最適化問題に対する超高速&安定計算

大規模最適化問題、グラフ探索、機械学習やデジタルツインなどの研究のお話が中心

疎計算とマルチコア

2010年09月23日 02時24分37秒 | Weblog
Opteron (Istanbul) 4-way マシンだと密計算ではなかなか性能が上がらずに全てのコアを使う前に飽和してしまうのだが(問題1:mcp2000-10.dat-s)、疎計算の方は豊富なメモリバンド幅を利用する形でマルチコアでの計算に持っていけば以下のように性能向上が期待できる(FH2+.1A1.STO6G.pqgt1t2p.dat-s)。今後登場が予想される1マシンで 48 コアあるいはそれ以上のコアでも期待が持てる内容である。

SDPA 7.3.2
○問題1:mcp2000-10.dat-s
18コア:56.7s
24コア:1m0.1s

○問題2:FH2+.1A1.STO6G.pqgt1t2p.dat-s
18コア:1m16.8s
24コア:1m5.8s

○計算サーバ
CPU : AMD Opteron 8439 (2.80GHz / 6MB L3) x 4 (24コア)
Memory : 128GB (32 x 4GB / 800MHz)
OS : Fedora 13 for x86_64
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