最適化問題に対する超高速&安定計算

大規模最適化問題、グラフ探索、機械学習やデジタルツインなどの研究のお話が中心

最高速スパコン競争

2005年10月30日 18時29分16秒 | Weblog
毎年この次期になると SC2005 で発表される TOP500 のリスト入りを狙って高速な計算機の発表が多く行われる。
まずはブルージーンの更新から、目的は相変わらず精密な核実験シミュレーションと備蓄核兵器の経年劣化の計算である。

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スパコン開発競争…米が最速機導入、日本も次機着手へ

米エネルギー省の核安全保障局が、最高で毎秒280兆6000億回の計算処理可能な世界最速のスーパーコンピューターなど2台を、同省傘下のローレンスリバモア国立研究所に導入し、近く実運用に入ると発表した。


次は日本の京速計算機。こちらは主担当機関が理化学研究所に決定だが、結局オールジャパンになるのだろう。
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「汎用京速計算機」は人体シミュレーションを目指す

計画は2006年度から2012年度まで7カ年。ソフト、ハードの研究開発を産官学共同で進め、2010年度、TOP500に使われるLinpackベンチマークで、「地球シミュレータ」(35.9TFLOPS)の250倍以上となる10PFLOPSの達成を目指す。10P=1京にちなんで「汎用京速計算機」と呼んでいる。


富士通は別組織、別思想で競争に参戦予定。
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富士通、2010年度末に地球シミュレータの75倍の性能を持つスパコン目指す

富士通は6月22日、2010年度末にPFLOPS(ペタフロップス)級の演算性能を持った次世代スーパーコンピュータを稼働させることを目標に、要素技術の研究開発を進めていくと発表した。2004年10月に富士通研究所に設置した「ペタスケールコンピューティング推進室」が研究開発の中心となる。
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