菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

自・公の軍事費43兆円増へ怒りー「国民は猿かー前川喜平氏の怒りのコラム」

2022年12月18日 14時32分37秒 | 国政
 自・公の軍事費43兆円増へ怒りが広がっている。今日の東京新聞・本音のコラム譚は、前川喜平氏が、「国民は猿か」と題して書いている。紹介したい。
 
 国民は猿か
 前川喜平


 宋の狙公は猿を飼っていた。その猿たちに栃の実を「朝に3つ暮れに4つ与える」と言ったら猿たちは怒ったが、「朝に4つ暮れに3つ与える」と言ったら喜んだ。
 きっとこの猿たちは、「朝に4つ暮れに3つ奪う」と言ったら怒るだろうが、「朝に3つ暮れに4つ奪う」と言ったら仕方ないと納得するのだろう。
 大軍拡の財源をめっぐって与党内で繰り広げた騒動はこの猿たちを思いださせた。猿芝居をしているという意味では、与党政治家は猿のようなものだ。問題は彼らが納税者である国民を猿扱いしていることだ。

 向こう5年間で軍事費に費やすと岸田政権が決めた43兆円は、とどのつまりすべて国民の負担だ。いつどのように負担させれば国民を納得させられるか、つまりどうすれば国民を最もスムーズに国民を騙せるかのあった。

 1兆円を増税、残りを歳出改革などで生み出すという岸田氏の財源構想が朝三暮四だったとすれば、すべてを国債で賄えという萩生田政調会長や高市経済安保担当大臣の主張は「朝に3つ暮れに4つ与える」と言った」だ。
 与党税制大綱では、法人税、所得税、たばこ税で1兆円増税する方針は示したが、その時期は「24年以降の適切な時期」に先送りされた。朝零暮七派に押し返された結果だ。猿扱いされた国民は怒らなければならない。
 (現代教育行政研究会代表)

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