最適化問題に対する超高速&安定計算

大規模最適化問題、グラフ探索、機械学習やデジタルツインなどの研究のお話が中心

LAPACK 3.2.2 と SDPA

2010年09月06日 02時12分44秒 | Weblog
現時点での LAPACK の最新版は Ver. 3.2.2 となっている。通常 SDPA で用いている LAPACK 3.1.1 と比較すると一部の関数(Cholesky 等)で計算の数値精度が向上しているようだ。全ての問題に対して効果が見られるわけではないが、以下のようにグラフ分割問題の SDP に対しては、最適解(pdOPT)が得られることが多くなっている。

1: SDPA 7.3.2 + GotoBLAS2 1.13 + LAPACK 3.1.1
○gpp500-1.dat-s : pFEAS
○gpp500-2.dat-s : pFEAS
○gpp500-3.dat-s : pdOPT
○gpp500-4.dat-s : pdOPT

2: SDPA 7.3.2 + GotoBLAS2 1.13 + LAPACK 3.2.2
○gpp500-1.dat-s : pdOPT
○gpp500-2.dat-s : pdOPT
○gpp500-3.dat-s : pdOPT
○gpp500-4.dat-s : pdOPT
コメント (2)
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