットン」と大きな音が出るのです。
　そこで、私は、「こんな大きな音が出る」の危険だから、市に、JRに改善を申し入れるよう、質問通告してありました。
　看板の説明には、３月１日から５日にかけて、「通行止め」にして、工事をするとなっていました。