菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

しんぶん赤旗「茨城・古河 非民主的な議会運営 『出席停止』の党市議ら訴え」の見出しで報道

2023年02月09日 17時57分18秒 | 日本共産党
 今日のしんぶん赤旗は、昨日の古河・秋庭市議らが訴えた裁判を「茨城・古河 非民主的な議会運営 『出席停止』党市議ら訴え」の見出しで報道しています。紹介します。

茨城・古河 非民主的な議会運営 
『出席停止』の党市議ら訴え」


 茨城県の古河市議会で針谷市長の海外旅行をただしてきた市議2人を、市議会が出席停止の「懲罰」にしたのは違法だとして、古河市に220万円の損害賠償をもとめた裁判の第1回口頭弁論が8日、水戸地裁下妻支部(渡辺力裁判長)でありました。原告は多数派による恣意的、非民主的な議会運営を問う」としています。

 訴えている市議は、日本共産党の秋庭繁さんと「市民ベースの会」の増田悟さんです。
 秋庭さんは、昨年3月定例会の冒頭で、ロシアによるウクライナ侵略について市議会での非難決議を呼びかけたことが「議会の品位、権威をおとしめた」として出席停止5日の懲罰を受けました。
 増田さんは2020年に針谷市長のタイ旅行に関する議会での質問をビラにしたことで4日の出席停止となりました。

 2人は、これまで市議会で針谷市長と有力市議がタイ旅行をした際、市の入札業者が同行した疑惑を取り上げていました。秋庭さんは21年に、市議会の非民主的運営を指摘して1日の出席停止とされています。

 裁判では、原告2人が陳述しました。秋庭さんは「県議会でも非難決議を上げたのに、市議会で動きがないので、冒頭ふれた。市議の職務を果たすためであり、発言は数分だ。私は議案質疑は欠かしたことがなく、市長に直接聞くことができる唯一の機会を失い残念だ」と訴えました。

 増田さんは「議員の仕事は、市政の監視、政策提案。質問で市長に迫り、行動もチェックするのは当然だ」と述べました。市は棄却を求め、争う姿勢です。

 閉廷後、秋庭さんは「懲罰で市議会が委縮し、自由に質問できない状況を市民にしってほしい」と語りました。

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「今さらN分N乗?」ー三木義一氏が嗤う

2023年02月09日 15時30分57秒 | 日々の雑感
 この前、国会中継を見ていたら、立憲民主も、日本維新も、国民民主も、「N分N乗」の実施の大合唱でした。私は、何のことかわからなかったのですが、今日の東京新聞・本音のコラム欄は、税理士の三木義一氏、「今さらN分N乗?」と題して、書いていますので、紹介します。

「今さらN分N乗?」
 三木義一


「ご隠居、N分N乗って何です?」
「ああ、あれは所得税を計算する際、日本のように個人毎の計算ではなく、家族単位で計算する仕組みじゃ。夫が方稼ぎで800万円の所得があり、夫婦と子ども3人の家族の場合、家族数Nは4になる(第1子、第2子はそれぞれ0・5人分とする「)。800万円を4人で稼いだとするから、1人200万円だ。この低い所得の税額をN=4倍するわけじゃ。結果、超過累進税率の影響で800万円の税額と比べるとすごく安くなる。他方、家族4人が働き、200万円ずつ稼いでいる家庭の負担は変わらないことになる」

 「てえことは、方稼ぎで、所得の多い家庭が恩恵を多く受ける?」
 「そうじゃ。少子化を脱したフランスの古い制度で、国会で盛り上がおるようだが、何でいまさらと言いたくなるの」
 「おや、ご隠居は反対なのですか?」
 「この方式よりは、子供1人当たりの税額控除をする方がいいし、さらに直接手当支給する方がより庶民に有利で、効果的なんだ。政府が自らの『愚か者』さに気づいて手当を厚く支給しようとしているときに、富裕層に減税効果の大きい仕組みを入れて、財源を減らそうとするのか、わけがわからん」
 「てえと、少子化対策としては?」
「笑止千万じゃの」
(青学大名誉教授)

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