スパコン「富岳」で作るLLM研究の現状 富士通は生成AIビジネスをどう戦うのか
生成AIブームの今、注目のキーワードが「基盤モデル」だ。大量のデータを事前学習したAIモデルのことで、少しのチューニングを施せば、さまざまなタスクに対応できる。米OpenAIの「GPT-4」といった生成AIも包含する概念だ。
さまざまな企業が生成AIを使った業務効率化を試行錯誤する中、各AIベンダーたちの間では基盤モデルの開発競争が激化している。そこでこの特集では、基盤モデルを開発するAIベンダーに一問一答メールインタビューを実施。開発状況や独自の強みなどを探っていく。理化学研究所などとともにスーパーコンピュータ「富岳」を使った大規模言語モデル(LLM)の開発に取り組む富士通に話を聞いた。