最適化問題に対する超高速&安定計算

大規模最適化問題、グラフ探索、機械学習やデジタルツインなどの研究のお話が中心

ハイブリッドカー

2005年10月22日 14時17分29秒 | Weblog
東京モーターショー2005などでも注目を集めているハイブリッドカーであるが、当然燃費が良いのが最大のセールスポイントである。例えばトヨタのアルファード(2400cc)は、10・15モードで 9.7km に対して、アルファードハイブリッドは 17.2km である。発進時には、モーターが単独で駆動する。徐々に速度が上がってくるとエンジンも動き出し、適宜発電も行う。減速時はエンジンを停止させてモーターは発電しバッテリーを充電している。
そのためストップ・ゴーが多い市街地走行では相当燃費が良くなるようだ。もし何らかの理由でバッテリーが切れたら単なるガソリンエンジン車になるわけであり、高速走行時も基本的にエンジンのみで駆動している。だからずっと高速道路を走っていればハイブリッド車のメリットはほとんどないというか、一般的にはハイブリッド車の方が重量が重くなるのでかえって不利なこともあるという。
バッテリー関係の制御は大変だと思うのだが、最近では化学系の研究者も巻き込んで、バッテリー内部の化学変化を分子レベルのモデルを作って計算やシミュレーションを行う研究がさかんに行われているようだ。さすがに注目されている産業はお金のかけ方も相当違うと感じる。
コメント
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